過去の投稿を「古い順」で見たいのに、X(旧Twitter)ではなぜかうまく並べ替えができない…そんな経験はありませんか?実は多くのユーザーが、過去のツイートを時系列で追いたいというニーズを抱えており、それには明確な理由と背景があります。本記事では、X公式の仕様から、Twilogなどの外部ツールの使い方、さらには検索コマンドやAPI活用術まで、さまざまな角度から「古い順に並べる方法」を徹底解説します。
1. はじめに:「x 古い順」と検索するユーザーが本当に求めているものとは?
X(旧Twitter)で「x 古い順」と検索するユーザーがいます。この検索行動の背後には、単なる興味や好奇心ではなく、明確で切実なニーズが存在しています。多くのユーザーは、自分または他人のアカウントが最初にどんなポスト(ツイート)を投稿したのかを見たい、あるいは時系列でコンテンツの流れを把握したいという思いを抱えています。
ところが、現在のXには公式に「古い順」に並び替える機能が存在しません。そのため、多くの人が非公式な方法や外部サービスを使って、この課題をなんとか解決しようとしているのです。
1-1. 「古い順に並べたい」ニーズの背景と代表的なユースケース
まず、このニーズがどこから来るのかについて考えてみましょう。最も多いのは、自分自身や有名人の過去の発言を掘り返したいという動機です。たとえば、アカウントを開設した直後に何をつぶやいていたのか、どのように考えが変化してきたのかを知るために、古い投稿から順番に見たいと考える人が多くいます。また、インフルエンサーや企業アカウントの成長の軌跡をたどるという使い方もよく見られます。キャンペーンや炎上の「最初の投稿」を探る調査目的、または個人的なノスタルジーに浸る目的もありますね。
さらに、マーケティングや研究、報道分野では、時系列でツイートを分析するニーズも存在します。例えば、あるトピックが初めて投稿されたのはいつか、あるハッシュタグがどのように拡散していったのかなど、時間の流れを追うことが重要な場面は意外と多いのです。このように、「古い順に並べたい」という要望は、単なる利便性の話ではなく、多様なユーザーの行動目的に深く関係しているのです。
1-2. なぜX公式には「並び替え機能」が存在しないのか?仕様の理解
意外に思われるかもしれませんが、X公式には「古い順に並べる」機能が一切存在しません。これは仕様の問題であり、意図的に排除されていると考えられています。Xのタイムラインはリアルタイム性とエンゲージメントを重視したアルゴリズムで構成されており、古い順に遡るという使い方自体が設計思想から外れているのです。
また、Xでは過去のポスト(ツイート)を大量に保存・提供する仕組みにも制限があります。たとえば、自分の投稿履歴であっても、表示可能なポスト数には上限(3,200件)があります。これはサーバー負荷の軽減やプライバシー保護の観点から設けられている制限です。このため、公式機能だけでは過去の全投稿を見たり、並び替えたりすることが難しいのです。
それでは、どうすれば古い順に投稿を見られるのでしょうか?ここで登場するのがTwilog(ついろぐ)です。TwilogはXのアカウントと連携し、ポストをブログ形式で保存・表示してくれる外部サービスです。年月別のアーカイブ機能や、キーワード検索、並び替え表示などが用意されており、「古い順に見たい」というニーズに非常に適した仕組みを提供しています。
ただし、Twilogでもすべてのケースに対応できるわけではありません。たとえば、鍵アカウントは表示できず、3,200件を超えるポストがあるアカウントでは最初の投稿までさかのぼれないことがあります。それでも、現在のXの仕様の中では、Twilogや高度な検索を組み合わせて使うことが、最も現実的な解決策となっています。
2. Twilogの使い方完全マスター:もっとも簡単に古い順を実現する方法
2-1. Twilogとは?サービスの基本概要と無料でできること
Twilog(ツイログ)は、X(旧Twitter)と連携して投稿をブログ風に表示してくれる、とっても便利な無料サービスです。仕組みはシンプルで、あなたのツイートを日付順に蓄積してくれます。そのため、あとから過去の投稿を見返したり、古い順に並び替えたりすることが簡単にできるようになります。
特徴的なのは、アカウントの登録やログインが不要な点です。連携さえしてしまえば、すぐに誰でもツイート履歴を一覧でチェックすることが可能になります。また、「つぶやきの多い時間帯」や「よく使うキーワード」など、統計的な情報も表示されるので、自分のアカウントを振り返るにもぴったりです。
ただし、鍵アカウント(非公開アカウント)の内容は表示されないので、その点だけは注意が必要です。
2-2. アカウント連携と投稿一覧の取得ステップ
Twilogを使い始めるには、まずXアカウントとTwilogを連携する必要があります。これは公式サイト(https://twilog.togetter.com/)にアクセスして、「ログイン」または「登録」ボタンからスタートできます。
連携の流れはとても簡単で、Xのログイン情報を使って許可を出すだけ。すると、過去のツイートが自動的にTwilog側に読み込まれ、一覧として表示されるようになります。取得されるのは、Xの仕様上過去3,200件までです。それより古いツイートは見ることができないので、初期の投稿が見たい方はこの点も押さえておきましょう。
2-3. 並び替え機能の活用方法(古い順・新しい順)
Twilogで一番うれしいのは、ツイートを「古い順」に並び替えて閲覧できる機能があることです。これは、ページ上部にある「並び替え」オプションで簡単に切り替えることができます。デフォルトでは新しい順になっているので、「古い順」に変更すれば、アカウントの最初期の投稿から順に見ていけます。
たとえば、友達のアカウントをTwilogで開き、「古い順」に並び替えると、その人が最初にどんなことを投稿していたかがすぐにわかります。この機能を使えば、自分のアカウントの歴史を振り返ったり、他人の過去の傾向を知ることもできちゃうんです。
2-4. 月別アーカイブ・キーワード検索・カテゴリ機能の実用例
Twilogには、投稿を月ごとに整理して表示する「月別アーカイブ」機能もあります。「この月に何をつぶやいていたか知りたいな」と思ったら、該当する年月をクリックするだけで一覧表示されます。過去の特定の時期をさかのぼって確認するのにぴったりです。
さらに、「≡」メニュー内にある「ポスト検索」機能を使えば、特定のキーワードを含むツイートをすぐに探し出すことが可能です。たとえば「旅行」と検索すれば、「旅行」という単語を含む投稿だけが絞り込まれて表示されます。これは日記的にXを使っていた人にとって、過去の思い出を簡単に見つけられる大きな助けになります。
また、Twilogではツイートをカテゴリ分けすることもできます。「映画」「仕事」「日常」といったカテゴリで自動的に分類されるので、目的の話題を素早く見つけやすいです。
2-5. Twilogの制限事項と対応できないケース
Twilogはとっても便利なサービスですが、いくつかの制限事項もあります。まず、X側の仕様により、取得できるツイートは直近3,200件までという上限があります。つまり、これを超えてしまうほど多く投稿している場合、最初のツイートにはTwilog上ではたどりつけないのです。
また、先ほども触れたように鍵アカウントの投稿は取得できません。これはセキュリティ上の理由による制限ですので、閲覧したい場合は相手が公開アカウントである必要があります。
さらに、Twilogで取得された投稿はリアルタイムで更新されないことがあります。そのため、最新の投稿が表示されていないと感じた場合は、少し時間をおいてからアクセスしてみてください。または、定期的にTwilogを開いてデータを更新させることで、情報を新しく保つことができます。
まとめると:Twilogは誰でも簡単に使える優秀な履歴検索ツールですが、すべての状況に対応できるわけではないということです。
3. 高度な検索機能を駆使して古いポストを狙い撃ち
X(旧Twitter)で「古い順」にポスト(ツイート)を探すには、高度な検索機能を上手に使うことがとても大切です。特に、ユーザー名・日付・キーワードを組み合わせることで、かなりピンポイントな投稿まで絞り込むことができます。ここでは、Xの高度な検索機能を最大限に活用して、目的の「昔の投稿」にすばやくたどり着く方法をご紹介します。
3-1. 高度な検索ページの場所と使い方
まずは基本ですが、Xの高度な検索ページには以下のURLからアクセスできます。https://twitter.com/search-advancedこのページでは、検索条件を細かく指定できるので、使い方をマスターするとまるで探偵のように投稿を見つけ出すことができますよ。
具体的には、次のような入力欄が用意されています。
- すべてのキーワード
- 正確なフレーズ
- 除外するキーワード
- 特定のアカウントから送信されたポスト
- 期間(開始日と終了日)
これらを上手に組み合わせることで、「○○さんが2022年5月に書いた、リンク付きの投稿」など、非常に具体的な条件で検索が可能です。
3-2. 日付指定・キーワード指定・アカウント指定の応用例
たとえば、「@openai_japan」というアカウントが2023年5月にどんな投稿をしていたかを調べたい場合は、次のように設定します。
・キーワード:空白でも可(何も入れないことで全投稿を拾える)
・アカウント:from:@openai_japan
・日付:2023年5月1日~2023年5月31日
このように設定して検索を実行し、結果をスクロールしていくと一番古い投稿が一番下に表示されます。つまり、スクロールすることで擬似的に「古い順」が実現できるというわけです。なお、最初の投稿がなかなか見つからない場合は、日付の幅を狭めたり、プロフィールで登録時期を確認したりするのがおすすめです。
ちなみに、Xでは過去に「Discover your first Tweet」という便利な機能もありましたが、今は使えなくなっています。その代わりに、このような手動検索が必要になるのです。
3-3. 「返信除外」や「リンク付き投稿のみ」などフィルター技
さらに上級者向けのテクニックとして、返信を除外するオプションや、リンク付き投稿のみを表示するフィルターがあります。これらは、検索ページの「これらの投稿を含める/含めない」のチェックボックスや、検索コマンドの工夫で設定できます。
たとえば、次のようなコマンドを直接Xの検索バーに入力することで、高度な検索が可能です。
from:@openai_japan since:2023-05-01 until:2023-05-31 -filter:replies filter:links
このコマンドの意味は、「2023年5月1日から31日までに@openai_japanが投稿した、返信を除いたリンク付きポスト」という条件です。こうした工夫により、目的の投稿にたどり着く時間をグッと短縮できます。
ただし、アカウントが投稿を削除していたり、鍵アカウントの場合は表示されない点に注意してくださいね。また、Xの仕様変更により一部の検索結果が変わることもあるため、何度か検索条件を調整することも大切です。
4. 検索コマンドを使ったピンポイント探索術
X(旧Twitter)で「古い順」に投稿を探したいとき、検索コマンドを上手に使えば、かなりピンポイントで目的のポストにたどり着けるんです。
とくに、アカウントの最初のポストを探したい人や、過去の投稿を時系列でじっくり見たい人には、このテクニックがとても役立ちます。
ここでは、検索コマンドの使い方から、具体的な組み合わせ例、さらにアカウント作成日から絞り込む方法、表示されない原因まで、ひとつひとつ丁寧に解説していきますね。
4-1. 検索コマンドの基本構文と使い方
検索コマンドを使うと、X(旧Twitter)上での検索精度がグッと上がります。
まず覚えておきたいのが、以下のような構文です。
from:@ユーザー名 since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD
たとえば、@example_user の2024年5月1日から6月30日までの投稿を探したいときは、
from:@example_user since:2024-05-01 until:2024-06-30
と入力します。
この方法は、古い順に並べる明確な機能がないXにおいて、投稿を時間軸で絞る唯一の手段とも言えます。
検索結果は基本的に「新しい順」に表示されますが、期間を狭くすることで最初期のポストを見つけやすくなります。
4-2. from:@ユーザー名 + since: + until: の組み合わせ例
実際の組み合わせ例を見てみましょう。
たとえば、2023年1月にアカウントを開設したユーザー@kuma_mamaの最初の投稿を探したいとします。
この場合は、プロフィールなどからアカウント開設月を確認したうえで、次のように入力します。
from:@kuma_mama since:2023-01-01 until:2023-01-31
このように、月単位で期間を区切ると、検索結果のスクロール量を減らせて効率的なんです。
さらに、「filter:replies」を追加して、リプライを除外することも可能です。
from:@kuma_mama since:2023-01-01 until:2023-01-31 filter:replies
こうすると、自分から発信した投稿のみが出てくるので、より見つけやすくなります。
4-3. アカウント作成日を確認する方法と検索範囲の絞り方
検索をより効率的にするためには、アカウントの作成日を把握することが大切です。
アカウント作成日は、プロフィールページの「参加日」などで確認できます。
たとえば「2022年10月から参加」と表示されていれば、その月から検索をスタートしましょう。
次に、検索範囲を1か月単位または2週間単位に絞ることで、表示件数が抑えられ、最初の投稿を見つけやすくなります。
検索範囲を狭く設定したうえで、from:@ユーザー名 + since: + until: を試してみてください。
また、投稿数が3,200件を超えている場合、Xでは過去の投稿が一部検索対象から外れてしまう可能性があります。
このような場合は、Twilogという外部サービスを併用すると良いでしょう。
Twilogでは月別・キーワード別に投稿を探せて、古い投稿にもアクセスしやすくなります。
4-4. よくある失敗と表示されない原因(非公開・削除・API制限など)
検索結果が「何も表示されない…」というとき、いくつかの原因が考えられます。
まず第一に、アカウントが非公開(鍵付き)の場合、ログインしていない状態では検索結果に表示されません。
また、投稿自体がすでに削除されていることも考えられます。
さらに、XにはAPI制限があります。
特に大量の検索やアクセスが続くと、一時的に検索が制限されることもあります。
その場合は時間を空けて再検索してみるのがベストです。
それでも見つからない場合は、期間の指定(since/until)の範囲を広げてみましょう。
また、@ユーザー名の入力ミスや、日付の書式間違いもよくある原因ですので、もう一度確認してみてくださいね。
5. 投稿数3,200件超アカウントへの対応策【Twilog非対応時】
Twitter(現X)のポスト数が3,200件を超えるアカウントでは、Twilogといったツールでも古い投稿の全てを表示できないという壁にぶつかります。この制限に直面した場合、どんな方法が有効なのか?手作業でスクロールするのは現実的ではないですよね。ここでは、そのような状況で取れる4つの具体的な対応策について、順を追ってわかりやすく解説します。
5-1. なぜ3,200件が限界なのか?仕様と制限の理由
まず理解しておきたいのは、X(旧Twitter)にはAPIの仕様上の制限があるということです。現行の公式Twitter APIでは、各アカウントに対して取得できる過去ポスト(ツイート)の最大件数は直近3,200件までに制限されています。
この制限は、Xが提供しているREST APIの「user_timeline」エンドポイントに由来しており、特定ユーザーのタイムラインを取得できる最大件数が固定されているのです。このため、Twilogのようなツールでもアカウント全体の古いポストにアクセスできるのはこの範囲にとどまります。それ以上の投稿は表示・検索の対象になりません。
つまり、3,200件を超える投稿があるアカウントの最初期のポストを探す場合は、Twilogでは限界があり、他の手段を検討する必要が出てきます。
5-2. Wayback MachineやGoogleキャッシュを使うアプローチ
Twilogに頼れないとき、強力な代替手段となるのがWayback Machine(ウェイバック・マシン)とGoogleのキャッシュ機能です。これらは過去のWebページを保存・閲覧できる仕組みで、X(Twitter)のプロフィールや個別ポストの履歴が残っている場合もあります。
Wayback Machineを利用する際は、次のURLで対象ユーザーのプロフィールページを入力して検索します:https://web.archive.org/
運がよければ、数年前のTwitterページが保存されていて、ポストが時系列で確認できることがあります。特に、アカウントが話題になったタイミングやバズった投稿の前後にアーカイブが残っている可能性が高いです。
また、Googleで「site:twitter.com/ユーザー名」などと検索し、キャッシュ表示をクリックすることで、一定期間内のページスナップショットが確認できます。ただし、こちらは更新頻度が低く、すぐに上書きされるため、早めの確認が重要です。
5-3. Twitter API・SocialDogなど外部ツールでの解析
X公式APIの制限を理解したうえで、さらに踏み込んだ解析をするには開発者向けツールや外部サービスの活用が効果的です。たとえば、有料のTwitter API(v2以降)を契約し、Academic Research Trackなどを使えば、より多くの投稿データへアクセスできます。
また、SocialDogのような高機能なSNS管理ツールを使うことで、ポストの時系列解析、投稿スケジュール、キーワードでの抽出が可能になります。ただし、これらも無料プランでは制限があり、投稿数が多いアカウントには有料プランが必要になるケースが多いです。
このようなツールを使うにはある程度の知識や設定が必要ですが、自身のアカウント分析や企業アカウントのデータ収集には非常に役立ちます。
5-4. ブラウザ拡張や自作スクリプトによる自動スクロール技
手動でスクロールして探すのは時間がかかるし、指が疲れちゃいますよね。そこで便利なのが、自動スクロールスクリプトやブラウザ拡張を使った方法です。
Google Chromeでは「AutoScroll」や「Simple Auto Scroll」などの拡張機能をインストールすることで、タイムラインを自動でスクロールできます。これにより、手作業よりもずっと早く多くの投稿を読み込めるようになります。
さらに、技術に自信がある方は、JavaScriptで自作スクリプトを作るという手もあります。例えば以下のような簡単なコードをブラウザの開発者ツールで実行すれば、延々とスクロールしてくれるので便利です。
setInterval(() => {window.scrollTo(0, document.body.scrollHeight);}, 1000);
これだけで、画面が1秒ごとに自動で下にスクロールされていきます。タイムラインの読み込み制限にかからない範囲で、かなり古いポストまでたどり着ける可能性があります。
ただしこの方法は、途中で読み込みが止まったり、ブラウザが重くなったりすることもあるので、長時間放置せず様子を見ながら使ってくださいね。
6. 「最初のポスト」を特定したいときの具体的手順
X(旧Twitter)で自分や他人の最初の投稿、いわゆる「初ポスト」を見つけたいときには、いくつかの具体的なステップがあります。
特に「x 古い順」と検索している人は、時系列で最も古い投稿を探しているはずなので、確実に正確な方法を使うことが大切です。
以下では、自分・他人・有名人の投稿を探す方法を順番に詳しく説明していきます。
6-1. 自分の最初の投稿を探すステップバイステップ
まず、自分のXアカウントの投稿履歴から最初のポストを探すときには、Twilog(ついろぐ)という外部サービスの利用がとても便利です。
Twilogは自分のツイートを日付順に整理してブログ風に表示してくれるサービスで、登録なしでも閲覧可能です(ただし鍵アカウントは除く)。
自分のアカウントをTwilogに紐づけると、月別アーカイブ機能を使って最古のツイートを「月単位」で遡ることができます。
Twilogには「≡」メニュー内にツイート検索機能もあり、キーワードや期間を絞ってピンポイントに探せます。
また、X公式の「高度な検索」ページも活用できます。自分のアカウントを指定し、「since:」にXを始めた日付、「until:」に過去の任意の期間を入力することで、特定期間内の投稿一覧を取得できます。
最初のポストは下までスクロールして探すことになりますが、ツイートが3,200件以下ならこの方法でほぼ確実に見つかります。
6-2. 他人の最初の投稿を探すときの注意点(鍵アカ・投稿削除)
他人の最初のポストを探したいときにもTwilogや高度な検索は有効ですが、いくつかの注意点があります。
まず、鍵アカウント(非公開アカウント)のツイートは、Twilogでも検索エンジンでも表示されません。これはプライバシー設定によるもので、いくら検索しても出てこないのはこのためです。
また、すでに投稿が削除されている場合も見つけることはできません。たとえば、炎上や内容の見直しなどでユーザーが初期の投稿を削除していることも多く、こうした場合は検索結果に何も表示されません。
それでも検索したい場合は、「from:ユーザー名 since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD」のように、検索期間を短く設定し直して試すとヒットする可能性があります。
なお、アカウント作成直後に投稿がなかった場合も、「初ポスト」はしばらく後の日付にあることもあります。
6-3. 有名人や企業アカウントの最初の投稿調査例
有名人や企業アカウントの初投稿を調べたいときも、基本的には上記と同じように検索コマンドやTwilogを使います。
たとえば、ユニクロ(@UNIQLO_JP)の最初のポストを調べたい場合、次のような検索コマンドを使います。
from:UNIQLO_JP since:2009-07-01 until:2009-08-31
このように、アカウント開設時期を調べてからその期間を絞って検索するのがポイントです。
「since:」と「until:」の間隔はなるべく短くすると、スクロール量が減り、初投稿にたどり着きやすくなります。
また、企業や著名人のアカウントにはPRツイートが多く、リプライ(返信)ではなく本投稿のみを見たい場合は、高度な検索で「返信を含まない」を選ぶと便利です。
芸能人などの場合、本人が運用していないこともあるので、内容や文体から最初の「らしい」投稿を判断することも必要です。
7. 【応用編】検索の目的別・おすすめ手法チャート
「X(旧Twitter)」で「古い順」と検索する人は、「いつ投稿されたか」を軸に、ツイートの順番や履歴をしっかり把握したいと考えているんだよね。でも、Xの公式機能だけでは、実はこの「古い順」で並べるってなかなか難しいの。そこで今回は、3つの目的別に、どんなツールや方法を使えば一番効果的なのか、わかりやすく紹介するね。
7-1. 「初投稿が知りたい」→ コマンド+日付検索が有効
「その人のXでの最初の投稿を見たい」というときは、検索コマンドを使った手動検索がいちばん確実なんだ。今は「Discover your first Tweet」みたいな公式サービスはなくなっちゃったから、少し工夫が必要なんだよ。
まず、プロフィールからその人がXを始めた大体の時期を確認してね。そこから日付をしぼって、from:ユーザー名 since:開始日 until:終了日
というコマンドを入力して検索してみよう。たとえば、2023年5月に始めた人なら、from:@example since:2023-05-01 until:2023-06-30
のように打ち込んでみるの。
こうすると、その期間中の投稿が一覧で出てくるから、あとはスクロールしていけば、たいてい一番下に最初のポストが見つかるよ。ただし、最初の投稿が「返信」の場合は除外されちゃうこともあるから、「返信を含める」設定に注意してね。
ちなみに、ツイートが削除されてたり、投稿がかなり遅れていたりすると、最初のが見つからないこともあるよ。そのときは、検索期間を少し伸ばしたり、短くしてみたりして、根気よく探してみよう。
7-2. 「特定の月を古い順で見たい」→ Twilog一択
「2022年10月の投稿だけを、古い順で見たい」なんてときには、Twilogを使うのが一番便利だよ。Twilogは、Xアカウントと連携して、ツイートをブログみたいにきれいに整理してくれる無料サービスなんだ。
特におすすめなのは「月別アーカイブ」機能。これは、年月を指定して、その月のツイートを日付順(つまり古い順)に一覧で見ることができるんだよ。これなら、「あのとき何をつぶやいていたか」を振り返るのも、とっても簡単。
しかも、会員登録なしでも使えるっていうお手軽さもうれしいポイント。ただし、鍵付きアカウントのツイートは見られないから、その点は気をつけてね。
「≡」マークのメニューからは「ポスト検索」もできるから、キーワードで絞り込んでさらに細かく見ることもできるよ。たとえば「2021年5月の旅行に関する投稿」みたいに検索できちゃうんだ。
7-3. 「全投稿を網羅的に並べたい」→ API or 有料ツールが必須
「この人のすべての投稿を古い順に見たい」ってなると、ちょっと大変。なぜかというと、Xでは過去3,200件分までしか公式では取得できないという制限があるんだ。
この壁を越えたいときは、有料ツールかAPIの利用が必要になってくるよ。具体的には、XのAPIを使って自分で開発するか、Xデータを取得できる専門ツール(たとえばSocial Dogのビジネスプランなど)を使う方法があるんだ。
ただ、どちらもそれなりの知識やお金がかかるのが正直なところ。でも、どうしても全件を整理したいなら、この方法が一番現実的だよ。
また、ツイート件数が3,200件以内なら、Twilogでも古い順である程度確認できるから、まずは投稿数をチェックするのがおすすめ。
7-4. まとめ
「古い順」でXの投稿を探すには、目的に合った方法を使い分けることが大切なんだ。
最初の投稿を知りたいなら検索コマンドと日付指定、特定の月を見たいならTwilogの月別アーカイブ、全件を網羅したいならAPIや有料ツール。この3つを覚えておくだけで、Xでの情報検索がグッと楽になるよ。
みんなも、自分の目的に合ったやり方で、気になるアカウントの過去をのぞいてみよう。
8. 古いポスト検索における落とし穴と注意点
8-1. 検索対象外になるケース(非公開・削除済み・制限付き投稿)
X(旧Twitter)で古いポストを探すときに、意外と見落とされがちな落とし穴がいくつかあります。そのひとつが、「検索対象外になっている投稿の存在」です。たとえば、鍵付き(非公開)アカウントの投稿は、Twilogなどの外部ツールでは表示されません。どんなに便利な検索コマンドやツールを駆使しても、そもそもデータベースに含まれていないポストはヒットしないのです。
さらに、過去に本人が削除した投稿も検索では見つかりません。特に初期の投稿には、気恥ずかしくなって削除してしまった内容も多いもの。この場合、「なぜ見つからないのか」を理解しておくことが大切です。また、X側のポリシー変更やAPI制限などにより、一部の投稿が表示されなくなるケースもあります。そのため、「探せない=存在しない」と決めつけずに、他の方法で裏を取る姿勢が求められます。
8-2. 古い投稿が見つからないときの対処法
古い順に並べて探しているのに、どうしても該当ポストが出てこない…。そんなときは焦らず、以下のような対処法を試してみましょう。まず有効なのが、Twilogの「月別アーカイブ」機能を使う方法です。これは年月を指定して投稿を表示するもので、例えば「2018年5月」といったように月単位で絞り込めるため、目的の投稿にぐっと近づけます。
また、X公式の「高度な検索」や検索コマンドを組み合わせることで、さらに精度の高い検索が可能になります。たとえば「from:@ユーザー名 since:2020-01-01 until:2020-01-31」のように使えば、特定期間の投稿だけを抽出できます。検索結果に何も出てこなかった場合は、検索対象期間を広げるか、日付の入力ミスがないか再確認することも忘れずに。
それでも出てこないときは、「返信のみ」「画像付きのみ」といったフィルター設定が原因のこともあります。初期投稿が返信だった場合、これが除外されていると永遠に見つからないという事態にも。検索設定を一度すべてリセットして再挑戦することが、解決への第一歩です。
8-3. ツールに頼りすぎず、手動で確認すべきタイミング
Twilogや検索コマンドはとても便利ですが、それだけに頼ってしまうと見落としが出てしまうタイミングもあります。特に、ポスト数が3,200件を超えるアカウントでは、Twilogで古いポストがすべて表示されない場合があります。これはXのAPI制限により、過去のデータが一部しか取得できないからです。
このような場合は、手動でスクロールして探すことも検討しましょう。とくにPC版Xを使えば、高速スクロールとページ内検索(Ctrl+F)を組み合わせることで、ある程度の投稿確認は可能です。また、プロフィールの作成日からポスト開始日を推測するのもひとつの方法。最初の投稿が数日~数週間後だったという例もよくあります。
さらに、フォロワーや第三者によって記録されているスクリーンショットや引用ポストを探すのも有効です。ツールは補助的なもの。「なぜ見つからないのか?」「ツールが拾えていない情報はないか?」という視点を忘れず、柔軟な視点での調査が大切です。
9. まとめ:自分に合った検索手段を選ぶことが一番の近道
X(旧Twitter)で「古い順」に投稿を見たいと考える人には、さまざまな理由がありますよね。
たとえば、「あの人の最初のポストを見てみたい」「特定の時期の投稿を探したい」といった目的です。
でも、残念ながらXの公式アプリやウェブサイトでは、投稿を自動で古い順に並び替える機能は用意されていません。
だからこそ、自分にぴったりの検索手段を見つけることが、とても大事なんです。
一番よく使われているのは、「Twilog(ついろぐ)」という便利な外部サービスです。
Twilogは、ツイートをブログのように時系列で表示してくれるツールで、月別に検索できたり、キーワードで絞り込めたりと、探したい投稿にたどり着くのにとても役立ちます。
しかも、登録せずに誰でも使えるのが嬉しいポイントですね。
ただし、「非公開アカウント」は表示できないという制限があるので、そこだけ注意が必要です。
一方で、「Twilogでは探しにくい」と感じる人や、もっと細かく絞り込みたい人には、Xの高度な検索機能や、検索コマンドの活用もおすすめです。
たとえば、「from:@ユーザー名 since:2024-01-01 until:2024-06-30」のような検索式を使えば、特定の期間に投稿された内容を簡単に探すことができます。
ただ、スクロール操作は必要になるので、少し根気も必要かもしれません。
また、知っておいてほしいのが、ポスト数が3,200件を超えているアカウントでは、最初の投稿を確認するのが難しくなる点です。
こうした場合には、Twilogや検索コマンドだけでは不十分なこともあるので、目的に応じて使い分けるのがベストです。
結局のところ、自分が「何を探したいのか」「どれくらいの手間をかけられるか」によって、使うべき方法は変わってきます。
「簡単に見たい」ならTwilog、「しっかり絞り込みたい」なら検索コマンド。
いろいろなツールを試してみて、自分にとって一番使いやすい方法を見つけてくださいね。
最初はちょっとむずかしく感じても、一度慣れてしまえば、ぐっと探しやすくなりますよ。