「X(旧Twitter)が突然英語表記になってしまった…」そんな戸惑いから、「日本語に ならない」と検索された方も多いのではないでしょうか。言語設定の不具合は、アップデートやVPN使用、設定の未保存など、いくつかの原因が絡んでいます。本記事では、英語表記になる代表的な理由から、PCやスマホごとの具体的な日本語化手順、さらには設定が反映されない場合の対処法まで丁寧に解説します。
1. はじめに
1.1 「X(旧Twitter)が日本語にならない」と検索する人が抱える悩みとは
「X(旧Twitter)が日本語にならない」という検索キーワードで調べる人は、突然アプリやブラウザの表示が英語になってしまったことに戸惑っている場合が多いです。とくに、スマホのアプリやPCブラウザを立ち上げたときに、見慣れたはずのメニューがすべて英語で表示され、「Settings and Support」「Accessibility, display, and languages」などの表記に困惑する人が少なくありません。
英語が読めないわけではなくても、SNSという日常的に使うツールで「どこをどう押せば日本語に戻せるのか分からない」という状況は、かなりのストレスになりますよね。とくに、設定画面が深い階層にあることもあり、「一度英語になってしまうと、自力では戻せない」という声もよく聞かれます。
このような悩みを持つ人の多くは、スマホ操作が苦手だったり、X(旧Twitter)の仕様変更に不慣れだったりする方です。また、「急に変わった」という突発的な状況により、不安や焦りを感じる人も多いのです。「直すにはアプリを再インストールしないといけないの?」と誤解してしまう人もいるため、正確でわかりやすい対処法を求めて検索しているのです。
1.2 よくある言語トラブルのパターンと傾向
X(旧Twitter)で言語設定が勝手に変わる原因は、アプリやブラウザの更新、端末の言語設定との不一致、キャッシュの影響などが代表的です。たとえば、端末自体の言語設定が英語になっていると、Xのアプリも連動して英語表記になることがあります。
また、アプリのアップデート後に表示言語がデフォルトの英語に戻ってしまう、あるいはブラウザでログインし直した際に言語がリセットされてしまうなど、意図しないタイミングで切り替わることもあります。特に最近のアップデートでは、メニューが「More」や「Settings and privacy」など英語に固定される現象が報告されており、スマホ・PCともに混乱を招いています。
さらに、一部ユーザーでは「設定を変えたのに日本語に戻らない」という現象も確認されています。これは、Xのサーバー側の反映が遅れている場合や、ブラウザのキャッシュが影響しているケースが考えられます。こうした背景から、「何度やっても直らない」という声も一定数存在し、解決策が求められている状況です。
よくあるパターンとしては、次の3つが挙げられます。
- ① スマホでアプリを開いたら突然英語表示になっていた。
- ② PCブラウザでアクセスしたときに英語メニューになっていた。
- ③ 言語設定を変更しても保存されず、再起動すると元に戻ってしまう。
これらはXの設定変更に不慣れな方にとっては非常に大きなストレスになります。だからこそ、「どうすれば確実に日本語に戻せるのか?」という情報が必要とされているのです。
2. 原因を特定しよう:なぜ英語になるのか?
2-1. アップデート後の初期化による英語化
X(旧Twitter)は、アプリやブラウザの仕様変更やシステムアップデートによって言語設定が初期化されてしまうことがあります。特に、アプリの自動アップデートをオンにしていると、気づかないうちに設定が変わり、「いきなり英語になった!」と驚くことも少なくありません。
この現象はiOSでもAndroidでも共通して報告されており、最新版に更新されたタイミングで、日本語から英語に勝手に戻ってしまうケースが多くあります。アップデート直後は設定メニューの階層が変わっていることもあるため、混乱しがちですが、「More → Settings and Support → Settings and privacy」の順にアクセスして、「Accessibility, display, and languages」から「Display language」で「Japanese – 日本語」を選べば元に戻せます。
2-2. 海外IPアドレス・VPN使用時の自動英語設定
もしVPNを使っていたり、海外旅行中だったりすると、Xが自動的に英語をデフォルト言語に設定してしまうことがあります。これはIPアドレスをもとに最適と思われる言語を表示するためで、日本国外からアクセスすると、英語が優先されやすいのです。
実際、「Xを開いたら全部英語になっていて驚いた!」という声は多く、特に海外のフリーWi-Fiを使ったときに起こりやすいです。この場合も焦らず、設定画面に進んで言語を再選択することで日本語に戻すことができます。VPNを使っている人は、VPNを一度オフにしてから設定変更を行うとスムーズです。
2-3. ブラウザ・アプリのキャッシュの影響
Xの表示言語が英語になってしまうもう一つの原因は、ブラウザやアプリのキャッシュが影響している場合です。特に、前回ログイン時のキャッシュが英語設定のままだと、新しく設定を変更してもすぐに反映されないことがあります。「設定を日本語に直したのに、まだ英語のままだ…」という場合は、キャッシュのクリアを試してみましょう。
ChromeやSafariなどのブラウザでは「閲覧履歴とキャッシュの削除」、アプリの場合は一度ログアウトしてから再ログインすることで解消できる場合があります。また、別のブラウザや端末で試してみるのも有効です。
2-4. アカウント設定が未保存の可能性
意外と見落としがちなのが、「Japanese – 日本語」を選択した後、保存ボタンを押さずにそのまま画面を閉じてしまったケースです。Xでは、言語設定を変更したあとに必ず「Save」または「完了」ボタンを押さないと、設定が反映されません。
設定画面を閉じただけでは変更されないので、再度確認してみてくださいね。特にスマホの場合、操作中に電話がかかってきたり、画面を切り替えたりしてうっかり保存を忘れてしまうこともあるので注意が必要です。
2-5. システムバグや一時的な表示不具合
まれにですが、Xのシステム側に一時的なバグや表示エラーが発生していることがあります。このような場合、言語設定は正しく「日本語」にしてあるのに、画面上では英語が表示されてしまうという不安定な挙動が見られます。特に、大規模なアップデート直後や通信状況が不安定なときに多く発生する傾向があります。
一時的な問題であることが多いため、ページのリロードやアプリの再起動、または時間をおいて再度アクセスすることで改善されることがあります。どうしても直らない場合は、再インストールを試すか、公式のサポートセンターに問い合わせてみましょう。
3. 【PCブラウザ版】Xを日本語に戻す方法(Chrome/Edge/Safari対応)
X(旧Twitter)の表示言語が突然英語になってしまって、「日本語に戻したいのに、設定が見つからない!」と困ってしまった経験はありませんか?特にPCブラウザ版での操作は、メニューが英語表記になってしまうと、慣れていない方にとってはとてもわかりづらくなってしまいます。
ここでは、Chrome/Edge/Safari いずれのブラウザでも共通して使える「日本語に戻す手順」を、画像なしでも迷わないくらい詳しく説明します。お子さんやご年配の方でも理解できるよう、ゆっくり丁寧に解説しますね。
3-1. 「More」→「Settings and Support」の手順を解説
まず最初に、パソコンでX(旧Twitter)を開いてください。画面の左側にある縦のメニューに、「More(さらに表示)」という項目があります。この「More」は、一部の画面サイズでは「…(三点リーダー)」と表示されていることがあります。その場合は、三つの点が縦に並んでいるアイコンをクリックしてください。
「More」を選ぶと、新しいメニューがポップアップのように表示されます。その中に「Settings and Support(設定とサポート)」という項目があるので、こちらをクリックしてください。もしこの時点で「見つからない」「表示されない」と思った方は、画面を少しスクロールしてみてくださいね。下の方に隠れていることがあります。
3-2. 「Accessibility, display and languages」→「Languages」へ
「Settings and Support」をクリックすると、さらに選択肢が表示されます。その中から「Settings and privacy(設定とプライバシー)」を選びます。ちょっと長い名前ですが、しっかり探してクリックしましょう。
次に開かれるのが、「Settings(設定)」のページです。この中に、「Accessibility, display and languages(アクセシビリティ、表示、言語)」という項目があります。名前が長いのでつい見落としがちですが、「display」と「languages」が目印です。これをクリックすると、言語に関する設定画面に進めます。
ここまで来たらあと一息です!「Accessibility, display and languages」をクリックした後に表示される「Languages(言語)」を選択してください。
3-3. 「Display language」で「Japanese-日本語」を選択
「Languages」の設定画面では、最上部に「Display language(表示言語)」という項目があります。この「Display language」をクリックしてください。
すると、現在の言語(たとえば「English」など)が表示されているリストが現れます。その中から、「Japanese – 日本語」を見つけてください。「Japanese」はアルファベット順に並んでいますので、下の方にあることが多いです。見つけたら、しっかりとクリックして選びましょう。
最後に、下部にある「Save(保存)」ボタンを押します。このボタンを押すと、すぐに画面の表記が日本語に切り替わります。ここで「保存しないままウィンドウを閉じてしまう」と、日本語設定が反映されませんので注意しましょう。
3-4. 保存しても戻らないときのチェックポイント
「Japanese – 日本語」を選択して「Save」ボタンを押したのに、なぜか英語のままで変わらない…そんなときは、以下の点を確認してみてください。
- 一度X(Twitter)の画面を更新(リロード)してみましょう。
表示言語の変更はリアルタイムで反映されるはずですが、ブラウザのキャッシュが影響して反映されていないことがあります。 - 別のブラウザでログインしてみる
たとえば、Chromeでうまくいかない場合はEdgeやSafariを使って同じアカウントにログインしてみてください。 - アカウントに再ログインする
一度ログアウトし、再度ログインすることで設定が正常に反映される場合があります。 - ブラウザのキャッシュをクリアする
古いデータが残っていると新しい設定がうまく読み込まれないことがあります。ブラウザの設定からキャッシュを削除してみましょう。 - 複数アカウントを使っていないか確認
複数のXアカウントを切り替えて使っている場合は、それぞれのアカウントに設定を適用する必要があります。
これらの手順をすべて試しても言語が英語のままの場合は、X(Twitter)側で一時的な不具合が発生している可能性もあります。時間をおいて再度試すか、Xのサポートセンターに問い合わせてみましょう。
4. 【スマホアプリ版】Xを日本語に変更する方法(iPhone/Android)
X(旧Twitter)のスマホアプリが突然英語表記になっていて、「えっ?どうしたの?」と驚いた経験はありませんか?
とくにアップデート後や端末を再起動したあとに、英語に切り替わってしまうケースがよく見られます。
でも心配しないでください。以下のステップに沿って進めれば、すぐに日本語に戻すことができます。
4-1. ホーム画面からアイコンタップ→「Settings and Support」へ
まずはスマホでXアプリを開きましょう。
アプリを立ち上げたら、画面の左上または右下にあるプロフィールアイコンをタップします。
するとメニューが表示されますので、一番下にある「Settings and Support(設定とサポート)」を選んでください。
この場所が見つからない場合は、スクロールしてみるか、「…」のその他メニューを開くと表示されます。
4-2. 「Settings and privacy」→「Languages」→「Display language」
「Settings and Support」をタップしたら、すぐ下に「Settings and privacy(設定とプライバシー)」が表示されます。
この項目をタップしましょう。
次の画面で下の方にある「Accessibility, display, and languages(アクセシビリティ、表示、言語)」を選びます。
そこから「Languages(言語)」をタップし、さらに「Display language(表示言語)」を選択します。
「Display language」をタップすると、現在選択されている言語(通常は「English」)が表示される画面が開きます。
4-3. 日本語を選択し「Save」で反映
「Display language」の中にある「Japanese – 日本語」をリストから探しましょう。
日本語が見つかったら、それをタップして選択状態にします。
そして画面下部にある「Save」または「完了」ボタンを押せば、すぐに表示が日本語に切り替わります。
たったこれだけで、Xアプリの表記が英語から日本語に戻るのです。
4-4. 変更が反映されない・ボタンが押せないときの対処法
「Save」を押しても日本語に切り替わらない…そんなときは、次の点をチェックしてみてください。
① アプリの再起動一度アプリを完全に閉じてから再起動することで、設定変更が正しく反映されることがあります。
② アプリのキャッシュクリアiPhoneの場合はアプリを削除して再インストール。Androidなら「設定>アプリ>X>ストレージとキャッシュ」からキャッシュを削除すると改善する場合があります。
③ OSやアプリのバージョン確認古いバージョンでは一部の設定が正しく反映されないことがあります。XアプリとスマホOSが最新バージョンであるか確認してみましょう。
④ 通信状態の確認言語設定の変更はインターネット接続が必要です。通信が不安定な場合、設定変更が完了しないことがありますので、Wi-Fiやデータ通信状況を確認してみてください。
それでもうまくいかないときは、アプリを一度削除して再インストールするのがもっとも確実です。
5. 言語設定が反映されないときの追加対処法
X(旧Twitter)で表示言語を日本語に変えたのに、なぜか英語のまま変わらない……そんなときは、ここで紹介する追加の対処法を順番に試してみてくださいね。スマホアプリやブラウザのちょっとした不具合や、OS全体の言語設定が影響していることもあるんです。それでは、一緒に原因をひとつずつ見つけていきましょう。
5-1. アプリ・ブラウザの再起動で改善するケース
まず試してほしいのがアプリやブラウザの再起動です。これはすごく簡単な方法なのですが、意外と効果があるんです。特に、表示言語を日本語に変更しても反映されないというトラブルは、再起動だけで直ることも珍しくありません。
たとえば、Xのスマホアプリで言語設定を日本語にしたのに英語のまま……という場合、アプリをいったん終了して、もう一度開いてみてください。ブラウザ版でも同様で、タブを閉じてから再度開くだけで、言語が日本語に切り替わるケースがありますよ。
5-2. キャッシュ・Cookieの削除方法(Chrome/アプリ)
それでも言語が変わらないときは、キャッシュとCookieの削除を検討しましょう。これらは一時的な情報を保存しておく仕組みで、ときどき古い設定情報が残ってしまうことがあります。そのせいで「英語のまま変わらない」なんてことが起きるんですね。
Google Chromeをお使いの方は、右上のメニュー(三点ボタン)→「履歴」→「閲覧履歴データの削除」と進み、「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れて削除しましょう。
Xアプリの場合は、設定からキャッシュを削除できる機能は用意されていないため、一度アンインストールして再インストールすることが効果的です。詳しくは次の項目で説明しますね。
5-3. アプリの再インストールで改善するか検証
Xのスマホアプリで言語設定がうまく反映されない場合、アプリの再インストールが非常に有効な手段です。これは、設定ファイルやキャッシュが一度完全にリセットされるため、正常な状態に戻る可能性が高いんです。
手順は簡単で、まずXアプリを削除します。そのあと、Google PlayストアやApp Storeから再インストールしてください。再度ログインしたあとに、言語設定を日本語に変更してみましょう。再インストール後は、前に使っていた古いキャッシュが削除されているので、変更が反映されやすくなります。
5-4. OSレベルの言語設定も確認する(iOS/Android)
言語設定がXアプリ内で日本語になっていても、まだ英語で表示されるときは、スマホ本体(OS)の言語設定も見直してみてください。実は、アプリによってはOSの言語を優先するものもあるため、ここが英語だとXも英語表記になることがあります。
iPhoneなら「設定」→「一般」→「言語と地域」→「iPhoneの使用言語」で「日本語」が選ばれているか確認。Androidなら「設定」→「システム」→「言語と入力」→「言語」から「日本語」が最上位にあるかをチェックしてください。
この設定を変えたあとは、必ずアプリの再起動も試してみましょう。アプリがシステム言語を再読み込みして、正しく反映されるようになります。
5-5. 他の端末でログインして設定を変更してみる
どうしても現在使っている端末で言語設定がうまく反映されない場合は、別の端末を使って設定を変更するという方法もあります。 たとえば、パソコンや別のスマホからXにログインして、言語を「日本語」に変更してみましょう。
言語の変更はアカウントに紐づいているので、端末を変えても同じアカウントでログインしていれば変更が反映される可能性があります。 それによって、元の端末でも言語が正しく切り替わることがあるんです。
この方法は、アプリやブラウザの不具合によって端末固有の問題が起きているときにも有効です。 特に、再起動や再インストールでも改善されなかった場合の「最後の手段」として非常に頼りになりますよ。
6. 【補足】設定したのに一部が英語表示のまま残るケース
X(旧Twitter)で表示言語を「日本語」に設定したのに、なぜか一部が英語のままになっていて「ちゃんと直せてないのかな?」と不安に思うこと、ありますよね。でも、実はちゃんと日本語設定が反映されていても、一部が英語で表示されるのは仕様や仕組みによるものなんです。ここでは、どうしてメニューは日本語なのに通知が英語のままだったり、広告や投稿が英語になったりするのかを、分かりやすく解説していきますね。
6-1. メニューは日本語、プロフィールや通知が英語の理由
まず最初に、「設定→表示言語」で「Japanese – 日本語」を選んで保存したのに、通知やプロフィール部分が英語のままになっている場合があります。これは、Xの仕様上、言語設定を反映する範囲がメニューやナビゲーションバーを中心としており、一部の通知テキストやプロフィール文はサーバー側の言語キャッシュに依存しているためです。
たとえば、「Someone liked your post」や「Follow request」などの通知文は、ユーザーが操作したアカウントの言語設定ではなく、通知が生成された時点でのサーバー設定言語に依存していることがあります。また、プロフィールの一部は他ユーザー向けに表示されるため、「自己紹介文」や「肩書き」などは翻訳の対象外になりやすいのです。
このような挙動は不具合ではなく、表示言語設定が画面全体に一貫して適用されるわけではないということを理解しておくと安心です。特に複数アカウントを使っている場合や、海外サーバーとの接続環境にある場合にはこの傾向が強くなることもあります。
6-2. コンテンツや広告が英語になる仕様と仕組み
表示言語を日本語にしても、投稿されるツイートや表示される広告が英語のままというのもよくあるケースです。この理由は単純で、タイムラインのコンテンツや広告は「表示言語」ではなく「コンテンツ言語・地域ターゲティング」によって制御されているからです。
たとえば、英語圏のアカウントを多くフォローしていたり、VPNなどで海外IPアドレスからアクセスしていると、英語圏向けの広告が優先的に配信されます。また、ツイートはその投稿者がどの言語で書いているかに依存するため、日本語に設定していても海外ユーザーの投稿が英語で表示されるのは自然なことなんです。
特に広告に関しては、「Google広告」や「X広告システム」などのAIが過去の閲覧履歴やクリック履歴に基づいてユーザーに合った言語で広告を表示します。そのため、日本語設定にしてもすぐにすべての広告が日本語になるわけではありません。時間とともに日本語広告が増えていくこともあるので、しばらく様子を見てみましょう。
6-3. 自動翻訳や地域ターゲティングとの関係
さらにややこしいのが、自動翻訳や地域ターゲティングの存在です。Xでは一部のツイートに対して、「翻訳を見る」ボタンが表示されることがありますよね。これはX側がAIを使ってツイートの言語を自動判別し、「あなたの表示言語」と異なる言語であると判断した場合に翻訳ボタンが出る仕組みです。
ただしこの翻訳は完全ではなく、投稿内容の一部や、画像・動画の説明文などは翻訳対象外になることがあります。また、日本語設定でも地域ターゲティングが「米国」や「国際」になっていると、英語UIや英語広告が優先的に表示されることも。特に「Location」の設定を日本国内にしていないと、このような現象が起きやすくなります。
対策としては、アカウントの「地域と言語」設定を見直して、「国/地域」を「日本」に、「表示言語」を「日本語」に設定し直すことが大切です。また、自動翻訳をオフにしたり、表示される翻訳を手動で選ぶことで混乱を減らすこともできますよ。
7. 地域(Location)設定の見直しで表示言語が安定する
X(旧Twitter)を使っていると、突然英語表記になって「日本語に戻せない!」と困ってしまうことがありますよね。でも、言語設定だけでなく地域設定(Location)も見直すことで、表示言語が安定することがあるんです。特にスマホとPCで複数アカウントを使っている場合は、知らないうちに設定がズレてしまっているケースもあるので注意が必要です。ここでは「LocationとDisplay Languageの違い」から「正しい国・地域の設定確認方法」、さらに「複数アカウント運用時の注意点」まで、ひとつずつ丁寧に解説していきますね。
7-1. LocationとDisplay Languageの違い
まず、「Location(地域)」と「Display Language(表示言語)」はまったく別の設定なんです。Display Languageはメニューや画面の言語を切り替えるもので、たとえば「Japanese-日本語」を選べば画面全体が日本語表記になります。一方、Locationはそのユーザーがどの国に住んでいるかをXが把握するための情報で、主にタイムラインのトレンドや広告などに影響を与える要素です。
もしLocationが「United States」などになっていると、アカウント全体が英語圏仕様になりやすく、Display Languageを日本語に戻しても再び英語になってしまうことがあります。だからこそ、この2つをセットで確認して、どちらも「日本」にしておくことが大切なんです。
7-2. 正しい国・地域が設定されているか確認
Locationの設定を確認するには、まずXの設定画面を開きます。PC版ではサイドメニューから「More(さらに表示)」→「Settings and Support(設定とサポート)」→「Settings and privacy(設定とプライバシー)」へと進んでください。次に、「Privacy and safety(プライバシーとセキュリティ)」をクリックし、「Country setting(国の設定)」を選びます。
ここで「Japan(日本)」が選ばれているかどうかを必ずチェックしてください。万が一「United States」や「Singapore」など他の国になっていたら、必ず「Japan」に変更しましょう。この設定を変えた後は、Display Language(表示言語)を改めて「Japanese-日本語」に設定し直すことで、英語に戻るリスクを大幅に減らすことができますよ。
スマホの場合も手順は似ています。Xアプリでアイコンをタップし、「Settings and Support」→「Settings and privacy」→「Accessibility, display, and languages」→「Languages」へと進みます。ここで言語設定を確認したら、さらに「Country setting」があるかチェックして、「Japan」に変更して保存するようにしましょう。
7-3. 複数アカウント運用時の注意点
複数のXアカウントを使い分けている人は、ここがいちばん大事なポイントかもしれません。各アカウントごとにLocationとDisplay Languageは独立して設定されています。つまり、ひとつのアカウントで日本語表示にしても、別のアカウントでは英語表示のまま…ということもよくあるんです。
たとえば、仕事用アカウントは常にPCから操作していて日本語にしているけれど、プライベートのアカウントはスマホだけで英語のまま放置していた、なんてことも。この状態でアカウントを切り替えると、表示言語が英語に戻ってしまう現象が頻繁に起こります。
そのため、複数アカウントを使っている場合はすべてのアカウントのLocationとDisplay Languageを確認し、統一して「日本/Japanese-日本語」に設定しておくことをおすすめします。また、ブラウザのキャッシュやCookieに影響を受けることもあるので、変更後は一度ログアウトして再ログインするか、ブラウザを再起動しておくとより安心です。
7-4. まとめ
「Xが日本語にならない…」と困ったとき、Display Languageの設定だけでは不十分なケースが多くあります。必ず「Location(地域設定)」もセットで見直して、どちらも「日本」になっていることを確認しましょう。特に複数アカウントを使っている方は、すべてのアカウントで設定をそろえることが、表示言語を安定させるカギです。少し手間はかかりますが、一度設定を整えておけば、突然英語に戻って困ることもグンと減りますよ。
8. どうしても改善しないときの最終手段
X(旧Twitter)で言語設定がどうしても日本語に切り替わらない…。
何度も「Japanese – 日本語」を選んで保存しても、なぜか英語のまま戻ってしまう…。
そんなときは、以下の3つの方法を最終手段として試してみてください。
どれもとても大事な確認なので、ひとつずつ焦らず進めてみましょうね。
8-1. X公式の障害情報・ステータスページの確認方法
まずは、X公式の障害情報を確認しましょう。
というのも、言語設定の不具合は、実はユーザー側の問題ではなく、Xのシステム障害やアップデート中が原因であることも多いのです。
Xの公式ステータスページは、以下のURLから確認できます:
https://status.twitterstat.us/
ここで、もし「Display language」や「Localization」などに関する障害が報告されていたら、ユーザー側では解決できません。
一時的に問題が発生しているだけなので、無理に設定を変えようとせず、しばらく待つことが最善策になります。
過去には、アカウント設定や通知機能なども含めて、言語まわりのバグが数日間続いたケースもありました。
慌てずに、まずは公式の動向をしっかりチェックしておきましょう。
8-2. Xサポートへの問い合わせ手順と注意点
公式ステータスに問題がない場合は、サポートへの問い合わせも考えましょう。
ただし、X(旧Twitter)のサポートは、やや返信が遅かったり、日本語では対応していないことも多いので、以下の手順と注意点をきちんと守るのが大切です。
■ サポートへの問い合わせ手順:
- Xの「設定とサポート(Settings and Support)」から「ヘルプセンター(Help Center)」を開きます。
- ページ右上の「Contact Us」または「Report a problem(問題を報告)」をクリックします。
- 「Display language is not working」など、問題の詳細を英語で入力します。
- スクリーンショットを添付すると、よりスムーズに対応される可能性があります。
■ 注意点:
- 問い合わせ内容は英語で書く必要があります(DeepLなどで翻訳してから使うと便利です)。
- 返信までに数日〜1週間ほどかかることがあります。
- フィッシング詐欺に注意し、返信の送信元が「@twitter.com」や「@x.com」であることを確認しましょう。
返信が来ない間も、何度も設定を変えるのではなく、サポートの指示を待つのが安全です。
8-3. 別アカウントを作って検証する方法
「公式に問題はないし、設定も何度も試した。だけど、どうしても変わらない…」
そんなときは、新しく別アカウントを作ってみるのもおすすめです。
これで、今のアカウントにだけ発生している個別の不具合かどうかを確かめることができます。
■ 別アカウントの作成方法:
- スマホアプリやPCブラウザから、ログアウトした状態でXを開きます。
- 「Sign up(登録)」を選び、電話番号やメールアドレスで新規登録を行います。
- 登録完了後、ログインして最初に表示される言語を確認します。
- 「More」→「Settings and Support」→「Display language」から「Japanese – 日本語」に変更してみます。
もし別アカウントでは正常に日本語になるのであれば、メインアカウント側にだけ不具合がある可能性が高いです。
その場合は、メインアカウントの「キャッシュ削除」や「再インストール」、場合によっては完全削除→再登録まで検討しても良いかもしれません。
ちなみに、2024年初めにも「特定のアカウントだけ表示が英語になる」といった報告がSNS上でいくつか見られました。
X側でアカウント情報が破損していたり、古いデータが残っていたことが原因だったようです。
8.4 まとめ
どうしてもX(旧Twitter)が日本語にならないときは、焦らず落ち着いて、公式情報を確認する・サポートに頼る・別アカウントで検証する、この3ステップがとても大切です。
特に、複数回設定変更してもダメなときは、無理に繰り返さず一度冷静になることが、解決の近道になることもあります。
技術的な問題は、私たちがいくら努力してもどうにもならないことがあります。
そんなときは、公式や別アカウントの力を借りながら、少しずつ確実に解決に近づいていきましょうね。
9. 再発を防ぐための3つのポイント
9-1. アプリの自動更新設定と事前チェック
X(旧Twitter)が勝手に英語表記になる原因のひとつに、アプリの自動アップデートがあります。実際に多くのユーザーが「アプデしたらいきなり英語になった…」と困惑しています。特にiPhoneやAndroid端末では、初期設定でアプリの自動更新がオンになっていることが多く、本人が気づかないうちにアップデートが行われてしまうのです。
対策としては、App StoreやGoogle PlayでXアプリの自動更新をオフにすることが第一歩です。さらに、アップデート通知が来たときには、「更新内容」に言語設定の変更が含まれていないかを必ずチェックするようにしましょう。これだけで言語のリセットトラブルを未然に防げる可能性がグッと上がりますよ。
また、PC版を使用している方も油断は禁物です。ブラウザのキャッシュやCookieの影響でアップデート後に言語が初期化されることもあるため、ブラウザ版を使う方も同様に更新後の言語設定確認を習慣にすることが大切です。
9-2. セットアップ直後の言語確認を習慣にする
アプリやブラウザをアップデートした直後、またはスマホを買い替えたあとにやってほしいのが、「起動後すぐに言語設定を確認する」習慣づけです。
競合記事でも詳しく紹介されている通り、Xの言語設定は「Settings and Support → Settings and privacy → Accessibility, display, and languages → Languages → Display language → Japanese-日本語」と進んでいけば、すぐに直すことができます。しかし、そもそもこれに気づかず英語のまま使い続けてしまう人も多いのです。
そこで大事なのが、アップデート後や初回起動時に、真っ先に設定画面を開くこと。「Japanese – 日本語」が表示言語に設定されているかをチェックしておけば、後から「あれ?なんで英語になってるの?」という困惑を避けられます。これは、親が子どものランドセルの中身を毎朝確認するようなもの。日常的な「見守り」がトラブルの芽を摘むのです。
9-3. キャッシュ削除と再ログインのタイミング目安
どうしても日本語表記に戻らない場合、「キャッシュや一時データが悪さをしている」ケースも考えられます。スマホアプリでもPCブラウザでも、一度ログアウトしてキャッシュを削除することで、設定の不具合が解消されることがあります。
では、どのタイミングでこれを実施すればいいのでしょうか?目安としては、以下のような状況があったときです。
- 言語を「Japanese – 日本語」に設定しても、反映されない
- 設定画面が英語のまま固定されている
- 複数端末でログイン中で、表示言語が端末によってバラバラ
こうしたときには、一度ログアウト → キャッシュ削除 → 再ログインという流れを試してみてください。iPhoneなら「iPhoneの設定→一般→iPhoneストレージ→Xアプリ→Appを取り除く」、Androidなら「設定→アプリ→X→ストレージ→キャッシュを消去」などの方法があります。PCの場合はブラウザのキャッシュを削除しましょう。
ちょっと面倒に思えるかもしれませんが、一度やっておくと設定が安定することが多いので、ぜひ試してみてくださいね。
10. よくある質問(FAQ)
10-1. ハッキングされた可能性はある?セキュリティ観点からの確認方法
X(旧Twitter)の表示言語が突然英語になった場合、誰かにアカウントを乗っ取られたのでは?と心配になる方もいるかもしれませんね。でも、慌てなくて大丈夫です。まず最初に確認してほしいのは、ログイン履歴やログイン場所の情報です。
PC版やスマホアプリから「Settings and Support(設定とサポート)」→「Settings and privacy(設定とプライバシー)」→「Security and account access(セキュリティとアカウントのアクセス)」→「Apps and sessions(アプリとセッション)」に進んでください。ここで、見覚えのない場所からのアクセスや、不審な端末がないかをチェックできます。
もしも見知らぬログイン履歴があった場合は、すぐにパスワードを変更し、2段階認証を設定してください。逆に、表示が英語になっているだけで特に異常なログインがなければ、ハッキングの可能性は低いでしょう。
たとえば、自分でスマホの設定をいじったり、ブラウザのキャッシュが影響して言語が切り替わってしまうこともあります。自分以外の操作がないかどうかを、まず冷静にチェックしましょう。
10-2. 「Japanese」が表示されない/選べないときの対策
Xの表示言語を変えようとしても、「Japanese – 日本語」がリストに表示されない……そんなときは焦らずに以下の手順を試してみてください。
まず第一に確認してほしいのは、X(旧Twitter)自体が最新バージョンであるかどうか。スマホアプリを使用している場合は、App StoreやGoogle Playでアプリが最新にアップデートされているか確認しましょう。
次に、設定変更の手順に沿って再度確認します。PCなら「More」→「Settings and Support」→「Settings and privacy」→「Accessibility, display, and languages」→「Languages」→「Display language」と進みます。この中でリストが英語表示でも、しっかり下の方にスクロールして「Japanese – 日本語」があるか探してください。見落としているだけの場合も多いんです。
それでも表示されない場合は、キャッシュやCookieが原因のこともあります。ブラウザの設定からキャッシュとCookieを削除し、再読み込みしてみましょう。
さらに、使っているブラウザや端末によっては、日本語が正常に表示されないことも。その場合は、別のブラウザ(Chrome、Firefox、Safariなど)でログインしてみると、あっさり解決することがあります。
どうしても表示されない場合は、英語表記のままでも構わないので、いったん「English(United States)」などを選んで保存してから、もう一度「Japanese – 日本語」に切り替えるという“ひと手間リセット”も効果的です。
10-3. X Pro(旧TweetDeck)など派生ツールも英語になる?
X Pro(旧TweetDeck)を使っている方の中には、「こっちも英語になってるけど、どうすればいいの?」と疑問に思う方もいますよね。
実は、X Proは本体のX(旧Twitter)と連動して表示言語が変わる仕組みになっているため、本体の設定を日本語にすれば基本的には自動で反映されます。
ただし、キャッシュの影響や古いセッションが残っていると、X Pro側だけが英語のままになることも。そんなときは、ブラウザでX Proにアクセスしたあと、ページの再読み込み(リロード)をしてみてください。Shiftキーを押しながらリロードすると、キャッシュを無視して最新の状態を読み込んでくれます。
また、X Proに関しては多言語対応が完璧ではないため、細かい部分が英語のままになってしまうこともあります。これは仕様上の問題で、たとえば「Schedule Tweet(ツイートを予約)」や「Engagements(エンゲージメント)」といった専門用語が翻訳されないケースもあります。
そうした部分については、機能としての使い方に影響はありませんので、言語表記が英語のままでもそのまま使用しても問題ありません。
それでも気になる場合は、Google翻訳のブラウザ拡張機能などを使うと、英語部分だけを自動で日本語に翻訳することもできます。一時的な対応として活用するといいでしょう。
11. まとめ
11-1. 「Xが日本語にならない」問題は慌てず段階的に対処しよう
X(旧Twitter)の画面が突然英語表記になってしまったら、誰でも驚いてしまいますよね。でも大丈夫。慌てず、ひとつずつ順番に対応すれば、しっかり日本語に戻すことができます。
まず基本の考え方ですが、Xの表示言語は「Display language」設定で変更できます。英語表記になってしまった場合、PCでもスマホでも、まずは「Settings and Support」を開いて、そこから「Settings and privacy」を選択しましょう。
たとえばパソコンの場合は、左側のメニューにある「More」ボタン(…マーク)をクリックしてから、「Settings and Support」→「Settings and privacy」と順番に進みます。次に「Accessibility, display, and languages」を選んで、「Languages」→「Display language」へと進みます。そこから「Japanese – 日本語」を選び、最後に「Save」ボタンを押せば、日本語に戻すことができます。
スマホアプリでも基本は同じです。アイコンをタップし、「Settings and Support」→「Settings and privacy」→「Accessibility, display, and languages」→「Languages」→「Japanese – 日本語」と進めばOK。最後に「Save」ボタンをタップすることを忘れずに!
途中で英語メニューが出てくると不安になるかもしれませんが、この記事の手順通りに操作すれば大丈夫です。もし表示が変わっていたとしても、「Languages」や「Display language」といったキーワードを目印に探してくださいね。
11-2. 英語化のパターンを知っておけば安心!
実はX(旧Twitter)が英語表記になってしまうケースには、いくつかの共通パターンがあります。それをあらかじめ知っておくだけで、慌てずに対処できますよ。
たとえば、アプリのアップデート後や、新しい端末でログインしたときなどに、表示言語が初期設定の「English」に戻ってしまうことがあります。また、VPNや海外のIPアドレスでアクセスしたときにも、英語になることがあります。
このような場合も焦らず、メニュー構造を思い出しましょう。最も大事なのは、「Settings and Support(設定とサポート)」から、「Settings and privacy(設定とプライバシー)」に進むという流れです。その中にある「Accessibility, display, and languages」を辿ると、確実に言語設定の場所へたどり着けます。
特に覚えておきたいのは、「Display language」という単語です。この部分を変更することで、アプリ全体の表記言語を変えられます。「Japanese – 日本語」を見つけたら迷わず選びましょう。
一度設定を覚えてしまえば、今後また英語表記に戻ってしまったとしても、簡単に日本語に戻せるようになります。「知っている」だけで、心がとても安心できますよね。
「Xが日本語に戻らない」と検索する方は、たいてい急に画面が英語になって困っているはず。でも、この記事で紹介したように、冷静にステップを踏めば、誰でも簡単に直せます。ぜひこの記事をブックマークして、いざというときの備えにしてくださいね。