「X(旧Twitter)で“いいねが表示されない”」と感じたことはありませんか?最近、この現象について戸惑うユーザーが増えており、「ブロックされた?」「不具合?」といった不安の声も多く聞かれます。本記事では、Xの仕様変更や表示ルールの変遷を踏まえながら、「いいね」が見えなくなる原因をケース別に丁寧に解説します。
1. はじめに
1.1 「いいねが見えない」問題が話題に
最近、X(旧Twitter)を使っていると、「誰が『いいね』したのか分からない」「数は表示されているのに、ユーザーが見えない」といった声が増えています。これは単なる一時的なエラーではなく、Xの仕様変更やアカウントの設定、さらには不具合など、複数の理由が絡んで起こる現象です。特に2024年以降、Web版Xの「いいね」確認方法が大きく変わったことで、混乱が広がっています。
これまで簡単に確認できていた「誰が『いいね』したのか」が見えにくくなり、投稿者も閲覧者も戸惑うケースが急増しています。
1.2 ユーザーが感じる不安・誤解とは?
「『いいね』されたのに、誰がしたか見えないなんて…バグかな?」と感じたことはありませんか?また、「ブロックされた?」「自分だけ見えてない?」と不安に思ったり、「なにか悪いことしたのかな…」と誤解してしまう人もいます。
でも、それはあなたのせいではないことがほとんどなんです。たとえば、非公開アカウント(鍵アカ)からの「いいね」はフォローしていなければ見えませんし、ブロック中のユーザーの「いいね」も表示されない仕組みになっています。さらに、Twitter側のシステム不具合や表示上限など、ユーザーがどうにもできない要因も多く存在します。
このような状況で、「自分だけが見えていない」ように感じるのはごく自然なことです。しかし、実際には多くの人が同じように困っていて、それには明確な理由があるんですよ。
1.3 本記事でわかることと対象読者
この記事では、「Xで『いいね』が表示されない原因とその対処法」をわかりやすく解説します。「誰が『いいね』したのか見たい」「数が合わないのが気になる」と思っている方に向けて、原因を分類し、それぞれに最適な対応策をご紹介します。
また、表示上限やバグの影響、通知を使った確認方法、そしてPC版の方が表示件数が多いといった役立つ情報も盛り込んでいます。
対象となるのは、次のような方々です。
- 自分の投稿の「いいね」履歴が正しく見えないと感じている人
- 友人やフォロワーの「いいね」が見えなくて困っている人
- 投稿の反応をしっかり確認したいビジネス・マーケティング利用者
- 仕様変更や不具合のせいで不安になってしまった人
このページを読めば、「見えないのはなぜか」がわかり、「どうすればいいか」がすぐに実践できるようになります。だから、今不安に思っていることも、きっとすぐにスッキリ解消できますよ。
2. Xの仕様変更と「いいね」非表示の基本
2-1. 旧Twitterからの変遷と2024年末の主な変更点
X(旧Twitter)は、2024年末にかけて「いいね」機能に大きな仕様変更を加えました。以前は、誰がどの投稿に「いいね」したかを比較的自由に見ることができましたが、現在は「いいね」をしたユーザー全員を表示することが難しくなっています。とくにWeb版Xでは、「いいねした人」を一覧で見る従来の手段が利用できなくなりました。これにより、ユーザーは「いいねが付いた数」と「実際に見えるアカウント」が一致しない事態に混乱するようになりました。
この変更には、プライバシー保護の強化や、過度な監視を避ける意図があると考えられています。しかし、Xの開発元からは公式な詳細説明が出ていないため、ユーザー間では「表示バグなのか?」「仕様なのか?」と疑問が尽きません。結論として、現在のXでは、一部の「いいね」は表示されないことが仕様として定着しつつあります。
2-2. 「誰のいいねが見えるか?」の表示ルールまとめ
現在のXでは、「いいね」が付いているにも関わらず、リスト上にユーザーが表示されないケースが多発しています。その背景には、次のようなルールが関係しています。
① 非公開アカウント(鍵垢)からの「いいね」は、フォローしていない限りリストに表示されません。ただし、「いいね」の数にはきちんとカウントされます。このため、数字は増えているのに「誰が押したのか分からない」という現象が起きるのです。
② ブロックしたユーザーの「いいね」は、一覧から削除されます。ブロック前に付けられた「いいね」もリストから消えますが、「いいね」の総数にはそのまま残るため、数と表示の食い違いが発生します。
③ 「いいね」表示の上限という技術的制限も存在します。例として、500件の「いいね」がついた投稿であっても、表示されるユーザーは20〜100件に制限されていることが多く、それ以上の確認は不可能です。
2-3. 投稿者本人・他人・鍵垢との関係性と表示の違い
「誰の『いいね』が見えるのか」は、アカウント間の関係性によっても変化します。たとえば、自分の投稿に対して誰かが「いいね」した場合、その人が非公開アカウントでもフォローしていれば表示されます。一方、自分がフォローしていない鍵垢の「いいね」は、どれだけ「いいね数」が増えてもリストには現れません。
また、他人の投稿に付いた「いいね」も、同様のルールが適用されます。あなたがある投稿を見て、「あれ?これ誰が『いいね』したの?」と思っても、非公開アカウントやブロックされたユーザーのアクションは表示されません。そのため、「友達が『いいね』したって言ってたのに見えない!」という状況も起こりうるのです。
さらに、あなたが他人をブロックした場合、その相手が過去にした「いいね」も表示されなくなります。表示の違いが複雑なのは、こうした人間関係の設定が影響するからなんですね。
2-4. 「ポストのエンゲージメント表示」機能の仕様と制限
「いいね」が誰から来ているかを確認する上で、「ポストのエンゲージメントを表示」という機能はとても大事です。これは投稿の詳細画面にあるボタンで、押すと「いいね」や「リポスト」などの反応をしたユーザーがリストで表示されます。
ただし、このボタンが表示されない場合もあります。たとえば、拡張機能が干渉しているケースや、Xのバグによる非表示状態が発生することがあります。そんなときは、投稿の右上メニューから「ポストのエンゲージメントを表示」を選ぶと、同じ情報にたどりつくことが可能です。
また、スマートフォン版では見られない情報がPC版のXでならより多く表示されることもあります。20件しか見えなかった「いいね」が、PC版では100件まで見えるという報告もあるため、「もっと見たい!」と思ったらパソコンからアクセスしてみましょう。
さらに、「いいね」された通知が来たときにスプレッドシートなどで記録していく方法もあります。地道ではありますが、通知ベースで確認すれば、自分に付けられた「いいね」を一覧で管理できるようになります。
3. 表示されない「いいね」のパターン別ケース解説
X(旧Twitter)では、「いいね」が必ずしも全員に表示されるわけではありません。特に最近はプライバシー設定やシステムの仕様変更により、「いいね」一覧に表示されないケースが増えています。ここでは、ユーザーが混乱しやすい代表的な6つのケースを詳しく解説していきます。
3-1. 鍵アカウントからの「いいね」が見えないケース
非公開アカウント(いわゆる鍵アカウント)からの「いいね」は、基本的に誰でも見えるわけではありません。相手をフォローしていない状態では、そのアカウントが「いいね」しても表示されず、一覧には現れません。ただし、総「いいね」数にはきちんとカウントされます。
たとえば、いいね数が「5」と表示されていても、実際に見えるのは3人だけ…ということがよくあるんです。この場合、残りの2人はフォローしていない鍵アカからの「いいね」である可能性が高いです。鍵垢をフォローしていれば見えるので、フォロー関係の有無を一度確認してみましょう。
3-2. ブロック・ミュートによる表示不可
自分がブロックした相手、または相手からブロックされた場合、そのユーザーの「いいね」は表示されなくなります。特に自分が相手をブロックした場合、過去に付けられた「いいね」も一覧から消える仕様になっています。一方で、「いいね」の総数には含まれたままなので、「数はあるのに誰が押したか分からない」というズレが起こるのです。
また、ミュートの場合は通知やリストから外れることが多く、気付かないうちに「見えなくなっていた」なんてことも。最近ブロックやミュートを設定した相手がいないか、振り返ってみるのもひとつのヒントになります。
3-3. いいねが即時取り消された場合の通知と表示のズレ
誰かがあなたの投稿に「いいね」して、その直後に取り消した場合、通知には残るのに、一覧からはすぐに消えます。この「通知だけ来てるのに、誰が押したか見えない」という現象は、Xのリアルタイム仕様によるものです。
相手が誤って「いいね」して、すぐに取り消したケースが非常に多く、見えない「いいね」の原因として意外と頻出です。通知履歴に名前があるのに、いいね一覧にその人がいない…そんなときは、このパターンを疑いましょう。
3-4. 表示上限によるカット:具体的な上限数の実例(スマホ vs PC)
実はXでは、「いいね」がすべて表示されるとは限らないんです。というのも、「いいね」の一覧には表示上限が設定されていて、スマホではおおよそ20件、PCでは最大100件までと言われています。たとえば、あなたの投稿に300件の「いいね」がついていても、スマホアプリで見えるのは20人分だけ、ということも普通にあります。
PCであればより多くのユーザーを確認できますが、それでも100人以上は表示されないのが一般的です。「見えてない=押されてない」ではなく、「多すぎて見えないだけ」という点を覚えておきましょう。
3-5. システム・アプリの不具合による一時的非表示
Xではときどき、システムやアプリの不具合が原因で「いいね」が表示されないことがあります。代表的な症状としては、いいね一覧が更新されない、突然ゼロになる、あるいは順番がバラバラになるなどです。こうしたときは、まず次の対処を試してみてください。
- アプリを一度終了して再起動する
- アカウントからログアウトして再ログインする
- アプリを再インストールする
- スマホ本体を再起動する
また、「Twitter 不具合」などで検索して、他のユーザーも同じ症状を訴えていないかをチェックするのも有効です。原因がシステム側にある場合は、ユーザー側でできることは限られるので、焦らず待つのが一番です。
3-6. 不正ツール対策によるシャドウ制限の可能性
もしあなたのアカウントがXのガイドラインに違反する行動をしていた場合、シャドウバン(制限)の対象となっている可能性もあります。特に、「いいね自動化ツール」や「フォロワー増加ツール」など、外部の不正アプリを使っていた場合は要注意。
その結果として、他人から自分の「いいね」が見えなくなる、あるいは他人の「いいね」が見えなくなる現象が発生することがあります。これに該当するかどうかを判断するのは難しいですが、以下のような兆候があれば注意してください:
- 自分の投稿に反応が極端に減った
- 通知が来なくなった
- 検索結果に自分の投稿が出てこない
心当たりがある場合は、外部ツールの使用を中止し、しばらく通常利用に戻すことをおすすめします。アカウントが正常に戻るまで、数日から数週間かかることもありますが、回復の可能性は十分あります。
4. 「いいね数」と「表示されるユーザー」がズレる理由
4-1. 表示数とカウント数の不一致はなぜ起きるのか?
X(旧Twitter)で「いいね」の数と、実際に表示されるユーザーの数が一致しないのは、多くの人が戸惑う現象ですね。例えば、投稿には「25件のいいね」と表示されているのに、実際にリストに表示されるのは10人しかいない、なんてことがあります。これはバグではなく、いくつかの理由が重なっているからなんです。
まず最初の理由は非公開アカウント(いわゆる鍵垢)の存在です。鍵垢のユーザーから「いいね」された場合、そのユーザーをフォローしていないと、リスト上には表示されません。でも、いいねの合計数にはちゃんとカウントされているんですよ。つまり、リストには載ってないけど、数だけは足されているというわけです。
さらに、あなたが誰かをブロックしている場合、その人が以前につけた「いいね」はリストから消えちゃいます。でも、ここでもカウントには残ります。だから、表示されているユーザーの一覧と、合計の「いいね」数にズレが出るんですね。
他にも、X(旧Twitter)の一時的な不具合や、アプリやブラウザのキャッシュによって、「いいね」が正常に表示されないこともあります。これらはアプリを再起動したり、ログアウトして再ログインすることで改善するケースも多いです。
4-2. リストに載らないユーザーの「いいね」はどこに?
「いいね」は付いているのに、リストに載らない…そんな「見えないいいね」が存在するのは、ちょっと不思議ですよね。その正体、じつは非公開アカウントやブロックされたアカウント、あるいはいいねを取り消したユーザーなんです。
例えば、誰かがうっかり「いいね」して、すぐに取り消した場合。通知では「○○さんがあなたのポストをいいねしました」と出ますが、実際のリストからはもう消えてしまっています。これは「通知に残っているのに、リストにいない」という混乱の原因になりますね。
また、フォローしていない鍵垢のユーザーが「いいね」してくれたとしても、名前やアイコンは見えません。でも、総数には加算されているから、「誰がしたのかわからないけど、数だけ増えてる」状態になるのです。
こうした「見えないいいね」は、相手の設定や行動によってこちらから見えなくなる仕組み。システムのバグではなく、Twitterの仕様なのです。
4-3. 数が合わないときのよくある誤解と説明
「いいね数が多いのに、一覧に表示される人が少ない!バグじゃないの?」そう思ってしまうのも無理はありません。でも、それはTwitter(X)の仕様や表示制限によるものであるケースがほとんどです。
たとえば、Xでは「いいねの表示上限」があります。通常、一覧に表示される「いいね」は最大100件程度に制限されていて、それ以上はどんなにスクロールしても出てきません。つまり、1000人が「いいね」していても、見えるのは100人までということ。この表示制限のせいで、数と表示にズレが出るのです。
さらに、通知に表示された「いいね」が消えていると、「え?削除された?バグ?」と心配になるかもしれません。でもこれは、相手が「いいね」を取り消しただけかもしれませんし、こちらがブロックしたユーザーだった可能性もあります。どちらにせよ、システムが正常に動いている限りは、バグではなく仕様として理解しておくことが大切ですね。
また、スマホ版とPC版で表示数が違うこともあるため、「スマホだと少ないけど、PCだと多く見える」こともあります。より正確に確認したいときは、PCでアクセスしてみると良いですよ。
5. 「誰がいいねしたか」確認したいときの方法
5-1. スマホでの確認方法(iOS/Android)
スマートフォンで「誰がいいねしたのか」を確認するには、X(旧Twitter)の公式アプリを使います。まず、確認したい投稿をタップして開きます。画面下部にある「投稿のエンゲージメントを表示」ボタンをタップすると、「いいね」タブが表示されます。このタブには、その投稿に「いいね」したアカウントの一覧が表示されます。
ただし、この一覧には一部のユーザー(非公開アカウントやブロック中のユーザー)は表示されません。表示された「いいね」の総数と実際に見えるアカウント数が一致しない場合は、こうした制限が影響しています。また、スマホアプリでは最大で20~30件程度しか表示されないこともありますので、それ以上の確認はPC版を活用するのがオススメです。
5-2. PC版Twitterで確認できる最大数と手順
PC版のTwitterは、スマホ版よりも「いいね」した人を多く表示できます。具体的には、100件前後のアカウントまで確認できるケースがあり、フォロー数の多い投稿や話題のツイートほど、差が顕著です。確認手順は以下のとおりです。投稿をクリックして詳細を開き、「ポストのエンゲージメントを表示」を押します。
すると「いいね」タブが出て、そこに表示可能な最大数までユーザーが表示されます。ただし、ここでも鍵垢・ブロック中ユーザーの「いいね」は非表示となるので、数が一致しないことはよくあります。PCブラウザの拡大表示機能やスクロール補助ツールを使えば、より効率よく確認できますよ。
5-3. 通知機能を使った個別確認テクニック
投稿者自身が「誰からいいねされたか」を完全に把握したい場合、通知をこまめにチェックするのがコツです。Twitterでは「〇〇さんがあなたの投稿にいいねしました」といった通知が届きます。この通知は「いいね」を取り消されたとしても一時的に残ります。
ですので、リアルタイムで通知を確認して、スプレッドシートやメモアプリに記録しておくことで、表示に残らない「いいね」まで把握できます。一括で記録するのは大変ですが、特定のユーザーからの反応を追いたい場合には、とても有効な方法です。特に、通知が大量に来るインフルエンサーの方は、通知専用の記録シートを作っておくのがオススメですよ。
5-4. 拡張機能や外部ツールの使い方と注意点
「もっと詳しく知りたい」「過去のいいねも確認したい」といったニーズには、ブラウザの拡張機能や外部ツールも役立ちます。たとえば、Google Chromeで動作する「X Engagement Viewer」などの拡張機能を使えば、「ポストのエンゲージメントを表示」ボタンが出ないケースでも確認できることがあります。
ただし、これらのツールは非公式であり、Twitterの仕様変更によって動作しなくなるリスクもある点に注意しましょう。また、ログイン情報を求めるツールには要注意です。個人情報の漏洩リスクがあるため、信頼できる開発元かどうか、しっかり確認したうえで利用するようにしてください。
5-5. データ保存術:スプレッドシートやスクショ活用術
「誰にいいねされたか」を継続的に追いかけたい場合は、データを保存する習慣が大切です。先述した通知ベースの記録を行う場合、Googleスプレッドシートなどに日付・ユーザー名・投稿内容をまとめておくと便利です。この方法なら、アカウント名を後から検索したり、反応の多い投稿を分析することもできます。
また、通知画面をスクリーンショットで保存するのも簡単かつ有効な手段です。特に、通知の流れが速くて見逃しがちな方にはスクショ保存が向いています。スマホなら画像フォルダで整理しやすく、PCなら日付別にフォルダを作ると後から探しやすいですよ。
6. 表示されないときのトラブルシューティング
6-1. まず確認したい基本設定チェックリスト
「いいね」が表示されないとき、まず確認したいのは基本的な設定や状況です。アカウントの公開・非公開設定や、ブロックの有無などが原因になることがあります。非公開アカウント(いわゆる「鍵垢」)からの「いいね」は、そのアカウントをフォローしていないと表示されません。たとえ「いいね」の数に加算されていても、リストには表示されないため、「数は合ってるのに誰が押したか分からない」という現象が起こるのです。
また、自分が誰かをブロックしている場合も、その相手が押した「いいね」は表示されなくなります。これはX(旧Twitter)の仕様で、過去にブロックした相手が「いいね」していた場合でも、その情報は見えなくなってしまうのです。これらの設定をまず見直すことで、「見えない原因」がすぐに見つかるケースも多いですよ。
6-2. Twitterアプリの再起動・再インストール手順
アプリやサービス側の不具合が原因で「いいね」が表示されないこともあります。アプリを再起動するだけで直るケースは意外と多く、動作が不安定なときにはまずこの方法を試してみてください。再起動しても解決しない場合は、一度ログアウトし、再度ログインするのも効果的です。
それでも改善しないときは、アプリをアンインストールしてから再インストールしてみましょう。この手順により、一時的なバグやキャッシュの蓄積などが解消されることがあります。特にiPhoneやAndroidのXアプリを長期間アップデートせずに使っている方は、この方法で劇的に改善することもあります。
6-3. キャッシュクリアやブラウザ切替で解決するケース
WebブラウザからXを利用している場合、「いいね」が表示されない原因としてキャッシュが古いことが考えられます。キャッシュとは、以前の情報を一時的に保存しておく仕組みで、これが悪さをして最新情報が読み込まれないケースがあるんですね。この場合はブラウザのキャッシュをクリアしてみましょう。Google Chromeなら「設定 > プライバシーとセキュリティ > 閲覧履歴データの削除」で行えます。
また、使っているブラウザが原因のこともあります。例えば、Safariでうまく表示されなかったけど、Chromeでは正しく表示された…なんてこともよくある話。別のブラウザに切り替えることで問題が解消する場合もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
6-4. 不具合が疑われるときに使える情報源(X公式・DownDetectorなど)
「自分だけじゃなくて、他の人も見えてないのかな?」と不安になったら、まずは情報収集が大切です。そんなときに役立つのが「X公式のヘルプページ」や「DownDetector(ダウンディテクター)」といったサービスです。
DownDetectorでは、Xの障害情報がリアルタイムで表示されていて、他のユーザーも同じように「見えない」問題を抱えているかがすぐに分かります。また、Xの検索窓に「Twitter 不具合」や「いいね 表示されない」などと入力すれば、他の人のポストがヒットして、今起きている問題を把握しやすくなります。
ちなみに、Xではシステムアップデートや不具合修正の際に、表示仕様が一時的に変更されることもあります。「いつも通りに見えない」と感じたら、まずは「今の仕様なのか?」という視点で調べてみると良いですよ。
6-5. 問題が個別のアカウントに限定されているかを見極める方法
「いいねが見えない」のが全体的な問題なのか、それとも自分のアカウントだけの問題なのかを見極めることも大切です。簡単に確認する方法のひとつが、別のアカウントで同じ投稿を見てみることです。例えば、友達や家族にその投稿を見てもらい、「いいねした人が表示されているかどうか」を比べてみましょう。
また、自分の投稿であれば、PC版Xで確認するのもおすすめです。スマホ版では20件程度しか表示されないことが多いですが、PC版では最大100件ほど表示されるケースもあります。
さらに、「通知を活用して、どのアカウントがいついいねしたのか」を記録する方法もあります。これは少し手間はかかりますが、通知履歴をスプレッドシートなどにメモしておくことで、あとから誰がいいねしたか追えるようになります。これらの方法で、自分のアカウントだけに発生している問題かどうかが判断しやすくなりますよ。
7. よくある勘違いと正しい理解
7-1. 「表示されない=ブロックされた」は本当?
「いいねが表示されないから、もしかしてブロックされたの?」と心配になったこと、ありませんか?でも、ちょっと待ってくださいね。実は、「表示されない = ブロックされた」ではないんです。
たとえば、相手が鍵アカウント(非公開アカウント)だった場合、その人からの「いいね」はフォローしていないと見えません。ブロックされていなくても、ただ単にフォローしていないだけで表示されないことがあります。それなのに、「見えない=嫌われた?」なんて思っちゃうのは、ちょっぴり早とちりかもしれませんね。
また、もしあなたが相手をブロックしていた場合、その人が過去につけた「いいね」はリストから消えてしまいます。でも、面白いことに「いいね」の総数はそのままなんです。つまり、リストと数字が合わないという現象が起きるわけですね。このように、表示されない理由にはブロック以外の要因もたくさんあるので、すぐに人間関係の問題に結びつける必要はありませんよ。
7-2. 「削除された」ように見えても通知がある場合の理由
通知に「〇〇さんがあなたの投稿をいいねしました」と出ているのに、リストを見たらその人がいない!「あれ、もしかしてバグ?」って不思議に思ったことはありませんか?実はこれ、「いいね」をすぐに取り消された場合に起きる現象なんです。
通知は、「いいね」された瞬間に届く仕組みです。なので、相手がうっかり「いいね」を押して、すぐに取り消したとしても、通知だけはそのまま残るんですね。でも、取り消された「いいね」はリストから消えるので、そこに名前は残っていません。
このケースはとてもよくあるもので、「悪意があったのでは?」と疑う必要はありません。タップミスや気の迷いで押してしまうことは、誰にでもありますから、あまり気にしすぎないでくださいね。
7-3. 「見える/見えない」で人間関係トラブルにならないために
「〇〇さんがいいねしてくれたと思ったのに、リストにいない……」「なんで私の投稿にだけいいねしてくれないんだろう……」SNS上でのこうした「見える/見えない」は、つい気になってしまいますよね。でも、それが原因で人間関係にヒビが入るのは、とてももったいないことなんです。
X(旧Twitter)では、非公開アカウントの「いいね」や、ブロック・取り消し・表示上限など、システム的に見えないことがたくさんあります。それを「感情の問題」として受け取ってしまうと、誤解やトラブルの原因になります。たとえば、「なんで私には反応がないの?」と問い詰めてしまうと、相手が困惑してしまうことも……。
だからこそ、SNSでは「いいねが見えない=好意がない」ではないという理解がとても大切です。自分の投稿への反応が薄く感じたときも、まずは技術的な理由を思い出してみてくださいね。その上で、相手のペースを尊重することで、SNSの世界でも心地よい人間関係を保つことができます。
8. 企業・インフルエンサー向けの補足対策
企業やインフルエンサーにとって、「いいね」が表示されない現象は単なる不具合では済まされません。キャンペーンの効果測定やファンエンゲージメントの把握に直結するからです。ここでは、より精度高く状況を把握するためのツールや工夫をご紹介します。
8-1. エンゲージメント分析ツールの活用(例:X Pro/旧TweetDeck)
まずおすすめしたいのは、X Pro(旧TweetDeck)をはじめとする公式・非公式のエンゲージメント分析ツールの活用です。X ProはTwitter社(現X社)が提供している公式の分析支援ツールで、複数カラムによるリアルタイムモニタリングが可能です。
たとえば、特定の投稿やキーワードに関連するいいね・リツイート・返信などを一覧で追いかけることができ、スマホアプリでは取得しきれない「いいね」情報をカバーできます。特にパソコン版での利用をおすすめします。なぜなら、スマホアプリでは最大でも表示が20~30件程度に制限されることがあり、PC版なら100件近くの「いいね」データを取得できるケースもあるからです。
また、有料分析ツール(例:SocialDog、Social Insightなど)を使えば、日別・投稿別のエンゲージメント推移も可視化できます。これにより、非公開アカウントやブロックによって表示されない「いいね」の裏側にも一定の予測を立てられるのです。
8-2. キャンペーンやプロモ投稿での「いいね」数監視のコツ
キャンペーン投稿では「いいね」が成果指標になるケースが多いですよね。ですが、Xの仕様変更により、実際に押された「いいね」の数と、表示される「いいね」のリストが一致しないという現象が増えています。
たとえば、鍵垢(非公開アカウント)やブロック済みユーザーからの「いいね」は、合計には含まれていてもリストには表示されません。この結果、50件の「いいね」が表示されているのにリストには20人しかいない、という状況が起こるわけです。
この問題への対策として、「通知タブ」のスクリーンショットや、専用ツールでのログ記録が有効です。たとえば「いいねされました」という通知をすぐにキャプチャしておけば、後から取り消されたとしても証拠として残せます。
また、キャンペーン投稿をするときは、「応募の際はフォロー&リプライ」のような形式にすることで、表示されるエンゲージメント情報の信頼性が向上します。リプライのほうが消されにくく、記録にも残りやすいのです。
8-3. サブ垢・ファン垢による非公開「いいね」への備え方
インフルエンサーや芸能人アカウントでは、ファンがサブ垢・鍵垢から「いいね」を付けることが多い傾向があります。この場合、エンゲージメントの「熱量」が可視化されにくいという課題があります。
先述のとおり、非公開アカウントからの「いいね」はフォローしていないと見えません。たとえば、100件の「いいね」が付いていても、表示されるのは公開アカウントの20~30件に過ぎないのです。
この対策としては、定期的にファン向けに「サブ垢からのいいねは反映されにくい」旨を伝える投稿をするのが効果的です。また、公式ファンコミュニティ内でのエンゲージメント呼びかけ(例:「本垢での反応をお願いします」など)も有効です。
さらには、投稿のリンクをX Proで監視リストに追加しておくことで、時間経過による「いいね」数の推移を自動で把握できます。これにより、誰が表示されなくなったか/いつ増減が起きたかを定点観測でき、サブ垢・鍵垢からの反応の存在もある程度推測可能になります。
9. 今後に備えて知っておきたいこと
9-1. 表示仕様は突然変わる?Xの方針変更に注意
X(旧Twitter)では、「いいね」の表示仕様が予告なく変更されることがあります。特に2024年には、他人の「いいね」が見えなくなる仕様変更が実施され、これまで確認できていた「いいね」ユーザーのリストが一部非表示となるようになりました。これは、Xがユーザーのプライバシー保護を重視し始めた結果とも言われています。
例えば、フォローしていない鍵アカウント(非公開アカウント)からの「いいね」は、従来どおり数には加算されるものの、ユーザー名は表示されません。また、ブロックしている相手が付けた「いいね」は、一覧表示からは消えるのに、総数には残るというケースもあります。
このように、仕様変更は見た目の数と中身の不一致を生むことがあるため、Xの動向には日々の注意が必要です。さらに、投稿に対する「いいね」の表示数にも上限が設定されており、例え500件の「いいね」が付いていても、表示されるのは20件〜100件程度に制限されることが多いです。こうした変更はすべてX社の方針に基づいており、ユーザー側では制御できません。だからこそ、「表示されない=バグ」ではなく、仕様かもしれないという視点を持つことがとても大切なのです。
9-2. 「いいね」以外のエンゲージメント指標にも注目
「いいね」が思った通りに表示されなくなる今、注目すべきは「リポスト」や「リプライ」、「インプレッション」など他のエンゲージメント指標です。実際、Xでは各投稿に対して「ポストのエンゲージメントを表示」ボタンを使うと、以下の情報が確認できます。
- 表示回数(インプレッション)
- エンゲージメント率
- リポスト数
- リプライ数
- プロフィールクリック数
特に「インプレッション数」は、どれだけの人に投稿が届いたかを知る重要な指標です。たとえ「いいね」が少なくても、リーチ数が多ければ投稿の価値は決して低くありません。
また、いいねが表示されない場合でも、通知で確認できたり、プロフィールクリック数が増加していれば、投稿が注目を集めている証拠です。ユーザーの反応は「いいね」だけに限定されないという認識を持ち、広い視点でエンゲージメントを捉えることが、今後ますます重要になっていきます。
9-3. 最新情報を追うためのおすすめアカウント・サイト
仕様変更の早期キャッチや、バグ報告、表示不具合の確認には、信頼できる情報源をフォローすることが不可欠です。以下に紹介するアカウントやサイトは、X関連の最新ニュースや不具合報告に定評があります。
- @XSupport(旧@TwitterSupport):公式サポートアカウント。仕様変更や障害情報をいち早く告知。
- @XJ_info:ユーザー目線で仕様変更やバグ事例を投稿する速報系アカウント。
- X情報.com:Xに特化した解説記事が豊富な解説系ブログ。特に「いいねが見えない」など表示問題に関する情報が詳しい。
特に「X情報.com」では、非公開アカウントの「いいね」非表示や、アプリの不具合といった技術的な観点も交えて説明されているため、初心者にも理解しやすいのが特徴です。日頃からこうした情報源をブックマークし、不具合や仕様変更が起きたときにすぐ確認できる体制を整えておきましょう。
10. まとめ
10-1. 問題の多くは仕様によるものであることを理解しよう
X(旧Twitter)で「いいね」が表示されない問題の大半は、実はアプリのバグや不具合ではなく、X側の仕様や設定変更によるものであることがわかっています。例えば、非公開アカウント(いわゆる鍵垢)からの「いいね」は、フォローしていない限り表示されないというのはよくある仕様のひとつです。
また、ユーザーをブロックすると、その人の「いいね」が表示リストからは消えるといったケースもあります。表示されないからといって「いいね」そのものが無効になっているわけではありません。さらに、Xは最近「いいね」情報の表示方針を見直しており、全ユーザーに対して「いいね」履歴を公開しない方向に進んでいます。
これらの点を踏まえると、見えないことは不具合ではなく、意図的な仕様である可能性が高いのです。まずはその点を冷静に受け止めることが大切です。
10-2. 見えなくても「いいね」はされている可能性
「いいねが表示されない」と感じても、実際には多くのユーザーから「いいね」されている可能性があります。その理由のひとつが、Xの「いいね」表示件数に上限があることです。たとえば、500件の「いいね」がついていても、表示されるのはわずか20〜100件程度です。
これは仕様による制限で、スマートフォン版よりもPC版の方が多く表示される傾向があるものの、すべてを一覧する手段は存在しません。さらに、うっかり「いいね」を押してすぐに取り消すユーザーもいます。この場合、通知には表示されても「いいね」一覧には載らないため、「あれ、消えた?」と感じることがあります。
つまり、見えないからといって「いいね」されていないわけではないのです。数字のズレや名前が見つからないのは、Xの設計やユーザーの操作による自然な結果と考えましょう。
10-3. 自分に合った対応方法の選び方と再発防止策
「いいねが表示されない」ときの対応方法はひとつではありません。状況に応じて、自分に合った方法を選ぶことがとても大切です。たとえば、「もっと多くの『いいね』を見たい」という方は、スマホではなくPC版Xを使うことで表示件数を増やすことができます。
また、「誰が『いいね』してくれたのか一人ひとり把握したい」という方は、通知機能を活用してスプレッドシートなどに記録していくという手間を惜しまない方法もあります。再発防止の観点からは、「表示されない=バグ」ではなく、「表示されないこともある」とあらかじめ理解しておくことが大切です。
特定のアカウントに対して誤解を生まないためにも、表示情報だけで判断せず、あくまで参考として扱う姿勢を持つことが望ましいでしょう。そしてもし何か異常を感じたら、一度アプリを再起動したり、ログインし直したりするだけで解決することも少なくありません。そのようなシンプルな対処でも状況は改善される場合があります。