「過去に何をツイートしていたか調べたい」「あの事件の時に特定の人は何を発信していたのか知りたい」──そんなときに便利なのが、Twitterの“日付 × ユーザー”検索です。しかし意外と検索方法がわからず、思うようにツイートを探せない方も多いのではないでしょうか? この記事では、基本の検索コマンドから精度を高める応用テクニック、さらには画像・動画の絞り込み方まで、具体例とともに詳しく解説します。
1. はじめに:なぜ「日付 × ユーザー検索」が求められているのか
X(旧Twitter)は、リアルタイム性の高いSNSとして世界中で使われています。一方で、「過去の特定の日時に、あるユーザーが何を発言していたか」を正確に探すのは、決して簡単なことではありません。とくにユーザー数が多く、1日に投稿されるツイートが膨大な中では、目的の情報にたどり着くのは至難の業。そこで活躍するのが、「日付検索 × ユーザー検索」という高度な絞り込みテクニックです。
例えば「from:ユーザー名 since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD」といった検索構文を使えば、特定のユーザーが、特定期間に投稿したすべてのツイートを探すことができます。この機能は、特に災害時や炎上、世論調査やマーケティング分析など、過去の文脈を正しく把握したい場面で大いに役立ちます。
1.1. 実例:災害・事件・トレンド発生時のユーザー投稿を探したいとき
たとえば、2024年の能登半島地震のような自然災害が発生した際、現地に住む人たちの投稿には、リアルタイムで刻まれた被害状況や避難情報が数多く含まれています。その中でも「from:○○市在住の投稿者」など特定ユーザーに絞って、発災当日や翌日に何が投稿されていたかを確認することで、非常に貴重な一次情報が得られることがあります。
また、事件発生時や政治・芸能トレンドにおいても、「あの人がこの騒動の直後に何を発言していたか」など、時系列と発言者の関係を正確に捉えることが重要です。たとえば、「from:○○ since:2023-07-01 until:2023-07-03」といった検索をかければ、騒動直後の反応をピンポイントで抽出できます。
このように、「誰が、いつ、何を言ったか」を時系列で正確に追跡できる日付検索は、報道関係者や研究者、SNS分析に関心を持つすべての人にとって、欠かせない情報収集の手段となっています。
1.2. 採用・炎上対策・マーケティングで注目されるSNSリサーチの現場
近年では、企業の採用担当者や人事部門が、応募者のSNSアカウントを調査するケースも増えています。とくに採用前のリスクチェックとして、過去に不適切な発言や炎上発言をしていなかったかを確認するために、日付検索が活用されています。例えば「from:○○ since:2018-01-01 until:2018-12-31 不適切なワード」で絞り込めば、該当する投稿の有無をスムーズにチェックできます。
また、マーケティングの分野でもSNSリサーチは不可欠です。たとえば、新商品を発表した直後の消費者の反応を知りたい場合、その商品の投稿が集中するタイミングに絞って検索することで、率直な声や傾向が把握できます。「from:企業アカウント since:発売日 until:数日後 キーワード」で検索することで、ユーザーとのエンゲージメントの分析も可能になります。
さらに、特定のインフルエンサーがどのような流れでトレンドを牽引したのか、発言のタイミングやキーワードの変遷を調べる際にも、日付×ユーザー検索は非常に有効です。これにより、SNS戦略の立案や競合分析にもつながるヒントが得られるのです。
2. 検索を始める前に:知っておくべき前提知識
X(旧Twitter)で特定ユーザーの過去の投稿を「日付指定」で検索するためには、まずいくつかの重要なポイントを理解しておく必要があります。
ここでは、検索がうまくいかない原因になりやすい落とし穴や、基本的な検索ルールについて、やさしく丁寧に説明していきますね。
2.1. Twitterの「公開・非公開」の検索可否への影響
X(旧Twitter)では、検索対象になるツイートには「アカウントの公開設定」が大きく関係してきます。
たとえば、あるユーザーが「非公開アカウント(鍵付き)」になっている場合、フォローしていない限りその人のツイートは検索結果に表示されません。
逆に、公開アカウントであれば、誰でも検索でその人の投稿を見つけることができます。
なお、一度でも非公開設定になっていた期間のツイートは、その後アカウントが公開になっても、検索に引っかからないことがあるので注意が必要です。
2.2. ユーザーIDと表示名の違い(from:指定で使うのはどっち?)
検索時に使う「from:」コマンドで重要なのがユーザーIDの正確な指定です。
たとえば、@example_user というアカウントがあったとします。
このとき、「from:example_user」と入力すれば、そのユーザーが投稿したツイートだけが表示されます。
ここで注意したいのが、「表示名(ニックネーム)」ではなく、必ずユーザーID(@の後に続く部分)を使うということです。
表示名は好きに変えられるので、検索には適しません。
スペルミスや全角・半角の違いにも気をつけてくださいね。
2.3. 日付検索で使われる“since”と“until”の基本ルール
特定の期間に絞ってツイートを検索したいときは、sinceとuntilというコマンドを使います。
この2つの基本ルールをマスターすることで、検索精度がグッと上がりますよ。
since:YYYY-MM-DDは、指定した日以降のツイートを検索するときに使います。たとえば「since:2024-01-01」とすれば、2024年1月1日から今日までのツイートが対象になります。
until:YYYY-MM-DDは、指定した日以前のツイートが対象です。「until:2024-01-01」とすれば、それより前の日までが対象になります。
この2つは組み合わせて使うこともできます。
たとえば「from:example_user since:2023-05-01 until:2023-05-31」とすると、そのユーザーが2023年5月1日から5月30日まで(untilの日付は含まれないことに注意)の間に投稿したツイートだけを表示できます。
2.4. 検索対象となる「ツイート」の範囲と制限(リプライ/引用RT/削除済み)
「特定のユーザーの投稿を全部見たい!」と思っても、実は検索対象には範囲の制限があります。
たとえば、検索コマンドでは通常ツイート・リプライ・引用リツイートが対象になりますが、以下のようなケースでは表示されません。
- 削除されたツイート(そのユーザー自身が削除したもの)は、検索しても出てきません。
- 非公開アカウントのツイートは、フォローしていない限り表示されません。
- リプライや引用RTも、特定の条件(相手が非公開など)では検索にヒットしないことがあります。
また、特定の種類の投稿に絞りたい場合は、「filter:images」「filter:videos」などのフィルターコマンドを追加すると便利です。
たとえば、「from:example_user filter:images since:2023-06-01 until:2023-06-30」とすれば、指定期間に投稿された画像付きツイートだけを抽出できます。
このように、検索結果に含まれる・含まれない要素をきちんと理解しておくと、「あれ?出てこない…」と悩まずに済みますよ。
3. 基本の検索コマンドをマスターする
X(旧Twitter)で特定ユーザーのツイートをピンポイントで探し出すには、検索コマンドをうまく使いこなすことが大切です。少しの工夫で、何年も前の投稿でもあっという間に見つけることができますよ。ここでは、特定ユーザーに絞った日付検索の基本コマンドを丁寧にご紹介します。
3.1. from:ユーザーID の指定方法と注意点
検索でまず覚えたいのが「from:ユーザーID」というコマンドです。これは、特定のユーザーが投稿したツイートのみを表示する基本中の基本。たとえば、「from:nhk_news」と入力すれば、NHKニュース公式アカウントの投稿だけを表示できます。
注意点としては、「@」マークは不要ということ。プロフィールでは「@example_user」と表示されていても、検索では「from:example_user」と書きます。また、ユーザー名の入力ミスや余計なスペースがあると正しく検索できないので要注意です。特にiPhoneやAndroidのフリック入力では、うっかり全角文字が混ざることもあるので気をつけましょう。
3.2. since:YYYY-MM-DD で「以降」を指定する
次に覚えたいのが、「since:YYYY-MM-DD」です。これは、「指定した日付以降に投稿されたツイート」を検索するためのコマンドです。
たとえば、「from:example_user since:2023-01-01」と入力すれば、2023年1月1日以降にそのユーザーが投稿した内容がずらっと表示されます。特定のニュースやイベント後の反応を調べたいときにとても便利ですよ。
「YYYY-MM-DD」の形式は西暦4桁、月・日は2桁で入力するのが正しい使い方。たとえば「2023-1-1」のように入力しても検索はできません。必ず「2023-01-01」と、ハイフンも半角で入力してくださいね。
3.3. until:YYYY-MM-DD で「以前」を指定する
逆に、特定の日付より前の投稿を検索したい場合は、「until:YYYY-MM-DD」を使います。
「from:example_user until:2022-12-31」と検索すれば、そのユーザーが2022年12月31日までに投稿した内容だけが表示されます。つまり過去の出来事に関するツイートを探すときにとっても役立つんです。
このコマンドも、「since」と同じように日付の書き方に注意してください。特に月や日を1桁で書くとエラーになりますので、「2022-12-1」ではなく「2022-12-01」と書いてくださいね。
3.4. since:〜 until:〜 の組み合わせで「期間」を検索する
「since」と「until」を組み合わせて使うと、もっと便利になります。これで、特定の期間内だけの投稿をピンポイントで検索できるんです。
たとえば、「from:example_user since:2023-01-01 until:2023-01-31」と入力すれば、2023年1月の1ヶ月間にそのユーザーが投稿したすべてのツイートが表示されます。これはイベントやキャンペーンの前後の反応を調べたいときにぴったりですよ。
しかも、この方法はユーザーのツイートを時系列で確認したいときにもすごく便利です。特にビジネスや調査で活用するなら、このコマンドの組み合わせは欠かせません。
3.5. from × since/until の基本構文まとめ(コピペ例付き)
ここまでの内容を一つにまとめると、以下のような検索構文になります。これはほぼコピペで使えるので、ブックマークしておくと便利ですよ。
- from:example_user → ユーザーexample_userの全ツイート
- from:example_user since:2023-01-01 → 2023年1月1日以降の投稿
- from:example_user until:2022-12-31 → 2022年12月31日以前の投稿
- from:example_user since:2023-01-01 until:2023-01-31 → 2023年1月の投稿のみ
- from:example_user keyword since:2023-01-01 until:2023-01-31 → 指定期間のキーワードを含む投稿
これらのコマンドは、パソコンでもスマホでも同じように使えます。Twitter(X)の検索窓に直接コピペすればOK。ちょっとしたコツをつかむだけで、欲しい情報が一気に近づいてきますよ。
4. キーワードを追加して精度を高める検索術
X(旧Twitter)で特定のユーザーの投稿を検索する際、ただ「from:ユーザー名」と入力するだけでは、膨大なツイートの中から目当ての情報を見つけるのは大変です。でも大丈夫。検索キーワードや期間指定をうまく組み合わせるだけで、ぐっと精度が上がります。ここでは、キーワードを追加して検索の質を高める具体的なテクニックをわかりやすく解説します。
4.1. from: × キーワードで「話題」に絞る方法
まず基本となるのが、「from:ユーザーID」に検索したいキーワードを加える方法です。たとえば、猫の話題を探したいなら「from:neko_love 猫」と入力してみてください。これだけで、そのユーザーが「猫」という言葉を含む投稿だけに絞ることができます。
この検索方法の良いところは、話題性のある単語に絞ることで、過去の出来事やユーザーの考え方を的確に見つけられる点です。「地震」「旅行」「選挙」など、具体的なテーマを加えると一気に検索結果が整理されて、知りたい投稿がピンポイントで見つかるんです。
特定のユーザーがどんな話題について発言していたのか調べるときには、まずこの方法から試してみてくださいね。
4.2. from: × キーワード × 期間指定 の複合検索例
もっと詳しく調べたい場合は、日付の範囲を指定することで、ツイートの時期を絞ることができます。たとえば、「from:neko_love 猫 since:2023-01-01 until:2023-03-01」と入力すれば、2023年1月1日から2月28日までの「猫」に関するツイートが表示されます。
このような複合検索を使うと、イベントや出来事があった期間のツイートだけを確認できるようになります。たとえば地震が発生した日を指定して、その日にどんな反応をしていたのか確認したり、旅行中の投稿を探したりすることも簡単です。
また、企業や有名人のアカウントを対象にすれば、キャンペーン期間中の反応や過去の炎上発言なども効率よく見つけられます。
4.3. 不要な語句を除外する「-キーワード」の活用法
検索してみたけど、関係ない話題のツイートが多すぎて探しづらい…。そんなときに便利なのが「-キーワード」です。これは特定の単語を検索結果から除外する機能です。
たとえば、「from:neko_love 猫 -画像」と入力すれば、「猫」に関するツイートのうち「画像」という単語が含まれている投稿は表示されません。つまり、画像付きのツイートを省いて、文章ベースの投稿だけを確認したいときに便利なんですね。
この「除外キーワード」の使い方次第で、検索結果のノイズが一気に減ります。「-RT」「-URL」「-プレゼント」など、状況に応じて活用すれば、本当に見たい情報にすばやくアクセスできます。
4.4. 複数キーワードをAND/OR検索する方法とその限界
さらに検索を細かくするには、複数のキーワードを組み合わせることもできます。たとえば「from:neko_love 猫 AND 散歩」と入力すれば、「猫」と「散歩」の両方が含まれるツイートを探せます。ただし注意点として、Twitterの通常検索では「AND」は省略可能で、単語をスペースで区切るだけでもAND検索と同じ動作になります。
一方で、「OR検索」を使いたい場合は、明示的に「OR」を入力する必要があります。たとえば、「from:neko_love 猫 OR 犬」とすれば、「猫」または「犬」が含まれるツイートが表示されます。
ただし、ANDとORを複雑に組み合わせた検索は、Twitterの検索機能では正しく処理されないことがあります。そのため、どうしても複雑な論理検索が必要な場合は、Google検索と組み合わせるなどの工夫が必要です。
それでも、「from:ユーザーID キーワード1 キーワード2」だけで、十分に精度の高い検索が可能なので、まずはこの基本形をしっかり活用するのがおすすめですよ。
5. 画像・動画・リンク付きツイートを絞り込む方法
特定ユーザーの投稿を日付検索で見つけたあと、「画像だけ」「動画だけ」「リンク付き」など、もっと細かく絞り込めたら便利ですよね。そんなときに役立つのが、filter:images や filter:videos などの検索演算子です。これらを使えば、欲しいタイプの投稿だけを的確に見つけ出すことができるんです。
5.1. filter:images で画像投稿だけを探す
画像付きの投稿だけを見つけたい!そんなときにぴったりなのが「filter:images」というコマンド。たとえば「from:example_user filter:images」と検索すると、そのユーザーが投稿した画像を含むツイートだけが表示されます。
さらに絞り込むなら、「since:2023-01-01 until:2023-01-31」を組み合わせて、特定期間の画像付き投稿に限定できます。例:「from:example_user filter:images since:2023-01-01 until:2023-01-31」
「イベントの写真だけ見たい」や「作品の画像投稿を探している」といったケースにとても便利です。画像だけを追いたいときは、まずこれ!と覚えておくと安心ですね。
5.2. filter:videos で動画ツイートだけを検索する
動画ツイートだけを検索したいときに役立つのが「filter:videos」です。たとえば「from:example_user filter:videos」と入力すれば、そのユーザーが投稿した動画付きツイートだけを抽出できます。
もちろん、これも日付指定と組み合わせればさらに効果的。「from:example_user filter:videos since:2024-01-01 until:2024-01-31」これで1月中に投稿された動画のみをチェックできます。
「ライブ配信の告知動画」や「プレゼン動画」など、動画だけをピンポイントで調べたい場面では欠かせない検索方法です。
5.3. filter:links でURLを含む投稿を抽出
ツイートの中に外部リンクやURLが含まれている投稿だけを探したいなら、「filter:links」を使います。
たとえば「from:example_user filter:links」と検索すると、そのユーザーの投稿のうちURLを含むものだけが表示されます。
この方法は「ブログの更新通知」や「YouTubeへの誘導投稿」など、外部サイトへのリンク投稿を探すときに大活躍します。特にインフルエンサーや情報発信者の投稿を分析したいときに、とても役立ちますよ。
5.4. 特定のドメインのリンクだけを拾う「url:」検索術
filter:linksで「リンク付き投稿」は探せますが、「特定のサイト」だけに絞りたいときは、url:検索が便利です。
たとえば、「note.com」へのリンクを含むツイートだけを調べたい場合は、「from:example_user url:note.com」と入力します。
これにより、そのユーザーが「note.com」へのリンクを貼った投稿だけを一覧で確認できます。さらに日付で絞るなら「from:example_user url:note.com since:2023-06-01 until:2023-06-30」と入力すれば、6月中にnoteへのリンクを投稿したツイートを探すことも可能です。
「特定のサイトからの情報発信だけを知りたい」ときに非常に有効で、業界分析や競合調査にも使えるテクニックなんです。
6. 【実践編】ケース別の検索例テンプレート集
6.1. 有名人の災害発言を特定する
災害が発生した際、有名人やメディアの発言が注目を集めることがありますね。例えば、NHKニュース(@nhk_news)が2020年7月1日から7月10日までの間に投稿した内容を調べたい場合、検索バーに次のように入力します。from:nhk_news since:2020-07-01 until:2020-07-10このように、from(発信元)・since(開始日)・until(終了日)の3つを組み合わせると、特定の期間内の発言だけを抽出できます。災害の発生日や報道のタイミングを意識して日付を設定すると、必要な情報がピンポイントで見つかりますよ。
6.2. 自分の過去ツイートを一括チェックする方法
「あれ?自分、あの話題についてなんて言ってたっけ?」と過去の投稿を振り返りたいときに便利なのが、from:自分のユーザーIDです。例えば、自分のユーザーIDが「@taro_japan」の場合、from:taro_japanと入力するだけで、自分の全ツイートが表示されます。さらに、特定の期間を見たい場合は次のように入力します。from:taro_japan since:2022-01-01 until:2022-12-31年単位で一括チェックできるので、振り返りや削除忘れの投稿を見直すのにぴったりです。
6.3. 企業の謝罪文・不祥事関連投稿を期間指定で確認する
企業が問題を起こしたとき、その対応を追跡するには日付検索とキーワードの組み合わせが効果的です。たとえば、ある企業「@company_xyz」が2023年8月に起こした不祥事に関して謝罪しているか確認したいなら、こう検索します。from:company_xyz 謝罪 since:2023-08-01 until:2023-08-31「お詫び」「ご迷惑」「申し訳」などのキーワードを変えて試すのもコツです。この方法なら、表現が曖昧でも複数角度から確実に発見できます。
6.4. 過去のキャンペーン投稿を探してエビデンスにする
SNSでキャンペーンをやっていたかどうか、ツイートの証拠を見つけたい時にも検索機能は役立ちます。たとえば「@official_store」が2022年12月に「クリスマスキャンペーン」を実施していたか調べるなら、以下のように入力します。from:official_store クリスマスキャンペーン since:2022-12-01 until:2022-12-31キャンペーン投稿は通常、限定日数で流れるため、日付の絞り込みが非常に重要です。この方法で投稿が表示されれば、エビデンスとして保存・提示できます。
6.5. 誰かが削除した可能性がある投稿を探す時の工夫
「あの人、確かあんなこと言ってたのに…今見たら消えてる?」そんな時に使えるのが、削除前に反応していた人たちのツイートやRTを追うという方法です。例えば、「from:news_watcher since:2024-04-01 until:2024-04-10」で調べても出てこない場合、代わりに、「@news_watcher ツイートした」で検索して、他ユーザーの引用や返信を探してみましょう。また、削除前にスクショされていた画像付きツイートを調べたいときは、filter:imagesを使って、「@news_watcher filter:images since:2024-04-01 until:2024-04-10」で試すと、手がかりが見つかるかもしれません。
7. よくある失敗とその解決法
7.1. 検索してもツイートが出ない3大原因と対処法
Twitter(X)の日付検索を試しても「全然出てこない!」ということ、ありますよね。その原因は主に3つに分けられます。
1つ目は、「非公開アカウント」です。検索したい相手のアカウントが鍵付き(非公開)だと、そのユーザーをフォローしていて、なおかつ承認されていないとツイートは検索結果に表示されません。これはTwitter側の仕様なので、どうしようもない部分になります。
2つ目は、「日付指定の誤り」。例えば、「since:2023-01-01 until:2023-01-01」のように、同じ日付を指定してしまうと、その1日分が除外されるケースもあるんです。実際は「since:2023-01-01 until:2023-01-02」のように、終わりの日付は「次の日」にしておくのがポイント。
3つ目は、「ユーザーIDの入力ミス」。from検索で「from:@example_user」と入力してしまうと検索がヒットしません。正しくは「from:example_user」のように@マークを除いたIDを使う必要があります。
この3つを押さえておくだけで、「なんで検索できないの?」というモヤモヤを一気に解消できますよ。
7.2. 検索コマンド入力ミスの典型例
日付検索で一番多いトラブルの一つが、コマンドの入力ミスです。実は、これだけで検索が全く機能しないケースが多いんです。
たとえば「from:example_user since:2023/01/01 until:2023/01/31」など、スラッシュ「/」を使うのはNG。正しい形式は「YYYY-MM-DD」とハイフン(-)を使った半角数字です。
また、「from :example_user」や「since :2023-01-01」のようにコマンドとコロンの間にスペースが入ってしまうと、これもまた失敗の原因になります。スペースは一切入れずに、「from:example_user」のようにピッタリくっつけて入力してくださいね。
さらに、コマンドを重複させたり順序を間違えたりするケースも見かけます。順序は柔軟ですが、一般的には「from:ユーザーID キーワード since:日付 until:日付」のように整理されていると分かりやすく、ミスも減ります。
7.3. 公開アカウントなのにツイートがヒットしない時の考えられる理由
「公開アカウントなのに出てこない…」というケースは、意外とたくさんあります。その場合、いくつかの理由が考えられます。
まず、ツイートが削除されている可能性。一度投稿されたツイートでも、あとから本人が削除していれば、検索結果に表示されることはありません。
次に、「一時的にアカウントを非公開にしていた」ケース。Twitterは一度でも非公開設定をすると、その期間中のツイートは検索対象外になることがあります。公開状態に戻しても検索に反映されない場合があるので注意が必要です。
また、「検索対象のキーワードが曖昧すぎる」ことも原因になりえます。検索ワードが広すぎると、表示される結果の中に埋もれてしまうため、より具体的なキーワードに絞ることがポイントです。
最後に考えられるのは、検索がバグっている場合。Twitterの検索機能は完全ではなく、リアルタイムの反映に遅れがある場合もあります。その際は、しばらく待ってから再検索してみましょう。
7.4. 日本語・英語の混在ツイートでうまくヒットさせるための工夫
Twitterでは、日本語と英語が混ざったツイートがたくさんありますよね。でも、検索するときにそれが障壁になることがあるんです。
たとえば「from:example_user apple」と検索しても、「Apple製品」や「りんご」に関する日本語ツイートはヒットしない可能性があります。これはTwitterが検索時に、言語ごとに処理を分けているからなんですね。
そこでオススメなのが、複数のキーワードをOR検索すること。例えば、「from:example_user (Apple OR りんご)」のように検索すると、どちらかの語を含むツイートが表示されるようになります。
また、意味の近い言葉をいくつか並べて「iPhone OR アイフォーン OR アイフォン」のように検索すると、表記ゆれにも対応できます。
検索精度を高めるには、「使いそうな言葉を全部入れる」という発想が大事です。少し面倒でも、ここを丁寧にすると欲しい情報にきっとたどり着けますよ。
8. 高度な検索テクニック&裏ワザ集
8.1. 特定のハッシュタグを使った投稿を期間で限定する
これは、イベントの反応やキャンペーンの盛り上がり具合を分析するのにも最適なんですよ。
さらに特定のユーザーに絞りたい場合は、「from:ユーザーID」を追加してみてください。
ポイントは、正確なユーザーIDと日付の入力を忘れないこと。ほんの少しのミスでも、結果がまったく表示されないことがあるので、コピペや注意深い入力がカギになります。
8.2. 公式検索フォーム(Twitter高度検索)の使い方と限界
X(旧Twitter)には公式の高度検索フォームがあるのをご存知でしょうか?このフォームでは、言葉の一致条件(すべての単語を含む、完全一致など)、アカウントの指定、日付の範囲、そして「返信付き・画像付き」などの条件を、入力ボックスに数字や文字を入れるだけで検索できる便利なツールです。
たとえば、「from:example_user」「2023年1月〜3月」といった形で指定すれば、フォームが自動的に検索演算子を生成してくれます。でも実はこの機能、検索結果に制限がかかることが多いのです。
というのも、検索対象となる投稿数や種類に制限があったり、リアルタイム性が弱いために、最新の投稿が検索されないケースがあるんですね。また、スマホアプリからはアクセスが難しく、PCブラウザからの利用が前提になるため、使い勝手はちょっぴり悪いかもしれません。
大量の投稿やリアルタイム性を重視する人は、手入力で検索演算子を使う方法が圧倒的におすすめですよ。
8.3. 検索演算子の完全リファレンス
X(旧Twitter)検索をマスターするなら、検索演算子を自分で使いこなせるようになることが一番の近道です。以下は、よく使われる検索演算子とその意味のリストです。
- from:ユーザーID:特定ユーザーの投稿だけを表示
- since:YYYY-MM-DD:この日以降の投稿を表示
- until:YYYY-MM-DD:この日までの投稿を表示
- filter:images:画像付きの投稿のみ表示
- filter:videos:動画付きの投稿のみ表示
- min_retweets:数字:指定数以上のリツイートされた投稿
- min_faves:数字:指定数以上のいいねを獲得した投稿
検索演算子は正確な構文とスペルが命なので、最初はコピーして使ってもOK!慣れてくると、自分だけの検索式がどんどん作れるようになりますよ。
8.4. Google検索と組み合わせた「site:twitter.com」活用法
X(旧Twitter)の検索結果が思うように表示されないとき、Google検索と組み合わせる裏ワザがとても有効です。その名も「site:twitter.com」検索。
これは、Googleで「site:twitter.com キーワード」や「site:twitter.com from:ユーザー名」などと入力することで、Twitterドメイン内に限定した投稿を探せる方法です。
たとえば、「site:twitter.com from:example_user since:2023-01-01 until:2023-01-31」という風に検索することで、Googleがインデックスしている過去投稿の中から対象ツイートが見つかることもあります。Xの検索アルゴリズムでは拾いきれないような古い投稿や、検索対象から外れてしまったツイートも、Google経由ならヒットする可能性があるんです。
もちろん、Googleでの検索なので、リアルタイム性や非公開アカウントの内容まではわかりません。でも、検索精度を底上げする強力な補助ツールとして、「site:」検索はかなりオススメです。
9. モバイル/PC別:効率的な検索の進め方
X(旧Twitter)で特定のユーザーの投稿を日付指定して探したいとき、スマートフォンとパソコンでは使える機能や操作性に差があるんだよね。それぞれの環境で効率よく検索するためのコツを、しっかり覚えておこうね。
9.1. スマホで検索する時の制限と代替手段
スマートフォンからTwitterの検索を行う場合、一番の課題は検索バーの機能制限だよ。特に、iPhoneやAndroidアプリでは「from:ユーザーID since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD」といった検索コマンドが正しく動作しないことがあるんだ。これは検索バーの入力補助機能がコマンドを正確に解釈できないからなんだよ。
そこで、スマホでの検索にオススメなのがモバイルブラウザ(ChromeやSafari)を使う方法。アプリではなく、ブラウザ版のXにアクセスして検索バーに「from:ユーザーID since:2024-01-01 until:2024-01-31」などと入力すれば、ちゃんと日付絞り込み検索ができるよ。特にSafariを使っている場合は、PC表示モードに切り替えることで、より正確な検索結果が出やすくなるから試してみてね。
さらに、検索結果を保存したいときは、スクリーンショットやメモアプリにコピーしておくと後で見返しやすくなるよ。スマホだけでも十分検索できるから、ちょっと工夫してみようね。
9.2. デスクトップ環境での検索精度を上げるポイント
パソコンでは、Twitterの検索機能を最大限に活用することが可能。検索コマンド「from:ユーザーID since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD」に加えて、キーワードやフィルターを組み合わせることで、とっても細かく条件を絞り込むことができるよ。
たとえば、「from:nasa since:2024-01-01 until:2024-02-01 filter:images」というように入力すれば、「NASAが1月に投稿した画像付きツイート」だけを一覧できるんだ。画像や動画、リンクの有無をフィルターでコントロールできるのは、PCならではの便利なポイントだよ。
また、ユーザーIDは絶対に正確に入力しようね。「@」はつけずに、プロフィールURLの末尾に表示されているIDそのままを使うんだよ。例えば、URLが「https://twitter.com/example_user」なら、「from:example_user」でOK。
それともうひとつ大切なのが、検索コマンドの整形。日付は「YYYY-MM-DD」形式で、半角のハイフンを使うこと。このちょっとしたミスで、検索結果がまったく出てこなくなることもあるから気をつけてね。
9.3. ブラウザ拡張機能やサードパーティツールの併用(TweetDeck等)
もっと便利に検索したいなら、TweetDeck(現:X Pro)のようなツールもオススメだよ。TweetDeckは、複数のカラムを使って情報をリアルタイムに並べて表示できる、X公式の無料サービスなんだ。
特定ユーザーの投稿を日付指定で絞り込みながら、同時にキーワードも追えるし、フィルターも自由に設定できるのが強み。たとえば、「from:example_user since:2024-01-01 until:2024-01-10」とカラムを設定すれば、特定期間の投稿だけが流れるタイムラインとして表示されるよ。
他にも「Advanced Search」という公式の高度検索ページを使えば、コマンドを知らなくてもフォームに入力するだけで条件付き検索ができるよ。それでも難しい場合は、「AllMyTweets」や「TweetArchivist」といったツールを使ってアーカイブを作成する方法もあるんだ。ただし、こういったツールの中にはアカウント連携が必要なものもあるから、セキュリティ面に注意してね。
パソコン環境であれば、これらの機能やツールを併用して、スピーディーに目的の投稿にたどり着けるようになるから、ぜひ活用してね。
10. まとめ&検索コマンドテンプレート一覧
X(旧Twitter)で「日付検索×特定ユーザー」をうまく使いこなすには、いくつかの基本コマンドと応用テクニックを知っておくことが大切です。この章では、実際に使える検索コマンドのテンプレートをまとめてご紹介します。
10.1. 初心者向け:よく使う構文まとめ(コピペOK)
まずは、よく使われる定番の検索コマンドをご紹介します。コピペして使えば、すぐに欲しい情報にたどり着けますよ。
- 特定ユーザーのすべてのツイートを見る:
from:ユーザーID
例:from:nintendo
- 特定の日付以降のツイートを見る:
from:ユーザーID since:YYYY-MM-DD
例:from:nintendo since:2024-01-01
- 特定の日付までのツイートを見る:
from:ユーザーID until:YYYY-MM-DD
例:from:nintendo until:2024-01-31
- 期間を指定してツイートを見る:
from:ユーザーID since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD
例:from:nintendo since:2024-01-01 until:2024-01-31
- 特定キーワードと日付を組み合わせる:
from:ユーザーID キーワード since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD
例:from:nintendo ゼルダ since:2024-03-01 until:2024-03-31
どれもすぐに試せるので、まずは1つコピーして検索バーに貼り付けてみましょう。「from:」の後は @マークをつけずにユーザーIDだけ入力するのがコツです。
10.2. 中〜上級者向け:応用コマンド一覧
ここからは、より詳しく絞り込むための応用検索コマンドをご紹介します。画像や動画だけを検索したり、特定の反応を得たツイートを探したい方におすすめです。
- 画像付きツイートだけ表示:
from:ユーザーID filter:images
例:from:nintendo filter:images
- 動画付きツイートだけ表示:
from:ユーザーID filter:videos
例:from:nintendo filter:videos
- 特定の反応数以上のツイート:
from:ユーザーID min_retweets:1000
例:from:nintendo min_retweets:1000
- いいね数指定:
from:ユーザーID min_faves:500
例:from:nintendo min_faves:500
- 画像+期間指定:
from:ユーザーID filter:images since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD
例:from:nintendo filter:images since:2024-02-01 until:2024-02-28
これらのコマンドを使いこなすことで、膨大な投稿の中から本当に知りたい情報だけを取り出すことができます。特に「filter:images」や「min_retweets」などは、キャンペーン投稿の分析や注目ツイートの把握に大活躍です。
10.3. ブックマーク推奨!検索構文ジェネレーターサイト紹介
「コマンドを手打ちするのが面倒!」という人にぴったりなのが、検索構文ジェネレーターの存在です。いくつかの項目を選ぶだけで、すぐに使える検索コマンドが自動で作られます。
たとえば、以下のようなジェネレーターが役立ちます:
これらのツールでは、「ユーザー名」「キーワード」「期間」などを入力すると、自動的に検索コマンドが作成されます。作った検索コマンドはそのままTwitter検索バーに貼るだけでOK。初心者でも失敗しにくくて便利です。
とくにSyncerのフォームは日本語で作られており、日本語ユーザーにやさしい設計になっています。一度使ったら、きっとブックマークしたくなるはずですよ。