インスタの場所登録を使いこなす!映える投稿に欠かせない活用術とは?

「お店の場所をもっと知ってもらいたい」「観光地の魅力をインスタで広めたい」──そんな方が今、注目しているのが“インスタの場所登録”です。地図と投稿が連携することで、ユーザーの発見行動に大きな変化が起きており、ビジネスや観光の集客にも直結しています。本記事では、インスタに場所を登録する方法から、よくある失敗例、効果的な活用法までをステップごとに詳しく解説します。

目次

1. はじめに:なぜ「インスタの場所登録」が今注目されているのか

インスタグラムのユーザー数は年々増加し、今や若年層だけでなく幅広い世代が利用するSNSとなっています。そんな中、店舗や企業にとって注目されているのが「インスタの場所登録(位置情報の追加)」という機能です。これは、ユーザーの投稿に「どこで撮ったか」を示す情報を加えることで、インスタ内での店舗の視認性を高める手法です。

特に飲食店や美容院、観光施設など、リアルな場所が集客のカギとなるビジネスにおいて、その効果は無視できません。なぜなら、インスタは単なる画像共有アプリではなく、今やGoogleマップに匹敵する「検索・発見ツール」として機能しているからです。地図と投稿が結びついた新しい形のSNS体験は、ユーザーの行動を大きく変えています。

1-1. SNSユーザーの行動変化とマップ連動型コンテンツの台頭

インスタ内の「マップ検索機能」を使ったことはありますか?ユーザーが虫眼鏡アイコンをタップし、右上の地図マークを開くだけで、周辺の人気スポットが視覚的に表示されるこの仕組みは、Googleマップにはない「体験型検索」を実現しています。

たとえば「渋谷 カフェ」と検索しなくても、地図上に人気カフェの投稿が表示され、ユーザーはその写真や雰囲気を直感的に見て選べるのです。これは、従来の検索結果一覧よりも圧倒的に魅力的で、ユーザーの「行ってみたい!」という行動を自然に引き出します。このような変化により、店舗にとってもSNS内での位置情報の最適化が急務となっています。「投稿 × 位置情報」という組み合わせが、実店舗の集客チャネルとして機能する時代が来たのです。

さらに、投稿された場所情報は一度表示されると、他のユーザーの投稿にもタグ付けされやすくなり、情報が連鎖的に拡散されていく仕組みが整っています。つまり、たった1回の投稿が「マップ上での評判店」への第一歩になる可能性を秘めています。

1-2. 投稿×地図=実店舗のブランディングと集客力を爆上げ

投稿と地図の連携は、単なる目印ではなく、その場所のブランディングツールにもなります。その中に、美しい店内の写真と美味しそうな料理、そしてしっかりと位置情報が設定された投稿があれば、そのお店に目が留まりやすくなります。逆に、位置情報がなかったり、他店舗と紛らわしい情報だと、せっかくの魅力もスルーされてしまうのです。

これが、インスタの場所登録を正確に行うことの最大のメリットです。「どこにある」「どんな雰囲気か」「他の人も行っている」という3つの要素が一体化することで、ユーザーの来店意欲が一気に高まります。さらに、位置情報を活用したキャンペーン施策も非常に有効です。

「この投稿を店舗の位置情報付きでシェアしたら10%OFF」や「位置情報をつけて投稿した方に抽選でプレゼント」など、ユーザー参加型のキャンペーンが実現できます。これにより、店舗側はインスタ上での可視性を爆上げしながら、自然な形での拡散実来店の両方を狙えるのです。

このように、インスタの位置情報登録は単なる便利機能ではなく、集客とブランディングを一気に推進できるデジタル資産です。しかも、設定自体はFacebookとの連携さえすれば誰でも可能。コストゼロで始められるマーケティング施策として、今まさに多くの店舗が注目しているのです。

2. インスタの「場所登録」とは?機能の仕組みと影響範囲

インスタグラムでの「場所登録」とは、自分の投稿やアカウントに位置情報を紐づける機能のことです。たとえば、カフェで撮った写真を投稿する際に、そのお店の名前や所在地をタグ付けすることで、他のユーザーが「どこで撮ったの?」とすぐに分かるようになります。この機能はただのタグ付けにとどまらず、ユーザーの興味を引き寄せたり、店舗への実際の来訪を促したりするなど、集客やブランディングにも大きく関わってきます。

特に店舗アカウントの場合、場所登録は非常に重要な要素です。なぜなら、インスタのマップ機能や発見タブと連動して、ユーザーの目に留まりやすくなるからです。「場所登録=地図での可視化」であり、投稿が単なる写真ではなく「地理的な情報」としても価値を持つようになります。

2-1. 投稿・ストーリー・リールそれぞれでの場所表示の違い

インスタの投稿(フィード)、ストーリーズ、リールでは、いずれも位置情報を追加できますが、その表示方法やユーザーへの届き方には違いがあります。

まず、フィード投稿では、画像や動画の上部に表示されるタイトル的な要素として位置情報が付きます。たとえば「東京・渋谷カフェ」などと明記され、タップすればその場所に紐づいた他の投稿も一覧で表示されます。このように、ユーザーが位置情報をタップしたくなる導線がしっかりと作られているのが特徴です。

次に、ストーリーズでは「スタンプ」機能を使って位置情報を貼り付けます。視覚的にも分かりやすく、位置スタンプをタップすると場所ページへ遷移できる仕組みです。特にキャンペーンやイベント告知との相性が良く、短期間で多くのユーザーの目に触れるチャンスがあります。

最後に、リールでも位置情報を追加できます。ただし、リール内では位置情報は動画上に直接は表示されず、再生画面下部に小さく表記されるため、少し目立ちにくい印象があります。しかし、検索性やマップ上での可視性には影響を与えるため、しっかりと設定しておくことが大切です。

それぞれの投稿タイプで、見え方やタップ率が異なるため、「誰に届けたいか」「どんな目的で使うか」に応じて、投稿形式と位置情報の使い分けをすると効果的です。

2-2. 地図タブ(Explore Map)と連携する場所情報の重要性

インスタの発見タブの右上にある「地図アイコン」をタップすると表示される「Explore Map(地図タブ)」では、現在地や人気スポット周辺にあるお店や投稿が一覧で見られるようになっています。

この地図タブに表示されるかどうかは、位置情報が正確に登録されているか店舗名やカテゴリがインスタの仕様に合っているかに大きく左右されます。たとえば「東京ラーメンストリート」のように多くの投稿が集まるスポットは、マップ上で注目されやすく、自然とアクセスや保存数も伸びる傾向があります。

そして、ここに掲載されるには、インスタではなくFacebookで位置情報を登録する必要がある点に注意しましょう。投稿時に「場所が見つからない」となった場合は、Facebookから新規でスポットを追加し、マップ上に表示されるようにする必要があります。登録後、インスタに反映されるまで数日〜数週間かかる場合があるため、早めの準備が鍵になります。

このExplore Mapは、ユーザーが「どこか良い場所ないかな?」と能動的に探しているときに使われるため、位置情報を登録するだけで見込み客にリーチできるというメリットがあります。店名を知らないユーザーにも届くチャンスなので、登録していないお店は大きな機会損失をしているかもしれません。

たとえば、インバウンド需要の高いエリアや、観光スポットの周辺にある飲食店や雑貨店などは、地図検索からの流入が売上に直結する可能性があります。このような背景を踏まえると、インスタの位置情報は「投稿を飾るための装飾」ではなく、「発見の入口」そのものと言えるでしょう。

3. インスタに場所を表示する方法:既存と新規登録の全フロー

インスタグラムでは、「位置情報」機能を使うことで、投稿写真が撮影された場所や店舗などをユーザーに分かりやすく伝えることができます。

特に飲食店やサロンなどの店舗運営者にとって、この機能は集客や認知拡大のカギになります。

ここでは、既に登録されているスポットの活用方法と、新たにスポットを登録する方法の両方を、画像投稿の際の流れに沿ってわかりやすく解説します。

3-1. 既存のスポットを検索して投稿に追加する手順

まず、インスタ内にすでに登録されているスポット(位置情報)を探して、投稿に追加する手順からご紹介します。

この方法はとても簡単で、特別な設定や連携は必要ありません。

手順は以下のとおりです。
・通常のフィード投稿では、キャプション入力画面で「場所を追加」をタップ。
・ストーリーズやリールの場合は、スタンプマークから「場所」を選択。

検索バーに店舗名や施設名を入力すると、登録済みのスポットが候補として一覧表示されます。

例えば「カフェラテ青山」と入力しただけで、「カフェラテ青山本店」「カフェラテ青山2号店」などが出てくる場合もあります。

このように、他のユーザーや施設側によってすでに位置情報が登録されていれば、すぐにそのまま使えるのがこの方法のメリットです。

まずは自分のお店や目的地がすでに登録されていないか、しっかり検索してみましょう。

3-2. 登録されていない場合の新規登録(Facebook連携)の方法

もし検索しても出てこない場合は、新規で位置情報を登録する必要があります。

ただし、ここで注意が必要なのは、インスタ単体では新規登録できないということです。

位置情報を新しく作るためには、Facebookとの連携が必要になります。

手順は以下のとおりです。

① Facebookアカウントにログイン(ビジネス用ページの作成がおすすめ)
② 「チェックイン」を選択し、「新しいスポットを追加」をタップ
③ 店舗名・住所を入力し、「地図上にピンで場所を設定」
④ 入力が完了したら「保存」して登録完了

この時にInstagramのプロフィールに登録している店舗名や住所と同じ情報を使うのがコツです。

異なる表記になっていると、正しく連携されずに表示されない原因になります。

また、登録後すぐにインスタに反映されるわけではなく、反映には数時間から数日かかることもあります。

ですから、新店舗の開業準備中など、早めの登録を意識しておくと安心です。

なお、登録したのに表示されないときは、スマホやインスタの位置情報設定が「OFF」になっていないかも確認してみましょう。

3-3 まとめ

インスタの位置情報を使えば、投稿の見栄えだけでなく、店舗の認知度や集客力も大きくアップします。

すでに登録されているスポットは簡単に追加でき、新規登録が必要な場合でも、Facebookからの登録フローを覚えておけば誰でも設定可能です。

見落としがちなポイントとして、正確な住所入力や一致した店舗名の使用、位置情報設定の「ON」状態など、細かいところも丁寧に確認することが成功の秘訣です。

せっかく素敵なお店やサービスがあっても、見つけてもらえなければもったいないですよね。

インスタの「場所登録」をうまく活用して、もっとたくさんの人に出会えるチャンスを広げていきましょう。

4. Facebookから「新しい場所」を作成・登録する完全ガイド

Instagramで自分のお店やサービスの場所を「新しく追加」したいときは、Facebookからの登録が必須です。これはちょっと意外かもしれませんが、インスタの位置情報はFacebookとデータが連動しているため、Facebook側で場所を作成しないと、インスタでは新しいスポットが表示されないんですね。ではここから、お子さんにもわかるように、ステップバイステップで優しく解説していきます。

4-1. ビジネスページ作成と必要な事前準備

まず最初に用意するのはFacebookアカウントです。すでに個人用アカウントをお持ちでも大丈夫ですが、インスタとしっかり連携させたいなら、ビジネス用ページ(Metaビジネスマネージャー)を作っておくと後々便利です。

ビジネスページを作成するには、Facebookの「Meta Business Suite」から新しいページを作成し、店舗名やカテゴリ、連絡先、正確な住所を設定します。とくに注意してほしいのは、インスタのプロフィールに書いた住所とまったく同じ表記にすることです。ひと文字でも違うと、後で位置情報が正しく紐づかないことがあります。

この時点でまだ場所は地図上に表示されません。続いて、チェックイン機能を使って、実際の「スポット登録」に進みます。

4-2. チェックイン機能を使ったスポット追加手順

Facebookにログインしたら、ホーム画面上部の「その気持ち、シェアしよう」から投稿を作成します。そこにある「チェックイン」ボタンをタップしてください。

次に、近くのスポット一覧が表示されますが、ここに目的の場所がなければ、下へスクロールして「新しいスポットを追加」を選択しましょう。

出てきた画面で「店舗名」「住所」「カテゴリ」を入力します。ここでもインスタと同じ名前・住所を正確に入力してください。そのあと、「地図上の場所を追加」を押して、地図上でピンを落とし、実際の店舗位置を正確に指定します。

最後に「保存」ボタンを押せば、チェックインスポットの追加は完了です。これでようやく、Instagram上でもその場所が表示される可能性が出てきます。

4-3. 店舗情報が反映されるまでの時間と注意点

チェックイン機能で場所を追加しても、すぐにはInstagramに反映されません。これ、ちょっとモヤモヤするところですが、実際には数時間から数日かかることがあります。明確な時間は公表されておらず、反映されるタイミングもアカウントやタイミングによって異なります。

だからこそ、イベントやキャンペーン、グランドオープン前には早めの準備が必要です。可能であれば、1〜2週間前から登録作業を済ませておくと安心です。

また、うまく反映されない場合は、スマホやアプリの位置情報設定がオフになっていないかを確認しましょう。位置情報がオフのままだと、実は反映されていても見えないということがよくあります。

4-4. よくある失敗と登録後に表示されない原因TOP3

最後に、せっかく頑張って登録したのに「インスタで出てこない…」というときにありがちな、よくあるミスTOP3を紹介します。

1位:店舗名・住所の表記がバラバラ
Facebookで入力した店舗名や住所と、インスタのプロフィールに書いた内容が少しでも違うと、うまく連携されません。数字の全角・半角や、番地の「−」の有無など、ほんの小さな違いでも影響します。

2位:地図上のピンがズレている
地図上で店舗の位置を指定するピンの位置が間違っていると、正しい場所として登録されません。住宅地の中や別の建物にピンが落ちていないか、しっかり確認しましょう。

3位:端末やアプリの位置情報設定がオフ
スマホの設定で位置情報がオフになっていると、表示確認がうまくできません。特に、iPhoneなどはアプリごとに設定があるため、「Instagramアプリの位置情報」もONにしておく必要があります。

これらのポイントをクリアしておけば、Instagramの位置情報登録はスムーズに進むはずです。地味な作業に感じるかもしれませんが、地図検索に表示されるだけで、見込み顧客への導線が一気に増えるので、しっかり対応しておきましょう。

5. プロフィールや投稿への位置情報の追加と設定方法

Instagramでの集客や認知度向上には、プロフィールや投稿に正しく位置情報を設定することがとても大切です。ここでは、お店や施設の場所をInstagram上でしっかり伝えるための方法を、わかりやすく解説していきます。

5-1. プロフィールへの「住所」表示とリンク設定

まず、Instagramのプロフィールにお店の住所(位置情報)を表示させる方法を紹介します。これはユーザーにとってとても便利で、地図アプリを通じて直接店舗までの道のりを確認することができるからです。

手順としては、まずアカウントを「ビジネスアカウント」(または「プロアカウント」)に切り替える必要があります。通常の個人アカウントのままでは住所を設定できないため、この設定は必須です。

切り替えたあとは、「プロフィールを編集」から「ビジネスの公開情報」へ進み、「住所」の項目を入力します。ここで注意すべきポイントは、「市区町村」の検索方法です。たとえば「東京」と日本語で検索しても候補が出ないことがあります。この場合、「tokyo」と英語で入力すると、該当する地域が表示されるようになります。

しっかり住所を設定すると、ユーザーが住所をタップしたときにGoogleマップなどの地図アプリが開き、すぐにお店の場所がわかるようになります。これはとても集客に直結する効果的な設定です。

5-2. ビジネスアカウントへの切り替えと英語検索の落とし穴

ビジネスアカウントへの切り替えは、「設定」から「アカウント」を開き、「プロアカウントに切り替える」をタップするだけでOKです。これにより、住所の表示や「連絡先ボタン」の設置など、ビジネス向けの便利な機能が使えるようになります。

ただし、前述のように、住所の入力時には日本語ではなく英語で検索しないと、正しい地域候補が表示されないという注意点があります。たとえば、「大阪」と入力しても候補が出ない場合、「osaka」と入力することでスムーズに地域が指定できるようになります。

これは意外と見落としがちなポイントで、「住所が表示されない」「登録できない」と困っている方の多くが、この検索方法でつまずいています。なので、お店の場所を正しく表示させたいときは、英語表記での検索を忘れずに行いましょう。

5-3. ストーリーズ・リールでの「場所スタンプ」活用法

Instagramの「ストーリーズ」や「リール」では、「場所スタンプ」を使うことで、お店の位置情報を投稿に簡単に追加することができます。このスタンプは、ユーザーがタップするだけでその場所の詳細を見ることができるため、お店の認知拡大にとても役立ちます。

たとえば、カフェの新作ドリンクを紹介するリール動画に「カフェ名の場所スタンプ」をつけたり、ストーリーズで「今日の営業時間はこちら!」という投稿に場所スタンプをつけることで、興味を持った人がすぐにお店を探せるようになります。

「位置情報はもう登録してあるよ!」というお店でも、この場所スタンプの活用ができていないことが多いです。また、フォロワーに限らず、発見タブ(虫眼鏡マーク)や地図機能からも投稿が表示されるため、位置情報付きの投稿は自然と拡散されやすくなります

さらに、リールやストーリーズは滞在時間が短いため、情報の伝達スピードも重要です。場所スタンプを加えるだけで、ユーザーの「行ってみたい!」という行動を後押しすることができます。

このように、ただ投稿するだけでなく、場所スタンプをきちんと付けることで、見込み客の来店につながる可能性がぐんと高くなるのです。

6. 活用編:インスタ位置情報のマーケティング活用術

インスタグラムの「位置情報」機能は、ただの地図情報にとどまらず、店舗の認知拡大や集客を加速させる強力なマーケティングツールです。とくに、観光客やエリア内ユーザーをターゲットとする業種にとっては、無料かつ自然な形で情報が拡散されるチャンスを得られます。ここでは、インスタの位置情報を最大限に活用するための3つの方法をご紹介します。

6-1. 位置情報×ハッシュタグの相乗効果でエリア集客

位置情報だけでも十分に効果的ですが、ハッシュタグと組み合わせることで集客力はさらに高まります

競合記事では、「発見タブの地図検索」で表示されるという仕組みを紹介していますが、これは「位置情報」が登録された投稿だけが表示対象になるため、投稿に必ず店舗の位置情報をつけることが前提です。

実店舗を持つ飲食店、美容室、雑貨屋、サロン業などは、まずこの方法を徹底しましょう。

6-2. 観光客・近隣ユーザー向けの訴求パターン

観光地にある店舗や、通勤・通学エリアに立地する店舗であれば、「現在地から探す」ユーザーに向けた発信が重要です。ユーザーがインスタの地図アイコンから「今いる場所の近く」でお店を探すという行動は非常に多く、ここに表示されるかどうかが、立ち寄ってもらえるかどうかを左右する大きなポイントになります。

たとえば、京都の和菓子店であれば「京都の今しか味わえない生八ツ橋」などの限定感ある投稿と一緒に、位置情報「京都駅」や「祇園」を設定して発信します。このとき、投稿文に「京都駅から徒歩5分」や「祇園から歩いて10分」などと入れることで、観光客の「ついでに寄れる」心理をうまく刺激できます

さらに、平日のランチ時に近隣住民や働く人を対象とした発信も効果的です。

6-3. イベント・キャンペーンで拡散力を最大化する方法

インスタでイベントやキャンペーンを展開する際にも、位置情報の活用は欠かせません。「位置情報付き投稿で○%OFF」や「この位置情報を付けて投稿したらプレゼント」などの仕組みを用意することで、ユーザーが自発的に投稿してくれるようになります。

その際、「位置情報をタグ付けして投稿してくれた方全員にトリートメントサービス」などの特典を加えることで、位置情報付きの投稿が自然に増え、認知が一気に広がります

また、リール動画やストーリーズとの相性も抜群です。「アクセス方法を動画で紹介+位置情報」という構成で発信すれば、遠方から来る新規ユーザーにも「行きやすそう」と思ってもらえるきっかけになります。

投稿者自身が「場所を伝えたい」という気持ちを自然に表現する流れの中に位置情報を取り込むことで、お店側からのプロモーション感を薄めながら認知を広げることができます

7. 成功事例から学ぶ!業種別「場所情報」活用パターン集

7-1. 飲食店(例:駅前カフェがランチ客10%増)

Instagramの位置情報を活用することで、飲食店がランチタイムの集客を増加させた具体例があります。たとえば、ある駅前のカフェでは、フィード投稿やリールに位置情報を加えることで、近隣のオフィスワーカーや学生の目にとまりやすくなりました。その結果、ランチタイムの来店客が約10%増加

また、地図検索機能を活用し、ユーザーが「現在地付近」で探すときに目立つ位置に表示されるため、認知向上にも貢献。このように、店舗名を知らない人にもリーチできるのが位置情報活用の魅力です。

7-2. 美容室(例:位置情報付きキャンペーンで予約増)

美容室では、位置情報とキャンペーンを掛け合わせることで集客を成功させた事例があります。ある美容室では、Instagramのストーリーズで「〇〇エリアの美容室でカラー予約をすると10%オフ!」という内容のキャンペーンを実施。この投稿に位置情報を付けたことで、地域ターゲットに強く訴求できたのです。

さらに、ユーザーが自発的に「〇〇美容室で施術してきました!」と位置情報付きで投稿してくれたことがきっかけで、その投稿がマップに表示され、地元以外のユーザーからの問い合わせも増加。位置情報を活用したキャンペーンは、口コミ効果と視覚的な信頼感を両立させることができます。

7-3. 小売・アパレル(例:位置タグから来店に繋がった成功例)

アパレルショップなどの小売業界では、位置タグをフックにした投稿が来店へとつながるケースが増えています。たとえば、あるファッションブランドのポップアップショップでは、Instagramで「期間限定!渋谷〇〇ストリートで開催中」と位置情報を付けた投稿を展開。すると、インフルエンサーや一般ユーザーがその位置情報で投稿しはじめ、タグ検索・マップ閲覧からの来店が相次ぎました。

特にZ世代や観光客にとって、“場所がある”ことはリアルで体験できる安心材料。ただの写真だけでなく、「ここに実際にある」という証明になるため、行動への後押しになります。このように、位置情報はブランドの信頼性を高め、オンラインとオフラインを繋ぐ架け橋として非常に効果的です。

7-4. 地方観光・宿泊施設(例:訪日客の検索導線対策)

観光地や宿泊施設では、Instagramの位置情報機能を活用することで、特に訪日外国人観光客の集客に成功した例があります。すると、訪日前にSNSでリサーチしている外国人からのアクセスが増え、予約ページへの遷移率が2倍以上に伸びたのです。

また、インスタ地図検索では、近くの観光名所と連動して情報が表示されるため、周辺施設との相乗効果も期待できます。地名や観光地名で検索してくるユーザーのニーズに応えるためにも、位置情報は英語表記も含めて丁寧に設定することが重要です。

こうした工夫により、旅マエ・旅ナカ・旅アトの全ての段階で、ユーザーと接点を持つことができるようになります

8. よくあるトラブルとその解決法【Q&A形式で解説】

8-1. 登録したのに表示されない?5つの原因と対処法

「ちゃんと登録したのに、インスタの投稿画面に店舗の位置情報が出てこない……」。そんなときに考えられる主な原因は5つあります。それぞれの原因と解決法を、ひとつずつ確認してみましょう。

① Facebook側の反映が遅れているInstagramでの位置情報登録は、Facebookとの連携が必須です。Facebookの「チェックイン」機能でスポットを作成しても、すぐにインスタ側に反映されるわけではありません。数時間〜数日かかることもあるため、焦らず少し待つことが大切です。

② 店名や住所の入力ミス位置情報がインスタで認識されない理由として、Facebookで登録した店舗名や住所に誤りがあることも。たとえば「カフェABC」と登録したつもりが「カフェA B C」になっていた場合、認識されません。インスタのプロフィールと完全に一致するように確認しましょう。

③ 端末の位置情報設定がOFFになっているスマートフォン本体やInstagramアプリの位置情報設定がオフだと、地図検索機能が正しく働きません。端末設定>位置情報>オンになっているかをチェックしてみてください。

④ ビジネスアカウントに切り替えていないインスタのプロフィールに住所を表示するには、ビジネスアカウント(プロアカウント)である必要があります。「プロフィール編集」→「ビジネスの公開情報」→「住所」から設定しましょう。

⑤ 古いスポット名が検索候補に出ているすでに存在する似たようなスポット名が表示されている場合、自店舗と別の登録情報に誘導されてしまうことがあります。新しいスポット名を独自性のある名前で登録することも有効です。

8-2. 表記揺れ・住所のミスによる重複登録の対策

位置情報がうまく表示されないもう一つの落とし穴が、表記揺れ住所のミスによって、同じ店舗が複数登録されてしまうことです。これではユーザーも混乱してしまい、正しい情報にたどり着けないことがあります。

たとえば、以下のような表記揺れはNGです:

  • 「カフェABC」/「Cafe ABC」
  • 「ABCカフェ」/「ABC Cafe」
  • 「東京都渋谷区〇丁目〇番地」/「渋谷区〇-〇」

このようなバラバラの登録があると、検索しても正しい場所が見つからず、ユーザーの離脱につながります。Facebookで新しく登録する場合は、インスタのプロフィールに書いてある店舗名・住所と完全一致させましょう。また、既存のスポットがある場合は新規登録を避けて、既存情報を活用するのも一つの手です。

さらに、既存の登録内容に問題がある場合は、Facebookから「情報の修正」リクエストを送ることもできます。長期的には、情報の一元管理を徹底することが、ブランドの信頼感にもつながります。

8-3. 英語で検索しないと見つからない問題とその理由

「tokyo」と検索すれば出てくるのに、「東京」では出てこない……。このような言語による検索結果の違いに戸惑ったことはありませんか?実は、Facebookの登録データが英語ベースになっていることが多く、インスタ側でも英語でないと検索にヒットしにくいのです。

特に、住所登録時の市区町村名については、「東京」や「大阪」ではなく「Tokyo」「Osaka」と英語で入力しないと候補が表示されないことがあります。これはMeta社のシステム上の仕様に由来するものとされており、どんなに正確な日本語でもヒットしないことがあるのです。

対応策はとてもシンプル。住所を登録するときや編集するときは、必ず英語で入力しましょう。例:

  • 東京都 → Tokyo
  • 大阪府 → Osaka
  • 京都市中京区 → Nakagyo-ku, Kyoto

この一手間で、位置情報の登録・表示の確率が格段に上がります。実際に店舗を訪れたいお客様にとって、検索のしやすさは命です。登録時の言語選択にも、少しだけ気を配ってみてくださいね。

9. 端末・アプリ設定で見落としがちな注意点

Instagramで位置情報を活用しようとしても、「あれ?場所が出てこない…」という経験をしたことはありませんか?それは、スマホやアプリの設定に小さな落とし穴があるからかもしれません。ここでは、インスタでスムーズに場所を登録・表示するために、見落としがちな設定ポイントをしっかり確認していきましょう。

9-1. スマホの位置情報設定(Android/iPhone別)

まず最初に確認すべきは、スマホ本体の位置情報サービスがオンになっているかどうかです。インスタやFacebookに店舗の位置情報を反映させるには、端末側のGPS設定が必須です。

iPhoneの場合:「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「Instagram」の順に進み、「このAppの使用中のみ許可」または「常に許可」に設定しましょう。ここで「許可しない」や「次回確認」になっていると、地図表示や位置情報がうまく機能しません。

Androidの場合:「設定」→「位置情報」→「アプリの位置情報の権限」から「Instagram」を選択し、「使用中のみ許可」または「常に許可」を選びます。AndroidではOSや機種によって名称が異なることがありますが、「アプリ権限」や「ロケーション設定」の項目を探せばOKです。

注意:位置情報設定をオフにしたままだと、Facebookで新しく作成した店舗情報がインスタに反映されていても表示されないケースがあります。「登録したはずなのに表示されない…」というときは、まず端末の設定を見直しましょう。

9-2. アプリ権限がOFFだとどうなる?確認と設定方法

インスタのアプリ自体にも位置情報の使用を許可する必要があります。いくらスマホの位置情報設定がオンでも、アプリの権限がオフだと意味がありません

チェック方法(iPhone):「設定」→「Instagram」→「位置情報」から、使用中に許可されているかを確認。また、「正確な位置情報」のトグルもオンにしておくと、よりピンポイントで店舗位置を設定できます。

チェック方法(Android):「設定」→「アプリ」→「Instagram」→「権限」→「位置情報」で確認できます。ここが「許可しない」になっていると、投稿時に場所を追加しようとしても候補が出てこなかったり、正確に地図上に表示されないことがあります。

特にFacebookから位置情報を作成した場合、アプリの位置情報権限がオフになっていると、せっかく登録した場所が「表示されない」「選択できない」といったトラブルの原因になります。こうしたケースはよく見落とされがちなので、権限周りはしっかり確認しておきましょう。

9-3. Metaの仕様変更に対応するためのチェックリスト

Meta(旧Facebook)は頻繁に仕様を変更するため、「昨日までできていたのに、今日は表示されない…」なんてことも珍しくありません。以下のチェックリストを活用し、最新の仕様にしっかり対応できるようにしておきましょう。

  • InstagramアプリとFacebookアプリは最新バージョンに更新済みか?
  • Facebook上で作成したスポットに正しい住所・店舗名が登録されているか?
  • Instagramのプロフィール上の住所と、Facebookで作成したスポットの情報が一致しているか?
  • ビジネスアカウント同士で連携が完了しているか?(Meta Business Suiteで確認可能)
  • インスタ投稿時に、正しい場所を選択しているか?

Facebookから新たに登録した店舗情報が、インスタに反映されるまでに数日かかる場合もあります。そのため、オープン予定日ギリギリで登録するのではなく、なるべく早めにスポット登録を済ませておくのが安心です。

また、Metaは急にUIや操作手順を変更することがあるため、気づかないうちに手順が変わっていることもあります。そんなときは、Meta公式ヘルプセンターや「Meta Business Suite」のガイドをチェックするクセをつけておくとよいでしょう。

10. インスタ「場所情報」の効果を最大化するために

10-1. 登録しただけで満足しない!毎月の運用チェックポイント

インスタで位置情報を登録したら、それで完了だと思っていませんか?
でも本当に効果を出したいなら、登録したあとの「運用」が何よりも大事なんです。

たとえば、あなたの店舗の位置情報がインスタで正しく表示されているか、月に一度は必ず確認しましょう。
特に、Facebookから新しく登録した位置情報は、インスタに反映されるまで時間がかかることもあります。
だからこそ、登録したまま放置せず、ちゃんと反映されているかチェックすることが重要です。

また、毎月の投稿には必ず位置情報を追加する習慣をつけましょう。
位置情報がついた投稿は、インスタのマップ機能を通じて見知らぬユーザーの目にも触れるチャンスがあります。
「どこか近くにいいお店ないかな〜」と探している人の画面に、あなたのお店がポンッと出てきたら、それだけで来店につながるかもしれません。

さらに、キャンペーンやイベントを定期的に行うことも運用の大事なポイントです。
「○○フェア開催中!」「位置情報付き投稿で割引」といった企画を月に1回でも設ければ、ユーザーはあなたの店舗に「行きたい」「フォローしたい」と思ってくれるかもしれません。
このように、位置情報は“生きた情報”として活用することで、集客力やリピーター獲得にぐんと差が出るのです。

10-2. SNS運用代行・支援ツールの活用方法

「位置情報の登録も、運用も、正直むずかしい…」そう感じる方もいますよね。
そんなときに頼れるのが、SNS運用代行会社支援ツールです。

たとえば、株式会社ユナイテッドアニマルズのような企業では、位置情報の登録から、インスタ投稿の最適化までトータルで支援してくれます。
ビジネスアカウントの設定や、Facebookとの連携、チェックインスポットの作成など、専門的な手続きも安心して任せられます。

特に、Meta Business Suiteなどの支援ツールを活用すると、位置情報の表示状況の確認や投稿の分析もまとめてできるため、毎月の運用がとってもスムーズになります。
たとえば「今月はどの投稿に一番アクセスがあったか」「どの位置情報付き投稿が多くシェアされたか」などがグラフで見られるので、改善点もすぐ見つかります。

さらに、投稿の予約や、定期リマインダーなども可能なため、忙しい店舗経営の合間でも運用の抜け漏れを防ぐことができます。
「SNSはやったほうがいいのはわかってるけど、時間が足りない…」というお店にはまさに救世主。

つまり、インスタの位置情報の効果を最大化するカギは、“運用の継続”と“プロの力を借りる柔軟さ”にあります。
自分たちだけで頑張らなくても、正しい知識と道具を使えば、もっと気軽に、もっと効果的に集客ができるんですよ。

11. まとめ:インスタの「場所登録」は無料でできる最強集客戦略

インスタグラムでの「場所登録」は、無料でありながら、店舗の認知度と集客力を飛躍的に高めることができる最強のマーケティング手法です。とくに飲食店、美容室、雑貨店など、リアルな店舗を構えるビジネスにとっては欠かせない機能です。

まず注目すべきは、インスタの「地図検索」機能との連携です。投稿に位置情報をつけることで、ユーザーがマップ画面でその場所を見つけやすくなり、地名や店舗名を知らない潜在顧客にもアプローチすることができます。現在地周辺の人気スポットを探しているユーザーにとって、地図上に自店が表示されることは大きな意味を持ちます。

さらに、投稿者が位置情報を含めてくれることで、ユーザーのクチコミ的拡散が自動的に発生します。これはインスタ特有のバイラル効果を生み出す要素の一つであり、「この場所、気になる!」と他のユーザーがチェックしやすくなるのです。

また、場所登録を活かしたキャンペーンも非常に有効です。たとえば、「○○店の位置情報をつけて投稿するとドリンク1杯無料」や「ストーリーズで店舗の位置情報をシェアした人限定で10%オフ」といった施策は、来店促進だけでなくエンゲージメント向上にもつながります

プロフィールに店舗の住所を設定することで、ユーザーがワンタップでGoogleマップなどのナビアプリに誘導される点も見逃せません。特に観光地や繁華街にある店舗では、「地図で見てすぐ行ける」ことが、来店の決め手になります。

新規登録の手間も、今ではFacebookを使って比較的簡単に行えます。しかも一度登録すれば、半永久的にインスタ上に場所が表示され続けるため、費用対効果の観点でも非常に優れています。反映に数日かかることもありますが、運用開始前に登録を済ませておけば問題ありません。

最後に忘れてはいけないのが、「正確な情報」での登録です。住所や名称があいまいだと、検索しても見つからない・間違った場所が表示されるといったトラブルになります。住所入力時には「tokyo」「osaka」など英字表記での検索が必要な点にも注意が必要です。

このように、インスタの場所登録機能は無料で始められて、集客にも売上にも直結する優れたマーケティングツールです。まだ活用していない店舗があるなら、それは非常にもったいないことです。今日からでもすぐに取り入れて、お店の魅力を世界中のユーザーに届けましょう。