インスタの通話が危ないと言われる理由とは?安全に使うための注意点

「インスタ通話って危ないの?」と気になって調べたあなた。実は今、知らない人からの通話や、業者による悪質な誘導、通話中の録音・録画など、思わぬリスクに巻き込まれるケースが増えています。

この記事では、インスタ通話の基本機能から、危険性、被害事例、安全に使うための設定方法までをわかりやすく解説します。

目次

1. インスタ通話とは?どこから、どう使うのか

Instagram(インスタ)は、写真や動画をシェアするだけのアプリではありません。実は通話機能まで備わっていて、音声やビデオで相手とやりとりができる便利な機能なんです。普段は投稿やストーリーズを見るだけの人も、この通話機能の存在を知ると「えっ、そんなこともできるの?」と驚くかもしれませんね。このセクションでは、インスタの通話機能について、基本から詳しく説明していきます。

1.1 インスタ通話の基本機能まとめ(音声・ビデオ・グループ)

インスタの通話機能は、なんと無料で使えます。アプリをインストールしているユーザーであれば、誰でも通話を楽しめるんですよ。電話料金がかからないので、遠く離れた友達や家族とも気軽に話せるのが魅力です。

まず基本となるのが音声通話。メッセージのやりとりに慣れている人も、直接声を聞いて話すと、やっぱり距離が縮まりますよね。さらに、画面を通じて顔を見ながら話すビデオチャットにも対応していて、オンラインでのミーティングやちょっとした報告にも使えるんです。

ビデオチャットには最大8人まで同時に参加可能なので、グループ通話としても使えます。たとえば、友達同士で集合できないときも、この機能でワイワイ話すことができます。

しかも、通話中でもインスタの投稿をシェアしたり、アプリ内の他の画面を自由に見られるのも特徴のひとつ。「これ見て!」なんて話題をリアルタイムで共有できるので、話が途切れることなく盛り上がること間違いなしです。

1.2 通話アイコン(電話マーク・カメラマーク)の意味と場所

インスタの通話は、特別なボタンから始めるのではなく、メッセージ画面からアクセスします。このとき重要なのが、右上に表示される「電話マーク」「カメラマーク」です。

「電話マーク」は音声通話を開始するためのアイコン。一方、「カメラマーク」はビデオチャットをスタートさせるためのものです。

やり方はとっても簡単。インスタのホーム画面左下にある家のマークをタップし、次に右上の紙飛行機(メッセージ)マークを押します。チャットしたい相手を選んで、その画面の右上にある電話かカメラのマークをタップすればOKです。

通話を始めてからも、画面下にあるカメラアイコンをタップすれば、音声通話からビデオチャットへの切り替えもスムーズにできますよ。

1.3 通話できる相手とできない相手の条件とは?

インスタの通話機能は便利ですが、誰とでも必ず通話できるわけではありません。ここは少し注意が必要なポイントです。

まず、相手がInstagramをログインしていない場合は、通話は繋がりません。オフライン状態の相手には、音も通知も届かないので、タイミングを見計らってかけ直す必要があります。

また、自分や相手が相手をブロックしている場合、通話はできません。ブロックしていると、相手のプロフィールすら見えなくなるため、当然通話機能も制限されるのです。

もうひとつのポイントは、フォローしていない相手とも通話が可能な点。ただし、このときは相手の設定によっては通話を拒否されることもあります。つまり、相手が「知らない人からの通話を受け取らない」設定にしていると、発信しても繋がらないことがあります。

なお、通話をすると履歴が残る点も要注意です。通話自体は無料で安全に使えますが、操作ミスで誤発信してしまったときは、すぐに通話を終了し、チャットで「ごめんなさい」とひと言添えるのもマナーですよ。

2. なぜ「インスタ通話 危ない」と検索されているのか

2.1 「知らない人から通話が来た」事例の急増

最近、「インスタで突然知らない人から通話がかかってきた」という声が、特に若い世代のユーザーから多く寄せられるようになっています。インスタの通話機能は非常に便利ですが、フォロー関係がなくても通話を発信できる仕様であるため、知らない相手からの着信が簡単に届いてしまいます。

ある高校生のユーザーは、夜中に見知らぬ外国のアカウントからビデオ通話が届き、恐怖を感じたと証言しています。しかも、そのアカウントには投稿が一切なく、フォロワー数も極端に少ない、いわゆる「捨てアカウント」だったそうです。このようなアカウントは、ユーザーの反応を見るために無差別に通話をかけてくるケースも多く、一度応答すると、さらに連続して通話をかけてくることもあるため注意が必要です。

こうした経験が不安を呼び、「インスタ通話 危ない」と感じるユーザーが増えているのです。

2.2 業者・詐欺アカウントによるDM通話誘導の実態

もうひとつ深刻なのが、業者や詐欺目的のアカウントが通話に誘導してくるケースです。DM(ダイレクトメッセージ)で親しげに話しかけてきて、「もっと仲良くなりたいから通話しよう」などと言葉巧みに誘導してくるのが特徴です。

こうしたアカウントは、プロフィール画像が芸能人風だったり、「〇〇サポート」などの名義で信頼感を演出してくることもあります。しかし、実際には仮想通貨や副業、投資詐欺などへ勧誘するのが目的である場合がほとんどです。

また、通話中に画面共有を促され、スマホの中身を見せるように誘導されるケースもあります。インスタの通話機能では、画面共有が可能なため、これを悪用しようとする詐欺グループも存在します。

一見親切そうに見えるアカウントであっても、通話を求めてくる時点で警戒すべきです。特に、「LINEに誘導された」「有料サービスへの登録を促された」といった体験談がSNS上に多数見られることから、DM+通話=危険な兆候と認識しておくことが大切です。

2.3 通話を利用したストーカー・嫌がらせ被害

さらに問題なのが、通話機能を利用したストーカー行為や嫌がらせです。一度でもメッセージのやりとりをした相手や、フォローバックしてしまった相手から、しつこく通話がかかってくるといった被害報告もあります。

特に、通話履歴がDM内に残る仕組みであるため、被害者がブロックしない限り、通話リクエストを何度でも送られてしまうのです。また、通話中の画面録画やスクリーンショットを悪用される危険性もあります。現在、インスタには通話の録画機能は搭載されていないものの、スマホの画面録画を使えば簡単に保存が可能です。

被害がエスカレートすると、「顔を見せて」「今どこにいるの?」といったプライバシーを侵害する質問が繰り返される場合もあり、実際に警察に相談した事例も報告されています。このように、通話機能がストーカーの新たなツールとして使われてしまう危険があるのです。

特に若年層やSNS初心者ほど被害に遭いやすいため、知らない人との通話は絶対に避けるという強い意識を持つことが重要です。

3. インスタ通話の7つの危険性とリスク解説

インスタグラムの通話機能は便利で楽しい半面、使い方を誤ると大きなリスクを伴います。特に、個人情報やプライバシーが簡単に漏れる可能性があるため、子どもや保護者の方はもちろん、大人でも注意が必要です。ここでは、実際に起こりうる7つの危険性とリスクについて、具体的に解説していきます。

3.1 見知らぬユーザーからの通話リクエスト

インスタの通話機能はフォローしていない相手からも通話リクエストを受け取ることが可能です。つまり、知らない人がいきなり通話をかけてくる状況が起こり得ます。特に未成年のユーザーは「誰かと話せる」ことに対して好奇心が先立ち、警戒心が薄れてしまうことも。

知らない相手と安易につながることは、詐欺や犯罪、なりすましなどに巻き込まれる第一歩となるため、通話リクエストは必ず慎重に対応する必要があります。

3.2 録音・録画によるプライバシー漏洩(証拠なし録画の危険)

インスタには公式の録画機能はありませんが、スマートフォンの画面録画機能を使えば簡単に通話内容を保存することが可能です。この録画、相手に通知されないため、あなたが話している内容や顔が無断で録画・保存されているかもしれないということになります。

そしてそれが悪意ある第三者の手に渡った場合、ネット上で晒されたり、脅迫に使われるリスクも否定できません。たとえ親しい相手との通話でも、録音・録画の危険性を頭に入れておくことが大切です。

3.3 通話中の音声・背景から個人特定される可能性

インスタ通話はリアルタイム音声のやりとりです。そのため、家族の声、学校名を口にした瞬間、背景に映る家具やカーテンなど、何気ない情報からあなたの住んでいる地域や生活環境が推測される危険があります。特に小さな子どもが自宅から通話している場合は、予期せぬ音声や映像が個人を特定する手がかりになることも。背景をぼかす、音量を抑えるなど、日常的な対策が求められます。

3.4 フィルター・エフェクトで顔が残る危険性

インスタ通話では、フィルターやエフェクトを使って盛った自分の顔を画面に映すことが可能です。しかし、これらのフィルターを使用していても、顔の特徴がしっかりと残るケースが多いため、顔写真と照合されやすくなります。さらに、録画されていれば、加工されていようとネット上で拡散される危険もあるのです。エフェクトで可愛く見えるからと油断せず、カメラをオンにする際は十分に注意しましょう。

3.5 フォロワー外でも通話可=スパムや悪用の温床

インスタの通話機能は、フォローしていない相手とも通話ができるため、悪意あるユーザーやスパムアカウントの温床になりがちです。「海外の人からいきなり通話がきた」「一度通話したら何度もかけてくる」など、迷惑行為が報告されています。

通話ブロックや通報機能はありますが、一度でもつながってしまうとトラブルのきっかけになる可能性があります。知らないユーザーからの通話は、無視またはブロックが鉄則です。

3.6 通話履歴が残り、削除できない仕様の盲点

インスタの通話履歴はDM(ダイレクトメッセージ)内に残る仕組みになっています。しかも、この履歴は完全に削除することができません。たとえば、間違えて発信してしまった場合や、知られたくない相手との通話が履歴に残ってしまった場合でも、その証拠が消せずに残り続けるのです。つまり、何気ない通話が後々トラブルに発展する火種になることもあり得ます。

3.7 グループ通話での情報共有リスクと責任の所在

インスタは最大8人までのグループ通話が可能です。一見楽しそうに思えますが、このグループ通話には誰が録画しているかわからない、誰が何を聞いているかわからないという落とし穴があります。また、通話中に話されたことが録音・録画されて流出した場合、「誰が責任を取るのか」が曖昧になりがちです。

親しい仲間同士の通話でも、誰か一人が軽率な行動を取れば、全員に影響が及ぶリスクがあります。情報共有や発言には、いつも以上の慎重さが求められます。

4. プライバシー・セキュリティ観点から見る注意点

4.1 電話番号や本名はバレるのか?技術的仕様を解説

インスタの通話機能を使うとき、まず一番気になるのが「自分の電話番号や本名が相手にバレてしまうのでは?」という不安ですよね。
でも安心してください。インスタの通話は、電話番号や本名が相手に表示されることはありません
インスタの通話機能は、あくまでもインスタ内のダイレクトメッセージ(DM)を通じて行われるものであり、通信はインスタグラムのサーバーを通して行われるため、携帯番号を直接使う電話とは仕組みがまったく違うのです。

たとえば、あなたが相手を電話帳に登録していなくても通話できるというのは、その証拠です。
したがって、「非公開アカウント」かつ「本名をプロフィールに記載していない」設定であれば、相手に知られる情報はアカウント名とプロフィール画像程度に限られます。

ただし、プロフィールに個人情報を書いていると、それが通話相手に見られてしまうこともあるので、事前にプロフィールの公開範囲や内容をしっかり見直しておくことが大切です。

4.2 通話がつながる条件と「通知」の仕組み

インスタの通話は、フォローしていない相手ともできる仕様になっています。
これは便利な反面、ちょっと怖い部分もありますよね。
通話がつながるには、メッセージの受信設定が「すべての人から受信可」になっていることが条件になります。

この設定になっていると、フォロー関係にない相手からでも、DMの受信だけでなく、通話リクエストが届くのです。
通話がかかってきた場合、スマホにプッシュ通知が表示されることもあるため、家族や周囲に画面を見られる可能性も考えておきましょう。

しかも、通知は相手がログインしていなくても送信される仕様なので、時間帯によっては「突然知らない人から着信通知が来る」というケースもあります。

これを防ぐためには、DMの受信設定を「フォロワーのみ」に制限しておくことや、見知らぬアカウントとの接点を減らすことが有効です。
特にお子さんがインスタを使っている場合には、この設定をしっかりチェックしてあげると安心です。

4.3 ブロック・非表示にしても通話できる?できない?

「この人とは関わりたくない」と思ったとき、多くの人が「ブロック」や「非表示(ミュート)」を使うと思いますよね。
では、そうした状態でも通話ができてしまうのか?
結論から言えば、ブロックしている場合も、ブロックされている場合も通話は不可能です。

インスタでは、ブロック状態にあると、DMの送信はもちろん、プロフィールの閲覧、通話の発信も一切できません。
つまり、完全に接触を断つことができるので、通話トラブルが心配な相手がいるなら、思い切ってブロックするのが確実です。

ただし、「非表示(ミュート)」にしているだけの場合は注意が必要です。
ミュートはあくまで自分のフィードや通知から相手の情報を見えなくする設定であって、相手からの通話やメッセージは届いてしまうのです。

「距離を置きたいけど完全に関係を切るのは難しい」という場合には、ミュートよりも制限(リミット)機能の使用も検討してみましょう。
制限機能を使えば、相手のコメントやメッセージを承認制にしたり、通話が届かないようにできます。

5. 未成年・中高生が注意すべき危険ポイント

5.1 SNSいじめの温床?通話中の録画・晒し問題

インスタの通話機能は、音声だけでなくビデオチャットも可能です。しかも、スマホの画面録画機能を使えば、相手に気づかれずに通話の様子を録画することもできてしまいます。この仕組みを悪用して、「通話中の変な顔」や「言い間違い」「プライベートな会話」を録画し、後から晒す(さらす)行為が実際に問題になっています。

特に中学生・高校生の間では、グループ内での悪ふざけや「ノリ」の一環として、録画された動画がSNSにアップされてしまい、いじめのきっかけになったり、心に深い傷を残すケースもあります。一見仲が良さそうなグループの中でも、「録画されるかもしれない」というプレッシャーが強くなり、人間関係にストレスを感じるようになるという声も。

さらに怖いのは、相手が録画しているかどうかは通知されないため、気づけないという点です。通話中に本音を話したつもりが、それが後で拡散されたり、悪用されたりする危険があることを忘れてはいけません。通話は楽しいものですが、「相手が録画しているかもしれない」という前提で、慎重に使うことが大切です。

5.2 親に内緒の通話や深夜通話で生活リズムが崩れるケース

インスタ通話はアプリ内で完結し、しかも通話履歴がDMに残るだけなので、電話アプリの履歴とは違い、親にバレにくいという特徴があります。そのため、夜中でも布団の中でこっそり通話をする中高生も少なくありません。

しかし、深夜に通話をすることで、睡眠時間が削られてしまい、翌日の学校生活に支障をきたすケースが増えています。朝起きられない、授業中に眠くなる、集中できない――そんな日々が続くと、成績が下がる・欠席が増える・親とトラブルになるといった悪循環にもつながります。

また、深夜通話は相手との距離を近づける一方で、恋愛関係がエスカレートしたり、依存が深まってしまうリスクもあります。「夜だけは誰かと繋がっていたい」という気持ちが強くなり、心の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、特に注意が必要です。

5.3 知らない大人とつながるリスクと注意喚起

インスタ通話の最大の注意点は、フォローしていない相手からも通話リクエストが届くという点です。つまり、たとえ面識がない人であっても、DMを通じて通話をしかけてくることができるのです。

未成年のユーザーが「いい人そう」「優しそう」という見た目やメッセージに騙されて、実際には大人のユーザーとビデオ通話してしまうケースも報告されています。しかも、相手が画面録画をしていた場合、その映像が悪用されるリスクもあります。たとえば、無防備な服装や部屋の中が映ってしまっただけでも、個人情報の特定につながる恐れがあるのです。

さらに怖いのは、こうしたやりとりがエスカレートすると、直接会おうと誘われるようになったり、個人情報を求められたりする可能性もある点です。これは「オンラインでの出会い系被害」と同じ構造で、警察や教育現場でも警鐘が鳴らされています。

「相手の顔が見えるから安心」という考えはとても危険です。知らない人と通話をするのは、たとえ見た目が良くても基本的にNG。もしDMや通話リクエストが届いた場合は、安易に通話に応じない・親や先生に相談するなどの対応を徹底しましょう。

6. インスタ通話と他アプリ(LINE・Discordなど)との違い

インスタの通話機能は、写真や動画投稿のついでに使える手軽さが魅力ですが、実は他の通話アプリとは大きく違う特徴があります。
その違いをしっかり理解することで、どのアプリが自分やお子さんにとって安全なのかが見えてきます。
ここでは、インスタの通話機能と他の代表的なアプリ(LINE、TikTok、Discordなど)を比べながら、リスクや安全性について詳しくお話しします。

6.1 匿名性・通話の自由度が高い分、リスクも高い

インスタの通話は、電話番号が不要で、フォローしていない相手とも通話ができるという特徴があります。
これは便利な一方で、知らない人からいきなり通話がかかってくるというケースもあるため、特に未成年のユーザーには注意が必要です。
LINEや電話アプリのように、電話番号を交換してからでないと通話できない仕様と比べると、ハードルが低すぎると言えるでしょう。

また、インスタの通話機能は通話履歴がDM内に残るだけで、端末側で管理しにくいという点も問題です。
通話相手の画面録画やスクリーンショットもアプリ側では制限できないため、無断録画によるトラブルも起こりやすくなります。

例えば、Discordも通話が可能ですが、利用には「招待制のサーバー参加」が前提であり、いきなり見知らぬ人とつながる可能性はインスタより低めです。
一方で、インスタの「誰とでもつながれる」仕様は、自由度が高いぶんリスクのコントロールが難しいのです。

6.2 LINEやTikTokとの通話機能の違いと安全性比較

LINEの通話機能は、日本では圧倒的なシェアを誇り、通話品質も安定していて、何より実際の電話番号や友達登録が必要です。
このため、見知らぬ人と通話するリスクが非常に低く、親も子どもの相手を確認しやすいという安全性の高さが魅力です。

一方、TikTokにもライブ配信中のビデオチャット機能がありますが、フォロワーとの制限付きや通報機能の強化があるため、比較的管理はされています。
ただ、コメントやDMから悪意ある接触が起こることもあり、完全に安全とは言い切れません。

インスタは、LINEよりもオープンで、TikTokよりも自由に個人間のやりとりができる点が特徴ですが、セキュリティ設定が甘いと、知らない人との通話が簡単に成立してしまいます
このため、通話を許可する相手や通知の設定を見直すなど、ユーザー自身の管理意識がとても大切になります。

6.3 どのアプリが一番安全?年代別おすすめアプリ

「じゃあ、どの通話アプリが安全なの?」という疑問に対しては、使う人の年代や目的によって変わってきます
ここでは、年齢層ごとにおすすめのアプリを紹介します。

小学生〜中学生なら、LINEが最も安心です。
保護者の目が届きやすく、相手も家族や友達に限られるので、知らない人とつながる心配がありません。
特に通話履歴が端末に残る点や、ブロック・通報がしやすい点でも、親子での管理がしやすいのが魅力です。

高校生〜大学生になると、インスタやTikTok、Discordなども利用範囲に入ってきますが、通話相手を限定する機能を活用することが前提です。
特にインスタは、フォローしていない相手からの通話をブロックできる設定があるので、それを使いこなすことが安全性アップにつながります。

社会人では、LINEやSlack、Zoomなどビジネス用途に適したアプリの利用が中心になります。
インスタはあくまで個人間の気軽な連絡手段として位置付けられ、通話の履歴管理や録音、記録の観点ではあまり適していないでしょう。

6.4 まとめ

インスタの通話機能は、無料・電話番号不要・複数人同時通話可能といった便利な点が多い一方で、自由度の高さゆえにリスクも抱えているという特徴があります。
他の通話アプリと比べても、知らない人とつながりやすいという点では注意が必要です。

特に未成年の利用者は、フォロー関係の設定や通話通知のオフ設定をしっかり行いましょう。
また、年齢や利用目的に応じて、安全性を考慮した通話アプリの選択が大切です。
通話のしやすさだけでなく、「誰と」「どういう目的で」通話するかを見極めることが、安心して使うための第一歩です。

7. インスタ通話を安全に使うための設定・対策

インスタグラムの通話機能はとっても便利だけど、安心して使うにはちょっとした工夫が必要です。特に、知らない人からの突然の通話や、プライバシーの漏えいを防ぐには、自分のアカウント設定をしっかり見直しておくことが大切です。ここでは、安全に通話機能を使うための具体的な方法や、知っておくと安心できる挙動について、わかりやすく解説していきます。

7.1 通話を制限・受け取らないための設定方法(画像付き想定)

まずは、インスタ通話の着信を制限する設定から紹介します。「知らない人からいきなり通話がかかってきてびっくりした!」という経験がある人も多いかもしれませんね。そうならないよう、事前に設定を見直しておきましょう。

1. アプリの右下にあるプロフィールアイコンをタップします。
2. 右上の≡(三本線)をタップし、「設定とプライバシー」を選びます。
3. 「メッセージと通話」→「通話コントロール」をタップ。
4. 「誰から通話を受け取るか」の項目で、「フォローしている人のみ」に変更します。

この設定をしておけば、フォローしていないユーザーからの通話リクエストは届かなくなります。知らない人からの不意打ちを防げるので、安心して使えますね。

7.2 通話そのものを無効にする方法はある?

「もうインスタで通話は使わない!完全にオフにしたい!」という人もいるかもしれません。でも残念ながら、現時点でインスタグラムに通話機能を完全に無効にする設定は用意されていません。

ただし、先ほどの「通話コントロール」の設定で、通話を受け取る相手を「誰にも受け取らない」に設定することで、事実上の通話拒否状態にすることが可能です。この方法であれば、間違って通話が来るリスクをほぼゼロにできます。

また、通話が来た際の通知も煩わしい場合は、「通知設定」で通話通知をオフにするのもおすすめです。通知センターに出てこなければ、日常のストレスもぐっと減りますよ。

7.3 「知らない人からの通話拒否」機能を活用しよう

インスタでは、フォローしていない相手や、やりとりのないユーザーからでも通話がかけられる仕組みになっています。だからこそ、「知らない人からの通話を拒否する」設定は必ずONにしておきましょう。

これは「メッセージと通話」設定内の「通話コントロール」で調整できます。「フォロー中の人のみ」や「友達のみ」などに絞ることで、信頼できる人とのみ通話できるようになります。

特に女性や学生さんなど、知らない人に顔や声を見せたくないという方には必須の設定です。プライバシーを守るためにも、自分でできる防御策はしっかり活用しましょうね。

7.4 通話を切ったら相手に通知される?挙動まとめ

「間違えて通話ボタン押しちゃった!」「すぐ切ったけど、相手にバレたかな?」そんな経験はありませんか?インスタの通話は、着信が鳴った瞬間に相手に通知が届きます。たとえ1秒で切っても、相手の通知履歴には「通話がかかってきた」という情報が残ってしまいます。

また、DM(ダイレクトメッセージ)画面を開くと、通話履歴も表示されます。相手がメッセージ画面を開いたとき、「◯◯さんが通話を開始しました(終了しました)」という表記が残ってしまうのです。

ただし、通話を切っても「切られた」とは表示されません。なので、「間違えたかな?」くらいのニュアンスで受け止めてくれる人が多いようです。

どうしても気になる場合は、すぐに「ごめん、間違えて通話ボタン押しちゃった!」とDMで伝えれば問題ありません。相手も事情がわかれば不快には思わないはずですよ。

7.5 まとめ

インスタの通話機能は便利だけれど、安全に使うには自分でしっかり設定しておくことがとても大切です。特に、知らない人との接触を避けたい場合は、「通話コントロール」や「通知設定」をうまく活用しましょう。

また、通話の通知や履歴についての仕組みを知っておけば、うっかり操作してしまったときも焦らずに対処できます。日常的にインスタを使っている人ほど、こうした設定の見直しは一度行っておくと安心です。

「知らない人からの通話はブロック」「通話自体を受けない設定にする」「通知もオフにしておく」この3点を意識すれば、より快適で安全にインスタを楽しめるはずですよ。

8. うっかり通話をかけてしまったときの対処法

インスタグラムでは、ダイレクトメッセージの右上に表示される電話マークをタップすることで、簡単に通話を開始できます。しかしこの手軽さゆえに、ついうっかり誤ってタップしてしまい、意図せず通話を発信してしまうケースも少なくありません。

ここでは、そんな誤発信時のキャンセル方法謝罪の文例、そして今後のトラブルを防ぐマナーと設定について、わかりやすくお話ししていきます。

8.1 誤操作で通話発信してしまった時のキャンセル方法

通話ボタンを間違えて押してしまった場合、すぐに通話を終了すれば大きなトラブルにはつながりません。まず、発信後に表示される通話画面で、画面下の赤い受話器マークをタップすると即座に通話は終了できます。

このとき、相手がまだ応答していなければ、着信履歴として残るだけで、通話自体は成立していません。ただし通話履歴はDM画面上に残るため、「かけようとしていたのかな?」と相手が不思議に思う可能性もあります。そのため、以下で紹介するように一言メッセージを添えるのがマナーです。

8.2 相手に謝罪する文例と注意点

間違えて通話をかけてしまった場合は、素直に一言謝ることがとても大切です。その際には、簡潔かつフレンドリーなトーンでメッセージを送ると、相手も気にせずスルーしやすくなります。

例えば以下のような文章が自然です:

「ごめんね!間違えて通話ボタン押しちゃった💦」
「うっかり触っちゃっただけだから気にしないで〜!」

逆に、「すみません、○○の件でお電話しました」などといった、堅苦しい文やビジネス調な表現は、カジュアルな場ではやや違和感があります。また、相手があまり親しくない人や、フォローバックしていないユーザーである場合は、より丁寧な対応が望ましいです。

そういった場合は、「失礼しました。誤って発信してしまいましたので、お気になさらないでくださいね。」などの一文を添えると、相手に安心感を与えることができます。

8.3 トラブル回避のためのマナーと設定見直し

インスタの通話機能は便利ですが、誰とでもつながれる反面、誤操作や意図しないトラブルの温床にもなり得ます。だからこそ、事前に設定を見直すことで、うっかり通話や不必要な着信を防ぐことができるのです。

まず、「知らない人からの通話を防ぎたい」場合には、DMの受信設定を確認しましょう。設定画面から「プライバシー」→「メッセージ」に進み、「他のInstagramユーザー」や「フォロワー」からのメッセージリクエストの制限が可能です。これにより、通話マークが表示されなくなるケースもあり、誤発信リスクを軽減できます。

また、スマートフォンの「画面感度を下げる」「誤タップ防止設定」などもおすすめです。AndroidやiPhoneには「誤操作防止モード」が備わっている機種もあるため、自分の端末に合った対策を講じましょう。

さらに、通話機能をよく利用する人こそ、通話前には必ず確認画面を設けるような操作習慣をつけると安心です。インスタ側に通話前の確認機能は現時点で実装されていませんが、操作する指の癖を意識するだけでも誤発信はかなり減らせます。

8.4 まとめ

インスタの通話はとても手軽で便利ですが、それゆえに間違えてかけてしまうリスクも常にあります。そんなときは慌てず、通話をすぐに切って、相手に一言謝るだけで大きなトラブルにはなりません。

日常的にインスタを使う人ほど、通話機能のマナーや設定についてきちんと把握しておくことが大切です。一度設定を見直すだけでも、うっかり通話や不審な着信の回避に大きくつながります。安全で快適なインスタの通話ライフを送るためにも、今回紹介した対処法やマナーをぜひ取り入れてみてくださいね。

9. トラブルに遭ったら?通報・相談先と対処の流れ

インスタの通話機能はとても便利だけれど、知らない人からの不審な通話や、不快な内容に巻き込まれてしまうこともあるよね。「あれ?これってちょっとおかしいかも…」と思ったら、ひとりで悩まず、正しい方法で対応しよう。ここでは、もしトラブルに遭ってしまったときの対処法と、相談できる場所を分かりやすく説明するね。

9.1 通報機能の使い方とポイント

まず、変な人から通話がかかってきたときや、いやなことを言われたときは、インスタグラムの「通報機能」を使うのが大切だよ。インスタでは、通話してきた相手が不適切だと思ったら、その人のプロフィールやチャット画面から簡単に通報ができるんだ。

通報の仕方はとっても簡単!次の手順でやってみよう:

  • 通報したい人のプロフィールを開く
  • 右上の「…」をタップ
  • 「報告する」を選択
  • 「不適切なコンテンツ」や「迷惑行為」など、理由を選ぶ

ポイントは、証拠を残すこと!通話の内容は記録されないけど、もしメッセージでも変なことを言われたら、スクリーンショットを取っておくと安心だよ。できるだけ早く通報して、インスタの運営に伝えることが、自分を守る第一歩なんだ。

9.2 実際に被害に遭った時の行動ステップ(警察相談含む)

もし、通話でしつこく連絡される・個人情報を聞き出される・怖い思いをしたなんてことがあったら、それはもう立派な「被害」だよ。そんなときは、次のように行動しよう。

  1. すぐに通話を切る(無理して話さなくて大丈夫!)
  2. 相手をブロックする(再び連絡がこないようにするため)
  3. 通話履歴やメッセージを保存(証拠として残しておこう)
  4. インスタグラム内で通報する
  5. 保護者や信頼できる大人に相談する

特に、個人情報を聞き出されたり、性的な発言をされた場合は、迷わず警察に相談しよう。相手が外国人だったり、アカウント名が変でも大丈夫。証拠があればしっかり対応してくれるよ。そして、何よりも自分を責めないこと。悪いのは相手なんだからね。

9.3 親・学校・LINE相談窓口など支援先まとめ

誰かに相談するのって、ちょっと勇気がいるけど、ひとりで抱え込まないことが一番大切なんだよ。インスタ通話のトラブルで困ったときに、頼れる相談先をいくつか紹介するね。

  • 保護者・兄弟・信頼できる大人:まずは身近な人に相談しよう。どんな小さなことでもいいんだよ。
  • 学校の先生やスクールカウンセラー:先生たちはトラブルを解決するためにいるから、安心して話してみて。
  • LINE相談「子どもSOSダイヤル」:
    0120-0-78310(なやみいおう)
    平日 24時間対応、通話無料。

どこに相談しても、「話してよかった」と思えるから、絶対にため込まないでね。誰かに話すだけでも、心がぐっと軽くなるし、次にどうすればいいか見えてくるから。

9.4 まとめ

インスタ通話は便利だけど、ちょっとした油断がトラブルにつながることもあるよね。でも、もし危ないと感じたら、すぐに通報・ブロック・相談!この3つを忘れないで。

不安なことがあったら、「ひとりで解決しよう」と思わずに、誰かに頼ることがとても大事。ちゃんと話せば、助けてくれる大人や機関が必ずいるからね。

これからもインスタを楽しく、安全に使うために、「自分を守るスイッチ」をちゃんと持っておこう。通話の相手が知らない人だったり、少しでも怖いと感じたら、勇気を出して対処しようね。

10. まとめ|インスタ通話は便利だけど危険性を正しく知ろう

インスタの通話機能は、無料で気軽に音声通話やビデオチャットができる便利なツールです。電話番号を相手に知られることなく通話ができる点や、複数人と同時に通話が可能な点は、多くの人にとって魅力的でしょう。また、フォローしていない相手とも通話ができることから、ビジネス用途や新しい出会いの場としても活用されることがあります。通話中に投稿をシェアしたり、インスタの画面を見せ合いながら会話できるなど、コミュニケーションの幅も広がります。

しかし、その一方で危険な側面もあることを忘れてはいけません。たとえば、知らない相手からの通話リクエストには細心の注意が必要です。通話が可能な状態だと、誰でも通話リクエストを送れてしまうため、悪意のあるユーザーと接触してしまうリスクも否定できません。特に中高生など若年層は、無防備に通話を受けてしまうことでトラブルに巻き込まれるケースもあります。

さらに、ビデオチャットには画面録画という落とし穴もあります。インスタ側で録画機能を提供していなくても、スマートフォンの標準機能を使えば通話の様子を簡単に保存できます。相手が無断で録画していた場合、あなたの映像や会話が勝手に保存されるリスクがあるのです。このような事態を防ぐには、信頼できる相手とだけ通話をする、自宅の背景など個人情報が映り込む環境を避けるなど、細かな対策が必要になります。

また、通話履歴はDM画面に残るという点も覚えておきましょう。間違って発信してしまった場合には、すぐに謝罪のメッセージを送り、相手に誤解を与えないようにしましょう。インスタは便利な反面、通話機能の操作ミスやトラブルも起きやすいため、慎重な使い方が求められます。

インスタ通話を安全に使うためには、まず通話機能の仕組みと注意点を正しく知ることが大切です。友人や家族とのやりとりには大変便利な機能ですが、使い方を間違えるとトラブルの原因にもなりかねません。

知らない人からの通話リクエストは無視する必要以上の情報を話さないビデオ通話時は背景に注意するなど、基本的なリスク回避を徹底することで、安心してインスタ通話を楽しむことができます。

機能の便利さに甘えることなく、自分と相手のプライバシーをしっかり守りながら、安全なコミュニケーションを心がけましょう。それが、インスタ通話を安心して長く使い続けるための第一歩です。