インスタで10枚以上投稿できないのはなぜ?よくある原因と設定とは?

「インスタで10枚以上投稿できない…」そんな疑問や不便さを感じたことはありませんか?実は、仕様変更や新機能の影響で混乱するユーザーが急増しています。

本記事では、なぜ「10枚の壁」が存在するのかを整理しつつ、20枚投稿が可能になった背景や活用方法、そして実際に10枚以上投稿できない場合の原因と対処法を詳しく解説します。

目次

1. はじめに:なぜ「10枚以上投稿できない」のか?

インスタグラムを使っていると、「あれ?写真が10枚以上選べない…」と戸惑った経験はありませんか?2025年に入ってから、インスタには大きな変化がありました。実はこれまでの「10枚までしか投稿できない」という制限が、ついに20枚まで拡張されたんです。

でも、そのことを知らなかったり、設定がうまく反映されていなかったりして、「できない!」と悩む人が増えているんですね。この章では、そんな背景をやさしく紐解いていきます。

1-1. 「10枚制限」はもう古い?混乱するユーザーが増えている理由

2025年1月から、インスタグラムのカルーセル投稿(複数枚投稿)では最大20枚まで選べるようになりました。これは、写真も動画も組み合わせてOKで、ユーザーにとってはとても嬉しいアップデート。でも、実際には「まだ10枚しか投稿できない…」という声が後を絶ちません。

それにはいくつかの理由があるんです。たとえば、アプリが最新バージョン(v300.0以降)に更新されていない場合は、新機能が使えません。また、アカウントの状態によっては機能制限がかかっていたり、地域によって機能の反映タイミングが遅れていることもあります。

しかも、インスタはこの新機能を段階的に提供しているので、「友達は使えてるのに自分はできない…」という不公平感も。このように、情報と実際の使用感のズレがユーザーを混乱させているのが現状です。

1-2. 本記事の目的:原因特定と最新機能の正しい活用法の解説

本記事では、「インスタで10枚以上投稿できない」というあなたのモヤモヤを、スッキリ解消することを目的にしています。

具体的には、以下のポイントに沿って丁寧に説明していきます:

  • なぜ10枚以上投稿できないのか?(原因の見つけ方)
  • 20枚投稿を使えるようにする条件とは?
  • 10枚以上投稿するための操作手順
  • 投稿がうまくいかないときの対処法
  • 20枚投稿で差がつく活用術

また、単に技術的な説明にとどまらず、どんな順番で投稿すれば目を引くかフォロワーの反応を引き出すにはどう構成すればいいかといった、実践的なコツにも触れていきます。

「なんで私だけできないの?」という不安も、この記事を読めばもう大丈夫。小学生にもわかるように、やさしくていねいに説明していきますので、安心してくださいね。

2. 【現状整理】インスタの投稿枚数制限の基礎知識(2025年版)

インスタグラムは、2025年に入ってから大きな進化を遂げました。特に注目すべきは、カルーセル投稿の上限が10枚から20枚へと拡張されたこと。この変更によって、「インスタ 10枚以上 できない」と感じていた多くのユーザーが、より自由にコンテンツを表現できるようになったのです。ただし、投稿タイプによっては依然として制限があるため、まずはそれぞれのタイプごとの上限を正しく理解しておきましょう。

2-1. 投稿タイプ別の上限比較(フィード/ストーリーズ/リール)

インスタグラムには、主に「フィード投稿(通常・カルーセル)」「ストーリーズ」「リール」という3つの投稿形式があります。それぞれで投稿できる枚数には、以下のような違いがあります。

  • フィード投稿(カルーセル):最大20枚(2025年から拡張)
  • ストーリーズ:最大10枚までを一度に連続投稿可能
  • リール:複数の短い動画クリップを組み合わせ可能。ただし1つのリール=1投稿扱い

特に注意しておきたいのが、カルーセル投稿の拡張が対象なのは「通常のフィード投稿」のみという点です。ストーリーズやリールでは、従来通りの上限が適用されます。また、IGTVなどの旧機能では、複数枚投稿はできません。そのため、まとめてたくさんの写真や動画を載せたいときは、フィードのカルーセル投稿を活用するのが鉄則です。

2-2. 「カルーセル投稿」の進化:10枚→20枚になった背景と公式発表

2025年1月、インスタグラムは長年据え置きだったカルーセル投稿の枚数制限をついに10枚から20枚に引き上げました。この変更はユーザーの強い要望を受けて実現したもので、特にビジネスやクリエイターの現場では大きな反響を呼んでいます。

そもそもカルーセル投稿機能は、2017年に導入されて以来、約8年間にわたって「10枚」という制限のままでした。しかし、一度にもっと多くの情報を届けたいというユーザーの声が年々増加。写真や動画、テキストを組み合わせて構成する「ストーリーテリング型」の投稿が増えたことも、この流れを後押ししました。

公式発表によると、今回の拡張は「ユーザー体験の向上と表現の自由度を広げる」ことを目的としており、2025年4月までには全ユーザーが利用できる見込みです。また、アプリバージョンはv300.0以降が対応対象となっており、機能解放には段階的なロールアウトが行われています。

今まで10枚を超えると分割投稿する必要がありましたが、これからは1投稿で20枚まで一括で届けることが可能。これにより、商品紹介・レシピ・旅行記・チュートリアルなど、多くの用途で投稿効率が大幅に向上します。

2-3. 枚数だけじゃない!UI・インジケーターの変化にも注目

今回のアップデートで変わったのは「投稿枚数」だけではありません。ユーザーの操作性や視認性にも配慮したUI(ユーザーインターフェース)の改善が同時に行われています。

例えば、従来は下部に並んでいたドット表示(●●●)が、「1/20」などの数字インジケーターに変更されました。これにより、何枚目を見ているのかが一目でわかるようになり、ユーザーの閲覧体験がより快適になりました。

また、10枚を超えるメディア選択時には、プレビュー画面で20枚分のサムネイルがグリッド表示されるようになったのも注目ポイントです。画像の順番変更もドラッグ&ドロップで直感的に操作できるため、投稿前の準備が格段に楽になりました。

さらに、編集時にも1枚ずつフィルターや調整をかけられるので、20枚すべてに異なる効果をつけて個性を出すことも可能です。このように、単なる枚数増加にとどまらず、全体の投稿体験を快適にするアップデートとなっています。

3. 【原因編】10枚以上投稿できない「5つの主要原因」

インスタグラムでは2025年1月から「最大20枚投稿」が可能となりましたが、すべてのユーザーが今すぐ使えるわけではありません。
「えっ?まだ10枚しか選べない!」という方には、いくつかの明確な原因があります。
ここでは、よくある5つの原因を一つずつ詳しく解説していきます。
「どうして自分だけ?」とモヤモヤしていたら、必ずチェックしてくださいね。

3-1. アプリが最新版(v300.0以降)になっていない

まず最初に確認してほしいのがInstagramアプリのバージョンです。
2025年から始まったこの新機能は、バージョンv300.0以降でないと利用できません。
もし、アプリが古いままだと、いくら頑張っても10枚までしか選択できないままです。
お使いのスマホで、App StoreやGoogle Playを開いて、「Instagram」にアップデートの表示があれば、すぐに更新しましょう。
たったこれだけで、「20枚投稿できた!」という声も多いですよ。

3-2. 機能のロールアウトがまだ完了していない(段階的提供)

「アプリは最新版なのに、なぜか10枚までしか選べない…」という方。
その場合は、機能のロールアウト(段階的な提供)が関係しています。
Instagramでは、新機能をすべてのアカウントに一斉に届けるのではなく、一部のユーザーから順番に展開しています。

このため、同じタイミングでアップデートしても、友達は使えて自分は使えない、なんてこともあるんです。
公式によると、2025年4月までには全ユーザーに提供完了予定とされていますので、まだの方は少しだけ待ってみましょう。

3-3. アカウントに制限がかかっている(ポリシー違反など)

「本当に何をしてもダメ…」という場合は、アカウントが何らかの制限を受けている可能性があります。
例えば、Instagramの利用規約やガイドラインに違反していると、機能の一部制限がかかることがあります。
過去に不審な活動が検出されたり、他人からの通報が多い場合も同様です。

こうした制限は通知されないこともあり、自分では気づきにくいのがやっかいな点です。
思い当たる節がある方は、プロフィールの投稿内容やフォロー数、いいねの急増などを見直してみてくださいね。

3-4. 選択方法を間違えている(複数選択モードになっていない)

実は意外と多いのが操作ミスです。
インスタの「カルーセル投稿(複数枚投稿)」では、画像選択時に右上の「複数選択」ボタンをタップしないと、複数枚は選べません。
これを忘れると、1枚ずつしか選べないモードのままになってしまいます。

また、10枚まで選べたとしても、20枚対応の新UIに切り替わっていないと、従来のままの仕様が表示されることも。
選択後の画面上に「10/20」のように表示されているかを確認して、新UIが適用されているか見てみましょう。

3-5. 端末やアプリの不具合(キャッシュ・OS・ネット環境)

最後に見落としがちなのが、スマホ本体やアプリの一時的な不具合です。
キャッシュが溜まっていたり、OSとアプリの相性が悪かったり、ネット接続が不安定だったり…。
こうした理由で一部機能が正しく表示されないケースもよくあります。
以下の手順で改善することが多いですよ。

  • Instagramアプリのキャッシュを削除する
  • アプリを一度終了して再起動する
  • スマートフォンを再起動する
  • アプリをアンインストールして再インストールする

また、インターネット接続が安定しているかも大切なポイント。
Wi-Fiが不安定な場所では、うまくアップロードできないこともありますので、通信環境が良好な場所で試してみましょう。

4. 【解決編】10枚以上投稿するためのステップ別チェックリスト

「インスタで10枚以上の画像が選べない…」と感じたことはありませんか?実は、インスタグラムの最新アップデートで、最大20枚までのカルーセル投稿が可能になっています。ただし、すべてのアカウントがすぐに利用できるわけではなく、環境や設定によって制限されている場合もあるんです。ここでは、10枚以上投稿できるようにするためのチェックポイントを5つのステップに分けてご紹介します。ひとつずつ確認していけば、きっと解決につながるはずです。

4-1. アプリのアップデートと確認方法(iPhone/Android別)

まず最初に見直したいのが、インスタグラムのアプリバージョンです。10枚以上の投稿機能はバージョン300.0以降から順次使えるようになっているので、古いままだと使えません。

【iPhoneの場合】
App Storeを開いて右上のアカウントアイコンをタップ。
下にスクロールして「Instagram」の横に「アップデート」が表示されていたらタップして更新しましょう。
アップデート後は、アプリを一度閉じて再起動することも忘れずに。

【Androidの場合】
Google Play ストアを開いて右上のプロフィールアイコン→「アプリとデバイスの管理」→「利用可能なアップデート」を選択。
「Instagram」が表示されていれば、「更新」ボタンを押してアップデートしましょう。
最新版を入れても表示が変わらない場合は、次のステップに進んでください。

4-2. ロールアウト対象かを見分ける3つのポイント

アプリが最新でも「10枚以上選べない」という場合、ロールアウト(段階的な機能公開)の影響を受けている可能性があります。以下の3つの観点からチェックしてみましょう。

① アカウントの状態
ガイドライン違反などがあると、機能の提供が制限されることがあります。
最近インスタ側から警告を受けた覚えがあれば、それが原因かもしれません。

② 使用頻度
新機能はアクティブなユーザーから優先的に適用される傾向があります。
定期的に投稿していないアカウントでは、機能が後回しになることも。
可能なら、ストーリーズやリールでの活動も増やしてみましょう。

③ 地域や端末の影響
新機能は国や地域ごとにリリース時期が異なる場合があります。
また、iOSとAndroidで配信タイミングに差が出ることもあるため、別の端末でログインして試してみるのも手です。

4-3. アプリのキャッシュクリア&再起動手順

次に試したいのがアプリのキャッシュ削除です。端末に一時的なデータがたまりすぎて、最新の状態が反映されないことがあります。以下の手順でキャッシュを削除してみましょう。

【iPhoneの場合】
残念ながらiOSでは直接キャッシュを消す方法がありません。
代わりに、アプリの再起動再インストールで対応しましょう。

【Androidの場合】
「設定」→「アプリ」→「Instagram」→「ストレージ」→「キャッシュを削除」をタップ。
キャッシュだけを消せるので、ログイン情報などはそのままです。
削除後はアプリを完全に終了してから再起動してください。

4-4. インスタを再インストールする前に試すこと

アプリを削除するのは最後の手段にしたいですよね。その前に、次のような方法で状況が改善することがあります。

・スマートフォンの再起動
端末自体を一度電源オフにし、再度オンにするだけでシステムがリフレッシュされます。

・ログアウト→再ログイン
Instagramアプリ内で一度ログアウトし、再びログインすることで機能が反映されることがあります。

・別のアカウントで試す
次の項目で紹介しますが、サブアカウントがある方はそちらでも確認してみてください。
片方でできて、もう片方でできない場合は、アカウント側の問題と考えられます。

4-5. サブアカウントでの比較チェック(影響の切り分け)

「メインのアカウントで10枚しか投稿できないけど、他の人はできている」と感じたとき、サブアカウントを使って比較してみましょう。

【チェック手順】
1. サブアカウントでログインして、複数枚投稿の画面を開く。
2. 同じ写真を選択して、10枚以上選べるか確認。
3. 両方のアカウントでアプリバージョン・端末が同じであれば、アカウントごとのロールアウト差の可能性が高いです。

この方法で、問題の原因が「端末」なのか「アプリ」なのか「アカウント」なのかを切り分けることができます。もしサブアカでは使えているのにメインで使えない場合は、アカウントの利用頻度を上げる、もしくは数日待つことで解決することも多いです。

4-6. まとめ

インスタで10枚以上の画像が投稿できないときは、焦らずステップごとにチェックしてみましょう。アプリのバージョンやキャッシュ、アカウントの状態など、ちょっとした設定の違いで解決するケースがほとんどです。

特に2025年のアップデート以降は、機能のロールアウトが段階的に行われているため、状況によっては「待つ」こともひとつの解決策になります。サブアカウントでの確認や、アクティブな利用による早期適用も試してみてください。一歩ずつ丁寧にチェックしていけば、きっとあなたのインスタにも「20枚投稿」の未来がやってきますよ。

5. 【操作編】インスタで20枚投稿する手順(初心者向け図解付き)

2025年のインスタグラムアップデートにより、これまで最大10枚だったカルーセル投稿が最大20枚まで可能になりました。
「10枚までしか選べない!」「もっとたくさんの写真を一度に載せたい!」という声に応える形で、新しいUIや表示方法も改善されています。
ここでは、初心者の方でもわかりやすいように、図解のようなイメージでステップバイステップで操作手順をご紹介します。

5-1. 投稿手順①:複数選択の入り口がどこにあるか?

まずは投稿の最初の一歩、「複数枚選ぶ方法」から説明します。
インスタグラムのホーム画面で、下部中央の「+(プラス)ボタン」をタップしてください。
すると投稿タイプを選ぶ画面が出てくるので、「投稿」を選びます。
次にギャラリーが開きますが、ここで右上にある『複数選択アイコン(重なった四角形)』をタップするのがポイントです。
このボタンを押すと、画像を複数枚タップして選べるようになります。

ここからが新機能の見せどころ!
これまでなら10枚までしか選べなかったのに、最新版のインスタアプリでは最大20枚まで選択可能になります。
選ぶごとに、画面上部に「〇/20」のような表示が出て、現在何枚選んでいるかが一目でわかるので安心です。

5-2. 投稿手順②:画像の並び替え・削除・フィルター設定

画像を選び終えたら「次へ」をタップします。
するとフィルターや編集画面に進みますが、ここでは投稿する順番の並び替え削除、そしてフィルターの設定ができます。

並び替えのコツは、画像を長押ししてドラッグ&ドロップするだけ。
「この写真は前に持ってきたいな」「この流れのほうがわかりやすいかも」と思ったら、迷わず入れ替えてみましょう。
削除したいときは、写真をタップして選んでからゴミ箱マークを押せばOKです。

フィルターについては、一括適用も可能ですし、1枚ずつ個別にフィルターをかけることもできます。
統一感を出したいときは全体フィルター、おしゃれに変化をつけたいときは個別フィルターがオススメです。

5-3. 投稿手順③:「1/20表示」などUI変更点の確認

10枚を超える投稿では、インスタのUIにも変化があります。
以前はドット(●●●)で表示されていた画像のインジケーターが、数字形式(例:「1/20」)に変わりました。
これは見る人にとっても「あとどれくらい続くのか」がわかりやすく、最後まで見てもらえる確率がアップします。

さらに編集画面ではグリッド表示モードが追加されており、すべての写真の並びがサムネイル一覧で確認できるようになっています。
「この写真だけちょっと明るすぎるな…」など、全体のバランスをひと目でチェックできる便利な機能です。

5-4. 編集テク:全体調整と個別調整のコツ

投稿前の編集で迷いやすいのが、「全体でまとめて編集する」か「一枚ずつ細かく調整する」かという点です。

全体にフィルターや明るさなどをかけたい場合は、編集画面の最初に出てくる「すべてに適用」機能を使いましょう。
統一感が出て、フィード全体の印象もぐっとまとまります。

一方で、どうしても個別に明るさを変えたい写真や、トリミングが必要な画像もあるはず。
そのときは、写真を個別にタップして調整するのがベストです。
特に最初の数枚はサムネイルとして表示されるので、見栄えにこだわるならしっかり編集しておくと安心です。

また、順番の工夫も見逃せません。
もっとも伝えたい内容や、クリックされやすいビジュアルを最初の1枚目や2枚目に配置することで、エンゲージメントがぐんと上がります。
逆に、深い情報や補足説明は後半に回すと、自然な流れが作れますよ。

5-5. まとめ

インスタの20枚投稿は、操作のコツさえつかめば、初心者でも簡単に扱えます。
複数選択の入り口を見逃さず、画像をうまく並べ替えたり、全体と個別で編集を使い分けたりすることで、見やすくて印象に残る投稿が実現できます。

そしてなによりも大切なのは、一つひとつの写真に意味を持たせること。
単なるスライドではなく、20枚という「物語のコマ」を活かして、伝えたいメッセージを視覚的に伝えていきましょう

6. 【注意点編】20枚投稿する際の落とし穴と注意すべき仕様

インスタグラムで20枚投稿が可能になったのはとっても嬉しいアップデートですが、実は意外と見落としがちな落とし穴や注意点があるんです。ここでは「やっと20枚投稿できるようになったのに、なぜかうまくいかない…」というトラブルを防ぐために、特に重要な4つのポイントを詳しく解説します。

6-1. 画像・動画のアスペクト比と自動トリミング問題

インスタで複数枚投稿をするとき、一番気をつけたいのがアスペクト比の統一です。これは、画像や動画の「縦横の比率」のことですね。たとえば、最初に選んだ画像が正方形(1:1)だった場合、他の画像や動画もすべて自動的にその形にトリミングされてしまいます。

つまり、もし最初の1枚目が縦長だったら、残りの19枚も全部縦長に合わせて勝手に切り取られるんです。これが原因で「大事な部分が切れてる!」「構図が崩れてる…」なんてことも起こりがち。

これを防ぐには、投稿前に全ての画像や動画の比率をそろえておくか、最初の1枚目を慎重に選ぶことが大切です。特に風景写真やテキスト入り画像は、トリミングされると伝わり方がガラッと変わってしまうので注意しましょう。

6-2. ファイル容量制限(画像30MB/動画4GB)

たくさん投稿できるようになったとはいえ、インスタには容量の上限があります。具体的には、画像は1枚30MBまで動画は1ファイル4GBまでが上限です。

高画質なカメラで撮った画像や、長めの動画をそのまま使うと、この容量制限を簡単に超えてしまいます。すると、投稿画面で「選択できません」とエラーが出たり、最後のシェアの段階で投稿が失敗する原因になることも。

おすすめは、画像を圧縮するアプリやツールを活用して、投稿前に軽くしておくこと。また、動画の場合は長さだけでなく解像度にも注意して、可能ならフルHD(1920×1080)ではなくHD(1280×720)程度に抑えるのも手です。

6-3. 動画と画像を混在させるときの並べ方ルール

20枚投稿では画像と動画を自由に混ぜられるのが魅力ですが、ここにも落とし穴があります。先ほどのアスペクト比の問題に加えて、表示順や切り替えの滑らかさにも気をつける必要があります。

例えば、動画を1枚目に配置した場合、その動画の縦横比に全ての画像が引っ張られてしまい、結果的に画像の見え方が崩れることも。また、動画の再生時間(最大60秒)によっては、見ている人が途中で離脱しやすくなる可能性もあります。

効果的な順番としては、1〜2枚目に静止画、途中に動画、最後にもう一度画像を入れて落ち着かせるのがおすすめ。「視覚的なリズム」を意識すると、20枚すべてを見てもらえる確率がぐんと上がりますよ。

6-4. 投稿に失敗する原因と再投稿時の対処法

せっかく20枚準備しても、投稿が失敗してしまったらショックですよね…。でも安心してください。よくある原因と対処法を知っていれば、焦らず対処できます。

まず、失敗の原因で一番多いのがネット接続の不安定さです。動画や高解像度画像が含まれると、アップロードに時間がかかるので、Wi-Fi接続が安定している場所での投稿を心がけましょう。

また、インスタアプリ自体が不調なケースもあります。この場合は、以下の方法を試してみてください:

  • アプリのキャッシュをクリアする
  • アプリを再起動する
  • スマホを再起動する
  • アプリをアンインストール→再インストールする

特にAndroid端末では、キャッシュの蓄積による不具合が発生しやすいので、定期的にクリアする習慣をつけておくと良いでしょう。

投稿が途中で止まってしまった場合は、いったんキャンセルしてから同じ内容を再投稿するのが安全です。失敗直後に再送信しようとすると、重複エラーやアプリのフリーズが起きることがあるので、少し時間を空けてから再挑戦するのがおすすめです。

7. 【テクニック編】20枚投稿でエンゲージメントを最大化する方法

7-1. ストーリーテリング構成(序盤→中盤→終盤)

20枚投稿が可能になった今、単に写真を並べるだけではもったいないです。フォロワーの心をつかむには、ストーリーテリングの構成がとても大切なんですよ。

まず序盤(1〜5枚目)では、パッと目を引く写真や、続きが気になるようなフレーズを入れて、最初のスクロールを促します。ここがつかみの部分なので、「えっ、なにこれ?」と思わせるようなインパクトがあるとGOODです。

次に中盤(6〜15枚目)では、より深い内容や、ストーリーの本筋を丁寧に展開します。たとえば「旅行記」なら現地の風景やグルメ紹介、「ビフォーアフター」なら途中経過など、見応えのある内容を盛り込むことで、ユーザーは離脱せずにどんどん次へ進みます。

そして終盤(16〜20枚目)では、まとめやクライマックスを配置しましょう。ここで「だから伝えたかったことは…」「気になる方は保存してね」などのアクションを促すと、自然とエンゲージメントが上がります。20枚という尺があるからこそ、映画のようなストーリー展開が可能になったんです。

7-2. 「1/20」表示の活用で最後まで見せる工夫

2025年のアップデートから、20枚投稿をしたときにスワイプの進捗が「1/20」などの数字表示に変わったこと、気づきましたか?これまでは小さな点(ドット)だけだったので、ユーザーが「あと何枚あるか分からない…」と途中で離脱してしまう原因にもなっていました。

でも今は違います。進捗が数字で見えることで、ユーザーの最後まで見ようとする意識が高まるんです。これをさらに活かすには、画像そのものにも「1枚目」「2枚目」と番号を入れておくと、もっと効果的です。

とくに「ストーリー仕立て」の投稿では、「次はどんな展開かな?」と期待が続くことで、完走率がぐんとアップしますよ。数字の見える化は、ちょっとしたことですがエンゲージメントを底上げする強力な味方になります。

7-3. アルバム機能で素材を事前整理するメリット

20枚も選べるってすごい反面、「選ぶのが大変…」「順番間違えたら面倒…」って思いませんか?そんなときに役立つのが、スマートフォンのアルバム機能です。

あらかじめ「投稿用」とか「10月ネイルデザイン」などのアルバムを作って、20枚の素材をそこに集めておくと、投稿時の選択がスムーズになります。Instagramの選択画面でも、アルバム単位で開けるので、いちいち全体から探す手間が省けるんですね。

しかも、並び順もアルバム内で調整しておけば、投稿時に順番を迷うこともありません。時短になるだけじゃなく、投稿の質も整いやすくなるんです。特に業務用アカウントや、毎日投稿している方には必須の小技ですよ。

7-4. 初心者がやりがちなNG配置と改善ポイント

最後に、20枚投稿でよく見かける「もったいないNG配置」についてお話ししますね。たとえば、よくあるのが「どうでもいい写真が1枚目にきている」パターン。これ、かなり損してます。

1枚目はサムネイルとして表示されるので、投稿の顔なんです。ここにボヤけた写真や文字ばかりの画像を入れてしまうと、タイムラインでスルーされやすくなってしまいます。

もう一つのNGは、写真の順番がバラバラで内容が伝わりにくいケース。「ビフォーアフター」なのにアフターが先に来てしまったり、「旅の記録」なのに朝と夜が逆になっていたりすると、ユーザーが混乱して離脱してしまうことも。

改善のポイントは、流れを意識すること。時系列やテーマ別に区切って配置すると、伝わりやすくなるだけでなく、「保存したくなる投稿」になりますよ。見てもらう・読んでもらう・保存してもらう。この三拍子がそろえば、エンゲージメントは確実に上がります。

8. 【活用事例編】20枚投稿を使ったクリエイティブな実例集

インスタグラムで10枚以上のカルーセル投稿が可能になったことで、私たちはこれまで以上にストーリー性や情報量のある投稿ができるようになりました。
「枚数制限で伝えきれなかったことが伝えられる!」という声も多く、20枚投稿は多くの企業・クリエイターにとってチャンスになっています。

ここでは、実際に20枚の投稿を活用して成功している4つの投稿スタイルを紹介します。
どれも真似しやすく、あなたのアイデア次第でさらに魅力的に進化できるヒントばかりです。

8-1. 商品紹介型(アパレル・EC向け構成)

アパレルブランドやネットショップでは、新作コレクションを1回の投稿でまとめて紹介するために20枚投稿が大活躍しています。
例えば、1枚目にシーズンテーマのビジュアルを配置し、2〜15枚目では各アイテムのスタイリング写真、16〜18枚目には素材やサイズ感の詳細、19〜20枚目には価格や購入方法の案内を載せる構成が効果的です。
ユーザーが投稿をスワイプしていくことで、まるでカタログをめくるような体験ができ、商品への理解や購買意欲が高まります。

特に、ECサイトと連動させて購入導線を最後に配置することで、投稿からのコンバージョンも期待できます。
ハッシュタグや商品名に番号を付けておくと、「3番目のコートが欲しいです」といった問い合わせもスムーズになりますよ。

8-2. 解説チュートリアル型(美容・ハウツー系)

美容師さんやメイクアップアーティスト、ネイルサロンの運営者におすすめなのが、ステップバイステップで手順を解説するチュートリアル型の投稿です。
従来の10枚では工程を省略するしかなかった方も、20枚あれば余裕をもって詳細を伝えることができます。

たとえば、メイクのチュートリアルなら、「ベース作り → アイメイク → チーク → リップ」と進みながら、それぞれを複数枚の写真で紹介。
ビフォー・途中経過・完成までの過程を丁寧に見せることで、「自分でもできそう」という共感が生まれやすくなります。
さらに、使用アイテムや小技なども画像の合間に差し込むと、保存率やエンゲージメントがぐっと上がりますよ。

8-3. 時系列ストーリー型(旅行・体験コンテンツ)

旅行インフルエンサーやイベント紹介アカウントには、1日の出来事を時系列で構成するストーリー型の投稿がぴったりです。
朝出発した風景から始まり、目的地でのランチ、アクティビティ、夕焼け、夜のディナーやホテルまで、1日の流れを「まるで一緒に旅しているような臨場感」で伝えることができます。

20枚あれば、写真だけでなく動画も織り交ぜながら変化のある投稿ができるため、ユーザーの視線を引きつけやすくなります。
さらに、1枚目と20枚目で明確なコントラスト(朝→夜、未体験→感動)を見せることで、ストーリーのまとまりが強くなり、最後までスワイプしてもらえる確率も高まります。

8-4. ビフォーアフター型(建築・リフォーム・ダイエット)

リフォーム会社やフィットネストレーナー、美容整形関連などには、ビフォーアフター型の投稿が非常に効果的です。
1枚目に「変化後」の完成イメージを載せることで「すごい!」と注目を集め、2〜19枚目でその過程を順を追って丁寧に紹介。
そして20枚目にビフォー写真をもう一度出すことで、「変化の凄さ」がより際立ちます

例えば、建築会社であれば、古びた外観から工事の様子、素材の選定、施工中の細かい作業などを掲載。
結果だけでなく「どのようにして変わったのか?」を可視化することで、信頼感が高まりやすくなります。
また、見る人に「自分もこうなれるかも」と思わせる構成にすると、フォロワーの感情を動かしやすくなります。

9. 【Q&A編】「20枚投稿に関するよくある疑問」に答えます

9-1. まだ10枚しか選べないのは不具合?

インスタで10枚以上選べないからといって、必ずしも不具合とは限りません。 2025年1月から段階的に導入された新機能で、カルーセル投稿の上限が20枚に拡大されましたが、この機能はすべてのユーザーに一斉には反映されていません。 アプリが最新バージョン(v300.0以降)であること、そしてインスタグラムの仕様変更がアカウントに適用されていることが前提になります。

もしアプリが最新でも10枚までしか選択できない場合は、以下を試してみましょう。

  • アプリのキャッシュをクリアする
  • スマホを再起動する
  • アプリをアンインストールして再インストールする

最終的には時間が解決してくれるケースが多いです。 インスタの発表によると、2025年4月までにはすべてのユーザーが利用できる予定でしたので、それ以降も使えない場合はアカウント自体に制限がかかっている可能性も視野に入れてください。

9-2. 他の人はできているのに自分だけできない理由

友だちや同僚が20枚投稿できているのに、自分だけ10枚のまま……これって不公平に感じますよね。でも、これは珍しいことではありません。インスタの新機能は「ロールアウト方式(段階配信)」で行われます。つまり、利用者全員が同じタイミングで使えるようになるわけではないのです。

また、アカウントの種類や状態も影響します。例えば、ビジネスアカウントやクリエイターアカウントのほうが先に適用されやすい傾向があります。さらに、過去にガイドライン違反やスパム行為があると、一部機能の制限がかかることもあります。

スマホのOSや機種によっても動作に差が出ることがあるため、iPhoneとAndroidで挙動が違うというケースも見られます。もし不安であれば、別アカウントや別端末で試してみると状況がつかめるかもしれません。

9-3. 20枚投稿後の編集・削除・差し替えはできる?

20枚投稿したあとで「この1枚だけ変えたいな…」と思ったことはありませんか?投稿後の編集について、できることとできないことをはっきりさせておきましょう。

できること:

  • キャプション(本文)の編集
  • タグ付けの追加・削除
  • 位置情報の追加・削除

できないこと:

  • 投稿済み画像や動画の差し替え
  • 画像の順番の入れ替え
  • 画像や動画の一部削除(1枚だけ消すなど)

つまり、一度投稿した画像の編集はできません。どうしても内容を修正したい場合は、該当投稿を一度削除してから、再投稿するしかありません。ですが、いいねやコメントも消えてしまうため、再投稿の判断は慎重に行いましょう。

9-4. 動画のみ・画像のみ・混在で違いはある?

「画像だけの投稿と、動画も混ざった投稿って違いあるの?」という疑問を持つ方も多いはずです。結論から言うと、混在投稿でも問題なく20枚まで投稿可能です。

ただし、気をつけるべきポイントがいくつかあります。まず、最初に選んだメディアのアスペクト比(縦横比)に合わせて、すべての画像や動画が自動的に調整されるというルールがあります。たとえば、最初の写真が正方形(1:1)であれば、後続のすべてのメディアも正方形になります。

また、動画は1本ごとに3秒〜60秒の長さが条件です。投稿ファイルの制限としては、画像が最大30MB、動画は最大4GBとなっているため、高画質ファイルを多く使うときは注意が必要です。

ちなみに、静止画と動画をうまく組み合わせることで、よりストーリー性のある投稿を作ることができます。例えば、最初に静止画で概要を見せて、途中に動画で動きや雰囲気を加えると、ユーザーの滞在時間や反応が高まりやすくなりますよ。

10. 【応用編】複数枚投稿×ビジネス活用のヒント

10-1. ブランドストーリーを伝えるコンテンツ構成例

Instagramの20枚投稿機能は、ブランドの想いや背景をじっくり伝えるにはピッタリのツールなんですよ。例えば、ブランドが生まれたきっかけ、創業者の想い、初期の商品開発の様子、愛され続ける理由など。これまでの10枚制限では、「語り切れない…」と感じていた方も多かったはずです。

では、実際にどう構成すると伝わりやすいのでしょうか?おすすめは「時系列でストーリーを展開する構成」です。1枚目にブランドのロゴやキャッチコピーを配置し、2〜5枚目で「どんな想いで始めたのか」、6〜10枚目で「最初の苦労やお客様の反応」、11〜15枚目で「転機となった出来事」、16〜19枚目で「今に至るストーリー」、そして20枚目に未来へのビジョンやメッセージを入れることで、しっかりと「心に残る投稿」に仕上がります。

このようなストーリー型の投稿は、見る人の感情を揺さぶり、共感を生み出す強い力があります。1枚目と20枚目に感情的なコントラストを作ることで、最後までスワイプしたくなる投稿になるんですよ。

10-2. 商品ラインナップ紹介への応用と順番設計

複数枚投稿の20枚上限は、商品やサービスのラインナップをまるごと紹介するのにとても便利なんです。たとえばアパレルブランドなら、1枚目で新作コレクションの全体テーマを見せて、2〜15枚目でアイテムを1つずつ紹介、16〜19枚目でサイズ展開やスタイリング提案、そして20枚目で購入ページへの誘導ができます。

ここで大切なのが、順番設計です。人は、冒頭の数枚で興味がわかなければ途中で離脱してしまいます。だからこそ、「注目アイテム」や「売れ筋商品」は前半に配置しましょう。逆に、補足的な情報(サイズやカラー展開など)は後半でもOK。

また、強調したい情報は画像内に文字としても載せると効果的です。例えば「No.1人気!」「新色登場」「数量限定」など、視覚的に目を引く要素があるとタップ率が高まります。そして最後の20枚目にはCTA(行動喚起)を忘れずに。「オンラインストアはこちらから!」「プロフィールのリンクをチェックしてね」など、フォロワーがアクションしやすい流れを作ってあげましょう。

10-3. 採用広報や社内紹介にも20枚投稿が有効な理由

「えっ、インスタで採用活動?」と思った方、実はとっても効果的なんですよ。最近では、就職活動中の学生や転職希望者が、企業の雰囲気をSNSでチェックするのが当たり前になってきています。そこで大活躍するのが、この20枚投稿機能なんです。

たとえば、こんな構成ができます。1〜3枚目で企業理念や社長メッセージ、4〜10枚目で社員の一日や働く様子、11〜15枚目でオフィスや休憩スペース、福利厚生の紹介、16〜19枚目で社員インタビューやイベント風景、20枚目で「採用ページへGO!」という流れです。

文字だけの求人より、写真や動画で“リアル”を見せたほうが、圧倒的に伝わるんですよね。また、社員の笑顔やオフィスの温かい雰囲気をビジュアルで見せられるので、「ここで働きたい!」と思ってもらいやすくなります。

採用だけでなく、社内向けのコンテンツとしても20枚投稿は役立ちます。社内報の代わりにインスタで「今月の出来事」や「部活動紹介」「新入社員の紹介」などを投稿すれば、社内のコミュニケーションも活性化しますよ。

10-4. まとめ

Instagramの20枚投稿機能は、ただ「たくさん投稿できる」だけではありません。その特性を活かすことで、ビジネスでも強力な武器になるんです。

ブランドの背景をじっくり語るストーリー投稿、商品の魅力を余すことなく伝えるラインナップ紹介、企業のリアルな姿を見せる採用広報…。どれも、今までの10枚制限ではできなかった構成が、20枚あれば可能になります。

大切なのは、「誰に、何を、どう伝えるか」をしっかり設計すること。ただ画像を並べるだけでなく、「ストーリー性」「順番」「見やすさ」「行動の導線」を意識して投稿することで、反応率も大きく変わります。

これからのInstagram運用では、この20枚投稿を活かせるかどうかが、成果の分かれ道になってくるかもしれませんね。

11. 【今後編】インスタの機能はさらに進化する?最新動向の追い方

11-1. Meta公式アナウンスのチェック方法

Instagramの新機能や仕様変更について、最も信頼性が高く確実な情報源は、運営元であるMeta社の公式発表です。
最新の機能がどのような意図で導入されたのか、また今後どのような展開が予定されているのかを知るためには、まずMeta Newsroom(https://about.fb.com/news/)や、Instagram公式ブログ(https://about.instagram.com/blog)を定期的にチェックしましょう。
特に、英語圏では日本よりも先に新機能が発表・実装されることが多いため、少しでも早く情報を得たい人は、英語の公式発表に目を通すクセをつけるとよいでしょう。

また、Instagram公式のTwitter(現X)アカウント @instagram や、Metaの開発者向けアカウント @MetaForDevs でも、重要なアップデートの告知があります。
「枚数が増える」「UIが変わる」といった機能の変更は、段階的にユーザーに提供されるケースが多く、情報の出どころを把握しておくことで、自分のアカウントにいつ頃反映されそうかの予測も立てられるようになります。

11-2. 海外で先行展開される新機能の傾向

Instagramでは、新しい機能をいきなり全世界に公開するのではなく、一部地域や特定のユーザーグループに限定して先行リリースするのが一般的です。
例えば、今回の「20枚投稿機能」も、2025年1月から段階的に展開され、最終的に全ユーザーが利用できるようになるのは2025年4月以降とされています。

このような先行リリースでは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏が対象となることが多く、現地ユーザーのSNS投稿やYouTubeレビューなどを追うことで、正式発表前に使用感や仕様変更を把握することができます。
たとえば、「Carousel 20枚選べるようになった!」「インジケーターが1/20表示になってて便利」など、実際の使用者の声がTwitterやRedditで確認されていました。

海外のトレンドや機能変更をいち早くキャッチしたい場合は、「Instagram update」「Instagram new feature」などのキーワードでX(旧Twitter)検索を行ったり、TechCrunchやThe Vergeなどの海外テックメディアをフォローしておくと、非常に有効です。

11-3. 将来的に30枚投稿もあり得る?予測と考察

2025年のアップデートで、長年の「10枚制限」がついに「20枚」へと倍増しました。
この背景には、ユーザーの創造性をもっと広げたいというMetaの意図が見え隠れしています。
実際に20枚投稿が可能になったことで、ブランド紹介、旅行記録、メイク手順など「より多くの情報を1投稿に詰め込む」ユーザーが急増しています。

今後、このトレンドがさらに進むと、30枚投稿やカテゴリごとの自動分類カルーセルなどの機能追加があっても不思議ではありません。
特に企業アカウントやクリエイターにとっては、1投稿あたりの表現力が高まることは、エンゲージメントやCV(コンバージョン)にも直結します。

さらに、現在の「1/20」といった表示インジケーターやグリッドUIの進化を見ても、今後さらに枚数を拡張するための基盤がすでに整えられつつあると考えられます。

ただし、現時点では一度に読み込むデータ量や表示速度などの技術的な課題もあるため、30枚以上の投稿が実現するとしても、まずは一部ユーザー限定テストから始まる可能性が高いでしょう。
その場合も、公式発表や先行ユーザーの動向をウォッチしておくことで、最新情報にいち早く対応できます。

11-4. まとめ

Instagramは現在進行形で機能進化を続けています。
20枚投稿の登場は、その一歩にすぎません。
今後は30枚、あるいは動画+画像の混在高度化、AIによる自動構成提案機能など、さらに便利で柔軟な投稿スタイルが生まれてくるかもしれません。

その進化に対応するためには、Meta公式発表を欠かさずチェックし、海外先行ユーザーの声をいち早くキャッチすることが重要です。
Instagramを情報発信の軸にしたい方は、ただ使うだけではなく、アップデートを味方につける姿勢をぜひ意識してみてください。

12. まとめ:今こそ「10枚以上投稿できない」悩みを卒業しよう

12-1. 本記事の重要ポイントふりかえり

インスタグラムのカルーセル投稿は、かつて10枚が上限という制限がありました。しかし2025年1月からのアップデートにより、最大20枚まで投稿可能となり、表現の自由度が大きく広がりました。この変更によって、一度により多くの情報を届けることができ、ビジネスやクリエイティブな用途にも強力な武器となっています。

新しい機能を活用するには、まずInstagramアプリのバージョンをv300.0以上にアップデートする必要があります。それでも使えない場合は、キャッシュの削除アプリの再インストール、または数日〜数週間の待機で解決できるケースが多いです。この20枚投稿機能は、段階的にユーザーへ展開されているため、焦らずに対応していきましょう。

また、投稿する際の操作も進化しています。10枚を超えても直感的に画像を選べるようになったUIや、「1/20」といったページ表示で見やすさもアップしています。そして、画像を長押しして並べ替える機能や、すべてのサムネイルを一覧で確認できるプレビューモードなど、使い勝手が格段に向上しました。

さらに、20枚投稿を活かすことでストーリーテリング製品紹介ビフォーアフターといった多彩なコンテンツ構成が可能になりました。インスタを単なる写真投稿の場として使うのではなく、フォロワーに「記憶に残る体験」を届けるツールとして活用できる時代になったのです。

12-2. 最後に:枚数よりも「伝え方」を磨こう

インスタグラムが20枚投稿に対応したからといって、枚数を増やせば良いというわけではありません。本当に大切なのは、「誰に」「何を」「どうやって」伝えるかという構成力です。

例えば、冒頭5枚で興味を引き中盤で価値を届け最後に印象を残すというストーリー構成はとても有効です。「1/20」などの番号を入れておくことで、読者の集中力を最後まで維持しやすくなる工夫もできます。

また、最初に重要なビジュアルやキャッチコピーを置き、最後にメッセージや行動を促すCTA(Call To Action)を配置することで、保存率やエンゲージメントが向上する傾向があります。これは、大手ブランドや人気インフルエンサーの投稿事例からも証明されています。

10枚という制限に縛られていた時代はもう終わりです。今こそ、「10枚以上投稿できない」悩みを完全に卒業して、より伝わる・届く・刺さる投稿をつくるチャンスです。「枚数」ではなく「伝え方」を磨くことで、あなたのインスタはもっと魅力的になりますよ。