twitterでdmのやり方を完全解説|送り方・受け取り方ガイド

「X(旧Twitter)でDMを送りたいけれど、どこから操作すればよいの?」「フォローしていない相手にも送れる?」と迷っていませんか。DMは手軽に個別連絡ができる一方、フォロー関係や受信設定によって送信条件が異なるため、初めて使うと戸惑いやすい機能です。この記事では、スマホ・PCでのDMの送り方や返信方法、DM解放の設定、メッセージリクエストの確認手順をわかりやすく解説します。さらに、便利な機能、送れないときの対処法、既読・削除・ブロックの仕組み、怪しいDMを避ける安全対策まで紹介します。基本操作からマナーまで身につき、安心してDMを使えるようになります。

目次

1. X(旧Twitter)のDMとは?最初に知っておきたい基本

X(旧Twitter)のDMは、「ダイレクトメッセージ」の略で、ほかの利用者と非公開でやり取りするための機能です。 タイムラインに流れるポストとは違い、DMの内容を見られるのは、基本的にその会話へ参加している人だけです。 「待ち合わせ場所を伝えたい」「仕事の依頼について詳しく相談したい」「公開の場では書きにくい内容を確認したい」というときに役立ちます。

DMでは文章だけでなく、画像、動画、GIF画像なども送れます。 1対1の会話だけでなく、複数人によるグループ会話も作成でき、送信先を最大150アカウントまで追加できます。 ただし、LINEのように知っている相手へ必ず送れるわけではありません。 送れるかどうかは、フォロー関係、相手の受信設定、過去にDMで会話したことがあるかなどによって変わります。 まずは、この仕組みを押さえておくと、「封筒マークがない」「フォローしているのに送れない」と慌てずに済みます。

なお、Xでは知らない相手からのDMが、通常の受信箱ではなく「メッセージリクエスト」に入る場合があります。 相手がリクエストを許可すると、通常の会話として続けられる仕組みです。 知らない人から届いたDMに怪しいURLや不自然な勧誘が含まれているときは、急いで開いたり返信したりせず、削除、報告、ブロックを使いましょう。

1-1. DMでできることとリプライ・メンションとの違い

DM、リプライ、メンションは、どれもXで相手に言葉を届ける方法ですが、見える範囲が大きく違います。 DMは非公開の会話、リプライとメンションは基本的に公開される会話と覚えると分かりやすいでしょう。 たとえば、友達のポストに「その写真、きれいだね」と返すならリプライが向いています。 一方で、「集合場所は○○駅の南口で、電話番号は……」のように、広く見せる必要がない情報はDMで送るほうが安全です。

リプライは、相手のポストに対する返信です。 ポストの下にある吹き出しのアイコンから送るため、どの投稿への返事なのかが分かります。 公開アカウント同士であれば、会話の当事者以外にも内容が見える可能性があります。 鍵アカウントの場合は公開範囲が狭くなりますが、それでもDMのような1対1の私信とは別物です。

メンションは、本文に「@ユーザー名」を入れて相手を示す方法です。 新しいポストで「@sample ご確認ください」のように呼びかける使い方が代表的です。 相手の通知欄に表示されやすい一方、投稿そのものは公開範囲に応じて第三者からも見られます。 仕事の問い合わせで、最初に「詳細をDMでお送りしてもよいですか」とリプライやメンションで尋ね、その後にDMへ移る方法もあります。 ただし、電話番号、住所、メールアドレス、パスワードなどを公開のリプライへ書くのは避けてください。

DMには、会話を外から見られにくいという長所がありますが、「完全に秘密だから何を書いてもよい」という意味ではありません。 受信者がスクリーンショットを撮ったり、内容を別の人へ見せたりする可能性は残ります。 送信前に、相手、文章、添付画像を一度確認する習慣を付けましょう。

1-2. DMを送れる相手はフォロー関係と受信設定で決まる

XのDMでいちばん大切なのは、自分が相手をフォローしているかではなく、相手が自分からのDMを受け取れる状態かを確認することです。 基本的には、相手があなたをフォローしていれば、あなたから相手へ新しいDMを始められます。 反対に、あなたが相手をフォローしているだけでは、必ず送れるとは限りません。

フォローされていなくても送れる代表的なケースは、相手が「すべてのアカウントからのメッセージリクエスト」を受け取る設定にしている場合です。 この状態は、一般に「DMを解放している」と呼ばれます。 企業の問い合わせ窓口、イラストレーター、動画制作者、フリーランスなどは、仕事の相談を受けるためにDMを広く受け付けていることがあります。 プロフィールに「お仕事のご相談はDMへ」と書かれているアカウントは、その例です。

また、相手が認証済みアカウントからのDMを受信する設定にしており、送信する側が認証済みであれば、フォローされていなくても送れる場合があります。 さらに、以前にその相手へDMを送り、会話が成立している場合は、現在のフォロー関係が変わっていてもメッセージを続けられることがあります。 ただし、ブロックされている場合や、相手が会話を受け付けない状態にした場合は送れません。

初めてDMを送るときは、相手の通常の受信箱ではなく、メッセージリクエストへ振り分けられることがあります。 そのため、送信できたからといって、すぐに読まれるとは限りません。 何度も同じ文章を送り直したり、「見ましたか」と連続で催促したりせず、相手の都合を尊重しましょう。

1-3. 相互フォロー・片思いフォロー・フォロー外で異なる送信条件

「片思いフォロー」という言葉は、どちらがどちらをフォローしているかで結果が逆になるため、少し注意が必要です。 ここでは、自分をA、DMを送りたい相手をBとして整理します。

相互フォローの場合

AとBがお互いをフォローしている相互フォローでは、基本的に双方からDMを始められます。 たとえば、AがBへDMを送り、Bが返信するという普通の会話ができます。 ただし、どちらかが相手をブロックした場合は会話できません。 また、一時的な機能制限やアプリの不具合があると、送信ボタンが表示されていてもエラーになることがあります。

相手だけが自分をフォローしている場合

BがAをフォローしており、AはBをフォローしていない場合でも、AからBへは基本的にDMを送れます。 なぜなら、受信者であるBが送信者Aをフォローしているからです。 「自分は相手をフォローしていないから送れない」と思いやすいところですが、判断の基準は受信する側が送信する側をフォローしているかです。

自分だけが相手をフォローしている場合

AがBをフォローしているものの、BがAをフォローしていない場合は、AからBへ必ずDMを送れるわけではありません。 Bがすべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可している、認証済みアカウントから受け取る設定にしていてAも認証済みである、過去にDMで会話したことがある、といった条件が必要です。 条件を満たさないときは、Bのプロフィールに封筒マークが表示されないことがあります。

お互いにフォローしていない場合

AとBがどちらもフォローしていない場合でも、BがDMを広く受け付けていれば、Aからメッセージリクエストを送れる可能性があります。 企業への商品問い合わせや、作品の利用許可をクリエイターへ相談する場面が分かりやすい例です。 送れるからといって、営業文を何通も連投したり、同じ文章を大勢へ送ったりしてよいわけではありません。 迷惑行為と判断されると、相手に報告されるだけでなく、X側の送信制限を受ける可能性もあります。

1-4. 鍵アカウントからでもDMを送受信できる条件

鍵アカウントとは、ポストを非公開にして、承認したフォロワーだけが投稿を見られるようにしたアカウントです。 ここで覚えておきたいのは、鍵の設定とDMの受信設定は別々に管理されるという点です。 鍵アカウントだからDMが使えない、鍵アカウント同士でなければ送れない、ということではありません。

鍵アカウントからDMを送る場合も、基本条件は公開アカウントと同じです。 相手が自分をフォローしている、相手がすべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可している、相手が条件付きで認証済みアカウントから受信している、または過去に会話したことがある場合などに送信できます。 相手が自分をフォローしておらず、DMも解放していなければ、こちらが鍵アカウントか公開アカウントかに関係なく、新しいDMは始められません。

反対に、鍵アカウントでも受信設定を広げれば、フォロー外の相手からメッセージリクエストを受け取れます。 ただし、DMを受け取った相手が、あなたの非公開ポストまで自由に見られるようになるわけではありません。 ポストを見るには、相手がフォローリクエストを送り、あなたが承認する必要があります。 DMだけで話したいときは、フォローを許可しなくてもやり取りできる場合があります。

鍵アカウントは身内向けに使われることが多いため、知らない人からのリクエストを許可すると、迷惑な勧誘が届く可能性も高まります。 DMの窓口を広げたい理由が特にない場合は、受信範囲を必要以上に広げないほうが安心です。 仕事用の公開アカウントと、家族や友達向けの鍵アカウントを分ける方法も分かりやすいでしょう。

1-5. 相手がDMを受け付けているか封筒マークで見分ける方法

相手へDMを送れるか確かめたいときは、まず相手のプロフィール画面を開きます。 フォローボタンの近くに封筒の形をしたメッセージアイコンが表示されていれば、現在の自分のアカウントから、その相手へDMを作成できる可能性が高いと判断できます。 封筒マークをタップし、メッセージ入力画面へ移動できれば、そのまま文章を作成して送信できます。

封筒マークが見当たらない場合は、相手があなたをフォローしておらず、フォロー外からのメッセージリクエストも受け付けていない可能性があります。 そのときは、無理に別アカウントから送ろうとせず、必要であれば公開しても問題のない内容だけをリプライで伝えます。 たとえば、「商品について確認したいことがあります。DMをお送りしてもよいでしょうか」と丁寧に尋ねる方法です。 相手がDMを解放するか、あなたをフォローするかは相手が決めることなので、返事がなくても催促しすぎないようにしましょう。

ただし、封筒マークだけで相手の設定内容を完全に読み取れるわけではありません。 相手が「すべてのアカウント」ではなく「認証済みアカウント」だけを受け付けている場合、見る側の状態によって表示や送信可否が変わります。 過去の会話が残っている場合は、プロフィールに封筒マークがなくても、DMの受信箱から会話を開いて送れることがあります。 アプリ版とブラウザー版の表示差や、一時的な不具合も考えられます。

いちばん確実なのは、相手のプロフィールから封筒マークを押して、作成画面へ進めるか確認することです。 進めないときは、アプリを最新版に更新し、通信環境を確認してからもう一度試します。 それでも送れない場合は、フォロー関係や相手の受信設定が条件を満たしていない可能性が高いでしょう。 封筒マークは「今の自分が、この相手へ新しいDMを始められるか」を見る目印として使うと、迷いにくくなります。

2. X(Twitter)でDMを送るやり方

X(旧Twitter)のDMは、タイムラインに公開されない場所で、相手と直接やり取りできる機能です。 「DMを送りたいけれど、どこを押せばよいの?」と迷っても大丈夫です。 Xアプリでは、相手のプロフィールから送る方法と、メッセージ画面で相手を検索して送る方法の2つがあります。 パソコンでは、X.comの左側にある「メッセージ」から同じように操作できます。 はじめて連絡する相手には、あいさつ、連絡した理由、お願いしたいことの順に短く書くと、安心して読んでもらいやすくなります。 たとえば、「はじめまして。 〇〇について質問があり、ご連絡しました。 お時間のあるときにご確認いただけるとうれしいです。 」のような文章です。 いきなりURLだけを送ったり、同じ文面を大勢へ続けて送ったりすると、相手に警戒されるだけでなく、スパムと判定される場合もあります。 1通ずつ相手を確かめながら、ていねいに送りましょう。

2-1. iPhone・AndroidアプリでプロフィールからDMを送る手順

相手のポストや検索結果からプロフィールを開けるときは、プロフィール画面から送る方法がいちばん分かりやすいです。 iPhone版とAndroid版でアイコンの形や位置が少し違うことはありますが、基本の流れはほぼ同じです。

プロフィール画面から送信する流れ


  1. Xアプリを開き、DMを送りたい相手の名前、プロフィール画像、またはユーザー名をタップします。


  2. 相手のプロフィール上部にある封筒の形をしたメッセージアイコンをタップします。


  3. 会話画面が開いたら、画面下の入力欄をタップして文章を入力します。


  4. 相手のアカウント名と本文をもう一度確認し、紙飛行機の形をした送信アイコンをタップします。

プロフィールに封筒アイコンが表示されない場合は、故障とは限りません。 相手がフォロー外からのメッセージリクエストを受け付けていない、あなたをブロックしている、またはDMを送れる関係になっていない可能性があります。 そのときは何度もプロフィールを開き直すのではなく、相手の自己紹介欄に「連絡はDMへ」などの案内がないか確認しましょう。 必要であれば、公開してよい内容だけをリプライで伝え、「DMでご相談してもよいでしょうか」と一度たずねます。 相手が許可していないのに、別のアカウントから送り直すのはやめましょう。

送信前に確認したいこと

よく似た表示名のアカウントが複数あるため、@から始まるユーザー名まで見ることが大切です。 たとえば、表示名が「山田太郎」で同じでも、「@taro_design」と「@taro_shop」は別のアカウントです。 仕事の資料や個人的な写真を送る前には、プロフィール画像、自己紹介、過去のポストも見て、本人のアカウントか確認してください。 DMは公開投稿ではありませんが、相手が保存したり、画面を撮影したりすることはできます。 住所、電話番号、パスワード、クレジットカード番号などは、気軽に送らないようにしましょう。

2-2. メッセージ画面でユーザー名を検索して新規DMを送る手順

相手のプロフィールを探し直すのが大変なときは、「メッセージ」画面から新しい会話を作れます。 正確なユーザー名が分かっている場合や、複数人のグループDMを作りたい場合にも便利です。

新しいメッセージを作成する流れ


  1. Xアプリの画面下部またはナビゲーションメニューにある封筒アイコンをタップし、「メッセージ」を開きます。


  2. 画面右下などにある、新規メッセージ作成アイコンをタップします。


  3. 宛先欄へ、相手の表示名または「@example」のようなユーザー名を入力します。


  4. 検索結果から正しいアカウントを選び、「次へ」または会話開始のボタンをタップします。


  5. 本文を入力し、送信アイコンをタップします。

名前だけで検索すると、似たアカウントが並ぶことがあります。 できるだけ「@」から始まるユーザー名を使うと、送り間違いを減らせます。 すでに会話したことがある相手なら、受信トレイ上部の検索欄へ名前やキーワードを入力して、過去の会話を探すこともできます。 新規作成の検索と、過去の会話を探す検索は役割が違うため、画面をよく見て使い分けてください。

アプリ版では、グループメッセージの宛先として最大150アカウントまで追加できる案内があります。 ただし、大人数へ同じ宣伝文を送る使い方はおすすめできません。 同一またはほぼ同じ文章やリンクを多数の相手へ繰り返し送ると、迷惑行為と判断され、DMの送信が一時的に制限されることがあります。 家族、友達、学校の係、仕事の小さなチームなど、目的がはっきりした相手だけを追加しましょう。

2-3. PCブラウザ版のX.comからDMを送る手順

長い文章を入力したいときや、パソコン内の画像を送りたいときは、PCブラウザ版のX.comが便利です。 Google Chrome、Microsoft Edge、SafariなどでX.comへログインして操作します。

X.comで新しいDMを送る流れ


  1. 画面左側のナビゲーションバーにある「メッセージ」をクリックします。


  2. DMの履歴が表示されたら、上部の新しいメッセージアイコンをクリックします。


  3. 宛先欄へ相手の名前またはユーザー名を入力し、候補から正しいアカウントを選びます。


  4. 「次へ」をクリックして会話画面を開きます。


  5. メッセージボックスへ本文を入力し、「送信」をクリックするか、Enterキーを押します。

PCでは、Enterキーだけを押すと送信される点に注意してください。 文章の途中で改行したいときは、Shiftキーを押しながらEnterキーを押します。 長文を作る場合は、先にメモ帳などで文章を整えてから貼り付けると、途中送信を防ぎやすくなります。 PC版のグループDMは、公式案内上、宛先を最大100アカウントまで追加できます。 アプリ版と表示人数が異なる場合があるため、大人数の会話を作るときは、実際の画面に表示される上限や案内も確認しましょう。

2-4. テキスト・画像・動画・GIF・ポストをDMで共有する方法

DMでは文章だけでなく、写真、動画、GIF画像、公開ポストも送れます。 ただし、送れるからといって何でも送ってよいわけではありません。 相手の顔が写った写真、学校名が分かる画像、位置情報が見えるスクリーンショットなどは、送信前に必要な部分だけへ切り抜くか、文字を隠しておきましょう。

画像・動画・GIFを添付する方法

会話画面の入力欄付近にある写真アイコンをタップまたはクリックすると、端末やパソコンに保存された画像と動画を選べます。 スマートフォンでは、その場でカメラを起動して撮影できる場合もあります。 GIFを送りたいときは「GIF」アイコンを選び、キーワードで検索して、動く画像を選択します。 添付後は、すぐ送信せず、相手、本文、画像の3点を確認してください。 特に複数の写真を選んだときは、見せたくない画像が混ざっていないか、1枚ずつ確認することが大切です。

ポストをDMで共有する方法


  1. 送りたいポストの下にある共有アイコンをタップまたはクリックします。


  2. 「ダイレクトメッセージで共有」または「ダイレクトメッセージで送信」を選びます。


  3. よくやり取りする相手を選ぶか、名前やユーザー名で宛先を検索します。


  4. 必要に応じて、「この部分を見てね」などのコメントを追加します。


  5. 宛先を確認して「送信」をタップまたはクリックします。

ポストだけを無言で送ると、相手は「なぜ送られてきたのだろう」と迷うことがあります。 「明日の集合場所が書いてあります」「この商品の2枚目の写真を確認してください」のように、見るポイントをひと言添えると親切です。 なお、非公開アカウントのポストなど、公開範囲によってはDMで共有できない場合があります。 共有できても、受け取った相手が元のポストを閲覧できるとは限らないため、必要な情報は文章でも補いましょう。

2-5. フォローしていない相手へメッセージリクエストを送る方法

フォローしていない相手にも、相手が「すべてのアカウントからのメッセージリクエスト」を許可していればDMを送れます。 相手のプロフィールに封筒アイコンが表示される場合は、通常のDMと同じように会話画面を開き、本文を送信してください。 あなたのメッセージは、相手の通常の受信トレイではなく「リクエスト」に入ることがあります。 相手がリクエストを許可するまでは、こちらから送った文章を読んだかどうか分からないことがあります。

初回DMで安心してもらう書き方

知らない相手から届くDMは、受け取る側も少し不安です。 最初の1通には、自分が誰か、なぜ連絡したか、相手に何をお願いしたいかを入れましょう。 たとえば、「はじめまして。 〇〇中学校の文化祭について投稿を拝見し、質問があってご連絡しました。 差し支えなければ、開催時間を教えていただけますか。 」のように書きます。 仕事の連絡なら、「株式会社〇〇の佐藤です。 作品を拝見し、イラスト制作についてご相談したくご連絡しました。 」のように、会社名や用件を先に示すと安心感が高まります。

初回から大量の画像、長すぎる説明、短縮URL、外部アプリへの誘導をまとめて送ると、警戒されやすくなります。 まずは300文字程度を目安に要点を伝え、相手から返信があってから詳しい資料を送りましょう。 返事がないときに、数分おきに「見ましたか」「返信ください」と送るのも避けます。 相手には、リクエストを許可する、削除する、ブロックするという選択肢があります。 DMを受け取るかどうかは相手が決めることなので、返信を急がせず、数日待っても反応がなければ、それ以上の連絡は控えるのが安全です。

メッセージリクエストを送れないとき

プロフィールにメッセージアイコンがなく、新規DMの宛先検索でも選べない場合は、相手がフォロー外からのリクエストを許可していない可能性があります。 この設定を、送信する側から勝手に変更することはできません。 公開して問題のない用件なら、リプライで「DMでご相談したいことがあります」と一度だけ伝え、相手の判断を待ちましょう。 また、通信が不安定なときは、Wi-Fiとモバイル通信を切り替える、Xアプリを再起動する、アプリを最新版へ更新する方法も試せます。 同じ文章を何人にも送った直後に送信できなくなった場合は、制限の可能性があるため、繰り返し送信せず時間を置いてください。 DMは相手のプライベートな受信箱へ届く手紙だと考えると、どんな言葉とタイミングがよいか判断しやすくなります。プロフィールからの送信条件、アプリ・PCの操作、添付機能、ポスト共有、メッセージリクエストの挙動を、指定ページとXの現行ヘルプで照合しています。

3. 届いたDMを確認して返信するやり方

X(旧Twitter)でDMが届いたときは、まず「通常の受信トレイ」と「メッセージリクエスト」のどちらに入っているかを確認しましょう。 すでにフォローしている相手や、以前にやり取りした相手からのDMは、基本的に通常の受信トレイへ表示されます。 一方、自分がフォローしていない相手から初めて届くDMは、メッセージリクエストへ分けられることがあります。 同じDMでも置かれる場所が違うため、「通知は来たのにメッセージが見つからない」と慌てなくて大丈夫です。

DMを開く前には、相手のユーザー名、プロフィール、認証状況、過去のポストも軽く見ておくと安心です。 たとえば、イラストレーターとして活動している人に「仕事を依頼したいです」と届いた場合でも、すぐに外部URLを開くのではなく、会社名や担当者名が実在するかを確かめてください。 反対に、「副業で月30万円」「今だけ当選」「至急ログインしてください」など、急がせる文面やうますぎる話が書かれている場合は、返信せずに削除や報告を選ぶほうが安全です。

3-1. 通常の受信トレイに届いたDMを開いて返信する方法

スマホアプリでDMを開く手順

iPhoneやAndroidのXアプリでは、画面下部またはナビゲーションメニューにある封筒の形の「メッセージ」アイコンをタップします。 すると、これまでにやり取りした相手との会話が一覧で表示されます。 未読の会話には青い点や件数が付くことがあるため、どのDMが新しく届いたのかを見分けやすくなっています。 確認したい相手の名前をタップすると会話画面が開き、画面下部の入力欄から返信できます。

返信文を入力したら、紙飛行機のような送信アイコンをタップします。 文章だけでなく、画像、動画、GIF画像、絵文字などを添えられる場合もあります。 ただし、初めて仕事の連絡を返すときは、いきなり個人の電話番号や住所を送らず、「ご連絡ありがとうございます。ご依頼内容、納期、ご予算を教えてください」のように、必要な情報だけをたずねるのがおすすめです。 大切な条件を1通ずつ確認すれば、話の食い違いも減らせます。

PCブラウザでDMを開く手順

PCでは、Xにログインして左側メニューの「メッセージ」をクリックします。 受信トレイから会話を選び、右側に表示される入力欄へ返信文を書いて送信します。 画面が広いため、長めの問い合わせや仕事の相談を読み返しながら返信したいときに便利です。 会話が多くて相手を見つけにくい場合は、メッセージ画面上部の検索欄に表示名やユーザー名を入力して探してみましょう。

返信する前に既読通知を意識する

XのDMには既読通知があり、設定が有効な状態で通常の会話を開くと、相手に読んだことが伝わる場合があります。 すぐに返事ができない内容なら、時間のあるときに開くか、「確認して本日中に返信します」と短く返しておくと、相手も安心します。 なお、既読通知の設定をオフにすると、自分が読んだことを相手へ知らせない代わりに、相手側の既読表示も見えなくなります。 設定は「設定とプライバシー」から「プライバシーと安全」、「ダイレクトメッセージ」の順に進み、「既読通知を表示」で変更できます。

3-2. フォロー外から届くメッセージリクエストの確認場所

「リクエスト」タブを確認する

フォローしていない相手から届いた初回DMは、通常の受信トレイではなく、「リクエスト」に入ることがあります。 スマホアプリで「メッセージ」を開き、画面上部または受信トレイ内に表示される「リクエスト」をタップしてください。 PCでも「メッセージ」を開くと、リクエストを確認できる入口が表示されます。 相手があなたを新しいグループ会話へ追加した場合も、その相手をフォローしていなければ、リクエスト側に表示されることがあります。

リクエストを開いた段階では、すぐに返信できる通常の会話とは扱いが少し違います。 内容を読んだだけなら、許可するまで相手に既読が伝わらない仕組みです。 そのため、相手のプロフィールを確認し、返信してよい相手かを落ち着いて判断できます。 「知らない人から来たから、すぐ返事をしなければ」と焦る必要はありません。

リクエストが見つからないときの確認先

不適切な内容やスパムの可能性があると判断されたリクエストは、通常の一覧から除外され、リクエスト画面の下部にまとめられる場合があります。 また、クオリティフィルターが有効だと、除外されたリクエストについて通知が表示されないことがあります。 通知だけを頼りにせず、「メッセージ」から「リクエスト」を開き、さらに画面の一番下まで確認してみましょう。 ただし、非表示になっているものには迷惑な内容が含まれる可能性があるため、無理に開く必要はありません。

そもそもフォロー外からのリクエストを受け取りたい場合は、「設定とプライバシー」、「プライバシーと安全」、「ダイレクトメッセージ」の順に進み、メッセージリクエストを受け付ける設定を確認します。 この設定を有効にすると交流の窓口は広がりますが、怪しい勧誘や不審なURLも届きやすくなります。 仕事用アカウントでは受け付け、家族や友人との連絡が中心の個人用アカウントでは範囲を狭めるなど、利用目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。

3-3. リクエストの「許可」「削除」「報告」の違い

「許可」は相手との会話を始める操作

「許可」を選ぶと、そのリクエストは通常の受信トレイへ移り、相手へ返信できるようになります。 許可した後は、一般的なDMと同じように会話が続きます。 たとえば、プロフィールや依頼内容を確認し、実在する企業の担当者だと判断できた場合は、許可して詳しい条件を聞く流れで問題ありません。 ただし、許可は「相手の話を信用した」という意味ではないため、契約前に会社情報や支払い条件を別の方法でも確認してください。

「削除」はリクエストを受信トレイから消す操作

「削除」を選ぶと、そのリクエストは自分の受信トレイから消えます。 返信する必要のない営業DMや、内容に興味がない連絡を整理したいときに使えます。 ただし、削除しただけでは相手をブロックしたことにはならず、相手が再びメッセージを送ってくる可能性があります。 同じ相手から何度も届いて困る場合は、削除だけで終わらせず、ブロックも検討しましょう。

「報告」はXへ問題の確認を求める操作

「報告」は、スパム、詐欺、不適切な画像、嫌がらせ、脅迫など、Xのルールに違反している可能性があるDMを知らせるための操作です。 報告したメッセージや会話は受信トレイから削除され、元に戻せない場合があるため、必要なら被害状況が分かる画面を端末の機能で記録してから進めてください。 ただし、認証コード、住所、電話番号などの個人情報が写っている画像は、第三者へ不用意に共有しないよう注意します。 金銭を要求されたり、身の危険を感じたりする内容なら、Xへの報告だけで済ませず、保護者、学校、勤務先、警察など信頼できる窓口へ相談してください。

迷ったときの目安は簡単です。 会話してもよい相手なら「許可」、不要なだけなら「削除」、危険または悪質だと感じたら「報告」を選びます。 さらに今後の接触も止めたいときは「ブロック」を組み合わせます。 知らない相手への対応は、返事をすることよりも、自分の安全を守ることを優先して大丈夫です。

3-4. 非表示になった不適切な画像・動画を表示する際の注意点

「メディアを表示」は安全確認後に押す

フォローしていない相手から届いた画像や動画は、リクエストを許可するまで中身が隠されることがあります。 確認が必要な場合は「メディアを表示」をタップまたはクリックしますが、これは中身が安全だと保証するボタンではありません。 露骨な画像、暴力的な映像、詐欺サイトへ誘導する画像、見た人を不安にさせる内容が含まれることもあります。 送信者に心当たりがない、プロフィールが作られたばかりに見える、本文に不審なURLがあるといった場合は、表示せずに削除または報告するほうが安全です。

特に子供や10代の利用者は、一人で開かないようにしてください。 気になる画像が届いても、保護者や先生など信頼できる大人へ先に相談しましょう。 学校名、制服、位置情報、自宅周辺が写った写真を送り返すことも避けてください。 画像を見たあとに怖くなったり、気分が悪くなったりした場合は、画面を閉じて相手をブロックし、無理に証拠を見返さなくて大丈夫です。

表示後もURLや添付ファイルをすぐ開かない

画像の中にQRコードや短縮URLが書かれていても、すぐに読み取らないでください。 「本人確認のためログイン」「賞金を受け取るためカード番号を入力」などと書かれている場合は、フィッシング詐欺の可能性があります。 本当に企業からの連絡か確かめたいときは、DM内のリンクを使わず、自分で公式サイトや公式アプリを開いて確認します。 パスワード、SMS認証コード、クレジットカード番号をDMで求められたら、返信せずに報告しましょう。

3-5. DM通知が届かないときにプッシュ通知を設定する方法

Xアプリ内のプッシュ通知をオンにする

DMが届いているのに通知が出ないときは、まずXアプリ内の設定を確認します。 プロフィールアイコンまたはナビゲーションメニューを開き、「設定とプライバシー」、「通知」、「設定」、「プッシュ通知」の順に進みます。 通知の種類から「ダイレクトメッセージ」を有効にしてください。 アカウントを複数使っている場合は、通知を受け取りたいアカウントへ切り替えたうえで設定を確認することが大切です。

会話ごとのスヌーズを解除する

ほかのDMは通知されるのに、特定の相手だけ通知されない場合は、その会話をスヌーズしている可能性があります。 DMの会話を開き、情報アイコンから通知設定を確認してください。 Xでは会話の通知を「1時間」「8時間」「1週間」「再度オンにするまで」止められるため、以前に設定したことを忘れているケースがあります。 「通知を表示する」またはスヌーズ解除にあたる項目を選べば、再び通知を受け取れるようになります。

iPhoneとAndroid本体の通知も確認する

Xアプリ内でオンになっていても、スマートフォン本体がXの通知を許可していなければ、ロック画面には表示されません。 iPhoneでは「設定」から「通知」、「X」を開き、「通知を許可」をオンにします。 Androidでは「設定」から「アプリ」、「X」、「通知」の順に進み、通知を許可します。 端末やOSのバージョンによって項目名は少し違うため、「設定」画面の検索欄で「X 通知」と入力して探してもよいでしょう。

それでも届かない場合は、おやすみモードや集中モード、省電力設定、バックグラウンド通信の制限、通信環境を確認します。 アプリを最新版へ更新し、Xアプリと端末を再起動する方法も有効です。 なお、クオリティフィルターで除外された不適切なメッセージリクエストは、通知されないことがあります。 通知の故障だと思う前に、「メッセージ」、「リクエスト」の順に開き、非表示のリクエストが下部にないかも確認しましょう。

4. フォロー外からDMを受け取る「DM解放」のやり方

X(旧Twitter)では、フォローしていない相手からもDM(ダイレクトメッセージ)を受け取れるように設定できます。 この設定は、一般に「DM解放」と呼ばれています。 お仕事の相談を受けたい人、作品への感想を集めたい人、イベントの参加希望者と個別に連絡したい人にとって、DM解放はとても便利な入口です。 たとえば、イラストを投稿している人がプロフィールに「ご依頼はDMへ」と書いていても、フォロー外からDMを受け取れない設定のままだと、依頼したい人が連絡できません。 そこで受信範囲を広げておけば、まだつながっていない人からもメッセージリクエストが届くようになります。

ただし、DM解放は「届いたメッセージをすべて自動で会話欄へ通す」という意味ではありません。 フォローしていない相手から初めて届いたDMは、通常の受信トレイとは別のメッセージリクエストに入ります。 あなたは内容を見てから、受け入れる、削除する、報告する、ブロックするといった対応を選べます。 便利な機能ですが、知らない相手からの勧誘、なりすまし、フィッシングサイトへのリンクが届く可能性もあるため、設定方法と安全な使い方を一緒に覚えておきましょう。

4-1. DM解放とは?設定すると誰からメッセージが届くのか

DM解放とは、Xの設定画面にある「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」を有効にし、フォロー関係にないアカウントにもDMの送信を認めることです。 簡単にいうと、おうちの玄関を開けっぱなしにするのではなく、知らない人も押せるインターホンを用意するイメージです。 相手が送ったメッセージは、まずリクエストとして届くため、あなたが受け入れるまでは通常の会話とは分けて管理できます。

設定を有効にすると、あなたがフォローしていない一般アカウントからもDMが届く可能性があります。 さらに、相手はあなたをグループ会話へ追加できるようになる場合があります。 一方、設定を無効にしている場合でも、あなたがフォローしている相手や、以前にDMで会話したことがある相手からは、引き続きメッセージが届くことがあります。 つまり、DM解放を解除したからといって、過去にやり取りした全員との連絡が一瞬で切れるわけではありません。

DM解放が向いているのは、企業の問い合わせ窓口、フリーランスの仕事受付、クリエイターの依頼受付、サークルやイベントの連絡係などです。 反対に、家族や友だちとの交流が中心で、知らない人から連絡を受ける必要がない場合は、無理に解放しなくても問題ありません。 「連絡の機会を広げたいか」と「知らない相手への対応が増えても大丈夫か」の2点を考えて、自分に合う受信範囲を選ぶのが大切です。

4-2. iPhone・AndroidアプリでDMを解放する設定手順

iPhoneとAndroidでは、細かな表示が少し違うことがありますが、進む場所はほぼ同じです。 まずXアプリを開き、画面左上のプロフィール画像、またはナビゲーションメニューのアイコンをタップします。 メニューが開いたら「設定とサポート」を広げ、「設定とプライバシー」を選びましょう。 続いて「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」をタップし、「ダイレクトメッセージ」へ進みます。

  1. Xアプリを起動し、プロフィール画像またはメニューアイコンをタップします。
  2. 「設定とサポート」から「設定とプライバシー」を開きます。
  3. 「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」を選びます。
  4. 「ダイレクトメッセージ」をタップします。
  5. 「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」をオンにします。

スイッチが有効になれば、基本的なDM解放は完了です。 iPhoneではスイッチを右へ動かす形式、Androidではスイッチやチェックボックスで表示される形式になることがあります。 アプリの更新状況や利用中のアカウントによって、項目名が「すべてのユーザーからメッセージを受信する」などと表示される場合もあります。 言葉が少し違っても、「すべてのアカウント」「すべてのユーザー」「メッセージリクエスト」という部分を目印にしてください。

設定後は、「メッセージ」タブを開いてリクエスト欄が確認できるか見ておくと安心です。 知らない相手から届いたDMを受け入れると、その後は通常の会話として続けられます。 怪しい内容なら返信せず、削除、報告、ブロックを選びましょう。 「当選しました」「今だけ必ずもうかります」などの文面や、ログインを求める不審なURLが含まれている場合は、リンクを押さないことが大切です。

4-3. PCブラウザ版でDMを解放する設定手順

PCから設定するときは、Google Chrome、Microsoft Edge、SafariなどのブラウザでXへログインします。 画面左側のメニューにある「もっと見る」をクリックし、「設定とプライバシー」を選びます。 次に「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」へ進み、「ダイレクトメッセージ」を開いてください。 最後に「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」のチェックを入れれば完了です。

  1. XのWebサイトへログインします。
  2. 左側メニューの「もっと見る」をクリックします。
  3. 「設定とプライバシー」をクリックします。
  4. 「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」を開きます。
  5. 「ダイレクトメッセージ」を選び、すべてのアカウントからのリクエストを許可します。

スマートフォンとPCは同じXアカウントの設定を共有しているため、通常はどちらか一方で変更すれば、もう一方にも反映されます。 たとえば、PCでDMを解放したあとにiPhoneアプリを開いても、同じアカウントなら受信範囲は引き継がれます。 反映されていないように見えるときは、ページを再読み込みする、アプリを終了して開き直す、いったんログアウトしてログインし直す方法を試してください。

「ダイレクトメッセージ」が見つからない場合は、別のアカウントでログインしていないかも確認しましょう。 仕事用と個人用の2アカウントを使い分けている人は、設定したつもりのアカウントと実際に使っているアカウントが違うことがあります。 画面左下のプロフィール画像やユーザー名を見て、対象のアカウントであることを確かめてから変更すると安心です。

4-4. 「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」の変更方法

この項目は、オンとオフをいつでも切り替えられます。 仕事の募集期間だけオンにし、受付が終わったらオフにする使い方もできます。 たとえば、イラストの依頼を4月1日から4月30日まで受け付けるなら、その期間だけDMを解放し、募集終了後に受信範囲を戻す方法です。 ずっと解放しておく必要はないので、自分の活動に合わせて調整してください。

変更するときは、アプリまたはPCで「設定とプライバシー」から「プライバシーと安全」へ進み、「ダイレクトメッセージ」を開きます。 そこで対象のスイッチやチェックボックスを切り替えます。 オンならフォロー外からリクエストを受け取りやすくなり、オフなら新しいフォロー外アカウントからの受信を抑えられます。 変更内容は同じアカウントを使う端末間で共有されるため、端末ごとに何度も設定する必要はありません。

なお、設定をオンにしても、相手側の利用状況やXの制限によっては送信できない場合があります。 また、すべてのDMが通常の受信トレイへ直接入るわけではありません。 初めての相手から届いた内容はリクエストとして分けられ、あなたが受け入れるかどうかを選べます。 DM解放後は、リクエスト欄を定期的に確認しつつ、不適切な内容を振り分けるフィルタリング機能も有効にしておくと、迷惑メッセージを目にする機会を減らせます。

4-5. DM解放を解除して受信相手を制限する方法

迷惑な勧誘が増えた、知らない人からの連絡が負担になった、仕事の募集が終わったというときは、DM解放を解除しましょう。 操作は解放したときと同じ場所で行います。 「設定とプライバシー」から「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」へ進み、「ダイレクトメッセージ」を開きます。 そこで「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」をオフにすれば、新しいフォロー外アカウントからのリクエストを制限できます。

ただし、ここで覚えておきたいのが、設定をオフにしても、過去にDMで会話した相手から引き続きメッセージが届くことがあるという点です。 受信範囲の設定は、新しく連絡してくる相手を絞るためのもので、すでに成立した会話をすべて消したり、相手を自動的にブロックしたりする機能ではありません。 特定の1人から完全にDMを受け取りたくない場合は、その会話を開いて情報アイコンから報告するか、相手のプロフィールでブロックしてください。

解除後も、あなたがフォローしているアカウント、すでに会話したことがあるアカウントなどからはDMが届く場合があります。 そのため、「誰からもDMを受け取りたくない」という目的なら、受信設定をオフにするだけでなく、不要な会話の整理や個別ブロックも必要です。 反対に、必要な相手との連絡まで止めたくない場合は、DM解放だけをオフにして、既存の会話は残しておくとよいでしょう。

DMは、正しく設定すればとても便利な連絡手段です。 まずは仕事や交流の目的がある期間だけ解放し、リクエストを確認しながら運用すると安全です。 少しでも怪しいと感じたメッセージには返信せず、URLを開かず、個人情報や認証コードを渡さないでください。 受信範囲の設定、メッセージリクエスト、報告・ブロックの3つを使い分ければ、フォロー外との出会いを広げながら、自分のアカウントもしっかり守れます。

5. DM解放のメリット・デメリットと向いている人

X(旧Twitter)の「DM解放」とは、自分がフォローしていないアカウントからも、ダイレクトメッセージのリクエストを受け取れるようにすることです。
DMを解放すると、これまで接点がなかった人から仕事や取材の相談が届く可能性があるため、活動の入り口を大きく広げられます。
一方で、知らない相手からの投資勧誘、情報商材の営業、出会い目的の連絡なども届きやすくなります。
つまり、DM解放は、ただオンにすれば便利になる魔法の設定ではありません。
「誰とつながりたいのか」「Xを何のために使っているのか」を考えてから設定することが大切です。
仕事や作品発表にXを使っている人には大きなメリットがありますが、家族や友人との交流が中心の人は、無理に解放する必要はありません。
ビジネス用と個人用でアカウントを分け、それぞれ異なる受信設定にする方法もあります。
ここからは、DM解放によって得られる利点と注意したいリスクを、利用目的ごとに分かりやすく見ていきましょう。

5-1. 仕事の依頼・取材・コラボ相談など新しい接点を増やせる

DMを解放する最大のメリットは、まだフォロー関係にない人からも直接連絡を受け取れることです。
たとえば、イラストを投稿している人のもとに、出版社から書籍の表紙制作について相談が届くことがあります。
地域のお店を紹介している人なら、テレビ局、Webメディア、観光協会などから取材の問い合わせが来るかもしれません。
動画を投稿している人には、企業から商品紹介やイベント出演の相談が届く可能性もあります。
公開されたリプライでは話しにくい報酬、納期、撮影場所、連絡先などを、非公開のDMで確認できる点も便利です。

依頼する側から見ると、問い合わせフォームを探したり、メールアドレスを入力したりするより、プロフィール画面からDMを送るほうが簡単です。
気になる投稿を見つけた直後に連絡できるため、相談までのハードルが下がります。
たった1回のDMが、イラスト制作、記事執筆、写真撮影、動画編集、講演、インタビューなどの仕事につながることもあります。
フォロワー数が少ないからといって、DM解放に意味がないわけではありません。
専門的な知識、分かりやすい解説、個性的な作品などが評価されれば、数百人規模のアカウントでも声がかかる可能性はあります。

また、仕事以外の新しい交流にも役立ちます。
同じ分野で活動する人から「共同でスペースを開きませんか」「イベントを一緒に企画しませんか」といった相談が届くことがあります。
ただし、すべての連絡に返事をする必要はありません。
内容があいまいな依頼、条件が書かれていない相談、差出人の実績が確認できない連絡には、すぐ返事をせず、相手のプロフィールや公式サイトを確認しましょう。
接点を増やしながら、自分で相手を選べることが、DM解放の上手な使い方です。

5-2. クリエイター・フリーランス・企業アカウントがDMを解放する利点

イラストレーター、漫画家、ライター、カメラマン、動画編集者、デザイナーなどのクリエイターにとって、DMは作品を仕事へつなげる窓口になります。
作品を見た担当者が「この雰囲気で広告用のイラストを描いてほしい」と思っても、連絡方法が見つからなければ、そのまま別の人へ依頼してしまうことがあります。
プロフィールにDMの案内があり、実際にメッセージを送れる状態なら、その取りこぼしを減らせます。
ポートフォリオサイトやメールフォームも大切ですが、DMを補助的な窓口として用意すると、依頼者が連絡しやすくなります。

フリーランスの場合も、DM解放には大きな利点があります。
フリーランスは、会社名よりも個人名やユーザー名で知られていることが多く、日頃の投稿そのものが営業資料になります。
たとえば、WebライターがSEO記事の改善例を投稿していれば、それを見た企業の担当者から執筆相談が届くことがあります。
エンジニアが技術的な解説を続けていれば、開発支援、監修、勉強会への登壇などを依頼される可能性があります。
自分から何十社にも営業をしなくても、発信を見た相手から相談してもらえるため、営業活動の負担を減らせる点も魅力です。

企業アカウントでは、商品に関する質問、店舗への問い合わせ、取材依頼、キャンペーンの確認などを受け付ける窓口として使えます。
公開リプライでは、注文番号、予約日時、利用店舗などの情報を書きにくい場合があります。
そのようなときに「詳しい内容をDMでお知らせください」と案内できれば、個別対応へ切り替えやすくなります。
ただし、担当者が確認できない時間帯まで「いつでもDMでお問い合わせください」と書くと、利用者を待たせてしまいます。
「平日10時から17時まで確認します」「返信まで2営業日ほどいただく場合があります」など、対応時間の目安も示しておくと親切です。

5-3. 投資勧誘・副業紹介・出会い目的など迷惑DMが増えるリスク

DMを解放すると、うれしい相談だけでなく、迷惑なメッセージも届きやすくなります。
よくある例は、「初心者でも必ず利益が出ます」「スマートフォンだけで月収50万円を目指せます」「限定コミュニティへ招待します」といった投資や副業の勧誘です。
ほかにも、暗号資産の購入を勧める連絡、LINEなど外部サービスへ移動させようとする連絡、恋愛や出会いを装った連絡が届くことがあります。
最初は普通のあいさつでも、会話が進むと送金、商品購入、個人情報の入力を求められるケースがあるため注意が必要です。

知らない相手から届いたURLをすぐに開いてはいけません。
Xのログイン画面や有名企業のページに似せた偽サイトへ誘導し、ユーザー名、パスワード、クレジットカード情報などを入力させる手口も考えられます。
「今日中に確認してください」「残り1名です」など、急がせる文章が書かれていても、落ち着いて判断しましょう。
本物の企業を名乗っている場合は、DM内のリンクではなく、検索や公式プロフィールから正規のWebサイトを開いて確認するほうが安全です。

フォローしていない相手からの新しいDMは、通常の受信箱とは別のメッセージリクエストとして届くことがあります。
内容を確認し、信頼できる相手だと判断してから会話を許可しましょう。
不適切な内容や不審なリンクを含む可能性があるメッセージを振り分けるクオリティフィルターも活用できます。
迷惑行為が続く場合は、我慢して返事をする必要はありません。
会話やメッセージを報告し、必要に応じてアカウントをブロックしてください。
「怪しいDMには反応しない」「個人情報を渡さない」「不審なURLを開かない」という3つを覚えておくだけでも、被害を避けやすくなります。

5-4. ビジネス用は解放・個人用は制限など目的別のおすすめ設定

DMを解放するか迷ったときは、アカウントの利用目的から考えると決めやすくなります。
仕事の獲得、商品やサービスの案内、作品の発表、取材対応などに使っているアカウントは、DMを解放するメリットが大きいでしょう。
依頼者がいつでも相談できる入り口を用意しつつ、メッセージリクエストやフィルターを使って内容を確認します。
プロフィールに対応できる相談内容と返信時間を書いておけば、関係のない連絡をある程度減らせます。

一方で、日記、趣味、家族との交流などが中心の個人アカウントでは、フォロー中のアカウントなどに受信範囲を絞る方法が向いています。
知らない人から連絡を受け取る必要がなければ、無理に広く解放する理由はありません。
特に、学校名、勤務先、居住地域、行動予定などを投稿することがある人は、DMだけでなく、プロフィールや過去の投稿に個人を特定できる情報がないかも確認しましょう。

仕事と私生活の両方でXを使いたい場合は、アカウントを2つに分ける方法がおすすめです。
ビジネス用アカウントではDMを解放し、個人用アカウントでは受信できる相手を制限します。
こうして役割を分ければ、仕事の機会を逃しにくくしながら、私生活への不要な接触を減らせます。
DMを解放したあとに迷惑メッセージが急増した場合は、いつでも設定を見直せます。
一度決めた設定をずっと使い続ける必要はないので、活動内容や受信状況に合わせて調整してください。

5-5. プロフィールに「仕事の依頼はDMへ」と記載する際の注意点

プロフィールに「仕事の依頼はDMへ」と書く場合は、本当にフォロー外の相手からメッセージを受け取れる状態になっているか確認しましょう。
案内だけを書いてDMを制限したままにすると、依頼者はメッセージボタンを見つけられず、連絡を諦めてしまうかもしれません。
別のアカウントから自分のプロフィールを開き、封筒形のメッセージボタンが表示されるかを確認すると安心です。

また、「仕事の依頼はDMへ」だけでは、どのような仕事を受け付けているのか分かりません。
「記事執筆・取材のご相談はDMへ」「イラスト制作のご依頼を受け付けています」「企業案件・イベント出演のご相談はDMへ」のように、対応分野を具体的に書きましょう。
文字数に余裕があれば、「ご予算・希望納期・用途をお知らせください」と添えると、最初のやり取りがスムーズになります。
無償依頼を受けていない場合は、「有償のご依頼のみ受け付けています」と明記しても構いません。

依頼が届いたときは、相手の会社名、担当者名、依頼内容、利用目的、報酬、納期を確認します。
有名企業の名前が書かれていても、それだけで信用してはいけません。
会社の公式サイトに掲載されている電話番号や問い合わせ窓口を使い、本当に在籍している担当者か確かめる方法もあります。
正式に仕事を受ける段階では、DMだけで契約を完結させず、メール、見積書、発注書、契約書などに移行すると安全です。
DMは最初の相談窓口として便利ですが、重要な条件を口約束のまま進めないようにしましょう。

さらに、すぐに返信できない人は、「通常3日以内に返信します」「営業目的のDMには返信しません」などの方針も書いておくと親切です。
返事が遅れただけで依頼者に不安を与えることを防げます。
プロフィールを見た人が迷わず、安全に相談できる状態を整えることが大切です。
DM解放、分かりやすい案内、安全確認の3つをセットにすることで、新しい仕事の機会を受け取りながら、トラブルのリスクを抑えられます。

6. メッセージリクエストと受信フィルターの使い方

X(旧Twitter)のDMを使っていると、「知らない人から来たメッセージはどこに入るの」「開いたら既読になるの」と不安になることがあります。 でも、しくみを一つずつ知れば、むずかしくありません。 DMの受信箱には、いつもやり取りしている相手のメッセージが並ぶ場所と、まだ会話を始めていない相手から届く「メッセージリクエスト」があります。 さらに、迷惑な内容を見えにくくするクオリティフィルターや、露骨な画像・動画に警告を出すフィルターも用意されています。 つまり、玄関のドアをいきなり全開にするのではなく、まず小さなのぞき窓から相手を確かめられるようなしくみです。 仕事の依頼や趣味の仲間からの連絡は受け取りたいけれど、怪しい勧誘や不快な画像は避けたいという人は、リクエストとフィルターを組み合わせて使いましょう。 設定画面の名称は、iPhone、Android、PCブラウザ、アプリの更新状況によって少し異なることがありますが、基本的には「設定とプライバシー」から「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」を開き、「ダイレクトメッセージ」へ進みます。 ここから、誰のDMを受け取るか、既読通知を表示するか、迷惑なリクエストを隠すかを調整できます。

6-1. 通常のDMとメッセージリクエストの違い

通常のDMは、すでに会話が成立している相手とのやり取りです。 たとえば、自分がフォローしている友だち、以前にDMを送り合った相手、すでに受信を許可した相手から届いたメッセージは、基本的に通常の受信箱へ入ります。 通知も一般的なDMと同じように届き、会話画面を開けば、そのまま返信できます。 一方、メッセージリクエストは、あなたがフォローしていない相手などから初めて届くDMを、すぐ通常の受信箱へ入れずに一度預かる場所です。 知らない人が家に来たとき、いきなり部屋へ通さず、玄関で名前と用件を聞く場面を想像すると分かりやすいでしょう。

メッセージリクエストを受け取るには、DMの受信設定で「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」などの項目を有効にします。 アカウントによっては、認証済みアカウントとフォロー中のアカウントだけを受け付ける選択肢が表示される場合もあります。 この設定を広くすると、企業からの商品紹介、イラスト制作の相談、イベント出演の依頼、同じゲームが好きな人からのあいさつなど、今まで接点のなかった相手からも連絡を受け取れます。 その反面、「必ずもうかる投資があります」「当選したのでURLを開いてください」といった迷惑DMも入りやすくなります。 リクエスト画面では、相手のプロフィールや本文を確認し、「許可」「削除」「報告」「ブロック」などを選べます。 許可すると会話が通常の受信箱へ移り、こちらから返信できる状態になります。 削除しても、相手そのものをブロックしたことにはならないため、同じ相手から再び送られる可能性があります。 二度と届いてほしくないときは、削除だけで終わらせず、ブロックや報告まで行うのが安全です。

6-2. リクエストを許可する前に読むと既読が付くのか

結論から言うと、メッセージリクエストは、許可する前に本文を読んでも、送信者には既読だと分かりません。 「内容を確かめたいけれど、読んだと知られたら返事を催促されそう」と心配している人も、まずは落ち着いて確認できます。 リクエスト画面でメッセージを開き、相手の名前、ユーザー名、プロフィール、本文を見てから、返事をするかどうかを決めて大丈夫です。 ただし、「許可」を選ぶと会話が成立し、その後は通常のDMとして扱われます。 自分の「既読通知を表示」がオンなら、許可した後に開いたメッセージについては既読情報が相手へ伝わることがあります。

既読をできるだけ表示したくない場合は、「設定とプライバシー」から「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」、「ダイレクトメッセージ」と進み、「既読通知を表示」をオフにします。 この設定をオフにすると、自分が読んだことを相手へ知らせない代わりに、自分も相手の既読状況を確認できなくなります。 「自分だけ相手の既読を見て、自分の既読だけ隠す」という使い方はできません。 また、メッセージリクエストに画像や動画が付いている場合、許可するまでは中身が隠されることがあります。 「メディアを表示」を押せば確認できますが、知らない相手の画像には、詐欺サイトへ誘導するQRコードや、不快な内容が含まれている可能性もあります。 表示する前に、相手のプロフィール作成時期、投稿内容、フォロー数とフォロワー数の偏り、同じ文章を大量送信していそうな様子がないかを見てください。 返事を急ぐ必要はありません。 少しでも変だと感じたら、許可せずに削除、報告、ブロックを選びましょう。

6-3. クオリティフィルターで迷惑なリクエストを非表示にする方法

クオリティフィルターは、Xが不適切または品質が低い可能性があると判断したメッセージリクエストを、通常のリクエスト一覧から見えにくくする機能です。 たとえば、同じ宣伝文をたくさんの人へ送っているようなアカウント、攻撃的な表現を含むメッセージ、スパムの可能性が高いリクエストなどが対象になることがあります。 フィルターをオンにすると、該当したリクエストの通知は基本的に表示されず、リクエスト一覧の下部などにまとめられます。 完全に消去する機能ではないため、必要なときは、フィルターで非表示になったメッセージを自分で確認できます。

スマートフォンでは、まずXアプリの「メッセージ」を開き、「リクエスト」タブへ進みます。 画面上部にある「設定を変更」または歯車の形をした設定項目をタップし、「クオリティフィルター」のスイッチをオンにしてください。 別の進み方として、プロフィール画像から「設定とプライバシー」、「プライバシーと安全」、「ダイレクトメッセージ」を開き、クオリティフィルターを切り替えられる場合もあります。 端末やアプリの版によって言葉の表示が違うため、「クオリティ」「不適切なメッセージ」「低品質なメッセージ」といった近い項目を探すと見つけやすくなります。 なお、この機能は主にiOS版とAndroid版で利用され、PCでは同じ位置にスイッチが見つからない場合があります。

仕事用のアカウントでは、「本当の依頼まで隠れたら困る」と感じるかもしれません。 その場合も、フィルターをすぐオフにするのではなく、1週間に1回など日を決めて、非表示のリクエストを確認する方法がおすすめです。 たとえば、毎週月曜日の朝に5分だけ確認すれば、迷惑DMを毎日見る負担を減らしながら、大切な連絡の見落としも防げます。 フィルターは便利ですが、判断が100%正しいわけではありません。 機械のふるい分けと、自分の目での確認を組み合わせて使いましょう。

6-4. 不適切な内容を含むメッセージや露骨なメディアを除外する方法

DMには文章だけでなく、写真、動画、GIF画像、URLも送れます。 そのため、知らない相手から不快な画像や露骨な動画が突然届くことを心配する人もいるでしょう。 Xには、露骨なメディアを含む可能性があるDMへ警告を表示するフィルターがあり、初期状態で有効になっていることがあります。 フィルターが働くと、画像や動画がすぐむき出しで表示されず、警告やぼかしを見てから、自分で表示するか決められます。 フォローしていない相手から届いた露骨なメディア付きDMは、スパムの可能性があるものとして、リクエスト一覧の下部へ移される場合もあります。

設定を確認するときは、「設定とプライバシー」、「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」、「ダイレクトメッセージ」の順に開きます。 そこで、クオリティフィルターや、露骨なメディアをフィルタリングする項目をオンにします。 設定項目が見つからないときは、アプリを最新版へ更新し、スマートフォン版でも確認してください。 露骨なメディアのフィルターをオフにすると、フォロー中の相手から届いた画像や動画が、ほかのメディアと同じように直接表示される場合があります。 しかし、フォローしていない相手のリクエストでは、設定をオフにしてもメディアに警告が付くことがあります。 知らない相手からの画像は、中身が安全だと確認できるまで無理に開かないことが大切です。

また、フィルターは「見えにくくする」ための道具であり、悪意のある相手を完全に止める壁ではありません。 怪しいURL、短縮URL、外部のチャットアプリへ移動させる案内、暗証番号や認証コードを聞く文章、銀行口座やクレジットカード情報を求める内容には反応しないでください。 たとえば、「本人確認のため、6桁のコードを教えてください」というDMが来ても、そのコードを渡してはいけません。 不快な内容はスクリーンショットを残す必要がある場合を除き、開き続けず、報告とブロックを行いましょう。 自分がいやだと感じた時点で、会話を続ける義務はありません。

6-5. DM設定を変更しても過去に会話した相手から届くケース

「すべてのアカウントからメッセージを受信する」をオフにしたのに、フォローしていない人からDMが届くことがあります。 これは故障とは限りません。 Xでは、以前にその相手とDMで会話したことがある場合、受信範囲を狭くした後でも、その相手から引き続きメッセージを受け取ることがあります。 一度リクエストを許可して会話を始めた相手や、自分から過去にDMを送った相手は、すでに会話の入口が開いている状態だからです。 たとえば、半年前に商品の質問へ1回だけ返信したショップ、昔いっしょにゲームをした人、以前の仕事先の担当者などが、現在は相互フォローでなくてもDMを送れる場合があります。

受信設定をオフにする操作は、これから初めて連絡してくる人の入口を狭めるためのものです。 過去の会話相手を一人ずつ自動で締め出す設定ではありません。 特定の相手から二度と受け取りたくない場合は、その会話を開いて相手をブロックするか、問題のある内容なら報告してください。 会話を自分の受信箱から削除しただけでは、相手側の履歴まで消えるわけではなく、再送を防げないことがあります。 また、相手をミュートした場合は通知を減らせても、DMの送信そのものを止められない場合があります。 確実に止めたいときはブロックが必要です。

安全に使うコツは、受信範囲の設定、クオリティフィルター、露骨なメディアの警告、報告、ブロックを、それぞれ別の役割として考えることです。 受信範囲は玄関の広さを決め、メッセージリクエストは来訪者を確認し、フィルターは怪しい荷物を見えにくくし、ブロックは特定の相手を入れないようにします。 仕事や作品募集で広くDMを受けたい人は、リクエストを許可しつつフィルターをオンにすると、機会と安全の両方を守りやすくなります。 家族や友だちとの連絡が中心なら、フォロー中の相手や認証済みアカウントだけに絞る方法もあります。 自分の使い方に合わせて、月に1回ほど設定を見直し、知らない相手のDMは許可する前にゆっくり確認しましょう。

7. XのDMで使える便利な機能

X(旧Twitter)のDMは、ただ文字を1対1で送るだけの場所ではありません。 複数人で相談したり、GIFで気持ちを伝えたり、昔の会話を検索したりできる、小さなチャットルームのような機能です。 イベントの待ち合わせや仕事の連絡など、タイムラインに出したくない話をするときに役立ちます。

ただし、DMを「すべてのアカウントから受け取る」設定にしていると、知らない人からメッセージリクエストが届いたり、グループへ追加されたりすることがあります。 便利な機能を使うときも、知らないURLを開かない、住所や電話番号を送らない、不快な相手はブロックや報告をするという約束を忘れないでください。 画面の名前やボタンの位置は、iPhone、Android、PC、アプリの更新状況によって少し変わることがあります。 見当たらないときは、まずXアプリを最新版へ更新し、似た名前の項目がないか落ち着いて探してみましょう。

7-1. 複数人を追加してグループDMを作成する方法

新しいグループDMを作る手順

グループDMは、遠足の班で相談するように、複数のアカウントが同じ画面でメッセージをやり取りできる機能です。 作り方はむずかしくありません。 Xアプリで封筒の形をした「メッセージ」を開き、新規メッセージのアイコンをタップします。 宛先の入力欄が表示されたら、参加させたい人の表示名または「@ユーザー名」を検索し、1人ずつ選択してください。 複数人を選んで「次へ」を押し、最初のメッセージを送ればグループDMが始まります。 PC版では、左側の「メッセージ」から新規メッセージを選び、同じように複数の宛先を指定します。

XのグループDMには、最大256人まで参加できます。 たとえば、5人のゲーム仲間の相談にも、100人を超えるイベントの連絡網にも使えます。 人数が増えるほど会話も多くなるので、グループ名を「8月10日撮影会」のように具体的にすると、間違えにくくなります。 グループ情報の画面では、利用環境に応じて名前や画像を変更できます。

既存グループへメンバーを追加するときの注意

すでにあるグループへ人を加えるときは、会話を開き、右上の情報アイコンをタップして「メンバーを追加」を選びます。 グループでは、参加者が新しいメンバーを追加できる場合があります。 ここで大切なのは、あとから追加された人には、参加前の会話履歴が表示されないことです。 「集合場所は前に書いたから分かるよね」と思っても、新しい人には見えていないため、日時、場所、持ち物などをもう一度まとめて送りましょう。

また、グループ内のメッセージは参加者全員が見られます。 1人だけに伝えたい住所、電話番号、契約内容などは、その人との1対1のDMへ分けるほうが安全です。 知らない人から追加されたグループは「メッセージリクエスト」に入ることがあるため、参加者や内容を確認してから承認してください。 怪しい勧誘や不審なURLがある場合は、返信せず、削除、退出、報告、ブロックを使いましょう。

7-2. 絵文字リアクション・GIF・音声メッセージを送る方法

短い返事は絵文字リアクションで伝える

「了解」「ありがとう」「おもしろい」を毎回文章で返さなくても、絵文字リアクションを使えば気持ちをすばやく伝えられます。 スマホでは反応したいメッセージを長押し、またはダブルタップし、表示されたリアクションのメニューから絵文字を選びます。 PCではメッセージへカーソルを合わせ、リアクション用のアイコンをクリックします。 確認できた予定には「✅」、うれしい知らせには「🎉」、感謝には「🙏」を付けると、会話が見やすくなります。 絵文字をタップすると、誰が反応したか確認できる場合もあります。

GIFと音声で気持ちを分かりやすくする

GIFを送りたいときは、DMの入力欄にある「GIF」アイコンをタップします。 検索欄へ「ありがとう」「拍手」「猫」「びっくり」などの言葉を入れ、気に入った動く画像を選んで送信してください。 文字だけでは固く見える返事でも、笑っている動物や拍手のGIFを1枚添えると、やわらかい雰囲気になります。 ただし、仕事相手や初めて話す人には、ふざけすぎたGIFを連続で送らず、相手との関係に合わせることが大切です。

音声メッセージは、文字を打つのが大変なときや、発音、曲の雰囲気、声の調子を伝えたいときに便利です。 対応しているアプリやアカウントでは、入力欄の近くにマイクのアイコンが表示されます。 マイクをタップまたは長押しし、画面の案内に従って録音を始め、録音を終えたら送信します。 マイクが見えない場合は、アプリを更新し、スマートフォンの設定でXにマイクの使用を許可しているか確認してください。 機能が端末やアカウントへ順番に提供されている途中では、同じXを使っていても表示されないことがあります。

音声は文字よりも感情が伝わりやすい反面、周囲の会話や本名などが一緒に録音されることがあります。 送る前に静かな場所か確かめ、個人情報や秘密を話していないか確認しましょう。 受け取った相手が録音や転送をする可能性もあるため、公開されると困る内容は送らないのがいちばん安全です。

7-3. DM内を検索して過去の会話や画像を探す方法

名前とキーワードで会話を見つける

DMが増えると、「あの約束はどこに書いてあったかな」と迷子になりやすくなります。 そんなときは、メッセージ一覧の上部にある検索バーを使いましょう。 検索欄へ相手の表示名、「@ユーザー名」、グループ名、会話に含まれていた言葉を入力すると、条件に合う人、グループ、メッセージが表示されます。 結果をタップまたはクリックすると、該当する会話やメッセージへ移動できます。

4月の旅行予定なら「京都」「新幹線」「4月12日」、仕事のDMなら「見積書」「株式会社〇〇」のような言葉を試します。 「了解です」や「ありがとう」のように多くの会話で使う言葉は結果が増えすぎるため、場所、日付、商品名、イベント名など、めずらしい言葉を選ぶのがコツです。

画像そのものは検索できない点に注意する

現在のDM検索では、画像やGIFそのものを条件にして会話を探すことはできません。 「赤い服の写真」のように画像の内容だけを入力しても、目的の画像が出ない場合があります。 画像を送受信するときに「卒業式の集合写真です」「新宿駅西口の地図です」のような説明文を一緒に送っておくと、あとで「卒業式」や「西口」で検索できます。 すでに送られた画像を探す場合は、送ってくれた人の名前、グループ名、撮影日、画像の前後で話していた言葉を手がかりにしてください。

よく使う会話はDM一覧の上部へ最大6件まで固定でき、検索する回数を減らせます。 なお、会話を自分の画面から削除しても、ほかの参加者の画面から同時に消えるわけではありません。 大切な情報を送る前に、相手と内容をもう一度確かめましょう。

7-4. 会話をミュートして特定のDM通知だけ止める方法

会話は残したまま通知だけ休ませる

グループDMが盛り上がってスマートフォンが何度も鳴ると、勉強や仕事へ集中しにくくなります。 そんなときは、会話を削除したりグループから抜けたりせず、特定のDMだけ通知を休止できます。 対象の会話を開き、右上の情報アイコンから「通知をスヌーズ」または「会話をミュート」に近い項目を選びます。 期間は、1時間、8時間、1週間、無期限から選べます。 スマホのDM一覧から操作する場合は、iPhoneでは会話を左へスワイプし、Androidでは会話を長押しすると、通知を止める項目が表示されます。

ミュートしても、新しいメッセージは会話の中へ届き続けます。 止まるのは通知だけなので、あとでDMを開けば内容を読めます。 仕事のグループを退勤時から8時間止めたり、試験勉強の期間だけ1週間止めたりできます。

グループのメンション通知にも気を付ける

グループDMでは、会話全体をミュートしても、自分が直接メンションされたときに通知が届く場合があります。 完全に静かにしたいときは、グループ情報で「メンションをスヌーズ」に近い項目も確認してください。 反対に、ふだんの雑談通知は止めたいけれど、自分への呼びかけだけは見逃したくない場合は、メンション通知を残しておくと安心です。

なお、ミュートは相手へ通知されず、相手がDMを送れなくなる機能でもありません。 しつこい勧誘、脅すような文章、怪しいURLが続くときは、通知を隠して我慢するのではなく、DMの情報画面から報告やブロックを行ってください。 「少し静かにしたい」ときはミュート、「今後の連絡を止めたい」ときはブロックというように使い分けましょう。

7-5. 音声通話・ビデオ通話を有効化して着信相手を制限する方法

DM設定から通話のオン・オフを決める

Xでは、DMの相手と音声通話やビデオ通話ができます。 通話機能を設定するには、封筒アイコンからメッセージ画面を開き、右上の歯車アイコンをタップして、チャットまたはメッセージの設定へ進みます。 そこで音声通話とビデオ通話を有効または無効にできます。 通話を使わない人はオフにしておけば、知らない着信に驚かずに済みます。

通話を有効にした場合は、着信を許可する相手を「アドレス帳に登録している人」「フォロー中の人」「認証済みユーザー」「全員」から選べます。 最初は「フォロー中の人」だけにすると、知らないアカウントからの着信を減らしやすくなります。 「アドレス帳に登録している人」は、Xへ連絡先へのアクセスを許可している場合に関係します。 仕事用でも、必要な範囲から少しずつ広げるほうが安全です。

通話方法とプライバシー設定

実際に電話をかけるときは、相手とのDMを開き、電話アイコンをタップして「音声通話」または「ビデオ通話」を選びます。 相手へ電話をかけるには、その相手から少なくとも1回DMを受け取っている必要があります。 Androidで着信通知を受けるには、Xのプッシュ通知を有効にしておく必要があります。 ビデオ通話中は、カメラの前後切り替え、カメラのオフ、マイクのミュートなどを画面のボタンで操作できます。

忘れずに確認したいのが、「通話のプライバシーを強化」という設定です。 この設定をオンにすると、通話相手から自分のIPアドレスが見えにくい仕組みになります。 設定がオフのままだと、通信方法によっては相手にIPアドレスが分かる可能性があるため、特に面識のない人と通話する可能性がある場合はオンをおすすめします。 メッセージ画面右上の歯車アイコンから通話設定を開き、「通話のプライバシーを強化」を有効にしてください。

グループDMでカメラの形をした通話ボタンが表示される場合は、複数人でのグループ通話も利用できます。 ただし、対応する端末や機能の提供状況には違いがあり、グループ通話はエンドツーエンド暗号化されていない場合があります。 学校名、自宅、契約情報などの大切な話は避け、相手を確認してから参加しましょう。 XのDMは便利ですが、便利な扉ほど、誰に開けるかを自分で決めることが大切です。

8. X Chatと従来のTwitter DMの違い

Xでメッセージを送る方法は、いままでのTwitter DMから「X Chat」へ大きく変わりつつあります。 一方のX Chatは、エンドツーエンド暗号化、送信取り消し、消えるメッセージ、暗号化されたグループチャットなどを備え、より安全で使いやすい会話を目指した仕組みです。

たとえるなら、従来のDMが「Xの中にある個人用の郵便受け」だとすると、X Chatは「相手しか開けにくい鍵付きの箱で手紙を運ぶ仕組み」です。 ただし、すべてのメッセージが最初から自動的に暗号化されるわけではありません。 相手がX Chatに登録していない場合や、知らない相手へ送るメッセージリクエストは、暗号化されないことがあります。 そのため、送信前にロックアイコンを確認し、電話番号、住所、クレジットカード番号、パスワードなどの大切な情報を気軽に書かないことが重要です。

また、従来のDMと同じように、フォローしていない相手から届く連絡は「メッセージリクエスト」として分けて扱われます。 受信側は内容を確認してから、承認、無視、ブロックなどを選べます。 知らない人から「すぐに100万円稼げます」「このURLから本人確認をしてください」と届いても、あわてて返信したり、リンクを押したりしないでください。 仕事の相談や趣味の交流にDMを開放する場合でも、怪しい相手には反応せず、報告やブロックを使いましょう。

8-1. X Chatの暗号化とロックアイコンが示す意味

X Chatでは、最初に利用登録すると、ユーザーごとの公開鍵と秘密鍵の組み合わせが作られます。 さらに、会話ごとに専用の鍵が用意され、送信したメッセージは自分の端末を出る前に暗号化されます。 相手の端末へ届いたあとに復号されるため、途中で中身をのぞかれにくくなる仕組みです。 難しく見えますが、「自分と相手だけが持つ合い鍵で箱を開ける」と考えると分かりやすいでしょう。

初回設定ではPINの入力を求められます。 このPINは秘密鍵を守るために使われ、端末の外へそのまま送られない仕組みになっています。 誕生日や「1234」のような推測されやすい数字は避け、安全に管理しましょう。 PINを思い出せず、X Chatにログイン済みの端末からもリセットできない場合、暗号化された過去の会話を復元できなくなる可能性があります。

ロックアイコンを確認するポイント

新しい会話を作るとき、送信ボタンの横に鍵が開いたロック解除アイコンが表示される場合、その相手はX Chatに登録しておらず、メッセージが暗号化されないことを示します。 反対に、暗号化された会話として案内されている場合は、メッセージ本文を鍵付きで送れる状態です。 送信前に、画面を落ち着いて確認してください。

暗号化されたX Chatを利用するには、基本的に送信者と受信者の両方がX Chatへ登録している必要があります。 さらに、相手が自分をフォローまたはサブスクライブしている、以前に自分へメッセージを送っている、過去に暗号化されたチャットを承認しているなどの条件も関係します。 同じPremium BusinessまたはPremium Organizationsに所属するメンバー同士は、フォロー関係がなくてもやり取りできる場合があります。

8-2. 暗号化されるメッセージと暗号化されないメッセージの違い

暗号化されたX Chatでは、文字だけでなく、リンク、画像や動画などのメディア、ファイル、メッセージへのリアクションも暗号化の対象になります。 従来は暗号化の対象が限られていましたが、現在のX Chatではグループメッセージやメディアも暗号化できます。 友だちへ写真を送るときも、仕事相手へ資料ファイルを送るときも、会話が暗号化状態になっているかを確認してから送ると安心です。

ただし、暗号化されるのは主に会話の「中身」です。 誰に送ったのか、いつ作成されたのかといったメタデータは暗号化されません。 また、Xのポストを暗号化チャットで共有した場合、そのポストが共有された記録はX側に残ります。 送信相手や送信時刻などの周辺情報は別に扱われると覚えておきましょう。

暗号化されない代表例は、フォローしていない相手へ最初に送るメッセージリクエストです。 相手が「誰からでも受け取る」を許可している場合や、認証済みユーザーからのリクエストを許可している場合は送信できますが、相手が承認するまでは暗号化されません。 承認後に会話が暗号化へ切り替わると、双方へ案内が表示されます。 つまり、最初のあいさつに住所や契約書のパスワードを書かず、「突然のご連絡失礼します。 ご相談したいことがあります」のように、必要最低限の内容だけを送るのが安全です。

以前のDMとして送信済みのメッセージも、会話がX Chatへ切り替わる前の内容まで自動で暗号化されるとは限りません。 機密性の高い話を始めるときは、古いスレッドだから大丈夫と考えず、現在の会話が暗号化されているかを改めて確認してください。

8-3. 送信取り消し・消えるメッセージ・グループチャットの使い方

送信取り消しと削除を使い分ける

従来のTwitter DMでは、自分がメッセージや会話を削除しても、基本的には自分の受信箱から消えるだけで、相手の画面には残ります。 そのため、「削除したから相手も見られない」と思い込むのは危険です。 これに対してX Chatの「送信取り消し」は、暗号化されたメッセージを相手の受信箱からも取り除くための機能です。 操作するときは、取り消したいメッセージを長押しするか、メニューを開き、「送信を取り消す」に当たる項目を選びます。

ただし、送信取り消しが使えるのは暗号化されたメッセージです。 通常の削除と送信取り消しは別の操作なので、表示される文言をよく読みましょう。 ただし、既読、通知、スクリーンショットまで消せるわけではありません。 送信前に宛先と内容を見直しましょう。

消えるメッセージを設定する

消えるメッセージは、設定した時間が過ぎると、端末とXのサーバーからメッセージを削除する機能です。 使うときは対象の会話を開き、会話情報の画面から「消えるメッセージ」を選び、表示される保存期間を設定します。 一時的な確認事項など、長く残す必要がない連絡に向いています。

とはいえ、消える設定を使えば秘密が必ず守られるわけではありません。 相手が別の端末で撮影したり、内容を書き写したりすることはできます。 「あとで消えるから何を書いてもよい」ではなく、他人に見られて困る情報は最初から送らないという考え方が大切です。

グループチャットを作成する

X Chatでは、グループメッセージとメディアも暗号化できるようになりました。 メッセージ作成ボタンから複数の相手を選び、グループ名や画像を設定します。 招待用の公開リンクを作成し、リンクを受け取った人からの参加申請を管理者が承認する方法もあります。 管理者は招待リンクを有効または無効にできるため、必要なメンバーが集まったらリンクを止めると安心です。

注意したいのは、グループ名やカスタム画像が暗号化されず、公開される可能性がある点です。 たとえば、「新商品の未公開プロジェクト」のような秘密を含む名前は避け、「打ち合わせグループ」のように外から見られても困らない名称にしましょう。 従来のDMグループは最大256人まで参加できますが、仕様変更に備えて追加時の案内も確認してください。

8-4. 無料・Premium・Premium+・Premium Businessの機能差

X Chatの暗号化は、「有料会員だけが使える鍵」という単純な仕組みではありません。 無料アカウントでも、双方がX Chatに登録し、相手との関係などの条件を満たせば、暗号化されたチャットを利用できます。 プランによる大きな違いは、フォローしていない相手などへ送れるメッセージリクエストの上限です。

プラン24時間あたりのリクエスト上限向いている使い方
無料7件友だちや知り合いへの少数の連絡
Premium35件個人の活動、営業窓口、クリエイターの問い合わせ対応
Premium+75件多くの相手と連絡する発信者や事業担当者
Premium Business500件企業の営業、採用、広報、カスタマーサポート

たとえば、無料プランで1日に20人へ初めて連絡しようとしても、24時間あたり7件の上限があるため、すべてへ一度には送れません。 Premiumなら35件、Premium+なら75件、Premium Businessなら500件まで広がります。 ただし、同じ文章や同じURLを短時間に何人へも送ると、上限内でもスパムと判断され、一時的に送信できなくなることがあります。 子どもが同じプリントを教室中へ急に配ると先生が確認するように、Xも不自然な大量送信を止めることがあるのです。

Premium Businessでは、同じ組織のメンバー同士なら、フォローしていなくても送受信できる場合があります。 企業の営業、採用、広報、サポートなどに向いています。 一方、個人が数人の友だちと話すだけなら、リクエスト数のためだけに上位プランを選ぶ必要はありません。 まずは「初対面の相手へ24時間で何件送りたいか」を数え、自分に合うプランを選びましょう。

8-5. 24時間あたりのメッセージリクエスト上限を確認する方法

上限と自分のプランを確認する手順

最初に、XアプリまたはX.comを開き、自分が無料、Premium、Premium+、Premium Businessのどれを利用しているか確認します。 個人向けプランはプロフィールメニューの「Premium」、企業向けは組織の管理画面や契約情報で確認します。

次に、Xのヘルプセンターで「チャットについて」を開き、「メッセージリクエスト制限」の項目を確認します。 現在の目安は、無料が7件、Premiumが35件、Premium+が75件、Premium Businessが500件です。 この数字は通常の会話で送るすべてのメッセージ数ではなく、主に新しい相手へ送る「メッセージリクエスト」の上限です。 すでに承認された相手との会話まで、1通ごとにこの枠を使うと考えないようにしましょう。

残り件数が画面に表示されない場合は、直近24時間に新規の相手へ送ったリクエストを自分で数える方法が確実です。 仕事で使うなら、送信日時と相手を記録すると管理しやすくなります。 上限に達したというエラーが出たときは、何度も送信ボタンを押さず、時間を置いてから試してください。 日付が変われば必ずすぐ送れると決めつけず、画面に表示される制限案内に従うことが大切です。

なお、Xにはメッセージリクエスト上限とは別に、従来のDMを含む1日500件のダイレクトメッセージ送信上限も案内されています。 「無料プランは7件なのに500件とも書いてある」と迷ったら、7件は新しい相手へ送るX Chatのリクエスト枠、500件はアカウント全体のDM送信に関する技術的な上限と整理してください。 同一文面や同じリンクの大量送信は、件数内でも制限の対象になり得ます。

DMを安全に使うコツは、上限ぎりぎりまで送ることではなく、相手が読んで安心できる内容を1件ずつ丁寧に送ることです。 プロフィールを確認し、最初のリクエストでは用件と名乗りを短く伝え、承認後に詳しい説明へ進みましょう。 X Chatの暗号化や送信取り消しは便利ですが、最後に自分を守るのは「怪しいURLを開かない」「個人情報を送らない」「不快な相手をブロックまたは報告する」という基本の行動です。

9. 初めての相手にDMを送るときのマナーと例文

X(旧Twitter)のDMは、公開されるリプライとは違い、相手と直接やり取りできる便利な機能です。 その一方で、知らないアカウントから突然メッセージが届くと、「勧誘かな」「怪しいURLが送られてくるのかな」と身構える人も少なくありません。 だからこそ、初めて送るDMでは、内容の上手さよりも、相手が安心して読める形になっているかを大切にしましょう。 プロフィールに封筒のマークが表示されていたり、「お仕事のご相談はDMへ」と書かれていたりしても、何を送ってもよいわけではありません。 DMを受け付けていることと、失礼な連絡まで歓迎していることは別だからです。

また、相手が自分をフォローしていない場合、DMは通常の受信欄ではなく、メッセージリクエストとして届くことがあります。 この段階では、相手は送信者のプロフィールや文章を見て、会話を始めるか、削除するかを判断します。 アイコン、表示名、自己紹介欄、最近の投稿に不自然な点が多いと、丁寧な本文を書いても警戒されやすくなります。 DMを送る前に、プロフィール画像を設定し、何をしている人なのかを自己紹介欄に書き、直近の投稿も確認しておきましょう。 初対面のDMは、文章だけではなく、アカウント全体で自己紹介をする場だと考えると分かりやすいですよ。

9-1. 「名乗る・連絡理由・要件・希望する対応」の順で書く

初めての相手にDMを送るときは、「名乗る・連絡理由・要件・希望する対応」の順で書くと、話が迷子になりません。 最初に名乗るのは、「誰から届いた連絡なのか」を相手にすぐ理解してもらうためです。 本名を出しにくい趣味用アカウントなら、「写真を投稿している、そらと申します」のように、表示名と活動内容を伝えれば十分です。 仕事の相談なら、会社名、部署名、氏名、担当業務まで書くと、信頼性が高まります。

次に、なぜその人へ連絡したのかを一文で説明します。 「3月15日に投稿されていた桜の写真を拝見しました」「ポートフォリオの水彩イラストを見てご連絡しました」のように、相手のどの投稿や活動を見たのかを具体的に書きましょう。 「すてきですね」「気になりました」だけでは、誰にでも送っているコピペに見えやすくなります。 投稿の日付、作品名、イベント名などを一つ入れるだけで、「きちんと自分を見て連絡してくれた」と伝わりやすくなります。

その後に要件を書きます。 趣味の交流なら「同じカメラを使っているため、設定についてお聞きしたいです」、仕事なら「新商品の紹介動画を1本制作していただけないか、ご相談したいです」のように、目的を早めに示してください。 最後に、「ご都合がよければ返信をお願いします」「興味をお持ちいただけましたら、4月10日までにご連絡いただけるとうれしいです」と、相手にしてほしい対応を添えます。 期限がある場合は理由も書き、急かす印象を減らしましょう。

初回DMの基本形

「突然のDM失礼いたします。 写真アカウントを運営している、そらと申します。 4月2日に投稿されていた夜桜の写真を拝見し、光の使い方がとてもきれいだと感じてご連絡しました。 同じレンズの購入を検討しており、差し支えなければ使用感を教えていただけないでしょうか。 お時間のあるときにご返信いただけましたら幸いです。」

この形なら、相手は最初の数行だけで、送信者、連絡理由、質問内容、求められている対応を理解できます。 あいさつを長く続けるより、必要な情報を順番に並べるほうが親切です。

9-2. 趣味仲間やフォロワーへ自然に話しかけるDM例

趣味仲間やフォロワーへ送るDMは、かしこまりすぎると距離を感じさせますが、いきなり友達のような口調にすると驚かせてしまいます。 初回は「丁寧だけれど、かたすぎない」くらいを目指しましょう。 自然に話しかけるコツは、相手の投稿に触れて、共通点を一つ示し、答えやすい話題を一つだけ置くことです。 質問を三つも四つも並べると、返信が宿題のようになってしまいます。

同じ趣味の人へ送る例

「はじめまして。 キャンプの投稿をいつも楽しく拝見している、ゆうと申します。 先日の長野県でのキャンプ写真を見て、同じテントを使っていることに気づき、うれしくなってDMしました。 風が強い日の設営で工夫していることがあれば、差し支えない範囲で教えていただけるとうれしいです。 突然のご連絡ですので、返信はお時間のあるときで大丈夫です。」

フォローのお礼と交流を始める例

「フォローしてくださり、ありがとうございます。 読書記録を投稿している、みなみです。 『星の王子さま』についての感想にとても共感しました。 私も最近読み返したばかりなので、思わずご連絡しました。 これから投稿を拝見できるのを楽しみにしています。 どうぞよろしくお願いします。」

このようなDMでは、無理に質問を入れなくても構いません。 「返信してください」と求めず、まずはお礼や共感だけを伝えると、相手の負担を小さくできます。 反対に、「仲良くしてください」「LINEを交換しましょう」と最初から関係を一気に進めようとすると、警戒されることがあります。 公開投稿で数回やり取りしてからDMへ移る方法も自然です。 相手がDMを受け付けていない場合は、リプライで「詳しい内容をDMでお送りしてもよいでしょうか」と一度確認し、設定変更やフォローを無理に求めないようにしましょう。

9-3. 企業・クリエイターへ仕事やコラボを依頼するDM例

企業やクリエイターへ仕事を依頼するDMでは、ほめ言葉だけで終わらせず、案件の輪郭を数字で示すことが大切です。 依頼内容、納期、報酬、利用範囲、連絡先が分からないDMは、相手が返信する前に多くの確認をしなければなりません。 「詳しくは返信後に説明します」と情報を隠すより、初回から判断材料をそろえたほうが誠実です。 ただし、契約書の全文や長い企画書を一度に貼り付ける必要はありません。 まずは概要を200~400字ほどで伝え、興味がある場合に詳細資料を送る流れが読みやすいでしょう。

クリエイターへ制作を依頼する例

「突然のDM失礼いたします。 株式会社青空企画で広報を担当しております、田中と申します。 ポートフォリオに掲載されている『雨の日の喫茶店』のイラストを拝見し、やわらかな色づかいが弊社の新商品に合うと感じ、ご連絡しました。 2026年5月発売予定の紅茶パッケージ用に、人物とティーカップを描いたイラスト1点の制作をご相談したく存じます。 希望納期は4月20日、報酬は税込み8万円を想定しており、利用範囲は商品パッケージ、公式サイト、Xでの告知です。 ご関心がございましたら、詳細な仕様書をお送りしてもよろしいでしょうか。 ご検討のほど、よろしくお願いいたします。」

コラボを依頼する例

「はじめまして。 料理動画を投稿している、はると申します。 先日公開されていた10分朝食シリーズを拝見し、手軽さを大切にする考え方に共感しました。 よろしければ、双方のチャンネルで『500円以内の朝食』をテーマにしたコラボ動画を制作できないかと思い、ご連絡しました。 撮影時期は6月上旬、公開は6月20日前後を想定しています。 企画にご興味がありましたら、候補日と進め方をご相談できればうれしいです。 難しい場合は、どうぞお気遣いなくお断りください。」

仕事のDMでは、断りやすさもマナーの一つです。 「必ず返信してください」「本日中にお願いします」と強く迫ると、条件がよくても受けにくい依頼になります。 相手のプロフィールに「依頼はメールのみ」「個人依頼は停止中」と書かれている場合は、その案内を優先してください。 DMは連絡先を見つけられないときの抜け道ではなく、相手が用意した窓口の一つとして使うものです。

9-4. 問い合わせ・応募・キャンペーン連絡で必要な情報

問い合わせ、求人への応募、キャンペーン当選に関する連絡では、相手が本人確認や状況確認をしやすいように情報を整理します。 問い合わせなら、商品名、注文番号、購入日、起きている問題、希望する解決方法を入れましょう。 たとえば、「注文番号A12345の商品が、7月28日に到着しましたが、黒を注文したところ白が届きました。 黒への交換を希望します」と書けば、担当者が次の手続きを案内しやすくなります。

応募のDMでは、募集名、氏名、活動実績、応募理由、連絡可能な時間帯をまとめます。 作品を送る場合は、相手が指定したファイル形式や提出方法を守ってください。 キャンペーンの連絡では、キャンペーン名、当選通知を受け取った日時、自分のアカウント名を明記し、公式アカウントかどうかを必ず確認します。 「当選したので、こちらのURLからクレジットカード番号を入力してください」といった不自然な案内には反応しないでください。

住所、電話番号、本人確認書類、銀行口座などの個人情報は、必要性と送信先を確認してから伝えることが大切です。 知らないアカウントから届いたURLはすぐに開かず、企業の公式サイトや認証済みの案内から正しい窓口を確認しましょう。 DMを解放しているアカウントには、仕事の依頼だけでなく、勧誘や悪質なリンクが届くこともあります。 少しでも不審に感じたら、返信せず、削除、ブロック、報告を選んで構いません。 「せっかく届いたから返さなければ」と考える必要はありません。

9-5. 長文・コピペ・URL連投・返信の催促を避けるべき理由

初回DMで長文を送りすぎると、相手は読む前から負担を感じます。 特にスマートフォンでは、画面いっぱいに文字が続くだけで、重要な要件が見つけにくくなります。 一つの段落を2~4文ほどに分け、最初の画面で「誰が、なぜ、何を頼みたいのか」が分かるようにしましょう。 詳しい資料がある場合は、「必要でしたらお送りします」と確認してから送るほうが親切です。

同じ文章を何人にも送るコピペDMは、名前の間違いや話題のずれが起きやすく、受け取った人にも一斉送信だと伝わります。 さらに、短時間に同じ内容を大量送信したり、URL付きのメッセージを連続して送ったりすると、スパムのような行動と見なされ、送信が一時的に制限される可能性があります。 文章の型は使っても構いませんが、相手の名前、見た投稿、連絡した理由の三つは、一人ずつ書き換えましょう。

URLの連投も避けてください。 初対面の相手にリンクを三つ、四つと並べると、フィッシングサイトや勧誘ページへ誘導するDMに見えやすくなります。 仕事の実績を見せたい場合は、公式サイトやポートフォリオなど、必要なリンクを一つに絞り、何のページなのかを先に説明します。 短縮URLは移動先が分かりにくいため、初回DMでは特に慎重に扱いましょう。

返信の催促は、送信から数時間で行わないようにします。 相手はDMを毎日確認しているとは限らず、メッセージリクエストに入っていて気づいていないこともあります。 仕事で期限がある場合でも、最初のDMで回答希望日を伝え、その日を過ぎてから一度だけ丁寧に確認する程度にしましょう。 「見ましたか」「なぜ返信がないのですか」と何度も送ると、相手の不安や不快感を強めます。

DMは、相手の時間とプライベートな空間を少し借りる連絡方法です。 名乗り、理由を伝え、要件を短く整理し、返信するかどうかは相手に任せる。 この四つを守るだけで、初めての相手にも安心して読んでもらいやすくなります。 送信ボタンを押す前に、宛先、名前、日付、金額、URLをもう一度確認し、「自分が受け取っても怖くない文章かな」と読み返してみてください。 そのひと手間が、趣味の友達づくりにも、仕事の相談にもつながる、気持ちのよいDMの第一歩になります。

10. TwitterでDMを送れない・届かない原因と対処法

Twitter(現在の名称はX)でDMを送ろうとしたのに、封筒マークが見つからなかったり、「メッセージを送信できません」と表示されたりすると、びっくりしてしまいますよね。 でも、あわてなくて大丈夫です。 主な原因は、相手の受信設定、アカウント状態、送信制限、通信障害、アプリの不具合の5つです。 上から順に確認すると、問題の場所を切り分けやすくなります。 また、「送信済み」と表示されていても、相手がフォローしていないアカウントからのDMは、通常の受信トレイではなく「メッセージリクエスト」に入ることがあります。 そのため、送れない問題と、送れたけれど相手がまだ見つけていない問題を分けて考えるのがコツです。

10-1. 封筒マークがない場合は相手がDMを解放しているか確認する

プロフィール画面と受信設定を確認する

相手のプロフィールを開いても封筒の形をしたメッセージボタンが表示されないときは、まず相手がDMを受け付ける設定にしているかを確認しましょう。 Xでは、誰にでも無条件でDMを送れるわけではありません。 基本的には、相手が自分をフォローしている場合、相手が「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」を有効にしている場合、以前にDMで会話したことがある場合などに送信できます。 相手が「認証済みアカウントとフォロー中のアカウントだけ」を受け付ける設定にしていると、未認証のアカウントからは送れないことがあります。 プロフィールに「DM解放中」と書かれていても、書き換え忘れで実際の設定と一致しない場合があります。

封筒マークがないときは、相手に公開リプライで何度も催促するのではなく、必要であれば1回だけ「ご相談したいことがあります。 可能でしたらDMを受け取れる設定にしていただけますか」のように丁寧に伝えましょう。 相手がフォローを返す、受信設定を変える、または先にDMを送ると会話を始められます。 ただし、DMを開放するかどうかは相手が決めることです。 返事がないときに別アカウントから送ったり、何度もメンションしたりすると、迷惑行為と受け取られやすいので控えてください。

送信済みなのに届かないときはリクエスト欄を見る

こちらでは送信できているのに、相手が「届いていない」と言う場合は、相手の「メッセージ」画面にある「リクエスト」を確認してもらいましょう。 知らない相手から届いたDMは通常の一覧と分けて保管され、品質フィルターによって「非表示」や低品質と判断されたリクエスト側へ振り分けられることがあります。 相手がリクエストを承認するまでは、送信者に既読が表示されないこともあります。 つまり、既読が付かないからといって、必ずしも送信失敗とは限りません。 「通常の受信箱」「リクエスト」「非表示のリクエスト」の3か所を順番に確認すると見つけやすくなります。

10-2. ブロック・アカウント制限・認証状態など送信条件を確認する

ブロックとDMブロックを切り分ける

以前はDMできた相手に急に送れなくなった場合は、ブロック状態を確認します。 通常のブロックをされていると、DMも送れません。 さらにXには、公開投稿への返信や「いいね」は許可したまま、1対1のDMだけを止める「DMブロック」もあります。 この状態では、お互いに新しい1対1メッセージを送れませんが、同じグループチャット内のメッセージは見える場合があります。 プロフィールが普通に見えるからブロックされていない、とすぐに決めつけないようにしましょう。

確認のために別アカウントを作って接触するのはやめましょう。 連絡が業務上どうしても必要なら、会社の問い合わせフォームや公開されているメールアドレスなど、相手が案内している別の窓口を使ってください。 個人的な用件であれば、無理に追いかけず、相手の意思を尊重することが大切です。

自分のアカウントに警告や確認画面が出ていないかを見る

相手の設定に問題がなくても、自分のアカウントがロック中、機能制限中、または一時停止中だとDMを送れないことがあります。 ログイン時に電話番号やメールアドレスの確認などを求められたら、先に案内を完了させましょう。 Xは、スパムのような動き、不自然な自動操作、乗っ取りの疑い、ルール違反が検知されたアカウントの操作を一時的に制限することがあります。 また、自分をフォローしていない相手へDMを送る際に、電話番号認証を求められる場合もあります。 「設定とプライバシー」から登録メールアドレスと電話番号が正しいか、認証が完了しているかを確認してください。

認証済みかどうかも送信条件に関係します。 相手が認証済みアカウントだけを受け付ける設定なら、未認証アカウントからは送れません。 ただし、青いチェックマークを取得すれば、どの相手にも必ず送れるという意味ではありません。 相手の受信設定、ブロック状態、メッセージリクエストの上限など、ほかの条件も同時に満たす必要があります。

10-3. 短時間の大量送信や同一文面の連投による送信制限を確認する

500件の上限とメッセージリクエスト制限に注意する

Xでは、従来のDMについて、1つのアカウントが1日に送信できる上限は500件と案内されています。 上限に達すると、日付が変わるまで新しいDMを送れません。 さらに、フォローしていない相手へ初めて送る「メッセージリクエスト」には、24時間単位の別の制限が設けられる場合があります。 現在案内されている目安は、無料アカウントが7件、プレミアムが35件、プレミアムプラスが75件、プレミアムビジネスが500件です。 既存の会話と新規リクエストでは扱いが異なるため、少ない送信数でも止まることがあります。 画面に上限到達の案内が出たら、何度も送信ボタンを押さず、制限期間が終わるまで待ちましょう。

同じ文章やURLの連投をやめる

500件に達していなくても、短い時間に多くの相手へ同じ文章を送ると、スパムと判断されて一時的に送信できなくなることがあります。 たとえば、同じ営業文と外部URLを20人へ続けて送る操作は要注意です。 Xは具体的な判定基準をすべて公開していないため、「何分で何件なら絶対に安全」とは言い切れません。 送信制限が疑われるときは、最低でも30分以上は操作を止め、その後も少数ずつ送ってください。 制限中に文面や端末を変えて送り続けるのは避けましょう。

制限を避けるいちばん良い方法は、DMを一斉配信の道具として使わないことです。 相手の名前、連絡した理由、相手にとって必要な情報を入れ、1通ずつ内容を整えましょう。 同じリンクを案内する必要がある場合でも、最初のDMでは用件だけを伝え、相手から返信があってからURLを送る方法があります。 見覚えのない連携アプリは、「セキュリティとアカウントアクセス」から解除しましょう。

10-4. Wi-Fi・モバイル通信・X側の障害による送信エラーを切り分ける

通信方法を1つずつ変えて試す

送信ボタンを押したあとに読み込みマークが回り続ける、画像だけ送れない、赤いエラー表示が出る場合は、通信環境を確認します。 まずWi-Fiをいったんオフにし、4Gや5Gのモバイル通信へ切り替えて、短い文字だけのDMを1通試してください。 これで送れれば、Wi-Fi、ルーター、VPNなどが原因と考えられます。 モバイル通信だけ失敗するなら、電波や速度制限を確認しましょう。 機内モードを10秒ほどオンにしてからオフにすると、通信をつなぎ直せることもあります。

文字は送れるのに画像や動画だけ失敗する場合は、ファイルサイズ、形式、通信速度の問題を疑います。 まず画像を1枚に減らし、動画は短くしてから再送してください。 URL付きの文だけ失敗するなら、通信ではなくスパム判定の可能性もあります。 このように、短い文字、画像、URL付き文章を別々に試すと、原因を見つけやすくなります。 ただし、同じ相手へ何度もテスト送信すると迷惑になるため、自分のサブアカウントや協力してくれる知人との会話で確認しましょう。

自分だけの問題かX全体の障害かを確認する

タイムラインも更新できない、検索も開けない、複数の相手へ同時に送れない場合は、X側で障害が起きている可能性があります。 スマートフォンのアプリだけでなく、SafariやGoogle ChromeからX.comを開き、同じアカウントでDMを送れるか試してください。 Xの公式ステータスや障害報告も確認します。 アプリでは失敗してブラウザーでは送れるなら、X全体の障害よりもアプリ側の不具合が濃厚です。 どちらでも送れず、多くの利用者に同じ症状が出ているときは、自分で設定を何度も変えず、復旧後に再送しましょう。

10-5. アプリ更新・再起動・キャッシュ削除・再ログインで不具合を直す

負担の小さい操作から順番に試す

相手の設定、アカウント状態、送信制限、通信環境に問題が見つからない場合は、Xアプリの一時的な不具合を直します。 おすすめの順番は、アプリを完全終了する、端末を再起動する、アプリを更新する、キャッシュを削除する、再ログインするです。 ログインできなくなるのを防ぐため、負担の小さい操作から試しましょう。 App StoreまたはGoogle PlayでXを検索し、「更新」が表示されたら最新版へ更新します。 古いバージョンでは、DM設定の項目名やボタンの表示が現行仕様と合わず、送信画面が正しく開かないことがあります。

Androidでは、端末の「設定」から「アプリ」→「X」→「ストレージとキャッシュ」へ進み、まず「キャッシュを削除」を試します。 「データを削除」はログイン状態も消えるため、間違えて押さないでください。 iPhoneでは、Xアプリ内にAndroidと同じ形のキャッシュ削除項目がない場合があるため、アプリの再起動、アップデート、端末の再起動を先に試し、それでも直らなければアプリの再インストールを検討します。 再インストール前には、ユーザー名、パスワード、登録メールアドレス、2要素認証の方法を必ず確認しましょう。

再ログイン後はテスト条件をそろえる

再ログインしたら、いきなり長文や画像を送らず、「確認用です」のような短い文章を、以前から会話している相手へ1通だけ送ります。 次に、ブラウザー版でも同じ操作を行い、アプリだけ失敗するのか、アカウント全体で失敗するのかを確かめます。 複数端末で24時間以上改善しない場合は、スクリーンショット、発生時刻、端末名、OS、アプリのバージョン、試した対処を整理してXへ問い合わせましょう。 原因を1つずつ確かめれば、「封筒マークがない」「送信できない」「送れたのに届かない」のどこで困っているのかが見え、必要な対処だけを選べます。

11. DMの既読・削除・ブロックに関する疑問

X(旧Twitter)のDMを使っていると、「開いたら既読が付くのかな」「間違えて送った文章は消せるのかな」「ブロックしたら前の会話までなくなるのかな」と、気になることがたくさん出てきます。 でもね、ひとつずつ仕組みを分けて考えれば、むずかしくありません。 とくに大切なのは、自分の画面から消す操作と、相手の画面からも消す操作は別物だと覚えておくことです。 また、Xでは従来のDMに加えて、暗号化された「チャット」が使われる場面もあり、利用している機能やアプリの状態によって表示される項目が違うことがあります。 ここでは、既読、削除、退出、送信取り消し、ブロック、スクリーンショットの順に、迷いやすいポイントをやさしく整理します。

11-1. DMを読むと付く既読表示をオフにする方法

通常のDMでは、相手がメッセージを開いたかどうかを確認できる「既読通知」があります。 既読通知がオンになっていると、あなたが受信したDMを開いたとき、会話に参加している相手へ読んだことが伝わります。 すぐに返事ができないときは、「読んだのに返してくれないと思われたらどうしよう」と心配になるよね。 そんなときは、既読通知をオフにしておくと安心です。

スマートフォンのXアプリでは、プロフィールアイコンをタップし、[設定とプライバシー]、[プライバシーと安全]、[ダイレクトメッセージ]の順に進みます。 そこで[既読通知を表示]をオフにします。 PC版のX.comでも、[もっと見る]から[設定とプライバシー]、[プライバシーと安全]へ進み、既読通知の項目をオフにできます。 メニュー名や位置はアップデートで少し変わることがあるため、見つからない場合はアプリを最新版に更新し、設定画面の検索やWeb版も確認してください。

ただし、ここには大切な約束があります。 自分の既読を相手に見せない設定にすると、自分も相手の既読を確認できなくなります。 「自分が読んだことは隠したいけれど、相手が読んだかは知りたい」という片方だけに都合のよい設定はできません。 また、スマートフォンのブラウザ版でDMを開いた場合でも、既読情報が送信されることがあります。 確実に隠したいなら、通知画面の一部だけを読む方法や機内モードに頼るより、先に公式の既読通知設定をオフにしておくほうが安全です。

知らないアカウントから届いたDMは、通常の受信箱ではなく[リクエスト]に入ることがあります。 このリクエストは、会話を承認するまでは、内容を確認しても相手に既読が伝わりません。 怪しい勧誘や「簡単に稼げます」といったメッセージなら、承認せずに削除、報告、ブロックを選びましょう。 URLをむやみに開かず、電話番号、住所、パスワード、認証コードなども送らないでください。

11-2. 送ったDMを削除すると相手の画面からも消えるのか

従来の通常DMでは、送ったメッセージを長押しして[メッセージを削除]を選んでも、基本的に消えるのは自分のアカウントに表示されている内容だけです。 相手の受信箱には、送信した文章や画像がそのまま残ります。 たとえば、「明日の集合は10時です」と送るつもりで「8時です」と間違えて送信し、そのメッセージを自分の画面から削除しても、相手側の「8時です」は消えません。 間違いに気付いたら、削除だけで終わらせず、「先ほどの時間は誤りです。正しくは10時です」と、すぐに訂正を送りましょう。

会話一覧からスレッド全体を削除した場合も同じです。 あなたの受信箱はすっきりしますが、相手やグループのほかの参加者は、過去のDMを引き続き見ることができます。 通常DMの削除は、送信取り消しではなく、自分用の整理機能だと考えると分かりやすいでしょう。 一度送った個人情報や写真は、相手が保存したり、別の人へ共有したりする可能性もあります。 送信ボタンを押す前に、宛先、文章、添付画像の3点を見直す習慣を付けてください。

一方、暗号化された新しい「チャット」では、対象のメッセージに[送信取り消し]が表示される場合があります。 送信取り消しを実行すると、受信者の受信箱からもそのメッセージが削除されます。 ただし、これは暗号化されたメッセージで利用できる機能であり、従来のすべてのDMに必ず表示されるわけではありません。 さらに、取り消す前に相手が内容を読んだり、別の方法で記録したりしている可能性は残ります。 送信取り消しがあるから何を送っても大丈夫、とは考えないようにしましょう。

11-3. 会話を削除・退出・送信取り消しした場合の違い

3つの言葉はよく似ていますが、働きはまったく違います。 まず[会話を削除]は、主に自分の受信箱から会話を消す操作です。 1対1の通常DMでは、相手側の履歴は残ります。 グループ会話で削除や退出に相当する操作をすると、あなたはそのグループから外れ、以後の新しいメッセージを読んだり送ったりできなくなりますが、残っている参加者の画面から過去の会話が一斉に消えるわけではありません。

[退出]は、教室から外へ出るようなイメージです。 自分がグループの参加者ではなくなる操作であり、ほかのメンバーが持っている会話履歴を消す操作ではありません。 もう一度参加したいときは、管理者や参加者に追加してもらう必要があります。 大事な連絡が残っているグループなら、退出する前に必要な日時、住所、予約番号などを自分で控えておくと安心です。 ただし、他人の個人情報まで勝手に保存しないようにしてください。

[送信取り消し]は、暗号化チャットで送った特定のメッセージを相手の受信箱からも削除する操作です。 つまり、会話を削除は自分側の整理、退出はグループから離れること、送信取り消しは送信済みメッセージを双方の画面から消すことです。 なお、暗号化チャットには、指定した期間が過ぎると端末とサーバーから消える「消えるメッセージ」が用意される場合もあります。 これは手動の送信取り消しとは違い、あらかじめ決めた時間に基づいて自動で削除される機能です。

11-4. 相手をブロックすると過去のDMや今後の送受信はどうなるのか

相手をブロックすると、そのアカウントは原則としてあなたへ新しいDMを送れなくなります。 しつこい勧誘、悪口、なりすまし、危険なURLなどが続く場合は、がまんして返事をする必要はありません。 会話画面や相手のプロフィールからブロックし、内容がXのルールに違反していると思ったら報告も行いましょう。 ブロックしたことを知らせる専用通知は相手へ送られませんが、相手があなたのプロフィールを開けば、ブロックされていることに気付く場合があります。

ブロックは、過去に送ったDMを時間ごと巻き戻して消す機能ではありません。 すでに相手へ届いた文章、画像、動画や、相手が保存した記録まで回収することはできません。 過去の会話が自分の画面に残るか、見え方がどう変わるかは、通常DMか暗号化チャットか、利用端末やアプリの状態によって違うことがあります。 そのため、相手の画面には過去の内容が残る可能性があると考えて行動するのが安全です。

また、フォロー中の相手をブロックすると、お互いのフォロー関係も解除されます。 あとでブロックを解除しても、以前のフォロー状態へ自動では戻らないため、必要なら改めてフォローします。 ブロックを解除すれば、設定や過去の会話状況によっては再びDMを送受信できるようになる場合があります。 「今は通知だけ止めたい」という程度ならスヌーズやミュート、「今後のDMを止めたい」ならブロックというように、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

11-5. スクリーンショット・画像保存・転送は相手に通知されるのか

従来の通常DMでは、会話をスクリーンショットしても、相手へ「撮影されました」という通知が届く仕組みは基本的にありません。 DM内の画像を端末へ保存した場合や、内容をコピーして別の場所へ転送した場合も、通常は保存・転送そのものを知らせる個別通知は表示されません。 ただし、通知がないから自由に公開してよいわけではありません。 DMは非公開の会話なので、相手の許可なく本名、顔写真、住所、相談内容などをポストすると、プライバシー侵害やトラブルにつながることがあります。

暗号化された「チャット」では扱いが異なります。 Xは、スクリーンショットをブロックしたり、撮影を試みたことを通知したりする機能を案内しています。 利用端末、OS、アプリのバージョン、段階的な機能提供によって動作が異なる可能性があるため、「前は通知されなかったから今回も大丈夫」と決めつけないでください。 会話画面にスクリーンショット保護や消えるメッセージの表示があるときは、その設定を確認しましょう。

また、DMで共有された画像や動画、メディアのリンクは、受信者がダウンロードしたり再共有したりできる場合があります。 画像保存や転送の通知が見当たらなくても、いったん送ったデータを完全には管理できません。 学校名が写った制服、家の近くの風景、チケットのQRコード、身分証明書、クレジットカード、ログイン用の認証コードなどは送らないことが大切です。 DMは人目に触れにくい場所ではありますが、絶対に外へ出ない金庫ではありません。 送信前に「この内容が保存されても困らないかな」と一度考えるだけで、多くのトラブルを防げます。 HTMLタグ込みで4,255字です。

12. XのDMを安全に使うためのトラブル対策

X(旧Twitter)のDMは、仕事の依頼を受けたり、同じ趣味の人とこっそり話したりできる便利な機能です。 その一方で、DMを誰でも送れる状態にすると、知らない人からの勧誘、偽サイトへの誘導、なりすましなども届きやすくなります。 でも、こわがりすぎなくて大丈夫です。 「急がない」「リンクをすぐ開かない」「秘密の情報を渡さない」という3つの約束を守るだけでも、多くのトラブルを避けられます。 ここでは、怪しいDMを見分けるところから、削除、報告、ブロック、DM設定の見直しまで、順番にやさしく説明します。

12-1. 「簡単に稼げる」「投資を教える」など怪しい勧誘DMの見分け方

うますぎる話と、急がせる言葉に注意する

怪しい勧誘DMには、よく似た言い回しがあります。 たとえば、「スマホだけで月30万円」「1日10分で必ず利益が出る」「元本保証の暗号資産投資」「限定3名なので今日中に返信してください」といった内容です。 本当に安全な仕事や金融商品であれば、利益を必ず約束したり、考える時間を与えずに決断を迫ったりする必要はありません。 「絶対」「確実」「誰でも」「今だけ」という言葉が重なっていたら、まず立ち止まりましょう。 相手が親しげでも、こちらの投稿をほめていても、それだけで信用してはいけません。 最初は雑談を続け、数日後にLINE、Telegram、DiscordなどX以外のサービスへ移動させ、投資サイトへの入金や教材の購入を求める手口もあります。

プロフィールと会話の中身をセットで確認する

怪しいかどうかは、DMの文章だけでなく、相手のプロフィールも見て判断します。 作成されたばかりなのに高級車や札束の写真ばかりを投稿している、フォロー数だけが極端に多い、返信欄が閉じられている、投稿内容と自己紹介がかみ合っていない場合は注意が必要です。 また、「先生を紹介する」「担当者に引き継ぐ」と言って別のアカウントへ誘導する場合も、いったん会話を止めましょう。 名前、勤務先、電話番号、住所、銀行口座、クレジットカード番号、本人確認書類の画像は送らないでください。 迷ったときは、家族や信頼できる大人に画面を見せて相談すると安心です。 相手に失礼かもしれないと心配する必要はありません。 安全な相手なら、確認する時間をきちんと待ってくれます。

12-2. 短縮URL・偽ログイン画面・認証コード要求による詐欺を防ぐ方法

DMのリンクからログインしない

「あなたの写真が勝手に使われています」「著作権違反の申し立てがあります」「アカウントが24時間以内に凍結されます」などと書かれたDMには、偽のログインページへ進むリンクが付いていることがあります。 bit.lyなどの短縮URLや、文字を入れ替えたドメインは、本当の行き先が分かりにくいため特に危険です。 見た目がXのログイン画面とそっくりでも、ブラウザーのアドレス欄が「x.com」でなければ、ユーザー名やパスワードを入力しないでください。 いちばん安全なのは、DM内のリンクを使わず、Xアプリを自分で開くか、ブラウザーへ「x.com」と直接入力して通知や設定を確認する方法です。 友だちのアカウントから届いたリンクでも安心とは限りません。 その友だちのアカウントが乗っ取られ、同じDMが自動送信されている可能性があるからです。

パスワードと認証コードは、誰にも教えない

Xの運営、銀行、宅配会社、携帯電話会社などを名乗る相手から、「本人確認のため、SMSに届いた6桁の数字を返信してください」と言われても、認証コードを渡してはいけません。 認証コードは、玄関の鍵と同じくらい大切な情報です。 正規のサポート担当者が、DMでXのパスワードを聞くこともありません。 すでに偽サイトへ入力した場合は、すぐにXの公式画面からパスワードを変更し、同じパスワードを使っているほかのサービスも変更します。 さらに、見覚えのない連携アプリを解除し、2要素認証を設定してください。 心当たりのないログイン通知や、自分が送っていないDMが見つかった場合は、乗っ取りを疑い、操作を急ぎましょう。

12-3. 公式アカウントになりすました当選連絡やサポートDMの確認方法

表示名ではなく、@から始まるユーザー名を見る

なりすましアカウントは、企業のロゴ、表示名、自己紹介文を本物そっくりにコピーします。 たとえば、「Amazonキャンペーン事務局」や「Xサポート」と表示されていても、@から始まるユーザー名に余分な数字、アンダースコア、似た文字が入っていないか確認してください。 「@company_support」と「@company_supp0rt」のように、英字のOを数字の0へ変えるだけでも、ぱっと見では気付きにくくなります。 青いチェックマークがあっても、それだけで有名企業や公的機関の公式アカウントだとは断定できません。 企業なら金色、政府機関などならグレーのチェックマークが使われる場合があり、組織との関係を示す小さな関連アカウントバッジが付くこともあります。 ただし、マークだけに頼らず、企業の公式Webサイトに掲載されたXへのリンクから、本物のアカウントへ移動して照合することが大切です。

応募した覚えと、お金の要求を確認する

当選DMが届いたら、まず「自分はそのキャンペーンへ応募したかな」と思い出してください。 応募していないのに当選することはありません。 本物のキャンペーンでも、受け取りのために先に電子マネーを購入させたり、手数料として暗号資産を送らせたりすることは通常ありません。 「送料100円だけ必要です」とカード情報を入力させる偽ページもあるので、金額が小さくても油断しないでください。 DMへ返信する前に、公式Webサイトのお知らせ、公式アカウントの固定ポスト、キャンペーン規約、問い合わせ窓口を確認します。 サポートを名乗るDMの場合も、そのDM内の電話番号やURLを使わず、公式サイトに載っている窓口へ自分から連絡しましょう。

12-4. 迷惑なメッセージを削除・報告して相手をブロックする手順

証拠を残してから、報告とブロックを行う

迷惑DMへ言い返したり、相手を説得したりする必要はありません。 金銭要求、脅迫、しつこい連絡、性的な画像、なりすましなどが届いたら、必要に応じてユーザー名、日時、本文、送金先が分かるスクリーンショットを保存します。 その後、スマートフォンでは報告したいメッセージを長押しし、「メッセージを報告」を選びます。 会話全体を報告する場合は、iPhoneでは受信トレイの会話を左へスワイプして報告アイコンを選び、Androidでは会話を長押しして「会話を報告」を選びます。 パソコン版では会話を開き、情報アイコンや「もっと見る」から対象のユーザーを報告します。 画面の表示名は更新で変わることがあるため、似た項目を選び、案内に沿って理由を入力してください。

削除だけで終わらせず、必要ならブロックする

DMや会話を削除すると、自分の受信トレイからは見えなくなりますが、相手側の画面から同じ内容が消えるとは限りません。 また、メッセージリクエストを削除しただけでは、相手がもう一度送ってくることがあります。 繰り返し連絡されたくないときは、相手のプロフィールまたは会話の情報画面から「ブロック」を選びましょう。 ブロックした相手は、ブロックを解除しない限り、あなたへDMを送れません。 なお、報告したメッセージや会話は受信トレイから削除され、元へ戻せない場合があります。 警察、学校、保護者、消費生活相談窓口などへ相談する可能性があるときは、報告前に証拠を保存しておくと安心です。

12-5. DM解放・フィルター・通話範囲を定期的に見直して安全に利用する方法

DMを誰から受け取るか、利用目的に合わせて決める

DM解放は、フォローしていない人からも仕事の相談や交流のきっかけを受け取れる便利な設定です。 一方で、入り口を広げるほどスパムも増えやすくなります。 仕事用アカウントではDMを解放し、家族や友だちとの連絡が中心の個人アカウントでは範囲を狭くするなど、目的に合わせて使い分けましょう。 設定は、プロフィールメニューから「設定とプライバシー」、「プライバシーと安全」または「プライバシーとセキュリティ」、「ダイレクトメッセージ」の順に進んで確認できます。 「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」をオンにすると、知らない相手からのDMは主に「リクエスト」へ入ります。 リクエストを許可するまでは、読んだことが相手に知られません。 ただし、一度会話した相手は、DM解放をオフにしたあともメッセージを送れる場合があるため、止めたい相手は個別に報告またはブロックします。

月に1回、フィルターと通話設定を点検する

スマートフォン版では、メッセージリクエストの「クオリティフィルター」をオンにすると、不適切と思われるリクエストが見えにくい場所へ分けられます。 露骨な画像や動画を警告付きで隠すフィルターも、むやみにオフにしないほうが安全です。 ただし、自動判定は完璧ではないため、知らない相手のリクエストは文章、プロフィール、URLを自分でも確認しましょう。 音声通話とビデオ通話を使わないなら機能をオフにし、使う場合も「フォローしているアカウント」など必要な範囲だけに絞ります。 アドレス帳の連携を許可している場合は、登録連絡先から通話を受ける設定も確認してください。 毎月1回、またはアプリの更新後にDM解放、クオリティフィルター、露骨なメディアのフィルター、既読通知、通話できる相手を見直す習慣をつけると安心です。 DMは、知らない人から届いた手紙と同じです。 差出人と中身を確かめてから開く気持ちで使えば、便利さを残しながらトラブルを遠ざけられます。