「TwitterでDMが届かない…」そんな経験はありませんか?実は、DM(ダイレクトメッセージ)の受け取りにはいくつかの条件や設定が関係しています。この記事では、そもそもDMとは何かという基本から、受信できない原因、スマホやPCでの設定手順、さらに相手との関係性に応じた対処法まで、わかりやすく解説します。企業アカウントとのやり取りやセキュリティ面もカバーしているので、初めての方でも安心です。
目次
1. Twitter(X)のDMとは?受け取り方を知る前に基本を確認
Twitter(現在のX)を使っていると、相手に直接メッセージを送りたい場面がありますよね。そんなときに使えるのが「DM(ダイレクトメッセージ)」という機能です。ただし、使い方やルールをちゃんと理解しておかないと、うまく送れなかったり、逆に届かなかったりすることもあるんです。ここでは、まずDMの基本をわかりやすく紹介していきます。
1-1. DM(ダイレクトメッセージ)とは?通常のリプライとの違い
DM(ダイレクトメッセージ)とは、特定のユーザーに直接メッセージを送ることができる、非公開の通信機能です。たとえば、LINEのように1対1、または複数人でやりとりするチャット形式になっています。リプライ(返信)と違って、ツイート上には表示されないので、まわりに見られたくない内容でも安心して送れます。
メッセージの文字数もたっぷり使えます。2023年5月の時点で最大1万文字まで入力できるんです。一方、リプライは公開されていて、他のフォロワーにも見える形で表示されるため、ちょっとした質問やお礼などに使うのが一般的ですね。
「個人的に話したい」「連絡先の交換をしたい」「仕事の相談をしたい」といったときには、DMがぴったりの手段になります。
1-2. 誰とどんな形でやりとりできる?(1対1・グループ・非公開)
DMは1対1だけではなく、グループでのやりとりにも対応しています。最大50人まで参加できるグループチャットが可能なので、プロジェクトチームの連絡や、趣味の仲間との交流にも便利です。もちろん、リプライとは違って、これもすべて非公開。会話している本人たち以外には見えません。
たとえば、イベントの打ち合わせや内緒の相談など、他人に知られたくない話もDMでなら安心です。LINEグループのような感覚で使えるので、Twitter内でのコミュニケーションの幅がグッと広がりますね。
メッセージのやりとりは、相手のプロフィールページにある手紙マークのボタンから始めます。ボタンをタップしてメッセージを入力し、送信するだけ。とってもシンプルです。
1-3. フォロー関係とDMの送受信ルールの関係性
DMは誰にでも送れるわけではありません。送れる相手は次の4パターンに限られています:
- ① 自分のアカウントをフォローしているフォロワー
- ② 相互フォローしているユーザー
- ③ DM機能を開放しているユーザー
- ④ 過去に一度でもDMをやり取りしたことがあるユーザー
つまり、相手がDMを許可していなければ、こちらから送ることができません。その場合は、まずリプライなどで「フォローしてもらえますか?」「DMを開放してもらえますか?」とお願いする必要があります。
ちなみに、DMの受け取り設定はカンタンに変更できます。Xのアプリでは「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」と進んでいくと、「すべてのアカウントからDMを受け取る」か「指定した人からのみDMを受け取る」かを選ぶことができるんです。
すべてのユーザーからのメッセージを受け取りたい場合は、「メッセージリクエストを許可する」にチェックを入れましょう。逆に、知らない人からのDMはちょっと……という場合は、オフにしておくことで安心して使えますよ。
また、既読通知のオン・オフも設定できます。初期状態では既読通知はオンになっているので、相手にメッセージを読んだことがバレてしまいます。通知されたくない場合は「既読通知を表示」のチェックを外しておきましょう。
2. DMを受け取れない・届かない理由まとめ
Twitter(X)でダイレクトメッセージ(DM)が受け取れない、もしくは届かない原因は、意外にも単純な設定や状況によるものがほとんどです。ここでは、よくある4つの原因を具体的に解説します。「なんでDMが来ないの?」と悩んでいる方は、ぜひ1つずつチェックしてみてくださいね。
2-1. 相手にフォローされていない場合
TwitterのDM機能は、基本的に「自分をフォローしている人」や「相互フォローの相手」との間でやりとりができる仕様になっています。つまり、もしあなたがメッセージを受け取りたいと思っていても、相手があなたをフォローしていなければ、DMが送られてこないことがあります。
特に注意したいのが、企業アカウントや有名人、非公開アカウントなどです。フォロー返しがない限り、こちらからのメッセージも、相手からのメッセージもブロックされてしまうことになります。このような場合は、まずリプライでフォローをお願いしてみるのが効果的です。
2-2. 自分のDM受信設定がオフになっている
もうひとつの大きな原因は、自分のDM受信設定が「オフ」になっているケースです。これは、Twitterの設定から簡単に確認・変更できます。
具体的には、以下の手順で確認できます。「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」と進み、
「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」にチェックを入れていないと、フォローしていない相手からのDMは届きません。
このチェックが外れていると、知らないうちに大切な連絡を受け取れない状態になっているかもしれません。特にビジネスや問い合わせ対応でTwitterを活用している場合は、DM設定を「誰からでも受信可能」にしておくのがおすすめです。
Twitterでは、ユーザーごとにブロックやミュートといった制限設定が行えます。これらが関係してDMが届かないこともあります。
たとえば、相手をブロックしている、または自分が相手にブロックされている場合、DMのやりとりは完全に遮断されます。ミュートに関してはDMには直接影響しませんが、通知が来ないため「届いていたのに気づかなかった」ということが起こりがちです。
また、一部のスパム対策として、Twitterが自動的にDMの受信を制限していることもあります。知らないうちに「迷惑DM」としてフィルタされていることもあるため、「メッセージリクエスト」フォルダを確認してみると良いでしょう。
2-4. 過去にやり取りしていても受信できないパターンとは?
「以前はやり取りできたのに、急にDMが届かなくなった」なんてこともありますよね。実はこれ、意外と多い相談のひとつです。
まず前提として、過去にDMでやり取りをしていた相手でも、フォローを外されたり設定を変えられたりすると、再びDMが届かなくなることがあります。特に多いのが、相手がDM受信設定を「フォローしている人のみに変更した」ケースです。
また、一度やり取りしたあと、相手にブロックされた場合も、その後のDMは当然届きません。Twitterの仕様上、ブロックの通知は行われないため、「なんで返信がこないんだろう?」と気づかないこともあります。
さらに、過去のやり取りがあったとしても、アカウントが凍結されたり削除されたりするとDMは完全に送受信できなくなります。メッセージがエラーになったり、既読がつかないままの場合は、この可能性も頭に入れておくとよいでしょう。
3. 【設定手順】Twitter DMを受け取る方法(スマホ&PC)
X(旧Twitter)のDM(ダイレクトメッセージ)は、他のユーザーと1対1、またはグループでやり取りできるとっても便利な機能です。ただし、設定をしっかり行わないと、「DMが届かない」「送ってもらえない」なんてことも起こりやすいのです。ここでは、スマホやPCを使ってDMを正しく受け取る設定手順を、初心者の方にもわかりやすくご紹介しますね。
3-1. 「すべてのアカウントからDMを受け取る」設定の流れ
まずは、誰からでもDMを受け取れるようにする方法を説明します。この設定をしておくと、自分をフォローしていないユーザーや、フォロー関係にない人からでもDMが届くようになります。
以下の手順で設定します:
1. Twitterアプリ(X)を開く。
2. 画面左上の自分のプロフィール画像をタップしてメニューを開く。
3. 「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」を順にタップ。
4. 「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」にチェックを入れる。
この設定をオンにすると、知らない人からもDMが来る可能性がありますが、最初は「メッセージリクエスト」として表示されるので、安心してくださいね。
3-2. 指定した人からのみ受け取る設定方法
「知らない人からメッセージが来るのはちょっと不安…」という方は、フォローしている人や信頼できる相手からだけDMを受け取れるようにすることもできます。
その場合は、先ほどと同じように設定画面を開いて、
「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」のチェックを外しておくことで、DMを受け取る相手を制限できます。
この設定をしておくと、基本的に以下のような相手からのみDMを受け取れるようになります:
- 相互フォローしているユーザー
- 自分のアカウントをフォローしているユーザー
- 以前に一度でもDMのやり取りをしたことがあるユーザー
お子さんや初心者の方でも、これなら安心して使えますよね。
3-3. iPhone・Android・PCでの設定画面の違い
スマホとPCでは、見た目や操作手順に少し違いがあります。でも、やることは同じなので怖がらなくて大丈夫ですよ。
【iPhone・Android共通】
スマホアプリでは、先ほど紹介した通り「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」の流れで進みます。画面のボタンが大きくてタップしやすいのが特徴です。
【PC版Twitter】
パソコンでは、画面左側のメニューから「もっと見る」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」とクリックして進みます。スマホよりも項目が一覧で表示されるため、慣れていれば探しやすいです。
スマホでもPCでも、設定項目自体に違いはありません。自分の使いやすい端末で設定してOKです。
3-4. アカウント切り替え時の設定の引き継ぎに注意
ここ、意外と見落としがちなので要注意です!Twitterには複数アカウントを切り替えて使える便利な機能がありますが、DMの受信設定はアカウントごとに個別管理されています。
たとえば、Aアカウントでは「すべてのアカウントからDMを受け取る」にチェックを入れていても、Bアカウントに切り替えると、その設定は引き継がれません。つまり、別アカウントでもう一度設定し直す必要があるんです。
複数アカウントを運用している方や、ビジネス用とプライベート用を分けている人は、アカウントごとにDMの設定を見直すことを忘れないようにしましょう。
また、スマホでアカウントを切り替えるときは、設定がちゃんと保存されたかもチェックしておくと安心ですね。
4. 相手との関係性別|DMを受け取るためのアプローチ方法
4-1. 相互フォローでない相手からDMを受け取る方法
Twitter(現X)では、DMを受け取るにはいくつかの条件があるよ。基本的には相互フォローの相手からでないとDMを送ることも受け取ることもできない仕組みなんだ。でも、相互フォローじゃなくても、特定の設定をしている相手からはメッセージをもらえる可能性があるんだよ。
そのカギになるのが、DMの受信設定。相手が「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」にチェックを入れている場合は、フォロー関係がなくてもDMが届くんだ。この設定は、次の手順で確認または変更できるよ。
設定とサポート → 設定とプライバシー → プライバシーと安全 → ダイレクトメッセージこの順に進んで、「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」をオンにすると、誰でもDMを送れるようになるんだ。
つまり、相手がこの設定をオンにしていれば、フォローしていなくてもDMを送ることができるし、相手からの返答も受け取れるようになるよ。ただし、相手の設定がオフになっていた場合は、別の方法でアプローチする必要があるんだ。
4-2. 相手にDM解放をお願いするメッセージ例文
相手が「すべてのアカウントからのDMを受け取る」設定をしていないと、DMが届かないよね。そんなときは、やさしく丁寧にDM解放をお願いするのがポイントなんだ。リプライ(@ツイート)でお願いすると自然だよ。以下に具体的なメッセージの例を紹介するね。
▼例文1(ビジネス系アカウント向け)
「こんにちは!お話ししたい件がありDMをお送りしたいのですが、現在DMが制限されているようです。差し支えなければ、一時的にDMを開放していただけないでしょうか?よろしくお願いいたします!」
▼例文2(趣味アカウント・フレンドリーな雰囲気)
「こんにちは☺️ちょっとお話したいことがあってDM送りたいんですが、DM閉じられてるみたいです〜💦よければDM開けてもらえたらうれしいです🙏✨」
ポイントは丁寧で、相手に負担をかけない言い回しをすることだよ。突然「DMして!」というより、理由を添えてやんわりお願いする方が、相手も受け入れやすくなるからね。
4-3. フォローしてもらうための自然な誘導方法とは?
DMを送りたいけど相手にフォローされていないと、メッセージすら送れないことがあるよね。だからといって、いきなり「フォローしてください!」ってお願いするのはちょっと気が引けるよね。そこで、自然にフォローしてもらうための誘導テクニックを紹介するよ。
まずは相手の興味を引くツイートやリプライを心がけてみて。たとえば、相手の投稿に共感するリプライを丁寧に送るだけでも、あなたの存在に気づいてくれる可能性があるよ。
また、プロフィール欄や固定ツイートに「ご連絡の際はフォローいただけるとうれしいです」とさりげなく書いておくのも◎。フォローする理由をやんわり伝えることで、相手の気持ちを動かすきっかけになるよ。
さらに、相手が主催しているスペースに参加したり、同じハッシュタグで投稿したりするのも効果的。相手の目に触れるチャンスが増えると、フォローしてもらえる可能性がぐんと高まるんだ。
無理にお願いするより、関係性を築く中でフォローしてもらう方が、結果的にDMもしやすくなるからね。小さな交流を大切にしようね。
5. DMの通知・見逃し防止テクニック
5-1. メッセージリクエストと通知の違い
X(旧Twitter)では、知らない人からのDMが自動的に「メッセージリクエスト」に分類されることがあります。この「メッセージリクエスト」は、通常のDMと異なり通知が届かないのが特徴です。つまり、相手がメッセージを送っても、自分がリクエストを開かない限りは存在にすら気づけないことが多いんですね。
たとえば、あなたが「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」設定をオンにしていたとしても、フォローしていないユーザーから届いたDMは、通知されずにリクエスト一覧に入ってしまいます。通知が来る=通常DM、通知が来ない=メッセージリクエストと覚えておくと分かりやすいです。
これを知らないと、「DM届いてない」と勘違いしてしまうので注意が必要です。ビジネスや問い合わせ対応など、見逃しが命取りになる場面では特に気をつけたいポイントです。
5-2. 見逃しやすいDMリクエストを見つける方法
「DM来てないと思ってたけど、実はリクエストに埋もれてた…」なんて経験、ありませんか?そんなときに役立つのが、DM画面右上の「メッセージリクエスト」タブです。
XアプリまたはWeb版でDMページを開くと、通常のチャットリストのほかに「リクエスト」と書かれた別タブがあるんですね。ここに、フォロー外のユーザーからのDMが格納されていることが多いです。
また、Xの仕様上、一定期間未確認のリクエストは自動で削除される場合もあります。ですので、定期的に「メッセージリクエスト」をチェックする習慣をつけると安心です。週に1回でも構わないので、チェックをルーティンにしておきましょう。
5-3. 通知が来ないときの原因と確認ポイント
「DMが届いたのに通知が来なかった…」という場合、いくつかの原因が考えられます。まず確認しておきたいのが、Xの通知設定とスマホ側の通知設定の両方です。
【Xアプリ内の設定手順】設定とサポート → 設定とプライバシー → 通知 → プッシュ通知ここで「ダイレクトメッセージ」にチェックが入っているか確認しましょう。
また、iPhoneやAndroidの設定でXアプリの通知がオフになっていると、アプリ側が通知を出してもスマホが受け取れません。通知が来ないときは、X側とスマホ側、両方の通知設定を見直すのが大事なんです。
さらに、通知が届かない原因としてよくあるのが「スパム判定による自動フィルタリング」です。知らないアカウントからのDMが迷惑メッセージ扱いになって、通知もリスト表示もされないことがあります。この場合は、メッセージリクエストタブを直接チェックするしか方法がありません。
5-4. DM通知オンにしても届かないときの対処法
「通知は全部オンにしてるのに、なんで届かないの?」そんなときは、ちょっとした設定ミスや仕様による落とし穴を疑ってみましょう。
まず一番多いのが、相手がDMを送ってきたのに、自分の設定で受信拒否になっているパターンです。「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」の設定がオフになっていると、通知どころかDM自体が届かないこともあるんです。
また、相手がグループDMでメッセージを送ってきた場合、自分がそのグループに参加していないと通知が来ないこともあります。複数人でやり取りしている場合は、念のためグループDMも確認してみましょう。
さらに、「既読通知」や「フォーカスモード」など、他の通知制御機能に影響されているケースもあります。スマホがサイレントモード中だったり、通知スタイルがバナーになっていて見落としていた…なんてこともよくあるんです。
通知が来ないときは、①X内の受信設定 ②スマホの通知設定 ③迷惑メッセージの確認 ④グループDMの確認 ⑤サイレントや集中モードの解除を、順番にチェックしてみてください。ひとつひとつ潰していけば、必ず原因は見つかりますよ。
6. 既読表示とプライバシー設定をカスタマイズする
Twitter(現X)のDM機能は、非常に便利な一方で、ちょっとした設定の違いによって、プライバシーに関わるトラブルが起こることもあります。特に「既読通知」や「DM受信設定」は、相手との関係性や会話の温度感を左右する大事なポイントです。ここでは、既読通知をON/OFFにする方法や、相手に読んだことを知られたくないときの対処法、トラブルを避けるおすすめの設定パターンについて、丁寧に解説していきます。
6-1. 「既読通知」機能のON/OFF設定方法
TwitterのDMには「既読通知」という機能があります。これは、自分が相手のメッセージを開いたときに「既読」と表示されるかどうかをコントロールできるものです。初期設定ではこの機能はONになっているため、何もしなければ相手には「読んだよ」というサインが自動で送られてしまいます。
設定の手順は以下の通りです。
設定とサポート ➡ 設定とプライバシー ➡ プライバシーと安全 ➡ ダイレクトメッセージこの順に進んでいくと、「既読通知を表示」という項目が見つかります。ここにチェックを入れるとON、チェックを外すとOFFになります。
たとえば、仕事上のDMで「確認したのに返信が遅い」と思われたくない場合や、ちょっと距離を置きたい相手からのDMで、既読を付けたくないときなど、OFFにしておくことで自分のペースを守ることができます。
6-2. 相手に読んだと知られたくないときの対処法
DMのやり取りで最も多い悩みのひとつが、「既読を付けたくないけど、内容は見たい」というものです。通知を受け取って内容が気になっても、一度開いてしまうと既読が付いてしまい、気まずくなることもありますよね。
そんなときに役立つのが、前述の「既読通知」のOFF設定です。これを事前にOFFにしておけば、相手に知られることなくDMの内容を確認することができます。
また、スマートフォンの通知プレビュー機能を活用する方法もあります。iPhoneやAndroidでは、ロック画面や通知バーにDMの一部が表示されるため、開かずに内容の一部をチェックすることもできます。ただし、長文のDMには対応しきれないため、確実に読んでおきたいときはやはり「既読通知OFF」が安心です。
注意点:既読通知の設定は「双方向」です。つまり、あなたが相手の既読を見たい場合は、自分の既読も相手に見えるように設定しておく必要があります。逆に、見られたくない場合は、自分も相手の既読は確認できないことを理解しておきましょう。
6-3. 既読トラブルを避ける設定パターン
DMで起きやすいトラブルの代表が、「既読スルー問題」です。うっかり読んでしまったけれど忙しくて返信できなかった場合や、意図的に時間をおいて返信したいときなど、既読が付くことで誤解や不満を生むことがあります。
そんなトラブルを防ぐためにおすすめしたい設定パターンは以下の通りです。
- プライベートアカウントや個人的なやり取りが多い人:「既読通知」を常時OFFにしておくことで、自分のペースを保ちやすくなります。
- ビジネス用途や信頼関係が大切なやり取り:既読がつくことで誠実さを示せるため、「既読通知ON」にするのが無難です。
- 状況に応じて柔軟に対応したい人:相手や内容に応じて設定をその都度切り替えるのがベスト。数タップで変更できるため、必要なときだけONにするのもアリです。
また、「すべてのアカウントからDMを受け取る」設定も合わせて見直しておきましょう。特定の人とのやり取りに限定したい場合は、DMの受信設定も「指定した人からのみ」にしておくと、より安心・安全にDM機能を使えます。
7. グループDMの受け取り方と活用方法
7-1. グループDMとは?最大人数と招待の仕組み
グループDMとは、X(旧Twitter)における複数人でのチャット機能のことです。一対一のDMとは異なり、最大50人まで同じグループで会話ができます。この機能を活用すれば、共通の趣味を持つ仲間や、イベントに関する参加者同士など、一度に複数人と情報を共有することができます。
グループDMは、最初に誰か1人が作成し、そこに他のユーザーを招待する形式で始まります。誰が誰を招待できるかは、基本的に「そのグループ内に既にいる人が、他のユーザーを自由に招待可能」となっています。ただし、相手のDM受信設定によっては、招待ができない場合もあります。このため、相互フォロー関係であることや、DM受信が「すべてのアカウントから受け取る」設定になっている必要があります。
たとえば、イベントの告知や、同じ趣味のメンバーでの雑談などにとって、グループDMはとても便利です。子ども同士で好きなゲームについて話す、なんてシーンも簡単に実現できるんですよ。
7-2. 受け取り設定と退出のタイミング
グループDMを受け取るには、まずDMの受信設定が正しくなっていることが大切です。Xの設定メニューから、「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」にチェックを入れることで、誰からでもグループDMへの招待を受けることができます。この設定をオフにしていると、たとえ友達であってもグループに招待できなくなるので注意が必要です。
また、グループDMは自由に参加・退出が可能です。「ちょっとこのグループ合わないかも」と感じたら、すぐに退出することができます。退出すると、その後の会話を見ることはできなくなりますが、自分の名前や発言はグループ内に残ります。気になる場合は、退出前に発言を削除するなどの対応をすると良いでしょう。
たとえば、子どもたちが遊びの計画をしていたグループDMで、急に雰囲気が変わって困ったとき。そんなときは、無理して続けず、そっと退出しても大丈夫なんです。安心して使えるように、自分に合ったタイミングで離れることも大切ですよ。
7-3. 不本意に追加された場合のブロック・通報方法
「知らない人に急にグループDMへ追加された!」そんなときは、怖く感じるかもしれませんね。でも大丈夫。Xでは、不本意な招待に対してもしっかりと対処できる仕組みがあります。
まず、そのグループから退出しましょう。退出しただけでは再招待される可能性もあるため、必要に応じて招待してきたユーザーをブロックします。ブロックすると、その人からのメッセージや再招待も届かなくなります。
さらに悪質な場合には、通報機能を使うことができます。グループDM内の「…(その他メニュー)」をタップし、「報告する」を選ぶと、スパムや迷惑行為としてXに通報できます。Xのサポートチームが内容を確認して、必要に応じて処置を行ってくれます。
例えば、宣伝ばかりのグループに勝手に招待されてしまった場合。そんなときも、ブロック&通報でしっかりと身を守ることができるので、安心してくださいね。「自分の安心が最優先」──この気持ちを忘れずに使っていきましょう。
8. 企業アカウント・公式からDMを受け取るには
企業アカウントや公式のTwitter(現X)アカウントからDM(ダイレクトメッセージ)を受け取るには、いくつかの重要なポイントをおさえておく必要があります。特にプレゼントキャンペーンやサポート対応の場面でDMが使われることが多いため、あらかじめ設定を確認しておかないと、大切な連絡を受け取れない可能性もあるのです。「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」設定をオンにしておくことは、企業からの連絡をスムーズに受け取るうえで非常に大切です。設定方法は、「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」と進み、該当項目にチェックを入れるだけ。この設定がオフになっていると、DMを送ってもらうこと自体ができなくなってしまいます。
8-1. 応募・問い合わせでDMが必要なケース一覧
Twitter上では、企業が実施するキャンペーンや懸賞、アンケートなどに応募した際、その結果や当選通知がDMで届くケースがとても多いです。たとえば「◯◯公式アカウントをフォロー&RTで当たる」タイプのキャンペーンでは、当選者に対してDMで個人情報の送信依頼が来るパターンが一般的です。また、サポート問い合わせや製品の不具合報告などでも、「詳細はDMでやりとりしましょう」と案内されることが少なくありません。以下のようなケースでは、DMの受信設定を事前に整えておかないと、スムーズにやり取りできないことがあります。
- フォロー&リツイートで当選通知がDMで来るキャンペーン
- 商品購入後のアンケートやサポート連絡
- 企業からのモニター募集やインフルエンサー案件
- イベントやライブ出演者からのスケジュール共有
一度でもDMでやりとりしたことのあるアカウントであれば、その後もメッセージが届くようになりますが、初めてのやりとりでは「DMリクエスト」として届くため、見逃さないようにチェックしておきましょう。
8-2. 企業アカウントとのやり取りでありがちな失敗と対策
企業アカウントとのDMでのやり取りで、うっかりミスや設定の見落としから連絡が届かない、もしくは返信できないといったトラブルがよく発生します。以下によくある失敗例と、その対策をご紹介します。
失敗例①:DM設定がオフのまま
キャンペーンに当選したにもかかわらず、「すべてのアカウントからDMを受け取る」設定をしていなかったため、企業がDMを送れず連絡がこないケース。→ 対策: 応募時には必ずDM設定を確認し、キャンペーン期間中はオンにしておく。
失敗例②:通知を見逃す
DMリクエストが「メッセージリクエスト」フォルダに入り、通知に気づかずに対応が遅れてしまうことがあります。→ 対策: 通知設定を見直す、または定期的にDMフォルダを確認する習慣をつけましょう。
失敗例③:既読設定の誤解
「既読にしたらすぐ返信しなきゃ」と焦る人もいますが、DMの既読通知はオフにもできます。→ 対策: 「既読通知を表示」の設定を見直し、返信のタイミングを自分でコントロールできるようにしましょう。
8-3. サポート用DMのトラブル・偽アカウントに注意
企業アカウントから届くDMには、信頼できるサポートの案内もあれば、なりすましによる詐欺やフィッシングのDMも存在します。特に「あなたが当選しました!下記のリンクから情報を入力してください」というDMには注意が必要です。
本物の企業アカウントかどうかを見分けるには:
- アカウント名やIDが公式サイトと一致しているか
- 認証バッジ(青いチェックマーク)が付いているか
- 過去の投稿やフォロワー数に不審な点がないか
また、本来なら企業側が個人情報をDMで求めるときには、最初に案内や注意事項が投稿(ツイート)されていることが多いです。DMの内容だけを信じず、念のため公式アカウントのタイムラインも確認するようにしましょう。
さらに、DM内のリンクをすぐにクリックせず、一度公式サイトから同様の情報が出ているか調べてみる癖をつけると安心です。企業名をかたる偽アカウントのDMは、URLに不自然な文字列が入っていたり、ドメインが正規のものと違うことがあるので要注意です。
9. 安心してDMを受け取るためのセキュリティ&マナー
X(旧Twitter)のDM機能は、とても便利なコミュニケーション手段だけど、その分トラブルや不安もつきものです。
安心して使うためには、セキュリティとマナーをしっかり押さえることが大切なんです。
9-1. スパム・詐欺DMの見分け方と通報方法
スパムや詐欺DMは、誰にでも届く可能性があります。
特に「すべてのアカウントからDMを受け取る」設定にしている人は注意が必要です。
たとえば、怪しいURLが貼られているDM、不自然に高額な報酬の話、誰かになりすましているような内容は、スパムや詐欺の可能性が高いです。
また、「このリンクからログインして」などと誘導してくるメッセージも要注意です。
そんなDMを受け取ったときは、慌てずに「報告」や「スパムとして通報」を使いましょう。
メッセージ画面の右上の「…(三点マーク)」をタップすると、「報告」「スパムとして通報」などの選択肢が表示されます。
報告すれば、そのアカウントの監視が強化されるので、あなた以外の人を守ることにもつながるんですよ。
9-2. トラブルにならないDM対応のマナー5選
DMは1対1、または少人数の空間だからこそ、マナーがとても大切です。
気をつけたいマナーを5つ、紹介しますね。
① 最初のメッセージは丁寧に
「こんにちは」「はじめまして」など、挨拶から始めることで、印象がグッとよくなります。
② 夜遅すぎる時間の送信は避ける
夜中のDMは、相手にとってストレスになることがあります。
③ 返事を強要しない
すぐに返信がないからといって、催促はNG。
相手にも都合があることを忘れずに。
④ 過度な馴れ馴れしさを避ける
いきなりタメ口やプライベートな質問をするのは、警戒されてしまうかも。
⑤ 無理に個人情報を聞き出さない
名前、住所、LINE IDなどを聞くのはやめましょう。
信頼関係が築けるまでがまんが大切です。
9-3. 見ず知らずの人からDMが来たときの対応フロー
突然、知らない人からDMが届くとびっくりしますよね。
でも、慌てなくて大丈夫。次のように対応すれば安全です。
① メッセージ内容をよく確認する
まずは冷静に、何が書かれているかチェックしましょう。
リンクや画像がある場合は特に注意。
② プロフィールを確認する
アカウントのフォロワー数、投稿内容、過去のツイートなどから、信頼できる人物かを判断します。
③ 不審なら返信せずにスルーする
返信すると、かえって相手に情報を与えてしまうことも。
迷ったら返信しないのがベストです。
④ メッセージリクエストを管理する
設定で「メッセージリクエストを許可する」のチェックを外せば、知らない人からのDMは来なくなります。
⑤ 迷惑・詐欺の可能性がある場合は通報
「これはちょっと危ないかも…」と思ったら、すぐに通報機能を使いましょう。
9-4. 不安なときのブロック・制限・報告方法
どうしても不安だったり、不快な思いをした場合は、迷わず「ブロック」「制限」「報告」を使ってOKです。
ブロックをすると、相手はあなたにDMを送れなくなり、あなたの投稿も見られなくなります。
DM画面の「…」を押して、「ブロック」を選べばすぐにできます。
制限機能は、相手に気づかれずにやりとりを制限できます。
たとえば、DMは「メッセージリクエスト」に振り分けられ、あなたが承認しない限り読まれないままになります。
報告は、明らかにルール違反や危険なアカウントに使うべきです。
「詐欺」「なりすまし」「嫌がらせ」などの理由を選びながら報告できます。
この3つの機能は、すべてスマホアプリやWebから簡単に操作できるので、「ちょっと不安だな」と感じたらすぐに使ってくださいね。
10. DMを使いこなす!受け取り以外の便利機能
X(旧Twitter)のDMは、単なるメッセージ機能にとどまらず、多彩なやり取りを可能にする便利な機能がたくさん用意されています。日常的にDMを使っている人でも、意外と知られていない機能もあるんですよ。ここでは、DMの「受け取り」以外の機能について、具体例を交えてわかりやすく紹介していきますね。
10-1. 音声・画像・リンク付きDMの受信と注意点
DMでは、文字だけでなく、画像・音声・リンクといったさまざまなメディアもやり取りできます。たとえば、ビジネスの場面では「商品画像」や「案内リンク」が送られてくることもありますし、友達同士では「ボイスメッセージ」で気持ちを伝えることもありますよね。
画像やリンク付きのDMは、送信者のアカウントが不審なものでないかどうかをしっかり確認しましょう。特にリンク付きDMには注意が必要です。悪質なスパムやフィッシングサイトに誘導するURLが含まれていることもあるため、知らない人からのリンクには絶対にアクセスしないことが大切です。
また、音声や画像は一部端末では再生・表示に制限がかかることもあります。特に企業アカウントなどから送られてくる場合は、ファイル形式やデータサイズにも注意しましょう。
10-2. 1万文字対応の長文DMの活用法
X(旧Twitter)のDMは、2023年5月のアップデートにより、最大1万文字までの送信が可能になりました。これは、まさにブログ並みのボリュームです。たとえば、クライアントとの打ち合わせ内容をDMでまとめたり、取引条件や提案文を1回の送信で完結させたりといった使い方ができます。
もちろん、長文を送る際は読みやすい構成が大切です。段落を分けたり、要点に見出しをつけることで、受信者の理解度が大きく変わりますよ。さらに、1万文字のボリュームがあるからこそ、長文に埋もれてしまうリスクもあります。重要な部分は最初の数行にまとめて伝えるのがポイントです。
また、長文のDMを送ることで、リプライの応酬に比べてやり取りの効率が一気にアップします。特にビジネス用途では、メール代わりに使うユーザーも増えているんですよ。
10-3. アーカイブ・ピン留めなど整理術も知っておこう
DMのやり取りが増えてくると、「どの相手とのやり取りがどこにあるのか分からなくなった…」なんてことありませんか?そんなときに便利なのがアーカイブ機能とピン留め機能です。
アーカイブとは、過去の会話を「一時的に一覧から非表示にする」機能です。削除ではないので、会話自体はいつでも戻せます。たとえば、「今は使っていないけど、将来的にまた連絡を取るかも」というユーザーとのDMをアーカイブしておけば、メイン画面がスッキリします。
一方、ピン留めは重要なDMスレッドを一覧の上部に固定する機能です。大切なクライアントや、頻繁にやり取りする友人などとの会話をピン留めしておくことで、見逃しを防げます。
この整理術を活用すれば、DMの中でも優先順位がつけやすくなり、効率的なやり取りが可能になりますよ。小さな工夫ですが、毎日のコミュニケーションの質がぐんと上がるんです。
11. よくある質問(FAQ)|DM受信に関する疑問を解消
11-1. DMを受け取ったのに通知が来ないのはなぜ?
DMを受け取っても通知が来ない理由として、いくつかの設定や状況が考えられます。まず確認してほしいのは、通知設定がオフになっていないかという点です。X(旧Twitter)のアプリ内で、「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「通知」→「プッシュ通知」の順で進み、「ダイレクトメッセージ」の通知が有効になっているかを確認しましょう。
また、DMを送ってきた相手が自分のフォロー外で、メッセージリクエストに分類されている可能性もあります。この場合、通知は来ず、メッセージリクエストに届いたままになります。メッセージリクエストは、DM一覧画面の上部に表示されるので、うっかり見逃してしまいやすいです。通知がないからといってDMが届いていないわけではないため、DM一覧画面をこまめに確認することをおすすめします。
11-2. 知らない人からのDM、削除しても大丈夫?
知らない人からのDMが届いたとき、ちょっとびっくりしますよね。そんなときは、無理に開封せず削除してもまったく問題ありません。とくに、相手がフォロー外のユーザーで、自分の設定で「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可」している場合、不特定多数からのDMが届く可能性があります。
このようなメッセージは、悪質なスパムや詐欺の入り口であることも多いため注意が必要です。知らない人からのDMは、リンクが貼られていてもクリックしないようにし、内容に不審な点がある場合は即座に削除するようにしましょう。相手には「削除したこと」や「既読にしていないこと」も伝わらないので安心して削除してOKです。
11-3. DMの履歴は残る?消える?バックアップは?
DMの履歴についてですが、基本的に自分と相手の両方が削除しない限り、DMはずっと残ります。ただし、自分が削除した場合は自分の画面からは見えなくなりますが、相手側には履歴が残るので注意しましょう。
また、XにはLINEのような「トーク履歴のバックアップ」機能は用意されていません。履歴を残しておきたい場合は、スクリーンショットを撮って保存する、または外部メモ帳にコピペするなどの方法で手動対応が必要です。重要な内容は、こまめにバックアップしておくと安心ですね。
11-4. アカウント凍結後もDMは読める?
アカウントが凍結された場合、そのアカウントでログインしている限り、DMを読むことや送信することはできなくなります。一方で、相手のDM画面には過去のやり取りが残っているため、内容を削除することはできません。
つまり、自分がアカウント凍結されても、相手にはメッセージ履歴が見える状態のまま残るということです。どうしても履歴を消したい場合は、凍結前に該当のメッセージを削除するか、運営に凍結解除の申し立てを行ってから削除する必要があります。
アカウント凍結は突然起こることもあるため、大事なやり取りは早めに控えておくことをおすすめします。

