インスタグラムで送ったDMを「削除したい」と思ったとき、ふと気になるのが「相手にはどう見えるの?」という点ですよね。特に誤送信や過去のやり取りを整理したい場合、ただ削除すればいいというわけではなく、その挙動や影響を理解しておくことが大切です。この記事では、DMの削除や送信取消の違い、相手側にどのように表示されるのか、端末別の削除手順、そして削除できない場合の対処法まで詳しく解説します。
1. インスタDM削除に関する基本知識
インスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)は、個人やグループとのやり取りに便利な機能ですが、うっかり送ってしまったメッセージや不要になったチャットを削除したいこともありますよね。
ここでは、「削除」と「送信取消」の違い、よく使われる用語の整理、そして削除できるメッセージの種類について、丁寧に解説します。
誤解しやすい部分もあるので、ひとつずつゆっくり見ていきましょうね。
1-1. インスタグラムDMの「削除」と「送信取消」の違いとは
まず最初に、「削除」と「送信取消(取り消し)」はまったく別の機能です。
「削除」は、自分のアカウントからチャット履歴を消すための操作であり、相手の画面には影響しません。
つまり、あなたがチャットを削除しても、相手の端末には引き続きその会話が残っています。
一方で、「送信取消」は、送ったメッセージ自体を、相手の画面からも削除できる唯一の方法です。
たとえば「ごめん!間違えて送っちゃった!」という時に使える便利な機能ですね。
送信取り消しができるのはメッセージ単位であり、写真や動画、音声メッセージでも可能です。
ただし、取り消しのタイミングによってはすでに相手に読まれている場合もあるため、即座に対応することが大切です。
1-2. 「チャット削除」「メッセージ削除」「スレッド削除」用語整理
インスタのDMに関して、似たような用語がいくつも出てきて混乱しがちですよね。
ここでしっかり整理しておきましょう。
・チャット削除:一般的に、「チャット削除」という言葉は、スレッドごとDMの会話履歴を自分の画面から消す操作を指します。
ただし、この操作では相手側には影響がなく、内容は残ったままです。
・メッセージ削除:1つ1つのメッセージ(文字、画像、動画など)を削除する場合に使われます。
この削除には「送信取消」機能が該当し、相手の画面からも消えるのが特徴です。
・スレッド削除:これは、「チャット削除」とほぼ同じ意味で、特定のユーザーとの会話全体を自分の画面から削除する操作のこと。
たとえば、友達とのやり取りを整理したい時などに使います。
このように、どの用語がどの機能を指しているのかを正しく理解しておくと、操作ミスを減らせて安心です。
1-3. 削除できる内容一覧:テキスト・画像・音声・動画の違い
インスタのDMでは、削除可能なコンテンツにはさまざまな種類があります。
ここでは、それぞれのタイプごとに削除方法や相手側への影響を見ていきましょう。
・テキストメッセージ:
もっとも基本的な削除対象です。
「送信取り消し」を使えば、相手のチャット画面からも完全に削除可能です。
・画像(写真)や動画:
送信後に「送信取り消し」を使えば、相手が保存する前であれば削除できます。
ただし、すでにスクリーンショットを撮られていた場合は防げませんので注意しましょう。
・音声メッセージ:
こちらも「送信取り消し」に対応しています。
子どもが誤って録音して送ってしまった時などに便利ですね。
・GIFやスタンプ、リアクション:
これらも送信後すぐであれば取り消し可能ですが、相手の通知が先に届いている場合もあるので油断は禁物です。
ポイントは、「送信取り消し」機能を活用することで、送信後でも相手の画面から消すことができるという点です。
逆に言えば、チャット削除やスレッド削除では、相手側の画面には影響しないということを覚えておきましょう。
2. 削除したら相手にはどう見えるのか?【具体パターン別解説】
2-1. 削除後、相手の画面に何が表示される?スクショ付きシミュレーション
インスタグラムのDMチャットを削除したとき、自分の端末上ではその会話が完全に消えます。ですが、ここで注意が必要です。相手の画面では何も変わりません。つまり、あなたが「削除」ボタンを押しても、相手のDM一覧には、その会話スレッドが残り続けます。メッセージ内容や写真、動画もそのまま相手側には表示されます。
たとえば、間違って送ったメッセージを後から削除しても、チャットスレッド全体を削除しただけでは相手には伝わりませんし、見えてしまうんです。相手の端末にある情報は、あなたの削除操作だけでは消せないという点を覚えておきましょう。
実際の画面では、あなたのDM一覧から該当の会話が見えなくなりますが、相手の一覧には変化がなく、既読・未読状態もそのまま。完全に履歴を消したい場合は「送信取り消し」機能を使う必要があります。
2-2. 「未読のまま削除」と「既読後に削除」の違い
「未読のまま削除した場合」と「既読後に削除した場合」で、相手側の表示内容には違いがありません。いずれのケースでも、あなたが削除しても相手のDM履歴にはそのまま残ります。
たとえば、あなたが夜にメッセージを送り、「やっぱり送るんじゃなかった」と朝に削除したとします。相手がまだ未読でも、あなたの削除操作はあなたの画面だけに影響するため、相手がその後メッセージを開けば普通に内容が読めてしまいます。
逆に、すでに読まれてしまっていた場合でも同様で、相手がその内容をすでに把握しているため、チャットスレッドを削除しても過去の履歴を消したことにはなりません。つまり、DM削除は「あなた自身のDM画面を整理する操作」と考えてくださいね。
2-3. 送信取消した場合の相手の通知・履歴の変化
ここが少し特別なケースです。「送信取り消し」機能を使った場合のみ、相手の画面からもメッセージが消えます。これは、インスタグラムが用意している専用の機能で、「削除」ではなく「取り消し」という表現が使われています。
取り消したいメッセージを長押しすると、「送信を取り消す」と表示され、それを選ぶとそのメッセージだけが相手のDMからも削除されるんです。しかも、相手に通知は届きません。ただし、取り消すタイミングによっては相手がすでに読んでしまっていることもあるため、完全に「なかったこと」にするのは難しいかもしれません。
また、グループチャットでも同じように取り消しが可能ですが、誰かがすでにそのメッセージに反応していた場合などは、相手の記憶には残ってしまう可能性があることを忘れないでください。
2-4. 相手のリアクション履歴(いいね等)も消える?
インスタグラムのDMには、「いいね!」や絵文字リアクションといった機能もありますよね。では、チャットを削除したらそれらも消えるのか?答えは、「あなたの画面上からは消えるが、相手の画面上には残る」です。
つまり、あなたがチャットスレッドを削除したとしても、相手がつけた「ハート」やスタンプなどのリアクションは、相手の画面にそのまま表示され続けます。
リアクションを削除したい場合も、やはりメッセージ単位で「送信取り消し」を行う必要があります。これにより、メッセージと一緒にそのリアクションも完全に削除されます。
まとめると、スレッド全体の削除=相手側には影響なし。送信取り消し=相手側からも履歴が消えるという認識が正解です。
3. 相手のDMも一緒に削除する方法はある?
インスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)で誤って送信してしまったメッセージや、もう相手に見せたくない内容ってありますよね。「自分の画面から削除したけど、相手の画面には残ってた…」と気づいてヒヤッとした経験がある方も多いと思います。ここでは、相手側のチャット履歴からも一緒に削除する方法について、具体的にお話していきますね。
3-1. 唯一の手段:「送信取消」で相手側も削除できるケース
インスタグラムで相手のDMも同時に削除できる唯一の方法、それが「送信取消」機能です。これは、メッセージ単位で取り消しが可能な機能で、自分が送信したメッセージに限り、送信後でも相手の端末から完全に削除することができます。
やり方はとっても簡単です。削除したいメッセージを長押しして、「送信を取り消し」を選ぶだけ。これで、そのメッセージは自分の画面からも相手の画面からも跡形もなく消えるんです。ただし、注意点もあります。相手がメッセージを既に読んでいた場合、記憶には残ってしまうので、完全に「なかったこと」にするのは難しいですね。
また、メッセージを削除しても通知は消えません。相手が通知を開く前に取り消しても、通知内容に文章が表示されていることもあるので要注意です。この「送信取消」機能は、個別チャットにもグループチャットにも使えるので、送信ミスに気づいたら早めの対処がベストですよ。
3-2. グループチャットで削除する時の影響と注意点
グループチャットの場合も「送信取消」は有効ですが、その影響範囲には注意が必要です。たとえば、3人以上が参加するグループで1人のメッセージを送信取消すると、全員のチャットからそのメッセージが削除されます。
これにより、会話の流れが突然途切れたり、他の参加者が「何か消された?」と気づくこともあるんですね。特にビジネスや案件のやり取りをしているグループでは、削除のタイミングや頻度に注意が必要です。会話の前後がつながらなくなってしまうと、かえって不信感を与えてしまうこともあります。
また、グループチャットでは管理者権限のある人がいる場合、その人にはメッセージが削除されたことがログや通知で表示されるケースもあります。こうした点からも、グループチャットでは送信取消の使用は慎重に行うことが望ましいです。
3-3. ビジネスアカウント同士の場合の特殊な挙動
実は、ビジネスアカウント同士でDMのやり取りをしている場合、通常の個人アカウントとは少し違った動きを見せることがあります。
たとえば、DMでのやり取りがメッセージリクエストフォルダに入っている状態であれば、相手が「承認」しない限り、送ったメッセージは未読のまま保持されます。この状態で送信取消をすれば、相手が承認する前に削除できる可能性が高く、相手に読まれることなく削除される可能性もあります。
また、ビジネスアカウントではチャット履歴がCRMツールや自動応答ツールと連携している場合もあります。この場合、メッセージの内容が外部システムに保存されてしまっていることもあるため、送信取消をしても完全に削除されないケースがあるんです。
つまり、ビジネス利用では「送ったメッセージは記録される可能性がある」という意識を持っておくことが大切。どうしても削除したい内容があるなら、やり取りの範囲や相手の利用環境を確認した上で、送信取消を使うようにしましょう。
4. 削除操作の具体手順(最新版・端末別ガイド)
4-1. iPhoneでのDM削除手順【2025年版】
インスタグラムのアプリを開いたら、まずは画面右上にある紙飛行機のようなマーク「メッセンジャーアイコン」をタップしてみましょう。
ここが、あなたのダイレクトメッセージ(DM)が集まっている場所です。
次に、削除したい相手とのチャットを左へスワイプします。
すると、「その他」というメニューが出てきますので、そこをタップしましょう。
出てきたメニューの中から「削除」を選択すればOKです。
これで、あなたのiPhone上からそのチャットがスッキリ消えますよ。
ただし、相手の端末からは削除されないので注意しましょうね。
あくまでも、自分の画面上だけで消えるイメージです。
4-2. AndroidでのDM削除手順【2025年版】
Android端末でも、基本の流れはiPhoneと似ています。
インスタグラムのアプリを開いて、右上のメッセンジャーアイコンをタップしましょう。
削除したいチャットを長押ししてみてください。
すると、画面の下にメニューが出てくるので、その中から「削除」を選びます。
または、iPhoneと同じく左スワイプから「その他」→「削除」でも削除が可能です。
この操作も、チャット自体があなたの画面からだけ消えるということになります。
相手のチャット画面には、しっかりと残っていますので気をつけてくださいね。
4-3. PC(ブラウザ)版Instagramでの削除方法
パソコンからインスタグラムにアクセスしてDMを削除したい場合は、https://www.instagram.com/ にアクセスしてください。
ログインしたら、右上のメッセージアイコンをクリックして、チャット画面を表示します。
削除したいチャットを選択し、右上に表示される「iマーク」または「オプションメニュー」をクリックしましょう。
その中に「チャットを削除」または「会話を削除」といった選択肢が出てきますので、それをクリックすれば完了です。
この操作でも、削除されるのはあなたのアカウント画面だけなので、相手側には影響がありません。
4-4. 「メッセージを送った直後に消す」最速フロー
もし、うっかりメッセージを送ってしまって「今すぐ消したい!」という場合には、「送信取り消し」の機能を使いましょう。
やり方はとってもシンプルです。
まず、送信してしまったメッセージの吹き出し部分を長押しします。
するとメニューがポンと表示されて、その中に「送信を取り消す」という選択肢が出てきます。
これをタップするだけで、あなたが送ったメッセージが相手の画面からも同時に削除されるんです。
この方法なら、相手が見る前に消せる可能性があるのでとても便利ですね。
ただし、相手がすでに見ていた場合は消せても内容は知られているので注意してください。
特に、大事なやり取りや間違って送ってしまったメッセージには、この「送信取り消し」機能を上手に使っていきたいですね。
5. 削除が反映されない・できない時の原因と対処法
インスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)を削除したつもりなのに、なぜか相手側にまだ表示されている……そんな時って、不安になってしまいますよね。ここでは、削除がうまく反映されない理由と、その対処法をわかりやすくお伝えします。ブロックとの関係、キャッシュの影響、操作ミスの可能性など、しっかり確認していきましょう。
5-1. ブロック中は削除不可?タイミングによる挙動の違い
まず知っておきたいのは、「ブロック」と「削除」は別の動作だということです。たとえば、相手をブロックした後にDMの削除を試みても、うまくいかないケースが報告されています。これはブロックによってメッセージの同期が一時的に遮断されるためです。
具体的には、ブロック前に送信したDMは「送信取り消し」できるのですが、ブロック後はメッセージ削除の挙動が不安定になることがあります。また、ブロック状態のままだと相手に削除が反映されず、メッセージがそのまま残ってしまう場合もあるのです。
対処法としては、いったんブロックを解除してからDMを削除(送信取り消し)するのが有効です。ただし、相手に再び通知が届く可能性もあるため、慎重に判断しましょう。
5-2. 削除したのに相手に見えている?キャッシュの影響とは
「削除したのに、相手にまだ表示されているかも?」と思ったら、次に考えられるのがキャッシュの影響です。アプリやデバイスの一時的な保存情報(キャッシュ)が原因で、削除されたはずのDMが一時的に表示され続けることがあります。
これは特に、インターネット接続が不安定なときや、アプリのバージョンが古い場合に起こりやすい現象です。相手の画面に数分〜数時間表示されたままになることもあり、焦ってしまうかもしれませんが、時間が経てば自動的に消えることも多いです。
対処法としては、相手がアプリを再起動するか、キャッシュを削除してもらうことが効果的です。また、相手のアプリが最新版であることを確認することも大切ですね。
5-3. メッセージ取り消しできない場合のチェックポイント5選
メッセージの「送信取り消し」ができない場合には、以下の5つのチェックポイントを順に確認してみましょう。
- すでに相手がメッセージを見た(既読)→ 送信取り消しは可能ですが、通知内容は相手に残ってしまうことがあります。
- 自分のインスタアプリが最新バージョンか→ 古いバージョンでは一部の機能が正しく動作しないことがあります。
- 相手との通信状態が安定しているか→ オフライン中だと削除指示が反映されにくいことも。
- すでにチャットスレッドごと削除していないか→ チャットスレッドを削除すると、個別のメッセージ送信取り消しはできなくなります。
- ブロック状態になっていないか→ 5-1でもお伝えしたとおり、ブロック中は削除の反映に制限がかかることがあります。
このように、ひとつずつ丁寧に確認することで、メッセージが取り消せない理由を特定できます。特に「チャットごと削除」と「メッセージ単体での送信取り消し」はまったく異なる動作なので、混同しないようにしましょうね。
5-4. まとめ
インスタのDM削除で「相手にはどう見えているのか?」と不安になる方は多いです。実際には、送信取り消し機能を使わない限り、相手の画面から完全には消えません。また、ブロック状態やキャッシュ、一部操作ミスなどの要因で、削除が反映されないこともあります。
トラブルを避けるためには、メッセージ送信直後の早めの取り消しや、相手の端末状況の確認などが重要です。焦らず、上記のチェックポイントを一つずつ試してみてくださいね。
6. DM削除前に知っておくべきリスクと注意点
インスタグラムでDM(ダイレクトメッセージ)を削除する前に、絶対に知っておきたい注意点やリスクがあります。「相手にバレないように消したい」「スクショされたらどうなるの?」といった疑問を持っている方も多いはずです。ここでは、削除前にチェックしておくべき3つの重要ポイントを、できるだけやさしく、詳しく説明していきますね。
6-1. 削除したDMは完全に復元不可!対策方法は?
まず一番大事なこと、それは削除したDMは自分の画面から完全に消えてしまい、二度と復元できないということです。一度でも削除をタップしたら、そのチャットスレッド(会話履歴全体)や写真・動画も全部まとめて消えてしまうんです。
たとえば、友達との大切なやり取りや、大事な情報が含まれていたとしても、一度削除してしまうと取り戻すことはできません。だからこそ、削除する前に次のような対策をしておきましょう。
- 必要な内容はスクリーンショットやメモに残す
- 削除よりもミュートやアーカイブ機能を検討する
とくに削除ボタンを押す前には、「本当に消してしまって大丈夫?」と自分に聞いてみることが大事です。迷ったときは、とりあえず消さずに、画面を閉じて冷静になってから考えるのがオススメですよ。
6-2. 相手がスクショしていた場合のリスク
もう一つ、忘れてはいけないのが相手がメッセージをスクショして保存していた場合のリスクです。インスタグラムでは、DMのスクリーンショットを撮っても、相手に通知されません。つまり、自分がメッセージを削除しても、相手の手元には画像として証拠が残ってしまう可能性があるんですね。
たとえば、うっかり送ってしまった一言や、感情的になって送ったメッセージ…。それを後から取り消しても、相手が事前にスクショしていたら、消すことはもうできません。
ですから、DMを送るときには「これ、後で見られても大丈夫かな?」と一呼吸置いてから送信する習慣が大切です。特にトラブルや誤解を招くような内容の場合は、削除機能だけに頼るのは危険かもしれません。
6-3. 削除したことはバレる?タイムラインや通知での挙動
気になるのが、「DMを削除したら相手にバレるの?」という疑問ですよね。ここは安心してください。インスタグラムでチャットスレッドを削除しても、相手に通知がいくことはありません。
でも、削除の方法によってはバレる可能性がゼロではないんです。たとえば、相手がいつも表示されていた会話画面を見ていて、急にあなたのメッセージがなくなっていたら…。「あれ?メッセージ消えた?」と気づかれるかもしれません。
また、「送信取り消し」機能を使った場合、相手の画面からもメッセージが消えるので、これもタイミング次第ではバレる原因になります。とくに短時間のうちに削除すると、「あ、消したな?」と不自然に感じられる可能性もあります。
削除したことをなるべく知られたくない場合は、送信後すぐに取り消しせず、しばらく時間を置いてから削除するほうが自然に見えますよ。
6-4. まとめ
DMの削除は、とても便利な機能ですが、軽い気持ちで使うと後で後悔することもあります。削除しても相手側には履歴が残っていたり、スクショされていたり、復元できなかったり…。そういったリスクをしっかり理解したうえで、必要に応じて慎重に使うようにしましょう。
また、「相手にも見せたくない!」という場合は、メッセージを送った直後に「送信取り消し」を使うのがベストです。状況に応じて「削除」や「取り消し」を使い分けられると、もっと安心してインスタを使えるようになりますよ。
7. DM削除せずに「見せたくない」時の代替策
インスタグラムでのダイレクトメッセージ(DM)はとても便利な反面、「このメッセージは消したくないけど、誰かに見られるのはちょっと困る…」ということもありますよね。
そんなとき、DMを完全に削除しなくても見せずに済む方法がいくつかあります。ここでは、インスタの機能を上手に活用して、相手との履歴を残したまま見せない・見えないようにするテクニックをご紹介します。
7-1. DMのアーカイブ・ミュート機能で整理する方法
まず注目したいのは「ミュート機能」です。これは、特定のユーザーからの通知をオフにする機能で、会話のやり取りは残しつつ、通知が来ないようにできるという便利な機能です。
DM画面で特定のユーザーのチャットを開き、右上の「i(インフォメーション)」アイコンをタップし、「メッセージをミュート」をオンにするだけで設定できます。
これにより、DMが頻繁に届く相手でも通知に悩まされず、見たくないときに開かなくて済むようになります。また、画面上でもあまり目立たない場所に移動されるので、人にスマホを見られたときも気づかれにくいのがポイントです。
一方、インスタには「アーカイブ」機能がDMには直接存在していません。ただし、ストーリーや投稿ではアーカイブして見えないようにすることができますので、ストーリー経由でやり取りが発生している場合はこの機能を活用するのもおすすめです。
7-2. 非表示設定で相手との履歴を残さず使うテク
「DM履歴を残さずに使いたい」と感じたときは、「送信取り消し」が最も有効です。
送ってしまったメッセージを長押しして、「送信を取り消し」をタップすると、自分と相手の端末の両方からそのメッセージが完全に消去されます。
これを使えば、気まずい内容や誤送信を相手からも見えない状態にできるため、「履歴が残るのが嫌だけど、ブロックまではしたくない…」というときに役立ちます。
ただし、相手がメッセージをすでに開いて読んでいた場合は意味がないため、「送信直後にすぐ取り消す」ことが大切です。
また、DM全体を削除しても相手側には履歴が残るため、自分だけが見えないようにしても完全には消せない点に注意が必要です。
7-3. DMを「見せたくない人」から隠す設定例(ストーリー連動含む)
家族や友人などにスマホを見られる可能性がある場合、DMのやり取りを物理的に隠す工夫も重要です。
まずおすすめなのが、特定ユーザーを「制限」する機能です。この設定を行うと、相手からのDMは「メッセージリクエスト」に振り分けられ、通知が来ない上にこちらが承認するまで表示もされない状態になります。
設定方法は、相手のプロフィール画面の右上「…」をタップし、「制限する」を選ぶだけ。これで、DMを受け取ってもホーム画面や通知には現れず、見せたくない人の前でも安心です。
さらに、ストーリーを通じたDMの受信を制限することも忘れてはいけません。「設定」>「プライバシー」>「ストーリー」から、誰があなたのストーリーに返信できるかを設定できます。
ここで「フォロワーを除外」「返信できる相手を制限」などの設定を行えば、ストーリー経由で知らぬ間にDMが送られてくることを防げます。
7.4 まとめ
インスタグラムのDMを完全に削除しなくても、「見せたくない・見られたくない」状況に対応する方法はたくさんあります。
ミュート機能で通知を遮断したり、「送信取り消し」で相手の履歴からも消したり、さらには制限設定でDM自体を隠すことまで可能です。
相手との関係性や状況に応じて、これらの機能を上手に使い分けることで、より安心してインスタを活用できるようになります。
「消す」だけが選択肢ではなく、「見せない」工夫も大切にしてくださいね。
8. 【心理編】削除後に気まずくならないための対処法
インスタのDMを削除したあと、「相手が気づいたらどうしよう……」と不安になること、ありますよね。特に、親しい友達やビジネス相手ならなおさらです。DM削除は自分の画面から消えるだけで、相手の画面には残ったまま。つまり、「勝手に消された」「無視された」と受け取られるリスクもゼロではありません。そこで大切なのが、気まずさを回避するためのちょっとした心がけです。以下に、実践的な対処法をまとめました。
8-1. 削除したことを聞かれたらどう返す?自然な伝え方例
もし「DM消した?」と聞かれたとき、焦らずに、自然な理由を添えて説明するのがコツです。たとえば、こんな言い方なら柔らかい印象を与えられます。
・「ごめんね、操作ミスで消しちゃったみたい」
・「ちょっと整理したくて消したんだけど、内容はちゃんと覚えてるよ」
・「一部だけ間違って送っちゃって、取り消ししたんだ」
「削除=悪意がある」と思われないように、丁寧に伝えることが大切です。特にビジネスやフォーマルな関係では、言葉選びに気をつけましょう。感情的な言い訳より、冷静で誠意ある対応のほうが相手も安心します。
8-2. ビジネス相手とのやりとりで削除はアリ?ナシ?
ビジネスでインスタDMを活用するケースも増えています。しかし、一度送った内容を削除する行為は「印象を悪くする可能性」があることを忘れてはいけません。たとえば、提案内容や納期、金額など、信頼に関わる情報を削除した場合は相手の不安を煽ります。
削除が避けられない場合は、あらかじめ補足説明を入れておくとスマートです。
・「先ほどのメッセージ、内容を一部修正したくて一度取り消しました。改めて送りますね。」
・「誤解がないように、今のメッセージは取り消しました。こちらのほうが正確です。」
このように、理由と再送のセットで行うのがマナー。また、ビジネスでは可能な限りインスタよりもメールやチャットツールを活用し、記録に残るコミュニケーションを心がけると安心です。
8-3. 誤送信→削除→再送信の正しいマナー
「間違えて送っちゃった!」という時、あわてて削除してそのまま……では相手に不信感を与えてしまいます。そこで重要なのが、誤送信→削除→再送信という流れにおける“誠実な対応”です。
まず、削除だけで済ませないでください。「なぜ削除したのか」を伝えることが、信頼関係を守る第一歩です。
具体的にはこんな流れがベストです。
1. 間違いに気づいたら、すぐに「送信取り消し」を行う
2. 続けてDMで一言:「すみません、間違えて別の内容を送ってしまいました。こちらが正しい内容です」
3. 正しいメッセージを再送信
このように、削除と再送信はセットで行うのが礼儀。相手に「なぜこの人は削除したのか」と考えさせてしまう状況を避けることができます。
ちなみに、インスタのDMには「送信取り消し」機能があります。これを使えば、メッセージを相手の画面からも消すことができますが、「既読後の削除」は心理的な違和感を生む場合も。既読済みの場合は、取り消す前に「さっきの、ちょっと違ったから消すね」と一言添えるだけで印象がまるで違いますよ。
9. DM削除に関するQ&A(よくある疑問)
9-1. 削除すると通知される?
インスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)を削除しても、相手に通知が届くことはありません。自分の画面からチャットスレッドやメッセージを消しても、それを知らせるような「〇〇さんがチャットを削除しました」といった通知は、相手の端末には出ないのです。
たとえば、間違えて送ってしまったメッセージや、もう見られたくない内容を削除したとしても、相手にはそれが削除されたこと自体は気づかれにくい仕組みになっています。ただし、メッセージを「送信取り消し」という方法で削除した場合は、メッセージ自体が相手の画面からも消えますが、それでも通知は出ない仕様です。つまり、「こっそり削除したい」と思っている人にとって、インスタのDM削除は安心できる仕組みだと言えるでしょう。
9-2. 相手が既にDMを削除していたら自分のはどうなる?
ここはとても大事なポイントですね。インスタグラムのDMでは、チャットを削除しても、それは「自分の画面からだけ」消えるという仕様です。つまり、相手がすでにチャットを削除していたとしても、自分のチャット画面には影響がありません。相手がどんな操作をしても、自分の端末にあるDMはそのまま残ります。
逆に、自分がDMを削除しても、相手の画面には何の変化も起きません。この仕組みは、LINEの「トーク削除」とは少し違いますね。LINEではトークを「非表示」にしただけでは相手にも変化はありませんが、誤解しやすいです。
インスタの場合はあくまで「自分の端末内の削除」で完結しているので、相手が先に削除していても、こちらには関係ないのです。もし本当に両方の画面から削除したいのであれば、「送信取り消し」機能を使うしかありません。
9-3. 削除後に再表示されることはある?
この質問もとても多いですね。「せっかく消したのに、また出てきたらどうしよう……」と不安になる方も多いです。でも、安心してください。チャットスレッドを削除してしまえば、それが自動で再表示されることは基本的にはありません。
ただし、相手から新たなメッセージが送られてきた場合は別です。たとえば、一度削除した相手がまたDMを送ってきた場合、そのチャットスレッドは新規のDMとして再び表示されます。これはあくまで「新しいやりとりが始まったから表示される」という自然な挙動です。
もう一つ注意点を挙げるなら、削除したのが「スレッド」ではなく「個別メッセージ」の場合。この場合、削除できるのは送信者自身のメッセージだけで、削除されたことは相手には反映されません。つまり、誤って削除したくないメッセージを消してしまっても、その履歴が戻ってくるようなことは一切ありません。
この点でも、インスタのDM削除機能はシンプルで使いやすい設計になっていると言えます。ですが、削除前には必ず内容を確認し、必要なメッセージはスクリーンショットやメモに残しておくと安心ですよ。
10. 【まとめ】インスタDM削除の前に知っておきたい3つのこと
インスタグラムのDMを削除しようと思ったとき、ついつい「これで全部消える」と思い込んでしまいがちですが、実はそれほど単純ではありません。特に相手とのやりとりが関わるDMでは、削除の前にきちんと理解しておきたいポイントがいくつかあるんです。ここでは、削除前に必ず知っておきたい大事な3つのことを、できるだけわかりやすくお話ししていきますね。
① 削除しても、相手の画面からは消えない
まず最初に知っておいてほしいのは、DMのチャットを削除しても、相手の画面からは消えないということです。つまり、あなたの画面からはスッキリなくなっても、相手にはメッセージの履歴がそのまま残ってしまうんですね。「うっかり変なことを送っちゃった!消したい!」というときに、自分だけ削除しても相手にはバッチリ見えているというわけです。なので、そんなときは送信直後であれば『送信取り消し』機能を使うのが正解です。これなら自分と相手の両方からそのメッセージが消えるので、安心できますよ。
② 一度消したら、元には戻せない
次に注意したいのが、削除したチャットは、あとから元に戻すことができないという点です。「あとで見返したくなったらどうしよう」と思っても、削除してしまったら、もう手遅れなんですね。特に、思い出のやりとりや、大切な情報が含まれている場合は、削除する前に必ずバックアップやスクリーンショットを取っておくのがベストです。消した瞬間はスッキリしても、あとから「あれ、あの内容なんだったっけ?」となっても、取り戻すことはできません。
③ 消すなら「送信取り消し」を使いこなそう
「相手にも見えないようにしたい!」というときに便利なのが、インスタグラムの『送信取り消し』機能です。これを使えば、相手側にもそのメッセージが表示されなくなります。ただし、これはあくまで個別のメッセージ単位での削除なので、まとめて会話ごと全部消す、ということはできません。たとえば、「ごめん、間違えて送っちゃった!」というときは、すぐに該当のメッセージを長押しして「送信を取り消す」を選びましょう。相手がまだ読んでいなければ、まるで送っていなかったかのように消すことができますよ。
この3つを知っているだけで、インスタのDM削除でもう失敗しない!「消したつもりだったのに相手には残ってた……」なんて恥ずかしいことも防げますし、本当に大事な情報をうっかり消しちゃうこともなくなります。何気なく使っている機能かもしれませんが、ちょっとした理解が安心につながるんですね。
インスタグラムを気持ちよく使うために、ぜひこの3つのポイントを覚えておいてくださいね。

