Instagramの投稿枚数が「10枚」から「最大20枚」へと拡大されたのをご存じでしょうか?以前は“選りすぐりの10枚”で情報を伝えていたのが、今や“ストーリーを描ける20枚”の時代に突入しています。今回の記事では、このアップデートの詳細や、枚数増加の背景、活用法までを徹底解説します。
目次
- 1. インスタ投稿「10枚以上」の時代がやってきた!
- 2. 投稿枚数の最新仕様とタイプ別ルール
- 3. 10枚以上投稿できる条件とチェックリスト
- 4. 【図解】10枚以上投稿するためのステップバイステップ解説
- 5. インスタ投稿10〜20枚を活かす構成・デザイン戦略
- 6. 成功する「20枚投稿」の活用事例10選
- 7. 10枚以上投稿の「やってはいけない」5つの失敗例
- 8. 【応用編】10枚以上投稿を「売上」「採用」「認知拡大」に繋げる戦略
- 9. Q&A|10枚以上投稿できない時の原因と解決策まとめ
- 10. 【無料テンプレ付き】20枚投稿の設計・実行フレームワーク
- 11. まとめ|投稿枚数の進化で「伝え方の質」が問われる時代へ
1. インスタ投稿「10枚以上」の時代がやってきた!
2025年、インスタグラムに大きな変化がやってきました。それは、これまで「最大10枚」だった投稿枚数が、なんと「最大20枚」まで増えたことです。長年ユーザーを悩ませていた「10枚じゃ足りない!」という声に、ついにインスタが応えてくれたんですね。もう「写真を削るかどうか」で迷わなくて済むんですよ。
これからは、旅行の思い出、イベントの記録、製品の紹介、チュートリアルなど、もっとたくさんのことを一度の投稿で伝えることができるようになります。まさに「10枚以上投稿の時代」の到来です。
1-1. 10枚→20枚へ:最新アップデートの背景と概要
このアップデートは2025年1月から順次適用され、今では多くのユーザーが20枚投稿を使えるようになっています。実は、10枚制限って2017年から約8年間も続いていたってご存じでしたか?それだけに、今回の変更はとても大きなニュースなんです。
新しい20枚投稿では、操作画面にも変化が見られます。たとえば、10枚以上になるとインジケーターが「●」から「1/20」などの数字表示に変わり、投稿を見ている人も「あとどれくらいあるのか」がひと目でわかるようになりました。さらに、選択画面ではグリッド表示モードが追加され、20枚すべての画像を一覧で確認しながら順番を並べ替えることもできるんですよ。このように、ただ枚数を増やすだけでなく、ユーザーが迷わず使えるようにしっかりと工夫されているのが嬉しいポイントです。
ただし注意点もあります。この20枚投稿を使うためには、インスタグラムアプリを最新バージョン(v300.0以降)にアップデートしておく必要があります。もし「10枚以上選べないな…」と思ったら、アプリの更新をまず確認してみてくださいね。
1-2. インスタの方向性と投稿枚数拡大の狙いとは?
では、なぜ今になってインスタグラムは投稿枚数を増やしたのでしょうか?その理由の一つが「コンテンツの多様化と滞在時間の延長」にあります。
たとえば、ユーザーが1つの投稿を最後までスワイプして見てくれれば、それだけアプリ内での滞在時間が長くなるんです。滞在時間が長いと、広告の表示回数も増えるので、プラットフォームにとっては嬉しいことばかり。それだけじゃありません。ブランドやクリエイターたちにとっても、「20枚あればもっとストーリーを丁寧に伝えられる」という声がずっと上がっていたんです。
今や、SNSはただ写真をシェアするだけの場ではありません。ライフスタイルの提案、商品PR、チュートリアル動画の連続掲載、ユーザー参加型キャンペーンなど、多くの目的で活用されています。20枚投稿は、そうしたニーズにしっかりと応えるためのアップデートだったといえるでしょう。
さらに、インスタグラム側はUI(ユーザーインターフェース)にも力を入れていて、誰でも使いやすくするための工夫がたくさん取り入れられています。写真と動画を自由に組み合わせられたり、アスペクト比が自動調整されたりと、ユーザーの手間を減らす仕組みが整っています。
1-3. 国内外ユーザー・企業の反応まとめ
この新機能、実際に使い始めた人たちからはどんな反応があるのでしょうか?まずは、個人ユーザーの間で「ストーリー仕立ての投稿がしやすくなった!」という声が多数見られます。旅行の思い出を朝から夜まで20枚に分けて時系列で紹介したり、1つのレシピを細かいステップに分けて丁寧に解説したりと、表現の幅がぐんと広がりました。
また、企業やブランドからも「1投稿で製品ラインナップをすべて紹介できて助かる」という喜びの声が上がっています。特に、アパレルブランドやコスメブランドなど、バリエーションが多い商品を扱う企業にはぴったりです。たとえば、新作アイテム20点を一度に紹介する「カタログ投稿」や、1つのメイクをステップバイステップで紹介する「チュートリアル投稿」など、販促の幅が広がっています。
そして注目すべきは、エンゲージメントの向上です。20枚投稿は自然とスワイプの回数が増えるので、投稿の滞在時間も長くなります。この結果、アルゴリズムが「価値のある投稿」と判断してくれやすくなり、発見タブに載る可能性も上がってきているようです。
「最初と最後の写真で大きなインパクトをつけて、興味を引きつけたまま最後まで見てもらう」など、ストーリーテリングの工夫も広がっていて、使う側も見る側も楽しめる世界ができつつありますね。これからのインスタは、量より質ではなく、「質を保ったままの量」が求められる時代かもしれません。
2. 投稿枚数の最新仕様とタイプ別ルール
Instagramでは2025年の大型アップデートにより、投稿枚数の制限が大きく見直されました。これまでの「最大10枚まで」という制限にとらわれることなく、最大20枚まで投稿が可能になったことで、より豊かな表現や情報提供が実現できます。
ここでは、投稿タイプごとの仕様やルール、混在可能なメディア形式、注意点などを詳しく解説します。
2-1. フィード投稿(カルーセル):最大20枚まで対応
これまで10枚までだったInstagramのカルーセル投稿は、2025年1月以降のアップデートで最大20枚まで対応可能になりました。
この変更はすべてのアカウントに一斉に反映されるわけではなく、段階的にロールアウトされています。
20枚投稿を行うには、Instagramアプリのバージョンがv300.0以上であることが必須です。
さらに、アカウントにペナルティ(違反履歴など)がない状態であることも条件です。通信環境も重要で、安定したインターネット接続が必要になります。
新しいUIでは、従来のドット表示から「1/20」などの数字表示に変更され、ユーザーにとって分かりやすくなりました。
選択した画像や動画は、長押し&ドラッグで順番を入れ替えることができ、個別編集や一括フィルター適用も可能です。
2-2. ストーリーズ・リール・ライブ:各形式の枚数制限と違い
Instagramには複数の投稿形式がありますが、それぞれに異なる枚数や時間の制限があります。
目的に応じて投稿スタイルを使い分けることが、効果的な運用のポイントです。
ストーリーズは1投稿につき1枚(または1動画)ですが、最大10枚までを一度に連続投稿することが可能です。動画の長さは15秒以内で、投稿から24時間で自動的に消えます。ハイライトに追加すれば、プロフィールに無制限で保存することができます。
リールは最大90秒の動画を1つの投稿として扱います。複数のクリップを組み合わせることは可能ですが、カルーセルのように複数投稿をまとめることはできません。画像も使えますが、基本的には動画形式です。
ライブ配信については、枚数というよりは時間(最大4時間)の制限があり、終了後はアーカイブで視聴可能に設定することもできます。
2-3. 動画・静止画の混在ルールと注意点
Instagramではカルーセル投稿において、動画と静止画を自由に組み合わせることができます。
ただし、いくつかの注意点があるので、投稿前に確認しておきましょう。
まず、アスペクト比(縦横比)は最初に選んだ画像や動画に自動で統一されます。
選択可能な比率は以下の3種類です:
- 正方形(1:1)
- 縦長(4:5)
- 横長(16:9)
たとえば、1枚目に正方形の画像を選択した場合、その後のすべてのメディアも自動的に正方形にトリミングされてしまいます。
異なる比率の画像や動画を使いたい場合は、事前にトリミングして比率を揃えておくのが安心です。
また、各動画の長さは3秒〜60秒までで、動画と静止画が混在する場合でも、投稿全体は1つのカルーセルとして表示されます。
2-4. アスペクト比・容量制限・ファイル形式の最新仕様
インスタ投稿に使用できる画像・動画には、サイズや形式に関していくつかの仕様制限があります。
投稿エラーや画質劣化を防ぐために、あらかじめ把握しておくと安心です。
画像の容量は最大30MBまで。
高解像度の写真を20枚まとめて投稿する場合、端末の処理やアップロード速度に影響が出ることもあります。
動画の容量は4GBまで。
これを超えると投稿できないため、編集ソフトで圧縮するか、解像度を下げるなどの工夫が必要です。
対応ファイル形式は以下の通りです:
- 画像:JPG、PNG
- 動画:MP4(推奨)、MOV
また、動画のコーデックはH.264、音声はAACが望ましいとされています。これに準拠していないと、再生できない・音が出ないなどのトラブルが発生することもあります。
投稿前には必ず、ファイルの拡張子・容量・比率を確認し、安心して公開できる状態に整えておきましょう。
3. 10枚以上投稿できる条件とチェックリスト
Instagramで10枚以上(最大20枚)の投稿ができるようになったのは嬉しいニュースですが、全ユーザーがすぐに使えるわけではありません。いざ使おうと思ったのに「10枚までしか選べない…」という声もよく聞きますよね。ここでは、20枚投稿を使うために確認すべきポイントを、4つの観点からしっかり解説していきます。お子さんにもわかるように、ひとつずつ丁寧にお話ししていきますね。
3-1. アプリバージョン・対応状況の確認方法(v300.0以降)
まず最初にチェックすべきは、Instagramアプリのバージョンです。10枚以上の投稿(最大20枚)はバージョン300.0以降でないと使えません。これは2025年1月から段階的に始まった大型アップデートの一部で、古いバージョンでは20枚投稿が表示されないようになっています。
確認方法はとても簡単です。iPhoneの場合は「App Store」を開いてInstagramのページへ、Androidの場合は「Google Play ストア」から確認できます。「更新」ボタンが表示されていたら、まだ古いバージョンという証拠。すぐに最新バージョンにアップデートしましょう。
なお、アップデート後すぐに20枚投稿が使えないこともあります。その場合は次の項目もあわせて確認してみてくださいね。
3-2. アカウント状態のチェック(制限・違反ペナルティなど)
「バージョンも最新なのに、なぜか20枚投稿できない…」そんなときはアカウントの状態に原因があるかもしれません。Instagramでは、コミュニティガイドラインの違反があるアカウントに対して、一部機能を制限することがあります。例えば、過去にスパムと判断される投稿をしていたり、著作権違反の通報があったりすると、新機能の利用が制限されてしまうことがあるのです。
自分のアカウントが制限されていないかをチェックするには、設定 > ヘルプ > サポートリクエストから確認できます。「アカウントの状態」で警告や違反がないか見てみましょう。もし何か問題が表示されている場合は、それが原因で10枚以上の投稿ができない可能性があります。
投稿前に、自分のアカウントが健全な状態かどうかを一度チェックしておくと安心ですよ。
3-3. 端末やOSで使えない場合の対応策
アプリも最新、アカウントも問題なし。それでも「できない」ときには、スマホやOSの環境が原因になっているケースもあります。特に以下のような状況では、10枚以上の選択がうまくできないことがあります。
- スマホのストレージ容量が不足している
- インターネット接続が不安定
- OSバージョンが古い(iOSやAndroid)
- アプリのキャッシュが蓄積している
このような場合は、次のような対応策を試してみてください。
- アプリのキャッシュを削除(設定 > アプリ > Instagram > ストレージ)
- アプリを再起動する
- スマホ本体を再起動してみる
- Instagramアプリを一度アンインストール→再インストール
また、Instagramで大量の画像を選択すると動作が重くなることもあります。事前に投稿用の画像を1つのフォルダにまとめておくと、スムーズに選べてストレスが減りますよ。
3-4. まだ使えない?段階的ロールアウトの仕組みと対応方法
実は、Instagramの新機能はすべてのユーザーに一斉に配られるわけではありません。「段階的ロールアウト」といって、国やアカウントごとに少しずつ順番に解放されていく仕組みです。つまり、条件が揃っていても、まだ自分のアカウントに届いていないだけという可能性もあるのです。
特に2025年1月から始まったこの20枚投稿機能は、完全に全員へ提供されるのが同年4月末までというスケジュールでした。そのため、時期によっては待つしかない場合もあります。
どうしても待てないときは、以下のような工夫をしてみるとよいでしょう。
- アカウントからログアウト→再ログイン
- Instagramの利用頻度を高めてアクティブなユーザーになる
- Instagram内の不具合報告機能から新機能が使えない旨を報告
こうした方法を試しても、数日〜数週間で自然と使えるようになることが多いです。焦らず待つことも大切ですね。
4. 【図解】10枚以上投稿するためのステップバイステップ解説
4-1. スマホでの20枚投稿の操作方法(画像付きで解説)
インスタグラムで10枚を超える最大20枚のカルーセル投稿を行うには、まずアプリが最新版であることを確認しましょう。
2025年時点では、バージョン300.0以降が必要です。
では、スマホで20枚投稿する手順を説明していきますね。
① インスタアプリを開き、「+」をタップ
画面下中央の「+」マークをタップして「投稿」を選びましょう。
② 画像選択画面で「複数選択」ボタンをタップ
画面右上の「複数選択」アイコンを押すと、1枚ずつでなく、複数枚を一括で選べるようになります。
③ 投稿したい写真や動画をタップして最大20枚まで選ぶ
写真を選ぶたびに、上に「〇/20」と枚数が表示されるので、選んだ数がひと目で分かります。
④ 「次へ」ボタンを2回タップして、編集画面へ
ここで、画像ごとにフィルターをかけたり、明るさなどの調整ができます。
⑤ キャプション入力と投稿
説明文やハッシュタグ、タグ付けを済ませたら「シェア」を押して投稿完了です。
画像の下に表示されるインジケーター(「1/20」など)が、ドットから数字表記に切り替わっているのも新しいポイントですよ。
4-2. 投稿画像の順番変更・個別編集の方法
投稿画像の順番って、じつはとっても重要なんです。
特に1〜2枚目は投稿の顔になる部分なので、しっかり調整しておきましょう。
順番の入れ替えは、画像選択後の編集画面でサムネイルを長押し&ドラッグするだけ。
たとえば、「4枚目を1枚目にしたい」ときは、ドラッグして一番前に持っていくだけでOKです。
さらに、編集画面では画像ごとに個別編集も可能です。
サムネイルをタップすると、その画像だけにフィルターをかけたり、トリミングしたりできます。
すべてに同じ加工をしたい場合は「一括編集」機能もあるので、手間を省きたいときはこちらも便利です。
ポイント:
フィードで最初に表示される数枚に「インパクトのある写真」や「伝えたいメッセージ」を配置すると、投稿の反応率がぐっと上がりますよ。
4-3. 投稿前に使える!スマホ内アルバム整理術
20枚も投稿するとなると、「どの画像を使うか分からなくなる!」という方も多いですよね。
そんな時に便利なのが事前にスマホ内でアルバムを作っておく方法です。
やり方はとっても簡単。iPhoneでもAndroidでも、以下のように操作してみてください。
① 写真アプリを開く
「写真」や「Googleフォト」など、お使いのアプリでOK。
② 「アルバム作成」ボタンを押す
「+」マークなどから新規アルバムを作ります。
③ 投稿予定の画像をまとめて追加
投稿に使いたい画像や動画を選び、このアルバムに集めておきます。
こうしておくと、投稿時にこのアルバムを開いて一気に選べるので、かなり時短になります。
また、画像の順番を事前にイメージして並べ替えておくと、さらにスムーズに投稿できるのでおすすめです。
4-4. プレビュー機能と見せ方チェックのコツ
20枚も投稿するなら、見栄えにもこだわりたいですよね。
そこで活躍するのがプレビュー機能です。
編集画面の段階で、選んだ画像全体を一覧で確認できるグリッド表示モードが搭載されています。
これを使えば、「色味のバランス」や「画像のトーン」など、全体の統一感を一目でチェックできます。
特におすすめなのが、次の3つの見せ方のコツです。
① 最初の3枚で心をつかむ
見た瞬間に目を引く写真や、問題提起になる言葉を前半に配置しましょう。
② 中盤はストーリーで魅せる
商品の魅力や手順、ビフォーアフターなど、構成にストーリー性を持たせると飽きずに読んでもらえます。
③ 最後の2枚でアクションを促す
フォロー誘導や、保存したくなるまとめ画像を配置することで、エンゲージメントが高まりやすくなります。
さらに、画像の隅に「1/20」「2/20」などの連番を入れるのも、ユーザーに続きを見せる動機づけになりますよ。
このように、プレビュー機能を活用しながら全体構成を意識すると、伝わる投稿に仕上がります。
5. インスタ投稿10〜20枚を活かす構成・デザイン戦略
インスタグラムの投稿枚数が最大20枚まで拡張されたことで、よりストーリー性のある投稿が可能になりました。ただし、単に画像を詰め込むだけではエンゲージメントにはつながりません。構成・デザイン・CTAすべてを考慮した設計が、成果の出る投稿には必要です。以下では、10〜20枚投稿のポテンシャルを最大限に活かす戦略を、構成からデザイン、事例まで具体的にご紹介します。
5-1. 最後まで見られる「序・中・終」構成テンプレ
20枚という投稿ボリュームを、ユーザーに最後まで見てもらうには、ストーリーに「起承転結」や「序・中・終」といった構成の流れが欠かせません。具体的には以下のように設計すると効果的です。
序盤(1〜5枚目):引きつけるキャッチと興味を持たせる導入部。ここで離脱されない工夫がカギです。たとえば、「◯日で変化した私の肌の記録」「この習慣で人生が変わった」など、変化やメリットを感じさせる表現が有効です。
中盤(6〜15枚目):信頼と価値を深める情報提供。数字・比較・手順・裏話などを加えると、読み応えが出ます。
終盤(16〜20枚目):共感を呼び起こす結末と明確なアクション提示。「あなたも変われる」「次はあなたの番」などの背中を押すメッセージや、保存・シェア・リンク誘導の導線設計が大切です。
5-2. ストーリー形式の構築術(時系列・ストーリーテリング)
20枚という豊富なスペースを活かすなら、ストーリー仕立てが断然おすすめです。特に有効なのが、「時系列構成」や「ビフォーアフターで変化を伝える構成」です。
たとえば旅行系のアカウントでは「朝起きてから夜寝るまでの旅先での1日」を1枚ずつ紹介することで、ユーザーは疑似体験できます。また、ダイエットやリフォームなどの変化系ジャンルでは、「Before → 工程 → After」の流れをストーリー形式で伝えると非常に高い保存率を得られます。
このように、ユーザーが一緒に体験しているような気持ちになれる投稿は、没入感が高く、「見ていて楽しい」「最後まで見たくなる」投稿として評価されやすくなります。
5-3. チュートリアル型・ビフォーアフター型のベスト事例
実際に成果を出している投稿には、共通したパターンがあります。とくに人気なのが「チュートリアル型」と「ビフォーアフター型」です。
チュートリアル型は、メイクアップや料理レシピなど、「手順があるもの」との相性が抜群です。例:「毛穴が消えるベースメイク」なら、1枚目で完成イメージを出し、2枚目以降で1ステップずつ順を追って解説。最後に完成画像+使用アイテム一覧を載せれば、保存率や購買行動にもつながります。
ビフォーアフター型は、美容、インテリア、体験談系などで定番の手法です。最初と最後に強い変化を置き、中盤にそのプロセスを丁寧に挟むことで、見た人の「信頼」や「感情移入」を引き出します。
この2つの型は、説得力のあるストーリーを作るうえで非常に優れているので、ぜひ積極的に活用してください。
5-4. 画像ごとの補足テキストの付け方とCTA導線の作り方
20枚投稿では、画像に頼らず「文字」で補完する情報設計が大切になります。1枚1枚の画像に短い補足テキストを入れることで、ユーザーは内容を理解しやすくなり、離脱も減ります。
具体的には以下のような構成が有効です。
- 1〜3枚目:インパクトのあるフック+問いかけ(例:「あなたは◯◯を知っていますか?」)
- 4〜15枚目:説明と価値提供(画像+1行〜2行のテキストで要点を伝える)
- 16〜20枚目:行動喚起(例:「保存して見返してね」「コメントで教えてください」)
このように画像ごとに「テキスト+誘導」の要素を加えると、ただのスライドショーではなく、導線設計されたコンテンツになります。CTA(コールトゥアクション)は、「保存」「シェア」「LINE追加」など目的別に設定し、最後の画像だけでなく、序盤からもさりげなく配置するのがコツです。
5-5. インプレッションを倍増させる「1枚目」と「20枚目」の工夫
最も大切なのは「最初と最後の画像」です。なぜなら、1枚目は「タップされるかどうか」を左右し、20枚目は「行動につながるかどうか」を決定づけるからです。
1枚目の工夫:
目を引くデザイン、強いワード、番号表示(例:「全20枚で解説」)などを使い、「続きが気になる!」と思わせる工夫を。
特に有効なのが、「比較画像」や「問題提起型キャッチコピー」です。
20枚目の工夫:
アクションを明確に促す言葉を配置します。
「保存して後で読み返してね」「もっと詳しく知りたい人はプロフィールへ」など、次のステップへつなげる一言を添えるだけで、コンバージョン率が劇的に向上します。
1枚目と20枚目には、トーンを統一したり、同じ被写体を使ってビジュアル的なリンクを持たせると、投稿全体のストーリー性が高まります。
6. 成功する「20枚投稿」の活用事例10選
インスタグラムが1投稿20枚まで対応可能になったことで、表現の幅が一気に広がりましたね。
今までは10枚までで表現を削る必要があった人も、これからは「伝えたいすべて」を1投稿にまとめることが可能です。
ここでは実際に活用されている事例を元に、20枚投稿で成果を出している10のパターンを紹介します。
子どもに話しかけるように、やさしく丁寧に解説していきますね。
6-1. ファッションブランド:新作紹介で売上UP
ファッション業界では、20枚投稿をルックブックやカタログのように使うのが定番になりつつあります。
たとえばあるアパレルブランドは、新作コレクションの全アイテムを1投稿で紹介。
1枚目に全体のコーディネートイメージ、2〜18枚目にはアイテムごとのディテール写真や着用シーンを載せています。
19〜20枚目には価格や購入方法を明記し、保存・購入導線まで完璧に設計されています。
この投稿は、フォロワーから「便利!」「見やすい!」と好評で、結果的にECでの売上にもつながりました。
6-2. メイク・美容系アカウント:工程見せ×Before/After
美容系インフルエンサーが20枚投稿でよく行っているのが、メイクのチュートリアル形式の投稿です。
たとえばメイクの「ビフォー」「アフター」だけでなく、その過程をステップバイステップで細かく見せるスタイル。
1〜2枚目でビフォー、3〜17枚目で工程、18〜20枚目でアフターと使用アイテムを紹介する構成が人気です。
各ステップの画像に番号(1/20、2/20…)を入れることで、ユーザーが迷わず順を追えるのもポイント。
この形式は保存率が高く、「あとで見返したい投稿」としてファンとの接点づくりに効果的です。
6-3. 旅・ライフスタイル:1投稿で1日の物語を再現
旅行系のアカウントでは、1回の投稿で旅の1日をまるごと紹介する構成が大人気。
例えば「箱根日帰り旅行」の場合、1枚目に地図、2〜19枚目に順を追った風景や食事・移動・観光スポットの写真、
20枚目にはまとめと費用内訳やアクセス情報を記載するスタイルがよく使われます。
写真だけでなく、簡単なコメントを添えることで読者に旅の臨場感を伝えることができます。
結果的に保存率も高く、次の旅行先候補としても参考にされることが多い投稿形式です。
6-4. 企業PR・採用活動:事業紹介・スタッフ紹介などの分割表現
企業アカウントでは、20枚投稿を会社案内や採用活動の資料代わりに活用しているケースがあります。
1〜3枚目で会社のビジョンや理念、4〜10枚目で事業内容、11〜15枚目でオフィスや福利厚生紹介、
16〜19枚目に実際の社員インタビュー、20枚目に採用サイトリンクや応募案内を配置する例などが代表的。
ストーリー性がありながら情報量も多く、応募前の理解を深めるのにぴったりです。
特に「エントリー前に会社の雰囲気を知れてよかった」との声も多く聞かれます。
6-5. EC商品カタログ型:BASEやSTORES出店者の使い方
ネットショップ運営者にとって、20枚投稿はまさに小さなカタログ。
BASEやSTORESなどで複数アイテムを販売している方が、カテゴリー別で商品を並べて紹介するケースが増えています。
例えば「秋の新作バッグ特集」と題して、1投稿で10種類のバッグを各2枚(外観+使用イメージ)紹介。
最後にクーポン情報や購入先リンクを案内すれば、見やすさ・分かりやすさ・購入導線がすべて揃います。
保存率・アクセス率ともに高く、商品の認知にも売上にも直結しやすい投稿形式です。
6-6. 教育系・講座案内:スライド形式で学びを提供
教育系アカウントでは、20枚投稿をスライド教材として使うのが定番です。
1枚目でタイトル、2〜19枚目で本編、20枚目で復習やCTA(保存・フォローのお願い)という流れ。
たとえば「Instagram集客の3つのステップ」や「失敗しない投資の基礎講座」などのテーマで、図解や箇条書きを多用。
視覚的に理解しやすく、保存されやすい=エンゲージメントが上がる構成になっています。
特にスライドごとに色分けや番号付けをすると、最後まで読みやすくなります。
6-7. 制作実績・ポートフォリオ展示:クリエイター向け活用
クリエイターやフリーランスにとって、20枚投稿はポートフォリオ公開の場として最適です。
デザイナーなら過去の制作事例を10件紹介、写真家なら作品集のように構成することも可能。
1投稿でスキルの幅やテイストが伝わりやすく、「保存=営業ツール」としても機能します。
20枚フルに活用しなくても、作品に込めた想いや制作プロセスを添えることで、ファン獲得や仕事の依頼にもつながるんです。
6-8. Q&Aまとめ投稿:ユーザーの疑問に連続で回答
よくある質問をまとめて紹介する投稿は、20枚投稿との相性抜群。
1枚目で「みんなの疑問に答えます!」という表紙を用意し、2〜19枚目でQ&A形式の画像を配置。
質問を大きく、回答をやさしく丁寧に書くことで、保存されやすく・シェアされやすい内容に。
20枚目では「こんな質問も募集中!」とCTAを入れることで、コメントの促進やDMの導線にもつながります。
6-9. ストーリー+保存型投稿:興味→行動導線の工夫
情報をストーリー仕立てで展開しながら、最後に保存したくなるようなまとめを配置するのがこのパターン。
たとえば「SNSで挫折した人が半年で月商100万円になるまでの物語」など、興味を引くタイトルから始まり、
時系列に展開し、最後に「3つの学びまとめ」で締める構成です。
ユーザーは「続きが気になる」→「保存して見返したい」と自然にアクションを起こしてくれます。
この導線はエンゲージメント・リーチの両面で非常に効果的です。
6-10. 数字で魅せる投稿:インフォグラフィックの連続表示活用
統計データや市場分析をインフォグラフィック形式で見せる投稿も、20枚構成で人気が高まっています。
1枚目で「2025年SNS利用率最新データ」などキャッチーなタイトル、2〜19枚目で各グラフや図解を展開。
視覚的に見せながらも、各スライドに1つのメッセージを明確に持たせることがコツです。
20枚目に全体のまとめや「このデータから何をすべきか」を提示することで、保存・シェアされやすい価値投稿が完成します。
7. 10枚以上投稿の「やってはいけない」5つの失敗例
7-1. 情報過多で離脱される投稿
10枚以上の投稿ができるようになったことで、「あれもこれも伝えたい!」と欲張ってしまう気持ち、よくわかります。でも、1枚1枚の情報が重すぎたり、専門用語だらけだったりすると、見る側は疲れてしまいます。特にスマホで見ることが多いインスタでは、情報の詰め込みすぎはスクロール離脱の原因になりがちです。
「役立つ内容=情報量が多い」ではなく、理解しやすく、感情が動くストーリーにすることが大切。たとえば、20枚の投稿を全て文字だらけにすると「読むのが大変そう」とスルーされがちです。1投稿=1テーマを守り、必要なら投稿を複数に分けることで、読者に優しい構成になります。
7-2. 一貫性のないデザイン・構成
画像やスライドが20枚も並ぶと、どうしても途中で雰囲気がバラバラになってしまいがちです。でも、見ている側からすると、デザインの統一感がないと「まとまりがないな」と感じてしまいます。特に注意したいのが、フォント、色使い、写真のトーン。1枚目が白背景で2枚目が真っ黒、3枚目はビビッドカラーで…となると、視覚的に疲れてしまいます。
テンプレートをあらかじめ用意して、一貫したブランド感を演出するのがコツです。また、文章のトーンも統一しましょう。最初は丁寧語、途中で急にタメ口…というように文章のテンションが変わるのも読者を混乱させます。
7-3. 画像順がバラバラで意味不明な流れ
10枚以上の投稿では、順番=ストーリーの流れです。流れが自然でないと、「何を伝えたいのか分からない」と感じられ、読み飛ばされてしまいます。例えば、メイクの手順を紹介する場合、ビフォー→下地→ファンデ→完成という順番が自然ですよね。
でも、完成写真が2枚目に来たり、途中で関係ない画像が挟まると、読者の頭の中が???になってしまいます。インスタの編集画面では、画像の並び順をドラッグで調整できるので、投稿前に必ずチェックしましょう。そして、1枚目〜最後まで「流れにストーリーがあるか?」を意識すると、ぐっと魅力的な投稿になります。
7-4. 途中に広告・宣伝要素を入れすぎる
10枚以上あると「途中で宣伝を挟んでも気づかれないだろう」と思っていませんか?でも、実は広告がしつこいと読者はすぐに離脱します。「この商品のここがすごい!」「買ってください!」という言葉が連発されると、押し売り感が出てしまいます。
カルーセル投稿では、まず価値を伝え、共感してもらってから、最後に行動を促すのが自然です。成功している投稿は、「知ってよかった」「ためになった」と感じた後に、やっと最後に“詳しくはこちら”が出てくる。この構成だからこそ、読者も前向きな気持ちでアクションを起こしやすいんです。
7-5. キャプションやタグで補足がない
10枚以上の投稿でありがちなミスが、投稿本文(キャプション)がない、または内容が薄いこと。「画像に全部書いたからキャプションはいらないよね」と思いがちですが、それは大間違い。キャプションは、投稿の意図を言葉で伝える大切な場所です。
たとえば「これは何についての投稿なのか」「どんな人に向けているのか」を明確にしましょう。さらに、ハッシュタグを適切に使うことで発見性も大幅アップします。また、内容に合わせて保存やシェアを促す一言も忘れずに。
8. 【応用編】10枚以上投稿を「売上」「採用」「認知拡大」に繋げる戦略
8-1. 投稿1本でCVに近づけるストーリーデザイン
「1つの投稿でコンバージョン(CV)まで繋げたい!」。
そんな方にぴったりなのが、20枚投稿を活かしたストーリーデザイン設計です。
10枚だった時よりも圧倒的に伝えられる情報量が増えたので、1投稿で“出会いから成約”までの流れを丁寧に組み立てることができます。
たとえば、最初の1〜3枚で「問題提起」や「共感」を提示。
4〜7枚目で「課題の詳細」や「現状のままだとどうなるか」を伝え、8〜12枚目で「サービスや商品の紹介」を挿入。
13〜16枚目には「ユーザーの声」や「ビフォーアフター」を配置し、17〜20枚目で「明確なCTA(行動喚起)」を提示すると、読み手を自然にゴールへ導くことができます。
このように段階的にストーリーを展開することで、読者が内容に引き込まれ、「もう少し話を聞いてみようかな」という気持ちを持ちやすくなります。
特に20枚投稿では、感情の起伏や論理的構成をしっかり組み込むことができるため、強い訴求力を持った投稿が作れます。
8-2. 投稿とハイライト・ストーリーズを連動させる方法
Instagramで重要なのは、投稿だけに頼らない導線設計です。
せっかく20枚投稿で深い情報を届けたなら、ストーリーズやハイライトとも連動させて、接触頻度を増やしましょう。
例えば、新商品を紹介する投稿を20枚で行った場合、その内容のダイジェストをストーリーズでまとめ、ハイライトに保存。
そこに「投稿をフルで見たい方はこちら」とリンク誘導をつければ、関心度の高いフォロワーが投稿をチェックしてくれます。
さらに、ストーリーズでは投稿内で紹介しきれなかった裏話や制作風景、Q&Aなど“補足コンテンツ”を発信することで、ブランドへの愛着や信頼感もアップ。
20枚の投稿で興味を引き、その後のストーリーズやハイライトで接点を継続できれば、自然と購買や問い合わせに繋がっていきます。
8-3. CTA配置の成功パターンと失敗パターン
20枚の投稿を最後まで読んでもらったら、読者の「次の行動」につなげたいですよね。
そのためにはCTA(Call To Action)の位置や見せ方がとても大切。
成功パターンとしては、「投稿の最後」に明確な行動喚起を入れること。
たとえば「無料相談はプロフィールのリンクから」「DMで“資料希望”と送ってください」といった、誰にでもできるシンプルなアクションを促すと反応が良くなります。
また、途中に“分岐型のCTA”を入れるのも効果的です。
「もっと詳しく知りたい人はこちら」「今すぐ申し込みたい人はこちら」など、読者の温度感に合わせた選択肢を用意すると、CV率が上がる傾向にあります。
失敗パターンは、CTAがあいまいだったり、目立たなかったりするケース。
特に投稿の最後に何も誘導がないと、せっかくの内容が“読んで終わり”になってしまうので注意が必要です。
CTAは「何をしてほしいか」を具体的に、そして繰り返し伝えるのがコツ。
読者が行動に移しやすいよう、目線を合わせて丁寧に導いてあげましょう。
8-4. カルーセル広告との違いと連動させるコツ
ここまで紹介してきたのは、いわゆる「オーガニック投稿(通常投稿)」ですが、Instagramではカルーセル広告も活用できます。
両者の違いを理解して上手に連携することで、さらに効果的なマーケティングが可能になります。
オーガニック投稿は、フォロワーを中心にリーチされる無料の投稿。
対して、カルーセル広告は、広告として配信対象を指定できる有料配信で、非フォロワーにもリーチ可能です。
たとえば、オーガニックの20枚投稿で「ストーリー」や「ブランドの世界観」を丁寧に届けた後、その投稿をベースに広告素材を再構成し、カルーセル広告として配信する。
この流れを作れば、ストーリーの一貫性を保ちながら新しいユーザーへの接触も可能になります。
さらに、広告では最初の3〜5枚に強い訴求要素(数字・実績・インパクトビジュアル)を入れるとCTR(クリック率)が高まりやすくなります。
20枚構成でテスト投稿をして反応が良かったものを広告に活用する、という“投稿→広告”の流れは非常に有効です。
オーガニックと広告、それぞれの特性を理解したうえで連携させると、より深いマーケティング戦略が構築できるでしょう。
9. Q&A|10枚以上投稿できない時の原因と解決策まとめ
Instagramで「10枚以上投稿したいのにできない!」と困っている方は多いですよね。実は、2025年から最大20枚までの投稿が可能になっているんです。でも、全員がすぐに使えるわけではなく、いくつかの条件や注意点があるんですよ。ここでは、そんなお悩みを解決するために、チェックポイントや対処法をわかりやすくまとめました。
9-1. 「選択枚数が10枚で止まる」時のチェックポイント
まず一番多いのが、「投稿画面で10枚目までしか選べない」というケースです。これ、焦っちゃいますよね。でも大丈夫。以下の3つのポイントを確認してみてください。
1. Instagramアプリのバージョン20枚投稿はv300.0以降でのみ対応しています。アプリストアで「Instagram」と検索して、最新バージョンにアップデートしましょう。
2. 複数選択モードの確認投稿作成時に、画面右上にある「複数選択」ボタンをちゃんと押しましたか?これを押さないと、複数枚の選択自体ができません。意外と見落としがちなので要注意です。
3. 選択順と表示数の確認選択した写真の枚数が「10/20」などと表示されるかチェックしましょう。表示されない場合、上記の設定やアップデートが反映されていない可能性があります。
9-2. 最新版アプリでも投稿できないケースの対処法
「アプリも最新にしたのに、まだ10枚以上投稿できない…」という方。これはちょっとイライラしますよね。でも、いくつかの操作を試せば、解決する可能性が高いです。
1. アプリのキャッシュをクリアスマホの「設定」→「アプリ」→「Instagram」→「ストレージ」→「キャッシュを削除」。これで、古い情報が消えて新しい機能が反映されやすくなります。
2. アプリの再起動 or 再インストール一度アプリを閉じて開き直すか、それでもダメなら削除して再インストールしてみましょう。これで表示不具合や反映の遅れが解消されることがあります。
3. スマートフォンの再起動スマホ自体に不具合が起きていることも。一度電源をオフにしてから再起動すると改善される場合があります。
4. アカウントに制限がかかっていないか確認ガイドライン違反や不審な活動があった場合、一部機能が制限されている可能性もあります。特にビジネスアカウントでは、投稿機能に影響が出ることもあるので要注意です。
9-3. インスタ側のバグや仕様変更の可能性と確認手順
すべての設定や操作を試してもなお投稿できないなら、Instagramの仕様やバグの影響も考えられます。
1. 段階的ロールアウトの影響Instagramでは、新機能は全ユーザーに一斉にではなく、段階的に提供されています。そのため、「友達はできてるのに、自分だけできない…」という状況も珍しくありません。2025年4月にはほぼ全ユーザーに提供予定とのことなので、少し待ってみるのも手です。
2. バグの可能性特定のスマホ機種やOSバージョンで不具合が出ることもあります。公式のヘルプセンターやSNSで「Instagram 不具合」などのキーワードで検索してみましょう。似たような症状が出ているユーザーの情報が見つかるかもしれません。
3. アカウント切り替えやログインし直しアカウントを一度ログアウトして、再度ログインすると機能が有効になることもあります。また、複数アカウントを使っている方は、他のアカウントで20枚投稿ができるかも確認してみてください。
9-4. 事前準備で防げる!投稿エラーを避けるための習慣
投稿エラーを未然に防ぐには、日頃のちょっとした準備や習慣が大切です。
1. アップデートをこまめに確認Instagramは頻繁にアップデートされるので、週1回程度アプリストアを確認するのがおすすめです。自動アップデート設定にしておくと安心ですね。
2. 投稿前の端末チェックストレージがいっぱいだったり、通信が不安定だったりすると、画像のアップロードが失敗することがあります。投稿前にはWi-Fi接続状況や空き容量をチェックしましょう。
3. 投稿画像を事前に整理あらかじめ投稿に使いたい写真や動画を、スマホ内のアルバムにまとめておくと便利です。これで選択ミスや順番の間違いも減らせます。
4. 投稿手順をマスターしておく実際の投稿作業に慣れていないと、途中で「戻る」や「選び直し」をして混乱しがちです。普段から10枚投稿で練習して、操作の流れに慣れておくのもポイントです。
ちょっとしたことですが、これを意識するだけで投稿ミスやエラーの確率がぐんと下がります。「備えあれば憂いなし」、ですね。
10. 【無料テンプレ付き】20枚投稿の設計・実行フレームワーク
インスタグラムの投稿枚数が最大20枚まで可能になった今、しっかりとした設計と実行フローを用意しておくことで、ただ枚数が多いだけではなく、伝わる・刺さる投稿をつくることができます。
ここでは、誰でも使える無料テンプレートを使いながら、目的設計から投稿後の振り返りまで一気通貫で進められる「20枚投稿のフレームワーク」を紹介します。
企画に迷わない、ネタ切れしない、効果が出やすい。そんな流れをつくるために、4つの視点で解説していきますね。
10-1. 投稿設計シート(目的・構成・CTA設計)
まず一番大切なのは、「なぜその投稿をするのか?」という目的の明確化です。
売上アップ、認知拡大、保存数UP、採用促進など、目的によって投稿の構成が変わってくるからです。
たとえば、保存率を狙うなら「図解やチェックリスト」で構成し、クリック率を狙うなら「興味を引く課題提示」から始めるのが基本です。
下記の3つのポイントを、テンプレートに当てはめながら決めていきましょう。
1. 投稿の目的(KPI)
2. 枚数ごとの構成案(起承転結)
3. 最後のCTA(行動喚起)
構成は、たとえば以下のように設計します。
- 1〜3枚目:引きつけ(課題提起、共感、Before)
- 4〜16枚目:情報提供(解決策、事例、比較など)
- 17〜19枚目:まとめや再確認
- 20枚目:CTA(リンク誘導、保存喚起、シェア依頼など)
「誰に、何を、どう届けるか」を一度シートに書き出してから、画像や文章の制作に移ると、全体のブレがなくなりますよ。
10-2. スライドタイトル用テキスト例集
インスタの20枚投稿では、1枚目のタイトルが命です。なぜなら、フィード上で目にするのは最初の1枚だけだからです。
さらに、中盤や終盤のタイトルも工夫することで、読了率や保存率が大きく変わってきます。
ここでは、すぐに使えるスライドタイトルの文例をいくつか紹介します。
数字・疑問形・結果表現・矛盾表現などを取り入れるのがコツです。
- 【完全保存版】初心者でもできる●●の手順20ステップ
- 【9割が知らない】やってはいけない●●の習慣
- 【無料テンプレ付】●●の設計ガイド完全公開!
- 【●●した結果】実際にやってみたらこうなった!
- 【保存推奨】●●で失敗しないためのチェックリスト
20枚投稿では、「飽きさせない構成と変化」がとても大切。
タイトルにも小見出しのような役割を持たせ、途中での離脱を防ぎましょう。
10-3. 投稿後の効果測定シート(保存率・離脱率・クリック率)
投稿はしたら終わり…ではありません。
しっかり振り返って、改善することが次回投稿の質を上げるカギになります。
そこで使いたいのが「効果測定シート」です。
以下の項目を数値で記録しておきましょう。
- 保存率:投稿を保存した人数 ÷ リーチ数
- 離脱率:最後まで閲覧されなかった割合(推測:ページビュー平均)
- クリック率:リンクやタグをクリックした数 ÷ リーチ数
- 完読率:インプレッション数と保存・いいねなどの総合反応から推測
これらのデータをテンプレートに入力し、どの投稿が効果的だったか?
どの構成が最後まで見られたか?を見ていきます。
数字で見ると、感覚だけでは気づけない発見がたくさんありますよ。
10-4. 投稿テンプレ配布:PDF or Notion形式(導入可能時のみ)
投稿にすぐ使える無料テンプレートもご用意しています。
PDF形式とNotion形式の2種類があり、スマホでもPCでも編集可能です。
企画から投稿、振り返りまでを一括管理できるテンプレートなので、初心者でも「何から始めたらいいか」がすぐわかります。
テンプレートの内容は以下の通りです。
- 投稿設計シート(目的・ターゲット・構成案)
- スライド構成テンプレ(タイトル例・構成順)
- 効果測定シート(Googleスプレッドシート式)
- 保存率やクリック率の記録欄付き
このテンプレを活用することで、「考える時間」を減らし、「伝える質」を高めることができますよ。
導入時は、専用リンクから無料で取得可能です。
11. まとめ|投稿枚数の進化で「伝え方の質」が問われる時代へ
11-1. 10枚制限時代と今の違い
これまでInstagramのカルーセル投稿は10枚までという制限がありました。その中で、伝えたいことをコンパクトにまとめ、画像選定や構成に工夫を凝らす必要がありましたね。「どの画像を外すべきか?」と頭を悩ませた方も多かったのではないでしょうか。
ところが2025年のアップデートにより、最大20枚まで投稿できるようになりました。この変化は、ただ「倍になった」というだけではありません。一度の投稿でストーリーを完結させられる、より深い世界観を作れる、詳細なチュートリアルを分かりやすく伝えられるなど、使い方によって表現力に大きな差が生まれる時代になったのです。
また、UI面でも進化しています。例えば10枚以上投稿する場合は「1/20」などの番号表示に切り替わり、ユーザーにも「まだ続きがあるんだな」と伝わりやすくなっています。これは投稿を見るモチベーションを維持するためにとても重要な視覚設計といえるでしょう。
11-2. 見せるだけでなく「読ませ・動かす」投稿戦略を
これまでのInstagramでは「魅せる」ことが重視されていました。しかし20枚投稿が可能になった今、求められるのは「読ませて、動かす」投稿戦略です。
例えば商品の紹介だけでなく、その使い方、選び方、効果、レビュー、導入手順まで網羅すれば、ユーザーはその投稿だけで購入までのイメージが完成します。つまり、1投稿が1ランディングページの役割を果たすのです。
さらに「1/20」などの数字でページ送りの流れが明確になったことで、ユーザーにとってはまるでスライドショーを見ているかのような感覚。この視覚効果を活かして、ステップ式のチュートリアルや、ストーリー形式の体験共有、商品のビフォーアフターなど、「つい最後まで見てしまう」工夫が重要です。
今やInstagramは“パラパラ漫画”のようなストーリーメディアに進化しています。投稿の枚数が増えたからこそ、ただ写真を並べるのではなく、構成力やコピーライティングが鍵となる時代に入ったのです。
11-3. フォロワーとの関係性を深める20枚活用法とは?
20枚投稿を単なる情報量の増加として捉えるのではなく、フォロワーとの関係性を深めるツールとして活用することが大切です。例えば、こんな活用方法があります。
- ストーリー形式で「1日の流れ」を投稿:旅行、仕事、イベントの裏側など、時間の流れを追体験できるように構成。
- Q&A形式で悩みに答える投稿:「よくある質問」を1問1答でまとめ、読み応えと親近感を両立。
- フォロワー参加型コンテンツ:「どっちが好き?」などの2択を入れたり、コメントで意見を募ったりする形でエンゲージメントを向上。
特に重要なのは、投稿に「参加感」を持たせること。今のSNSユーザーは、ただ情報を見るだけでは満足しません。「自分も関わっている」と感じられる体験があって初めて、継続的な関係性へとつながります。
そして、20枚あることで、フォロワー一人ひとりに刺さる切り口を複数提示できるというメリットもあります。商品の特長を多角的に紹介すれば、どこかのタイミングで「自分ごと」として捉えてもらえる可能性が高まります。
今後のInstagram運用では、枚数をどう使い切るかよりも、「この枚数だからこそ伝えられるストーリー」をどう作るかが問われていきます。10枚制限が解除された今、投稿の質が、アカウントの価値そのものに直結すると言っても過言ではありません。

